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暇人ぶぅのブログ一覧

2017年12月07日 イイね!

剪定・マキタ電動ハサミ・鍵の秘密

 ・仕事A園の剪定、パープルの苗木の誘引をしながら成木の間引きを行っていく。今年やって思ったのだが、先端になる奴は平行整枝にするにしても基部を多少は棚下線に沿って誘引してから開いた方がいい。直角に出ていると、どうしてもへんな主枝になってしまうか、誘引時に折れる。また、ある程度成長した木だったので、別の問題も発生している。主枝が負け枝になるのだ。
  うちの園は基本WH型だが、さらに言うと「戻しでWH」「主枝取る順序で調整したWH」「無調整か基部よりで棚下取っちゃったWH」に分けられる。苗木は基本戻しか調整入れた誘引だが、移植物は主枝が良く駄目になるので「とりあえず樹冠拡大優先」で管理するため雑になりやすい。そして、無調整が樹勢コントロールに失敗しやすいのは当たり前なのだが、戻しのWHが意外と失敗しているのを発見した。苗木の場合は戻しは1年遅れなので基本負けないのだが、移植の場合も同じように新梢で割り振ってても戻しが勝ちたがる。下手すると先端の分岐取れてないのに戻しの主枝は棚下1間ぐらい埋まってたり。普通なら勝ってるその枝を主枝に持ち上げる処理をするのだろうが、WH型は戻し方向が固定なので都合よく別の戻しが反対に出ていない事が多い(欠いてる)。
  他はアルミホイル養生の結果を見ているが、成功気味な所もあるけれど、やはり太すぎる所は良くないし、癒合材もなんか良くないような感じがする。あらゆる薬品に言えるけれど、細胞にダメージが行くので、アルミホイルで保湿するんであれば癒合材無くて水苔だけの方がいいのかもな。そして太い切り口を作らない事がもっと重要なんだろう。
  剪定は棚下短梢であっても夏期管理より高い場所を触る機会が多い。ためか、どうも広背筋周辺が痛くなっている。ここ3日ほどで”リハビリ”も進んだ感もあるが、一日ぶっ通しというのはまだ無理だな。

 ・その後は会議だった。マイクがやけに素晴らしくてPA機材の進歩を感じた。内容は先日の下準備の話の通りで、比較グラフ等はかなり増えて希望通りだったと思う反面、内容が煩雑すぎて果たして参加者全員がここまで把握する必要があったのだろうかと思ったりもした。まあお願いした資料が出る事は嬉しい訳だが、グラフ等でもちょっと訳分からんミスがあったりしてデジタルに処理しただけの物ではないのか?といぶかしんだり、そんなのを検証する気力もないし。懇親会も似たようなメンツだけだよね、元気なのを見ると嬉しいが、あと何年頑張れるだろうか?って人が多いし、秀品出してても面積小さいとかね。
  あとは植物生長調整剤の会社の吸収などが大きなニュースだったかなぁ、大企業の大きなうねりを感じる。あと、入り口でマキタがブースを作って宣伝をやっていた。遅れてきたのにのんびり見学して入ってしまったのだが、マキタも電動のハサミのプロ用をアップデートしてきたみたい。”みたい”というのは、マキタの存在はファコムやMAXに比べてかなり低く、あまり興味がなかったのが本当の所だからだ。物としては他のプロ用に比べハサミが華奢に見える。まだ芯が青い枝なのでスパスパかと言うと皮が残る感じで、はっきり言うと切れ味は悪く感じる。華奢な刃が反らないようにハマグリにしてあるのかも知れないな。レスポンスはうちのと同等、小振りな分取り回しは良く、まあ実用上は問題はないと思う。
  ただ、価格を聞いたら17万なんぼと言っていて、バッテリーを聞いたら18V二つで36V仕様でソロバッテリーでは動かない。カタログを見るとそのバッテリーが2個付くと22万を超えていて「あ、マキタはもう駄目だな」と。あと、切断本数は84000だったかな?バッテリーは背負いでコードであるから重さ云々って話ではない。なんで自らのメリットを捨てるような商売をするのか、私はマキタの戦略重視の商品開発はそっぽ向かれるだけだと思う。
  なぜ36Vの2セルが駄目なのかと言うと「必要ないから」である。既存の物を見れば分かるが、実用上は14,4Vタイプで充分である。84000本というのを考えて欲しいのだが、一反のブドウ園に新梢(剪定が必要な枝)が何本あるかご存じだろうか?デラでおそらく1万本前後である(12000房で一新梢平均1.5房として8000本)。剪定で一発で切る事が出来ないと言っても、一本を3,4回切る事は稀である。また1反を一日で剪定しきる事もまずない(てか無理ぃ、そんなん出来るなら冬場の果樹農家は半月も仕事すりゃ他にやる事なくなるわ)。性能低下を見越しても1万カットあれば大半は平気なんである。つまり8万カットを可能にする容量は要求から出た数字ではなく、単にメーカーが2セル(正確には2パックで10セルとかかな)で売りたいだけである。うちで言えば14.4vの2.5A(35W)でも冬場の日照時間なら持つ。36Vの6Aだと200Wもある。5万もバッテリーに投資させてデッドウェイトなのはどうなんかと。うちのバッテリーコストは5000円ぐらいだぞ。
  またマキタは新型バッテリーをさらに特殊にしてメーカー縛りを強くしている。今は互換バッテリーが後から格安で出るため、ID管理とかいらん事やってすっごい割高にしてセイフティーと称して使えなくする仕組みをどこも入れている。ユーザーの囲い込みだが、もちろんユーザーにはメリットなんかない。さらに2パックにすると問題になるのはバランスで、セルが増えれば増えるほど不良問題が大きくなる。極端に言えば1セル不良で2パック10セルが使い物になりかねないし、買い換えも両方同時が推奨されるだろう。
  なんでそうまでして高電圧化するかだが、一つはハイパワー化で、電動チェンソーみたいな分野だとまあ分かる。また容量に関しては運搬車でまた分かる。また、こういうハンディー機だと内部配線を細く出来てロス低減と高効率化、軽量化、コストダウンが見込める。が、電動剪定ハサミはハイパワー化しても意味がないし事実マキタのもそういう感じではない。軽量ななりのパワーって程度だと思う。あと、切断速度も下手に速くする必要はない、危険になる。そして本体は特に安くなってない上、セルを二つも積むので背負いである。確かに海外製品にも背負いはあるが、私は冬場色々運ぶ上で背負いまでしょわされるのは正直面倒である。1セルで腰袋に入ってくれる方がよっぽどありがたい。
  私はマキタを否定したい訳ではない。専業メーカーのセルが特殊で入手性が悪い事は経験しているので、電動工具のリポが使えるモデルは期待されている。が、明らかにメーカーのゴリ押しの36V系システムは余程の情弱でないと買わないだろうし、デモをちょっと使った限りだと軽い反面剛性や切れ味に不満もある。そして価格である。いっくら少量しか売れない言っても輸入品じゃないんだ、ましてバッテリーとかまでは汎用なんである。大工みたいな連中で電ドリセット6万ぐらいでもアホみたいに高いと感じる訳だし、10万超えたら考えないでいいと思う。両手ハサミかリンク機構ので充分だ(持病持ちは抜かす)。

 ・昨日、小山悌と堀越二朗の事を考えながら運転していて、ふと家が目についてそういえば・・・と思った。私が好きな家は正方形に近く総二階の片流れ金属折り板屋根かせいぜい切り妻トタンの縦葺きである。先日とある所でそうでない実家の悪口言ったら、設計士がお知り合いだったみたいで肝を冷やしたが、実際うちでは無用長物になったゴミ装備をオミットするなど分かっている人だったので分かってくれる・・・と思う。ともかく、今は設計士が作る家なんて敷地が狭くて既存住宅が収まらない所か、余程高収入で見栄になる家だけじゃないかと思うよ。で、その見栄の正反対にある商用車みたいなのが私が好きな家なのだが、評判は良くないと思う。
  理由としては、そういう家は素性がいいから逆に徹底的なコストダウンを行った文化住宅とか建て売りの安売りとか、安かろう悪かろうが評判を落としたのではないかと思う。あとは売り手側が付加価値という無駄の押しつけのキャンペーンを続けている事だろうかね、そこらへんも車と一緒だ。私なんか、無駄に切り欠きがある家、段違いにしている家、へんな庇を付けている家を見ると切り取りたくなるけどな。へんな段差があればそれだけ無駄な作業が増えSV比が悪くなり部材が必要になり断熱性も悪くなり漏水の可能性の箇所も増えるじゃんと。
  確かに建具が悪く防水性が全く無かった頃の家屋は深い庇が必要であった事は分かるし、建坪率とか色々あるんだろうけど、例えばイギリスの「領主様の屋敷」(マナーハウス、マンションの語源)とかも気持ちいいぐらい長方形よ。日本みたいに庶民が住宅をゴチャゴチャにしているなんて事はない(寒さがもっと厳しいのもあるだろう)。いつから家を二条城とか城のようなモチーフで作ったりしだしたんだろうかね。
  日本の住宅は海外より特殊だから割高でも仕方ないという宣伝が横行しているけれど、阪神淡路大震災の時にはパネル工法(2×4)の耐震性がどれだけ立証された事か。日本だけ建築方法や規格が乱立していて割高というのも怪しい話で、プレファブの工場生産でスケールメリットが目に見えて違うほどあったら問題だろう。人件費が高い問題もそっちで大分解消されている訳だしな。一つは明かに中間マージンや利ざや取りすぎなのと、それでも売れる(売れた)景気の良さ、見てくれや仕上げに異常に気を使った結果ではないだろうか。まあ後は既存住宅がストックとして役に立っていない問題だよな。ぶっちゃけると、伝統工法とか従来工法の古い奴は、例えば熱帯の高床バラックとか、中東の日干しレンガとかに存在として近いのではないだろうか。
  あとは、関税とか独自規格での保護貿易での建材メーカーの暴利である。繰り返しで申し訳ないが、私がパナソニックを嫌いなのは、あそこは住設で独占状態にあるため、恐ろしく割高でバカみたいに機能バブルな製品などを売っている。新築が売れると一番暴利を取ってるのは建材や住設だと思う。そうやって不真面目な商売した結果、まだ生き残っているとも言えるが。TOTOもそうで、昨日見つけた蛇口だが、ネットで類似品を見るとやっぱり1000円以下だった。なんなら海外製品っぽいので800円のが国内メーカーの4600円の値札のと同じ機能だったりした(耐久性とか不安もあるが、どうせ国産も海外生産だ)。

 ・先日ミニキャブに付けた工具箱だが、掛け金のクリアランスが狭く、振動で開いてしまう事もわかり、ちょっと失敗。外して付属の錠を分解してうちので使えるようにしてやる事にしたのだが、結構びっくりした。ちょっと防犯上あまりつまびらかに出来ない事もあるので、正確ではない事があるのはご容赦。
  一番びっくりしたのはキーの山をどこまで読んでいるのかという話。現代の自動車(っても大半がもうディンプルやICロックやキーレスだろうが)だとキーシリンダーのピッチをフルで読まないで開く鍵も使われていると聞いた。自動車盗難で話題に出たのだが、イグニッションキーは開けないと偽造出来ないが準備は当然無理なので、トランクなんかでキー山を読む手口があったらしいが、トランクは全部があってなくても開く事もあるらしい。まして軽トラの工具箱なんてセキュリティーなんかオマケだろうと思っていたら違った。そして、キーを見れば分かった事ではあるが、キーの分類も普通に読めた。うちのは5山で4通りの高さで、部品にそれが読める箇所がある。ん?って事はキーの種類は4の5乗1024しかないのか。あと多分単なる棒状態の”ぞろ目”やそれに近いのは無いだろうしなぁ。現実には1000通りぐらいって事か。で、分解するとキー山高さで変わる部品が自由に組み替えられるので、うちのキーに近い高さのを入れ、無い所のは抜いといても全然問題ない。外側から壊す方法は案外なく、こんな事を言って良いのか分からないが、「鍵を壊して外すぐらいなら、箱壊す」事になると思う。

 ・明日も剪定、終わったら音楽会、もし時間があれば改めて一人声を掛ける。
Posted at 2017/12/08 01:04:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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