2017年12月29日
・一年を振り返ってみたい。10大ニュースのように書こうと思ったが、どうもそういう切り口だと上手く行かないので適当に区切る。
まず事業は総体としては貯金が増えもせず減りもせずという低空飛行だった。昨年までは補助金が少し入っていたのが無くなったが、一応バランスは取れた感じ。作物別だと米は盗まれるので換金し、そこそこになったが、借りてる水田が駄目な土地なのでロスが多くてペイはしてない。春先の低温で水温が低く成長が遅く、藻類の繁茂で除草剤が効かないなど。でも1年ぶりだけど、とりあえずは出来た感じではある。
ブドウは品種別、一番は今年も巨峰だと思われるが、樹の高齢化により果実がどんどん小さくなっており2Lが多かった。これは空梅雨だった事なども影響していると思われ、潅水が必要な場面が多かった。反面後半は雨が多くて出荷に手間取った。糖度などはそこそこ良かったが、主枝の欠損も増えてきており、早急な改植が必要だと感じた。新しく植えた方はカラス害や乾燥での果実の不良で混入が酷く、本当に酷い物を出さざるを得なかったのが悔やまれる。食入も多く将来が読めない。
2番目は恐らくナガノパープルである。こちらはさらに水不足に苦労しており、畑に保水性がない事から遠くから用水をもらって潅水を何度もしたけれど、品質的には2Lが多かった。また末端価格はシャイン並で価格を期待したが、なかなか表示されず結果を見たら落胆せざるをえない価格で農協系に出すのやめようかと思うほどだった。ただ成木では品質はどんどん向上しており成園も出てきて売り方次第と言った感じだ。
3番目はデラだろうが、思い出したくもないが反省なので書くと、手間を食い過ぎる上、最近の盆後の雨に弱すぎて裂果が多発、そこから病気も広がりやすい。また鳥害にも遭いやすく、今年も1園つぶした。
4番ピオーネは品質的に良かったはずだが評価はイマイチのままだった。周囲が着色不良の中、赤熟れなど無かったのだが、選果場の検査のブレが酷く出荷したくなくなる。今年はベトを封じ込められたので良かったが、改植のパープルが成長しているので、来年が最後だろう。
番外はナイア・スチューベンは完全に捨てたので伐採案件である。スチューベンは得に立地もあり手を入れられないので返却だな。ナイアも切っておけば良かった。ワイン用品種はワイナリーの都合で全く仕込んでもらえず契約云々の話もへんな方向に行ってるので、おつきあいは別として他の所を探す方向で考えている。苗ではシャインマスカット園がさらに成長中だが、やはり王型は成園に3年欲しいなぁと言った感じ。今年も一応枝は規定まで伸びたが、冬を越す力がなく、来年結果させられるかどうか微妙。フルメット使用で物にした人もいるので、房数を制限してフルメットって感じだろうか
事業で忘れてはならないのは運送費用の上昇や規格の改定、現場での価格のゴタゴタなどでヤマトを使いづらくなった。実際ヤマト上層部のアマゾン問題などで現場がかわいそうという風潮になって値上げやむなしと言う世論が形成されたが、そもそも賃金配分をしっかりやって人員を確保してネットワークをやれるだけの金を取ってない訳ではなく、上層部は叩かれる事で逆に値上げという実を取った感じがある。ただでさえ寡占だから来年からは運送切り替えしたい。あ、輸送事故は今年は一件もなかったのは評価。
家だと兄弟に子供が出来たり結婚したりがあったが、親の金頼りなのもいたりしてモヤる。別にもらう事は自由だが、ちょっと生計立つのかと言うか。親はもう長い事しゃべってないのもいるが、私物を盗んだり壊したり言葉で言っても分からないし、本人は独善的に良かれと思っており自己評価もすごいらしいので、何にも言う事がない。引退もせず会社の若手を圧迫している感じで、家だけでなく社会でも老害化まっしぐらっぽい。立ち入り禁止と書いてあっても何も読まず入ってくるし、近距離で高齢になった親と暮らすもんじゃないなと。
・部屋の断熱、作業スペースがまだ空かないので、とりあえず既存の障子の改修から行う事にした。障子というか磨りガラスなんだが、厚さ1.6㎜であちこち角がかけている。幸い枠は2.8㎜ぐらいあったので、プラダン2.5㎜を切って入れて対応、そのままだと一枚ものなので裏に障子を貼った。が、どうせペアガラスにするだし、さらに太鼓張りにしたり、前のプラ段が残っているのは残したりしてトリプル仕様に。
お陰で暖かさはMAX!なんでこの程度の改善をやってなかったんだろうねぇと思うが、二重窓がいらない訳ではない。というのは障子は建て付け精度が悪いので気密はかなり低いからだ。また、熱源がないので温度が下がる事は下がる。今日のように晴天で蓄熱できた日は比較的マシだが、それとて不凍液や石に蓄熱している訳でもないので抜けるのも早いし、温室からも送風頼みなので床とかの温度が上がらない。結局天井だけ高温になるだけだ。
・そして風呂に入ろうと裏口の栓をいじろうとしたら、壁から氷柱が出ていた。うおおお、壁体内漏水やんけ!最悪だ・・・考えられるのは先日延長した水道管関係での漏水だが、もしかしたら凍結の影響もあるかも知れない。はああ、ほんと鉄管の配管は後から触りようがない所に作ってあって最悪である。うちは特に壁をまっすぐ貫通しておらず、埋設でもなく、壁の中で曲げるという最悪の施行をしてあるので、外側から修理は出来ないし、内側もキッチンの鉄板類を全部外すとかもう板金やりなおしレベルで嫌になる。現在の家はポリ管になっているので、そういう修理をしたい所だが。そういや、この家は水道管の所が一度いじった跡があるので、すでに一度ぶっ壊れたのかも知れない。案外壁壊したらすぐ裏に破損箇所が出てくるかも知れないが、気の進まない話だ。
・ミライースの下回りの補強バーの切り出しやったが、やっぱりレーザーは測量が滅茶苦茶楽でいい。下回りのような所だとスケールひっかけようにも曲がって落ちちゃうから難しいしね。まあテープで貼れば出来るんだろうけど。全通じゃなくて内側だけに落とすような加工にする事で、2.75m材一本でリアパフォーマンスバーA,B両方取れて、さらにセンターフロアの結合も取れた。ただ、これが入れられるのは前側だけだ。太鼓以降はパイプが邪魔っくさい場所に張り出していて通しようがない。またパイプの素材も今時スチールらしく、かなり浮き錆(フジツボみたいなの、いや、マフラーじゃなくて海の)が出ていた。一体成型だとか色々いい点もあるみたいなんだけどね。
一番苦労すると思われたのは当然ながら曲げがあるリアパフォーマンスバーA(仮称)の方、ベンダー買おうかと思ったけど○パイプは曲げられても角パイプは駄目らしい。当て金が丸パイプって事もあるし、角は曲げると座屈しやすいってのもあるんだと思う。実際そうなったし。サイド部分をがっちり挟み込めば外側に折れる事はなくなるはずだが、どのみちRを大きくしないと駄目だな。とりあえず炙ってみるか・・・とやってみて適当に曲げたら曲がった。曲がったんだが、炙ったのとあまり関係なく、クランプした場所で曲がった感じだし、1箇所でガクンと曲げたので汚くなってしまった。まあ補強入れようと思えば可能だし、曲がってくれただけ良しとしようか。片側はバーが長い状態で曲げたので比較的簡単だったがもう片側は切り離した後だったのでかなり面倒だった。25角t1.6が曲げられる限界だろうなぁ、強度的には曲げた後でも十二分にあるし。
:ハッキンカイロ再び使用、やっぱり体感温度がかなり違う。下手したら軽く汗が出るほどだ。ちょっと予想外だったのはベンジンの消費量で、2個を毎日使うとさすがにすぐ無くなってくる。すでに500mlの半分がなくなってしまった。250mlを20(8時間×2)で12日だから2週間ぐらいか。満足度は高いが、ランニングコストはちょっと痛いな。特にベンジンは販売店のマージンが大きいらしく、安くて500円、高いと1000円を超える。うちは700円ぐらい。ネットだとまとめ買いすれば実費500円以下に出来るので、今後を考えればそれもアリかな。
ハクキンカイロの純正は最近廃盤になって、同じ配合であるという事でNTベンゼン(今使っている奴)とエビスベンゼンが指定になった。純正が非常に高い事に驚いていたが、どうやら廃盤買い占めでプレミア化していただけらしいし、メーカーが後継品を同品質保証した事で安心して買えるようになっている。が、純正指定だからか若干割高で、この下にオクダ化学のベンゼンがあって、こちらも評価はいいし一本100円は安い。さらに下のAベンゼンはカイロ用ではない模様。
・共産主義国の国旗は赤が用いられる事が多いし、日本共産党の新聞は赤旗である。海外でもレッドパージなど「赤=共産思想、社会主義」となっているが、その由来はどこなんだろうと思って調べたら、フランス革命以降にそういう思想を示すシンボルとなったとウィキにあった。そういえばと思って有名なドラクロワの民衆を導く自由の女神を見ると、彼女が掲げている旗は赤であった。簡単に言えば革命派は赤。
もちろんイデオロギーの建て前は実体とは違う事もあるし、主観的な話でもあるので、ソ連と戦っていたドイツ、とりわけナチ党は国家社会主義ドイツ労働者党と言う事から赤色を派手に用いた旗を使っている。まあナチも革新派だった訳だし。対義としては明確ではないが帝政や王制派は白とされる事が多いみたいだ。フランス革命だとブルボン朝の百合の花と説明されるし、ロシアの白軍も帝国時代の軍隊(なので赤軍とは折り合いが付かなかったのね)。
・明日こそワイナリーで牛ホホセット食べて一年を締めくくりたい。
Posted at 2017/12/29 23:39:06 | |
トラックバック(0) | 日記