2018年01月10日
・今日もかなり寒かった。雪こそ降らなかったが凍える。昼間イオンモールに行ったが人もまばらだったし、さっそく飽きられているというか「高くてアクセス悪い割に欲しい物がない」状態が見限られている気がする。高校生が勉強とかしているのがちょっとだけ。確かに暖房空調は便利だから、そういう用途にはいいんだろうね、それがお店としてメリットなのかは怪しいけど。買う物がないのでラーメン食べたが、有名店のテナントだけどなんかイマイチ。二朗系だけど野菜高いからモヤシも少しだけだし、化学調味料マシマシって感じで後から腹が・・・
大型ショッピングモールのメリット・デメリットだが、客からするとワンストップで物が買えるというのは魅力のようだが、大型の物はむしろ駐車場が遠くて買いづらいし、複数店舗の駐車場に横付け出来る事を考えると車社会ではむしろマイナスである。またテナントからすると高額のテナント料や制限は中規模店だと入る意味がなく、小規模店だと品揃えが乏しく収益性が悪いという事に繋がる。結果として飲食店のみメリットがあるように思う(あとはアウトレットモールかな)。確かに他のエンターテイメントが無い北海道だとイオンモールしか行くところがないみたいな道民激怒させる話もあるそうだが、本州展開は中規模都市(多分30万~40万ぐらい以上)を狙っており、そういう所でイオンモールの魅力なんてのは情弱か自動車無い高校生だけなんじゃ・・・みたいな気がする。あんな大がかりに建てたけど、収益悪化で廃墟化したら、それはそれで楽しそうだけどな。ぶっちゃけ、はるかに小型だった前の店の方が面白かった気がする。あ、メリットとして、前の店は出稼ぎブラジル人とかが多かったのが今は見ないな。
最後にびっくりしたのは駐車場、今日はメイン駐車場が空いていたので停めたのだが、入り口にへんなラインカメラ(バーサタイルを逆に使ったようなの)があった。帰りに駐車券を入れようとしたら「0円です」って出てバーがさっさと開いてしまった。思うに、あれ、自動でナンバー読み取りとか車種認識やって制御しているんじゃなかろうか。確かコインパーキングでも同様のシステムが出来てバーがないタイプがあると聞いたが、悪用とか色々考えて最初はペーパーオンリーだったのかな。今もペーパーメディアのチケットは出ますけどね、割引とかも必要なので。
・うすた京介がツイッターでアシスタントの残業支払いをしなかったブラック漫画家を擁護する発言をしていて、「京介さんの小話好きだったのに・・・」となった。うすた京介が面白かったのはすごいよマサルさんだけで後のはちょっとは読んだけれど作者が汚れていくというか人品が下がっていく感が好きじゃなかった。一発屋なんだけど、それでもマサルさんは一時代を築いた名作なだけに、その作者の低迷と卑劣化は残念だ。
私はギャグ漫画家は本質的には通過点だと思っている。そこに留まり続ける人はよほどの才能があっても伝統芸能化していくしか道がないし、パイは小さい。ちょうど芸人が笑いから入ってコメンテーターとか役者とかにステップアップしていくのに似ている。間口は広くてやさしいが、生き残るにはかわっていかないといけない。そこらへんはグラドルやエロ漫画とも似ているんじゃないかな。確かに転身が上手くいかないケースも多い。古谷実もイナチュウの頃の影はないし、悪い面しか出てないと思うけど、まあ本人が書きたい物を書いている感があるからどうでもいいか。うすたもシリアスが書ければ良かったけど、リアルがシリアスになってるのを晒してどうすんだと。
・Ju87作り続き、キャノピーのマスキング張りに嫌気がさしてきました。前側は慣れれば適当に塗る事は不可能じゃないんですが、後席が難しい。銃を振り回すためにキャノピーがえらい複雑な形状になっています。で、キャノピーの中央の銃座の部分の構造がちょっと良く分からなくなってしまいました。モデルだと多分クリアーのままで、銃が貫通している構造になっています。しかし、説明書の一部だとここが全部金属板か何かのように見える物がある。良く考えて見ると、ここって貫通させた”だけ”だと振り回す事が出来ない訳ですし、防御盾みたいに金属になっていてもおかしくはない。なので調べた所、さらに良く分からなくなりました。
あの円筒形の部分は防弾板を追加したタイプもあるみたいですが、なんか「開く」っぽい資料もあります。開く?まあでも銃振り回すんなら空間が必要か・・・しかも、あそこは機体に固定ではなくガンナーのキャノピー部分さら移動するんだそうです。ドイツ人良くわからんな。困るのは、銃はどのみち貫通状態で組まないといけないので、マスキング一一緒にして先に組まないといけない。
もっと後の方になると後部座席が廃止されたり、空気抵抗が小さくなるような狭い形になったりしています。防弾もあるみたいで、そうするとガンナーが狙うのが難しそうですが、どうも直接照準じゃなく照準機経由で狙っているような感じ。しかし一番カッコイイのはやはりB型の脳天気な見晴らしがいいでっかいキャノピーです。
・ところで飛燕がムスタングに似ていると言われて、まあ同じ水冷倒立やし少しはと思って調べたのだが、今更すごい発見というか「これどうなんだ?」って問題が出てきたのでつらつらと。それは飛燕のみ機首に20㎜機関銃を搭載していた話である。戦闘機、特に対爆撃機とか対重戦闘機の場合に大口径機関銃を搭載するという考えは日本とドイツで顕著であった。アメリカ・イギリスは12.7㎜をほぼ上限として数を積む方向で対処している。どちらが優れているかは置いておいて、機首に大型機銃を配置できないからこそ、プロペラ中心から発射するモーターカノンやプッシャー機、双発機などでプロペラを配置しない機体などが考案されている。それは主翼に大型機関銃を積むとバランスが悪化するし機動中に軸がぶれやすく命中が得づらくなるからだ。
しかし、零戦にしろ隼にしろ機首に7.7㎜程度の機銃は装備しており、プロペラ回転半径から撃てないという事ではない。これは第一次大戦頃に作られた同調装置で、ペラがある所だけ引き金が引かれないようにすれば良かったからだ。どのぐらいの制限がかかったかだが、割とサイクルが早い7.7㎜で実用化されているぐらいだから、20㎜程度なら充分可能じゃん・・・となるのだがどっこい、7.7㎜でも時たまペラを撃ってしまう事故はあったし、それでも平気だったらしい。ペラが頑丈な事もあるし、7.7㎜は炸裂弾頭はないので。20㎜だと炸裂弾があるし威力も桁違いに高いので、自分で撃ってしまう可能性があり、そのために機首の防弾板を強化して積んでいる(自爆防止用である)。
さらに、機首に積む場合、銃身長が稼げないので初速などが劣る問題がある。飛燕は水冷で比較的長いエンジンだから20㎜も入った訳だが、零戦のように空冷で首が短いと20㎜入れても威力が出ない。さらに零戦が積んでいた20㎜はエリコンFFの改良発展の99式という物だったが、これはAPIブローバックという方式で、ボルトが閉鎖する前に点火して発射し、ボルトの閉鎖エネルギーをガスで相殺するため軽量で反動が少ないメリットがあったが、初速やサイクルは劣り「同調機構で制御出来ない」ため機首には入れられなかった。そう、飛燕の20㎜は零戦の20㎜ではないのだ。こっちはホ5と呼ばれ、構造的にはホ103というブローニングM2の拡大版という位置づけであり、ショートリコイルなのでプロペラ同調も出来る。なので飛燕の前の隼ではペラ同調でホ103を積んでいる(主翼には重武装化が出来なかったという理由もある)。しかし鍾馗では機首は7.7㎜、翼内がホ103の13㎜となっており、やっぱり機首にでかい砲を積むというのはリスキーなロマンだったようだ。
武装の方向性以外のマーリン系とDB601系の違いと言えば、Ju87でも書いたがキャノピーかな。スピットもムスタングも後半はティアドロップキャノピーを採用しており、非常に見晴らしが良い骨が少ない構造で、後方視界も確保されている。一方メッサーシュミットや飛燕はファストバックと言ってキャノピーが胴体後部になだらかに繋がる抵抗が少なく防弾しやすい配置ではあるが、後方視界が悪く、骨も多い(それでも後半モデルほど骨は減らされている)。まあ飛燕は最後の方でティアドロップ化しているらしいんだけど、それは5式戦への過渡的な措置とも見え、基本的に枢軸国はファストバックを貫いた。連合国は51D以降とマーク9以降がバブル・ティアドロップ。
Posted at 2018/01/11 01:19:40 | |
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