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暇人ぶぅのブログ一覧

2018年02月14日 イイね!

床下スタイロ張り・農協ショップ閉店の教訓

  ・今朝はかなり冷え込んで厳しかったのだけれど、昼間は日照があってとても暖かかった。仕事はB園の片付けなどをした。その後、床下のスタイロ張り、最後の仕上げな訳だが、これがまた面倒だった。束が85cmぐらいで置いてあるため(しっかりと同じ位置ではない)、床下にスタイロを入れるのに60cmぐらいに切って突っ込む必要があるし、そうすると留め具も多く入れないといけない。さらに留め具として今回M字金物を使ったのだが、正直失敗だった。スタイロの留め具としてあまりお勧め出来ない。確かにZ金物と違って後施行出来るしヒートブリッジにはならないが、シビアに位置決めするとスタイロが差し込めなくなる。特に最後の一枚は差し込む余裕がないので、後から止めるしかないけど、打ち込み金物はそれがやりづらい。また土台、大引きは比較的硬い材を使うので、鋭いとは言っても刺しづらい場面が良く出てくる。硬いと打つ場所が単なる曲げただけなので滑って危ない。今はドリルドライバーが小型で高性能になっているから、押さえ材をビス止めした方がいい。どうせ端材でも胴縁でも小さく切ってビスを刺しておけば、現場では一瞬で施行出来る。あと火打ちの場所はやっぱり苦労した。30㎜の隙間だが、やっぱり30㎜スタイロを入れると摩擦などで入ってくれない所があった。25㎜だとスムースに入る。本当ならこういう薄い場所こそ高性能な物を使いたいが、いちいち買うのが面倒なので買い置きの物などを使用。まあお陰でスタイロは購入分で全部まかなえたのでいいか。今回はスタイロだが、結局グラスウールは飛散するのでマスク必須で疲れる。

 ・昼は大型ショッピングモールに出店した農協のお店に行って来た。驚いた事に、3月で閉店するとアナウンスがいきなりされたからだ。9月末(ほぼ10月)オープンだから、たった5ヶ月、半年もしないで閉店ってあまりに酷すぎないか?確かに店舗構成とか売価とか店員教育とかに怪しい点はあるけれど、見切り発車で改善していくのに、もう切り捨てかよと。上層部は現場スタッフを簡単に切り捨てるコマ程度に思っているのだろうが、こういう運営を繰り返せば世間や元スタッフからどう思われるか分かってないんだろうし、農家には自分達でいろいろせいと自助を押しつけながら(それは当然な部分もあるが)、自分達じゃろくな成果を出せてないと、ほんと金融部門だけの組織じゃんと思う。てか、そういう保守の非生産な金融が儲かる世界経済がだいっきらいだ。日本の失われた30年はバブルで不動産とかが高くなった事だよほんと。
  さて、もう閉じてしまう店だが、ラジオで宣伝していた山賊バーガーを頼んだ。単品で430円もする価格設定は内容をとわずバカとしか言いようが無いが、まあ食べ応えがあって野菜が豊富に入っていて味も良かった。ちょっとバンズの上の脂(バター?)がベトベトで手で食べるには難があるし、大口あけてかぶりつくしかないのは問題だが。山賊を縦にスライスして薄くしてくれたら嬉しい。そしてジュース付きで500円だが、ジュースはワイナリーで300円で出している奴なのでコスパは最高というか、きっと販促で出したんだろうなと。逆に山賊バーガー自体の利益率高いから出来るんだろうけどな。私なら薄くした肉の奴で300円が妥当だと思うが、この価格設定自体にこの出店の大きな問題点が感じられる。テナント料が馬鹿高くて顧客単価を下げられないのだろう。
   なんでそんな強気なのかと言えば集客力があると運営が思ったからなんだろうが、実際はそうでもなかった。前も書いたが渋滞を警戒していた割に、オープンして半年以前ですでに交通量は以前と同じレベルまで戻っている。理由はテナントがろくでもないし、実店舗に魅力がもうなく価格も高く水平移動距離が長く車前提で市街地中心部に渋滞覚悟で来るアホがもういないという事だ。じゃーなんで作ったのかと言えば、多分大地主と市の政治とかのアレだな。実は集客力が無いのは特に一部の施設で、食事スペースはそこそこ賑わっているという噂だ。本来はそこまで広い施設はいらなかったのだが、地主が使わない地所を一括でそこに売ったか賃貸した感じで、結局ここでもバブル不動産問題があるように思う。あとは農協が大型モール運営に通常販売するルートのためおつきあいでいれたんやろうな・・・そして役員とかは建設費でペイバック受けてそう。
  出店説明会ではどうせ農協関係者で固めた賛同意見だけ拾って失敗時の説明をせず、赤字が出たら誰も責任取らず説明もせず逃げ出して赤字額の説明もない。当然農協トップの引責辞任や役員報酬返納もないし、これでJA改革とか片腹痛いですよ。すでに歯抜けになってるテナントもあるし、まずはモール運営にテナント料の大幅値引きを迫り(多分集客力の過剰な見積もりがあったはずだし。それを自前でチェックしなかった農協も無能だが)、最低1年はやってみて季節変動を調べる。大体この寒い中、徒歩客前提の立地の建物とかで人来るはずがない。そして農協には農家顧客という強みがあるんだから、イベントとか農家向け販促(クーポンとか)とかやればいいんですよ。それすらやってない。また商材も間違ってました。大型スーパーの中に別のミニスーパー作ってどうすんだと。価格も高いし立地も悪い。そこは全部捨ててデリカッセンのイートインに絞るべきでした。そこで素材を農協に絞って完成品を出す、これがアンテナショップの役割でしょう。
  まあ閉店アナウンスを再び覆すというのは無理でしょう、無能だけどプライドだきゃ高いからハイランド。だからせめて、折角開発した料理をですね、直売所とかに残して欲しいですね。バーガーは望まれてますし、素材としてわるくない。特に今女性客は野菜の多さには敏感です。肉を減らした分野菜をもっと詰め込んでサラダバーガーでいいんですよ。それを300円でテイクアウト可能にする、これはずっと直売所売店でやって欲しいと言われていた物です。
  

 ・ドイツ戦闘機開発者の戦いの本、やっとクルトタンク技師の項が進んでFW190が出てきた。私はずっとフォッケウルフ社というのはタンク技師が専属だったんだろうと思っていたが、実はフォッケさんとウルフさんとナウマンさんという3人が作った会社で、クルトタンクは一時的にはメッサーシュミットなんかにも居てフォッケウルフに入った形になる。操業者3人は事故死したり別会社を作って出て行ったりしているので、まあ目玉技師はクルトタンクではあるのだが、これまでハインケルとメッサーシュミットの項を読んできて分かるのだが、フォッケウルフがユンカースやハインケルをさしおいて制式採用戦闘機メーカーになったのは多分に政治的な思惑と周辺事情が強い。
  つまり、反ナチ的であり、技術的にはおそらくトップだが実験機作りすぎでエンジン供給のバランスも考えない、ある意味純粋な技術バカ集団がハインケルで、当然RLMからは距離を置かれている。一方のメッサーシュミットも初期のルフトハンザの事故で不誠実な対応を取ったためミルヒに嫌われて足の引っ張り合いの泥仕合になっていたし、技術的にもハインケル系の色が強い技師の作品だけ良かった。そんな中、過度に先端技術に頼ったりリソースを浪費せず、手堅いけれどエンジンやらパーツ供給まで配慮を見せ、メッサーシュミット時代にミルヒにメッサーの設計のまずさを率直に伝えていたクルトタンク・フォッケウルフは、中小規模ではあったがRLMからは使い勝手がいいメーカーだと思われていたようだ。だから、本来は種類を増やしたくない制式戦闘機に大抜擢されているし、実際性能は際だっていた。
  とは言え私も勘違いしていたのだが、コマンドゲレートという自動エンジン制御装置(今なら機械式ECUとでも呼ぶべきか)なんかは、エンジン製造元のBMW側が開発していた物らしい。そもそもFW190は初期はBMW139というエンジンを使っており、それだと冷却等に問題があったので801が開発されて乗せるようになったので、双方ですり合わせはなされたと思うが。

  他に面白かったのは、ドイツ機の試作機やプランの多彩さと面白さだ。書いたようにドイツは決して繋戦能力に優れた大国ではなく、日本が短期決戦を目指したように本来は世界大戦をやる気はなかった。というか初期作戦目標で有利にして停戦する事に失敗したと言って良い。日本で言えばハワイ進駐であり、ドイツであれば英国陥落だった。それはともかく、大国でない分技術力で勝負という面が非常に強く、制式機は日本よりはるかに絞り込んでいるにも関わらず、開発だけはかなり勝手にやらせている(その結果、主力の開発が停滞したり実験機を制式にしようとして迷走してたりもするが)。ホルテンの無尾翼ジェットもすごかったが、Me262にしてもHG系という後退翼機が考えられ、ほとんど今のブレンデッドウィングの戦闘機のデザインになっているし、可変翼機すら作られている(さすがに飛んでいる間に可変させる機構は搭載されてなかったが)。あとはMe163コメートなどロケット戦闘機、サラマンダーのようなジェット戦闘機だけではなく、冷型ロケットだのパルスジェットだのV1ロケットの有人型戦闘機だの、よくまあこんな危ない物に人乗せようと思った物だというのも多数。逆にMe262は機首にレシプロ詰んだ複合動力機でテストしていたためフレームアウトでも生き残れただの、まあ色々やってる。

  結果論から言えば、小国が独立を維持するために技術立国を目指したのは間違いではないし、そのために試作を多数作った事もまあ分かる。相対的に戦う相手が強すぎたという事の他は、RLMと企業とのゴタゴタが敗因だろうとは思うが、日本のように軍部が理想で要求書を書くのもアレだし、泥縄的な粗造戦闘機は似てはいるが、一応特攻機スレスレでも脱出装置を作ったのはえらいなと。
  よくドイツや欧州機は最初から余剰発展性があったので大戦を通じて使えたと言われているが、そこまで差があったとは言えない。ゼロ戦を魔改造していたみたいに、場当たり的にいじってはいた。また後継機開発に第1メーカーが失敗している所もそっくりで、本来であればドイツもBf109は次のモデルに更新するはずだったが、Me309が失敗策で、その間に戦況も悪くなってジェット機のMe262まで開発が飛んだに過ぎない。Bf109にしてもF型以前のバージョンは同じ機体とは思えないほど古めかしいし。
 ここらへん車にもちょっと思想が似ている。一時期日本車のモデルサイクルが短すぎて、アメリカなどのの長期発売モデルと対比されていた。長く売ると部品やノウハウのストックがなされるのでエンドユーザーはありがたいが、時代遅れな部分もキャリーオーバーされるし流用は容量を大きくする側で行われるので、小型軽量化しづらい。結果的に車では頻繁なフルモデルチェンジが良しとなったが、景気だのなんだので現在は一時期より落ち着いているし、性能の向上のためなのかはやや疑問ではある。
Posted at 2018/02/14 23:49:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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