2017年12月06日
・仕事はA園のパープルの剪定をしていた。朝、雪があったので昼からで、手押し車取りに行ったので「じゃあA園からやればいいか」となったのだ。ここも滅茶苦茶な作り方をしていた枝を整理して棚下で今年予定面積が埋まったのだが、まだ無駄な主枝の取り方をしていたので、それを大きく整理した。が、結構スカシバが入っているのを見るので、今年作った枝が途中からばっさり死んだりしたら嫌だな。さすがに今年伸びた分だけだと昨年までの冗長な主枝の面積は確保出来なかったが、合理化を進めていく上では必要。なかなか二年枝に切り替わらないのが悩みだが、これで一応は完成形のはず。
あと、今年もモズがやってきた。昨年のと同じ個体なのか、割とすぐに投げた餌を食べていた。最初、昨年の剪定の最後(というか、それなら今年か)の時のように大きな塊で投げたら食べるのに苦労していたので細かくしてやった。モズはほんと食べるの不器用である。また、飛ぶ時だけは細くなるが、止まっている時は丸くなっていて、保護色な事もあり良く見つけられなくなった。唐突にモズを見つけて目があうと、結構びっくりする。
・夕方からは買い出し、便所のウォシュレットの修理だが、どうせまたろくでもない部分が壊れて部品供給がないとかだろうし、分解する気も失せたので、分岐配管にコック付けて不要な時は締めておく事にした。どうせウォシュレットは水は一時的にしか使わないから、これでぶっこわれるまで使い倒してやる。
もう一つは食洗機の配管分岐で、今は蛇口先端に付けるソケットで対応していたが、これを使うと食洗機使っている間は蛇口が使えないし一々付けるのが面倒なので、蛇口をかさ上げして温水器用の分岐を取ってやる事にした。が、びっくりしたのが蛇口の値段、一番安い奴なら1000円ぐらいだろうから、そこに今のソケットアダプター移植すればいいだろうと思っていたら、最低でも3000円もした。え?こんなゴミが?って感じである(これもTOTO)。で、カクダイには水栓分岐用の製品があって、これが2200円ぐらい。多分、普通の人はこっち使うと思うが、私はこれでもなんか不満だったので、結局こっちもカクダイのボールコック(1300円)にねじ込みソケット(450円)を買った。温水側はチーズとネジ分伸びるので、冷水側も同じ長さになるようにニップル購入したが、長さがちょうどいいのが並んでいるのを見ると規格化されているんだろうね。明日、元栓止めて作業する予定。
・他は玄関のライトが暗いなぁと思っていたら、ダイソーに400円でE36の60W相当のがあったので買ってしまった。前のアイリスオーヤマのもダイソーのも昼光色の60W(810ルーメン)だったのだが、気持ちダイソーの方が明るかったので良かった。外した奴を付ける場所はもう残ってないんだが、暗くて困っているのは玄関の外ライトで、こっちはE17なのでLED化しても40Wタイプが上限で、すでに交換していた気がする。ハウジングを捨てれば明るくなりE26もアダプターで入るから、交換した方がいいのは事実なんだけどな。
・昨晩は結構強い地震があってびっくりした。猫を揺れが収まるまで見つめ合ってたよ。もっとも猫は地震そのものにどの程度恐怖を感じていたのかは分からないけれど。うちは本棚は一応固定してあるので近くに行くのは怖くないが、タンスの固定をしてないので、安全のために早急にしないといけないな。今回は認知されている断層とは家から正反対の場所のだったが、マグニチュード5.2で震度4、緊急地震速報は終わったぐらいにやってくる速さだった。改めて直下型や近くだとあまりアテには出来ないなと。真夜中だったから寝ている人も多いだろうし、難しい物である。
・まーた仙台育英の不祥事が出てきた。そうでなくても元スポーツ選手や元オリンピック選手、相撲などスポーツバカの悪事はいつまでも続く。真面目にやっている人には悪いが、かつてのように文武両道の人格薫陶なんてもう絵空事になっている。今年もとある行事で中学生の面倒をみたが、コミュ障で不真面目なのが野球だけやってる子だった。他に取り柄がないから野球やっているのか、親が野球だけやらせてああいう子に育つのか分からないけれど、やっぱり単能バカはいかんよなと。
・今日はNHKの契約の最高裁裁判が出るらしいが、もう裁判所なんて何の役にも立ってない、行政府の下請けになっているので期待していない。アメリカの弁護士並に滅茶苦茶な理屈を通すし、そもそも法曹界目指す人間なんてクズばっかだしな。こういうのが根っこの部分から日本を腐らせているかと思うとなんというかね。ここで最高裁が全部無効にしてNHKはスクランブルにすべきだし、過剰な利益で新社屋建てているのを公益性欠損と指摘して国営放送化するとか言い出せばいいんだけど、まずそんな提言出せないな。
以前はラジオだけはNHKも良く聞いていたが、それはNHKが面白いというより民放が面白くなさ過ぎるという消極的な理由だった。しかしNHKもどんどん面白くなくなってきて、ラジオもすっかり埃を被ってしまっている。
・今日の小ネタは反跳爆撃について。Ju87のR型は海上型ではあるが、艦船に対して急降下爆撃を行っていただけではなく、反跳爆撃を行った最初の機体であると言う資料があった。どうもイタリアあたりの部隊で試験的に行われたらしい。艦船に対しては水平爆撃では命中が難しく急降下爆撃も決して楽ではない。戦車のように対空防御が低い物、上面防御が弱い物ならばトップアタックを小型爆弾や37㎜で行えたが、艦船はどちらも有効ではない。で、艦船の喫水付近に向かって爆弾を低空(50m以下)で投下し、跳ねて喫水の下あたりに沈ませてから爆発させる方法が考案された。私はてっきりぶつけて爆発させる接触信管かと思っていたが、接触させない時限信管だったらしい。まあ、水面で爆発しちゃうもんな。
さて、この方法は重装備ではない商船とか輸送船程度だと効果があった訳だが、投下後に母機も艦船の直上かその近くを通り抜ける必要があるため猛烈な対空砲火にさらされるという大きな欠点があった。悪く言うと特攻の一歩手前である(逆に特攻は水上部分にしかダメージは当てられないので、撃沈はしづらい)。一応日本軍も後にテストしているが、落下した爆弾がはねて母機の尾翼をぶっこわして墜落という憂き目にあっているので、そういう危険もあった。
で「そんな喫水下に高精度に攻撃与えたければ雷撃機で遠方から投下すればいいじゃん」と思う訳だよ。ドイツは雷撃機はないの?と思ったら、一応あった。ただ、水平爆撃機が魚雷詰めるというタイプなので、雷撃専用という訳ではないみたい。Ju87にも雷撃装備は検討されたが実現していなかったらしい。ま、海上戦は諦めきっていたんだろうかねぇ。
水平爆撃機による雷撃が駄目なのかは難しい問題だ。日本だって一式とかで戦果を上げており制空権があれば有効な戦術だと思う。上で書いた日本軍の反跳爆撃のテストも一式でやっていたはずだし。しかし、制空権が無いとか、搭載空母が限られるとか、結局鈍重だと雷撃後の離脱が難しいなどがあったんじゃないかと思う。で、ドイツは重戦闘機のMe410にも雷撃装備が出来たらしい。もっとも。調べて居て、やっぱりナチは駄目だわって問題もまた見つけた。
Me410は名前のようにメッサーシュミット社の物である。私はそれなりに良い機体だから使っていたんだろうなと思ったが、調べるとまたナチとメッサーシュミット博士の癒着の結果みたいな物でうんざりした、こんな事やってるから負けるんだよ・・・Me410は元はMe210という双発重戦闘機、マルチロール機だった訳だが、翼端失速からスピンに陥りやすいという大きな欠点を持っていた。本来なら採用中止とかになりそうだが、ナチとの癒着で出来レースだったためライバルがおらん状況、結局この前のBf110を終戦まで作り続ける羽目になったらしい。もちろんBf110(バイエルン)も途中からはメッサーシュミット名義になっているのでMe110という場合もある。こっちはそれなりに良かったとも言えるが、ある意味Bf110の採用がドイツの空軍力の低下の大本だったのかも知れない。
というのはBf110もコンセプトはMe410/210と同じだった訳でコンペをひらき、我らがフォッケウルフからはFW57(詳細不明)、他にもヘンシェルだのがBf110より要求に沿った製品を提出した。このコンペだと重武装の3名乗りの防衛銃座付きという「強攻型爆撃機」に近かったのだが、Bf110は小型化を進め戦闘機としてもある程度使える運動性を残した。いや、それはいいんだが、いくら性能が良くても要求性能が違う物を出しては駄目であろう。いくらF22が高性能でも対艦ミサイル運用母機コンペをやればF2が選ばれるように、本来はBf110は問題外・・・だったはずだが、ナチと政治力を利用してメッサーシュミット博士はこれをゴリ押し、結局採用されてしまった。
これに怒ったのかこの後フォッケウルフもFW187という双発戦闘機を試作して、Bf110より高性能に仕上げている。つまりコンペコンセプトを無視していいのならこういうのが出来ますよアピールだった訳だが、メッサーの思惑はもう性能が優れている物を作る事ではなくドイツ空軍に売り込む事だった訳で、すでにこの枠は全部Bf110で占められていて採用はされなかった(一応試作は何基か作っている)。が、Bf110はやがて時代遅れになったのは書いた通り。その後継のMe210ではライバル社はコンペに参加していない。というかMe210はBf110初飛行直後に発注されており、穿った見方をすると「Bf110を政治力でねじ込んで見せたけど、性能はFW57はヘンシェルに劣るから、改良型を出して納得させてね」というドイツ空軍とナチの要求をさらにゴミ作って恥の上塗りをやったのがMe210と言える。つまり、ルフトバッフェの没落の影にはメッサーシュミットの独占で他社がそっぽ向いたのが少なからずあったのではないかと。
事実急降下爆撃機で戦前から終戦まで使われたJu87にしても、本来なら新型が出ていて当然である。事実ユンカースはJu187というプランで引きこみ脚の急降下爆撃機を考えたが実現していない。他にもJu88とかその発展系などドイツがユンカースを使ってないという事は全く無いのだが、こと機体開発に関してはユンカースは完全にナチを嫌って不参加という説が有力な感じがする。むしろユンカースはエンジン供給にまわってフォッケウルフ系やHe系にユモを多く回している。メッサーはダイムラーだったからね。
もしメッサーシュミット博士の政治的な介入をヒトラーが否定しゲーリングを更迭していたら、もっと高性能で製造しやすい戦闘機がドイツにあふれ、戦争はもっと有利に進んでいたかも知れない。ヨーロッパでイギリスが降伏すれば対ソ戦争に専念出来てスターリンもシベリアで果てていたかも知れない。そうなれば日本も太平洋戦争で勝て・・・はしなかったろうな、こっちもこっちで腐ってたし(笑)。でもまあ日本の苦戦はドイツの苦戦の影響が少なからずあった訳だし。そう考えると日本におけるメッサーシュミットは堀越二朗だろうな、確かに名機を一発当てたけれど、おかげで政治的存在になってろくな後継機を出せないまま既存機の改修で終わったという所がそっくり。
日本におけるスター設計者という意味だと97式軽戦から疾風まで作った小山悌(やすし)の方がずっと4番打者だったと言える。軽戦闘機である隼から一転、鍾馗で重戦闘機を作り上げ、その折衷というか昇華された疾風は日本帝国時代の最高傑作と言われている。が、見て分かる用に全部陸軍機であり、海軍機ではない。前知ったが、空母運用の制限がある海軍機の方が性能を追求しづらく、はっきり言えば低性能なのを前提に使うべき機体であった。だから海軍が占領した陸上基地、ガダルカナルでも硫黄島でもいいんだけど、そこでゼロ戦を運用した事自体が本当は良くない。が、拠点を海軍が取って陸軍が防衛なんてのは当時の日本だと絶対無理だったろうからなぁ。だから、日本のケースで「小山が海軍機まで手がけていたら」というのは残念ながら当てはまらないだろう。また、陸軍機が空母運用出来ないのは有名な話だと思うが、実際は「発艦だけ」なら結構重い物でも飛ばせる。というのは、空母が風上に向かって加速して飛ばすので、30ノットは必須=55km程度は出ている訳、さらに向かい風が5mぐらいなら、18kmあたりに相当するのですでに70kmぐらい出ている。
実際、アメリカ軍は日本を空襲する時に中型爆撃機のB25を空母発艦させている。それじゃ戻ってこられないのだが、そのまま日本海を抜けて中国大陸の陸軍の基地まで飛ばしていた。そういう「挙国一致」があったから、ああいう真似が出来たのであり、日本のように挙国一致と良いながら軍閥で内紛やっていた無能とは違うのである。
・明日は剪定、会議。懇親会は出たくないな。
Posted at 2017/12/06 19:32:29 | |
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