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暇人ぶぅのブログ一覧

2018年09月20日 イイね!

ハァイ、ジョージー・ホイール選び失敗

 ・朝、出荷。雨がすぐぱらつきだして外作業出来なかったが、ピオーネ融通の要請が出て収穫。その後シャイン収穫。畑があるどんづまりに某社のステーションワゴンが停めてあって車が置けない。一輪車引っかけてキズ付けるのも嫌なので住宅ピンポンして持ち主さがすが、ほとんど留守でやっと居た家で持ち主しらないか聞いたがそこがビンゴ、てか駐車場ない家なのでどうしてそこに停めているのかもワカランのだが60超えてるのに化粧厚塗りで真っ赤な口紅がピエロみたいにラクガキではみ出して塗られている婆様が出てきて、なんか道路は私達も停められるんだよあんたも停めて邪魔みたいな、いきなり険悪な事言われる。誰の車かわからんから聞いてるのに、自分達がマナー違反している事を自覚しているからか、いきなり他人に非があるような言い方初めて草ァ。この町会は結構な割合でお水崩れのへんなのいるんだよな、ピエロに正論言ってもしょうがないのではハァハァ言っといたが、ステーションワゴンに近づいて「これうちの車かしら?ナンバー分からないのよね」とかおいおい大丈夫かほんとみたいな事言い出す。でも、その車は派手にぶつけてあってミラーがもげているのを見て「そうそう、ミラーもげてるからうちのだわ」とかこええよ。配線でブランブランだし、これ人はねたんじゃないかと。なんか旦那の車みたいな話で呼び出して移動してくれたが、いわゆる旦那ではないんだろうなという感じ、まあピエロの愛人の国籍がどこでも関係ないわ。シャインは軸が枯れ込んでいるのは思った程はなかったので良かった。あと、ほんと某社のハイパワーワゴン系乗ってる人には近づきたくないなと思った、自動車業界の人と話すと大抵通じるんだけど。あ、私がそこに駐車するのは年10回ぐらいかなぁ、今月は初めて。別の人の畑もあるのだが、お互いそこに居るので出る時はお願いして動かしているけど、そっちでトラブルがなきゃいいんだが。

 ・先日いつものアストロプロダクツに行って買い物してポイントカードを出したら「ポイントカードは使えなくなって今度はスマホ会員カードになったんですよぉーニヤニヤ」と言われた。前のカードのポイントはと聞いたら使えないとの事、どうせたいした金額入ってなかったけど、これでもう今後アストロプロダクツは利用しない事確定。そうじゃなくてもネットの発達で実店舗に行かなくても安く買えるようになっていたので、アストロに行くのは散財したりいらん物を買ったりするためぐらいだったけどさ。調べたらポイントカード廃止は4月に決まっていたそうで、それまでの間に結構使ってポイントも入れていたはずなのに、店にも店員からもそういう話を一切聞いたことがないし、貼り紙みたいなのもなかった。システム更新もぐだっていたらしいし、アストロもネットに駆逐される側になってしまうな、あんな接客じゃ。

 ・いつかスバルのサンバーのレビューを書いてみたいと思いつつ、近寄ったように見えて分からなくなる。絶賛したい反面、そうではないと冷静に思う所もある。スバルの軽撤退やトヨタ参加で売れる車、スポーツビークルに特化して躍進したのは経営としては成功だろうが、日本車の良心が死んだような寂しさを感じる、そんな象徴なんだと思う。
  とりあえずRRサンバーが次のモデルチェンジを迎えられたのかという所から話をしよう。トラックボディーに関しては多分まだ若干の猶予はあったと思う。サンバーはまだラダーフレームありきだったからだ。しかしバンはこれを他社のように専用シャーシで作り分けたりする余裕は多分無かった。バンは衝突安全性で根本的に限界があり、ラダーフレームで次のモデルは作れない。するとトラックだけのモデルチェンジ?って事になる。じゃあバンボディーをモノコックで新規で起こせばいいじゃない?と思うんだけど、T系サンバー自体が結構K系からのキャリーオーバーで出来ている。それだけカツカツの中でやっていると、プラットフォームを起こすのはかなりきついはずだ。仮にモノコックで新規設計でコストダウンを計ったモデルを作ってそれがサンバーとして評価されるか?結局OEでハイゼットカーゴあたりを売るのと同じになってしまいかねない。またサンバーはドメスティックモデルなので世界共通のレガシーみたいに将来も主力という訳にはいかない。
  まあコストを無視してRRのモノコックで衝突安全性が高いバン、しかも燃費がいいのが成立したかどうか?まずエンジンに関してもスバルはEN07を改良し続けており新規エンジンは作っていない。以前も書いたがスズキ・ダイハツは頻繁にエンジンを改良しており、ホンダはそこそこ、三菱は全く手つかずだった。EN07は型式だけ見れば新規格当時からなので、スズキで言えばF6A,三菱なら3G83と同世代と言えばいかに古いか分かる。まあ全然悪くは無いんだけど、排ガスとかコストとか重量とか分かりづらい部分はどうなのか分からない。
   とは言えホンダがFFとMRを同じエンジンでまかなうように、サンバーも横置きだから共用を続けて新規のオールアルミの軽量エンジンを作れば、RRでもバランス問題を解決できた可能性はある。リアが軽くなれば多少タイヤを前に持って来てセミキャブ化して衝突安全性もクリア出来たかも知れないし。鶏と卵じゃないが、エンジンとシャーシはそんな感じだ。もっと言えばステラやプレオが評価されて新型が売れるとなっていれば、そっちの需要も見越して新規エンジンが作れただろう。そう考えると、軽ワゴンブームですぐにステラを出さずR1,R2を出してしまい迷走した事が本当に悔やまれる(悪い車じゃあなかったが)。あるいはヴィヴィオを捨ててプレオだけになった時からスバルは将来的に軽を諦めていたのかも知れない。中身を見れば分かるが、スバルの利益率は真面目すぎて悪かったと思うし。そこらへんがトヨタに買われて限定車やスポーツ偏重でもプレミアム化して復活したのはポルシェとそっくりである、RRの呪いかなんかか?
  でも、私はスバルがサンバーを捨てた経緯に関して一つ思う所がある。それはEVサンバーだ。スバルに限らずバンボディーはEV化しやすく需要も見込めるためダイハツ三菱はEVモデルを作っている。ま、どこまで本気か分からないけれど、サンバーも実はEVモデルのプロトがあった。それはスバル本社ではなくゼロスポーツという所だったのだが、かなりのスペックの物を作ったと聞いている。まあ、そこは色々あって量産にならず、裏にへんな圧力とかも感じるのだけれど、仮にEVサンバーがT系で作られたら次期モデルにEVかハイブリッドのサンバーという目もあったのではないかと妄想したりする。EVだとエンジン部分はかなり軽くなるから、RRとして限界だったサンバーを延命したかも知れない。少なくともFRベースで作った場合にいらなくなるデッドスペースが最初からないのはメリット。

 ・以前から金属素材の単品入手は面倒だと思っていたが、調べたら最近ネットで安い建材屋が出ていて、卸価格でいい素材が手に入りそうだ。というかホームセンターの小売りの某ブランドとかがぼったくりすぎだっただけだとも言うが。大手問屋がネット直売やると今後ますます小売りはネットに食われるだろうし、実際地方だと専門店がほとんど無くなって、飯屋ばかりになってる気がする。

 ・エアロパーツってF1ではDRS以外は可変でない事という規定があるのだが、公道を走る車では当然そういう制限はない。古くはスカイラインのチンスポイラーとかカレラのウィングとかあったのだが、最近は耳にしなくなっていた。ちょうど可変翼みたいな物で流行とかコストとか信頼性とかあるんだろうなぁと思っていたが、調べたら結構採用している車両はまだあった。特にスポーツ系やスーパーカークラスでは多い。意外な所だとS660にオプションでガーニーフラップみたいなのが可変するのがオプションで付けられるみたい、10万ぐらいするけどな!またアフターパーツメーカーでも可変エアロを売り出している所が最近あるので、今後増えるかも知れない。可変エアロと言うと私が思い出すのはナイトライダーで、最終回でリビルトされたナイトがエアブレーキとかぼんぼん出していたのが面白かった。でも、絶対的には可変エアロは少数派だと言えるだろう。高速化が更に進めばもっと一般化したかも知れないが、レースで禁止したのが一般化を妨げてしまった気もする。
  ちょっと古い本だが、熊野学さんのレーシングカーのエアロダイナミクスという本の中で日産のR381の自動可変リアウィングの話が出てくる。なんと1968年のこの車の時点ですでに自動可変でコーナーと直線で迎角を調整していたのみならず、この車なんとヨーにも積極的に空力を利用していた。私はヨーと言うと垂直尾翼的な物を想像してしまうが、なんとR381はリアウィングが左右分割で独立して動き、コーナーではイン側のウィングをより傾ける事でインリフトを防止しスキッドステア的なモーメントも生んでいたのだ。考えて見れば飛行機でも曲がる時はヨーだけでなくロールさせてエルロンでも曲がっている訳で、発想はとても飛行機屋的だ。
  かつての可変エアロはとても大規模でおいそれと車載出来る物ではなかった。今も自作系の人のを見ていると、あれは壊れるわ・・・って感じのも多い。コストカットからも信頼性からも需要からも大規模な可動エアロは今後も採用はされないかも知れない。でもエアロダイナミクスを煮詰めた先にはちょっとしたフラップやスリット程度でも有意差を生む事が出来ると思う。なんなら回転するボルテックスジェネレーターとかもあり得る。またパッシブ可動なのもありうる。ウィングではダウンフォースが増えるとたわんで抵抗を減らす物もあるが、あんな感じ。検索したらフェラーリでフロントのウィングレットが速度によってたわむ事でラジエターへの気流をダウンフォース側に切り替えるように動く物もあるみたいだし、純正採用ならこういうパッシブタイプが無難じゃないかなと思ったりする。
  ところで熊野さんが執筆された頃はまだ情報が無かったのか、通説と違う推測が散見されるのだが、それぞれありうる事であり参考になった。例えばウィングカー(グランドイフェクトカー)の発見だが、熊野さんはライトが知っていたのだろうみたいな書き方だが、ネットでは風洞実験で偶然エアロパーツの固定が外れてロードクリアランスが狭くなった時に異常なダウンフォースを計測した事で発見されたとなっている。また新幹線がトンネルで車輪の空転に悩まされる事をトンネル丈夫と車体との間のグランドイフェクトによる物ではないか(つまり揚力)と想像されていたり、着眼点が面白い。

 ・サンバーはスタッドレスがなかったので中古をぽちってしまった。普通に考えて中古タイヤなんて良いはずがないんだが、安かったのでホイール代と勉強代だ。勉強というのは今回直径をかなり上げてギアをワイドにするので、それが良ければサマータイヤの方を本命13インチにしようかなと。何故かタイムリーに同じサイズを選んでいる人も結構いらっしゃるし、なんだかんだ言って冬場は出荷がないのでサンバーはそこまで使わないはずなんだよね。またタイヤはレボGZで、今はVRXになったので型落ちになるのだけれど、スタッドレス性能はGZの方が良かったというような声も聞かれて、そろそろ性能飽和なんかなと思ったり。もっとも、昨今はアイス・ドライ性能重視でスノー性能はそこそこでいいという割り切りもあるから、スノー欲しい人はワイドにするなり別ブランドにするなり対策を取るべきという所かも知れない。事タイヤに関しては雪国では死活問題なので、あまりプアな性能なのは選ばないからな。
  で、届いたのを計測しようとして持ったら重くてびっくりした。なんじゃこの重さは・・・で計測したら1個13kgもありました。ミライースの14インチ鉄チン+ミシュランで11kg、13インチのスタッドレスに至っては10kgだったので、これはちょっと酷いぞと。まあ調べたら直径が2cmほど大きいので、その分体積があるのは分かるんですが、鉄ホイール+80扁平タイヤは軽い傾向があると信じていただけにショックです。きっと足廻りバタバタ言うだろうな・・・この重さがタイヤならまだいいんですが、ホイールだったら残念な事になります。でも一般に155/80R13のタイヤは5kg程度、スタッドレスで重いタイプとしても6kgぐらいでしょうから、ホイールが7kg程度?ホイールも調べた人の情報だと普通は5.2kg程度らしいので、もの凄いごついホイールという事になります。実際触った感じ、鉄板がね・・・これもう装甲板じゃね?ってぐらい分厚いのよ。これトラックか何かのホイールかな?
  という事で大失敗したっぽいホイール選びですが、一つ教訓をば。恐らくですが、汎用ホイールは重量を減らす事は考えていません。また高価なハイテンを複雑なフォーミングで軽量化している昨今のメーカー純正に負ける。では、どうやれば良く分からない出品の中から純正テッチンを見分けられるのか?まるマルチは論外でしょう。次はハブ径で純正はかならずハブを合わせるので73とかどでかいハブは社外かトラック用とかでしょう。そして色が銀色は社外っぽいようです。もちろん純正銀色ホイールもあります(うちだとアルトはそうだった)が、今は空力とデザイン両面からホイールキャップを付ける前提で作るので、下地は逆に黒一色の方が安く軽く仕上がるかと思われます。
  しかしスバルはハブが59と一番大きく、それらの純正軽量ホイールは使えないため、結局社外の重い鉄チンになってしまうという可能性が大きく、ギャンブルするぐらいなら大人しく銘柄のアルミホイールか純正鉄ホイールを使った方がマシという結論に達しました(遅い)。てかステラのホイール残ってりゃ一番いいんだけどきっと捨ててるだろうなぁ。

 ・ルパンのアニメの第5シーズンが終わった。いい終わり方だったというか、いつも最新社会情勢を反映させてきたシリーズでルパンがここまでピンチになりつづけたシリーズもないだろうなぁと思うと共に、ルパン作品に大きなピリオドを打ったような寂しさも感じた。知ってはいるけど何事にも終わりはあり、終活をするようなフラグの回収というか、やり残した事の集大成にしようという感じがひしひしと感じられたからだ。それは過去作からの大勢の登場人物であり、主要キャラとの関係で未解決だった部分であるからだ。特に今回、フィナーレの熱から冷めて感じたのは次元の小林さんのセリフの重さだ。
  ルパンがAIに行動予測されて追い詰められた時、次元が助けに来てルパンに引退を迫る。ルパンはそこで芝居がかったセリフ回しで「古くからの相棒がこう言った」という客観的な返答をする。しかし、メタ的に見るなら正直引退の危険をもっとも感じたのは小林さんだった。特に最初は声が全然出ておらず、老人に変装している場面のよぼよぼ声が地声で合ってる、なんて言われていた物だ。それが後半どんどん調子を上げてきてダンディーでハードボイルドな声になってきた。あのセリフは小林さんが自らに言ったセリフ、あるいは次元というキャラが小林さんに言った部分があるんじゃないか。ある意味、今のルパンでオリジナルキャストで演じているのは彼一人、つまり正統性の担保は次元にかかっていたと言っても過言ではない(無論、ルパンには他のキャストもあったし、ご存命だけれど交代した人もいる)。他にも栗田さんも山田さんの言ったセリフの引用もあったけれど、もうルパンは栗田さんになったんだなぁと感じた。そして普通の意味のMVPはやはり沢城不二子だろうなぁ、やっぱり才能やちょうど脂が乗りきった感がある。今回山寺銭形はやーや後ろに居た分、それが目立った。
  さてシナリオでは最後にエンゾが社会革命家みたいになってしまって、単なる野心家や技術バカからいいお父さんになってしまった所は違和感はある。AIを集合的なマスデーターの活用と見ると、政府と対立する方向もありえるから分からなくはない。実際グーグルやアップルはアメリカ政府と対立している面もある。エンゾにサンダーピチャイやスティーブンジョブスの影を見ない人はいないだろうし、ジョブスほど毀誉褒貶が激しい人もいなかったから、きっと現実はああいう感じなんだろうなーとは思う。あるいはジョブスも病気してから、最後のエンゾみたいに改心というか方向性が変わったのかも知れないが、どうも劇中の変化は唐突すぎる上、やってる事での変化がないため、ヒトログで積極的な社会変革をやろうとしていたという動機付けがウソっぽく見えてしまう。あそこだけ見ると、社会にはびこる不正汚職側が武力でもみ消しで民間人虐殺てもう真っ黒やんけ。まあ第2のヒトログ作るって言ってるからいいんだろうけどさ、実際はSNSにおける情報は政府や対立する国家の諜報機関、政党やさらにその一部の政治家などの恣意的改編やデマのオンパレードである。限り無いバッドエンドなんだよね、あそこ。さらにAI技術者の引き抜きというナチス技術者擄獲みたいな場面もあり、その後はAI開発競争だぜやだやだ。
Posted at 2018/09/21 22:49:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月20日 イイね!

サンマの味・サンバーのエキマニ雑考

 ・北海道産のサンマが売られていたので焼いてみた。うちはIHでグリルがないのでフライパンにクッキングシートでチャレンジしたが、見事皮が剥がれる。秋刀魚の皮はそこまで味云々言う物じゃないのでいいんだが。たっぷりの大根下ろしをかけて頂くと、甘い脂肪やあっさり目だが旨味がある肉汁で幸せになる。あとは茄子を焼いて挽肉をかけて頂くが、今の夏は硬くて火の通りがイマイチだった。焼き茄子はおいしいんだが調理が手間で茹でる方が楽だ。だが茹でると味と色が抜けちゃうんだよなぁ。久々に調理が出来て少し気分転換になった。あとはカボチャでポタージュスープ、暖まる。ちょっと味が濃くなったので豆乳で割るといい感じ。

 ・サンバーのエキマニが届いたので観察、思った通り色々残念な出来だった。この後R2だと溶接で作ってるぐらいだから、メーカーも存続していれば改良したかっただろうなぁ・・・なにしろ鋳造だから形状自由度もあれだが「重い!」車体の一番オーバーハング側にこんな重い物を積むなんて不本意だっただろう。あとはバンパーもだな、サンバーのバンパーは耐熱性が必要なので重い鉄であり、樹脂のような塑性もないので、1度へこますとそのまんま、内側は耐熱で二重板になっていて安易に板金出来ない。この二つをパイプと樹脂なりアルミにすれば大分変わったと思うのだが、よく考えたら貨物サンバーにそんな運動性はいらないか。
  とエキマニの話、先に660cc4発の理想論から書くと、極力ストレートなパイプとか、鋭角で集合させるという基本に加え、集合はクランク爆発間隔が極力離れている1,4と2,3を集合させてからさらに合わせる4-2-1が好ましいそうだ。つじつかささんの本によると、エキパイの設計では排気慣性と排気脈動をおおよそ3:1ぐらいで効果を勘案するとかある。この二つは別の現象だがエキパイは物理的にどちらも合わせて効くので結果論的に複合されてしまうとかなんとか。
  次、石田宣之さんの本から、「排気効率を1%高めると吸気効率を3%高める事が出来る」「排気バルブから一本に集合させるまでの距離を1mくらいとると排気干渉の発生回転数を2000rpm以下に出来る」「集合部断面積を角排気管断面積の80%まで絞るパルスコンバーターを使うと2000rpm以下のトルクがあがるが高回転が伸びない」とかなんとか。この方はRBの設計者だが、つじさんより前の世代なので排気慣性と排気脈動が混じってたりする。
  最後、立花啓毅さんの本、「第一集合までの長さはシリンダー排気量×1.2」「第2集合までは第一集合の長さの1.5倍の長さ」という、これまた説明不足感満載だけれど含蓄がありそうな情報がある。この第2集合以降のパイプの太さの説明とか皆無だもんな、排気慣性なんだか脈動なんだか分からんが、容積で考えて良ければアレンジ出来そう。
  という事で立花さんの話から先に計算するとEN07の気筒容量は165cc、エキマニ断面積は21㎜×28㎜の四角形に近いので仮に5.5平方センチぐらいとする。すると30cm×1.2で36cm、そこからポート長を3cmぐらいとして引くと33cm。第2集合は36cmの1.5倍だから54cmであり、合算すると90cmになり、石田さんの集合理論もおおよそ達成出来る。ちなみに純正エキマニの長さは一番が4番と集合するあたりですら30cmに満たない。また合流した後のフランジ部の太さは33mmぐらいだったので断面積は8.5平方センチとポート断面積の1.5倍程度だった。ま、集合理論はサンバーの場合はほとんど追求されていないって事だろうな、FRエンジンだって追求しちゃあないが。

  さて、純正マニの構造だが、1、2番はやはり内部が鋭角で集合している良い形にはなっている。ただ、書いたように1、2番は爆発間隔が並ぶので干渉を起こす可能性が高い。そして3番はほーぼ直角接続だった。一見鋭角にする工夫に見られるでっぱりは遮熱板ステーのためのパーツで内部は寸胴。そこ以外もステーの肉は管内部にも大きくせり出しており、あまり良いとは思えないな。そして4番も直角というか逆流するほどの角度になっているが、それまでの集合部が若干外に逃げているので、その分甘く見て直角。フランジ部分は結構曲がりというか食い違いが起きている。しかし全体としてどこにカーボンがごっそり溜まっているという事もなく(敢えて言えばエンジン側フランジのガスケット段差の間に結構あるかも)、エキマニの中としては普通か綺麗なぐらいだった。まあ一言で言えば、ベースとして加工するのはちょっと厳しいかもという感じ。また4-2-1-にするスペースも多分無い。あ、一応エキパイをぶっとくすれば理論的長さは短く出来る。段差がないようにφ32(ポートの対角長さ)パイプで考えると25cm-ポート長ぐらいになる。短いほど高回転型にはなってしまうが、純正が10cmそこそこな事を考えればまだマシかも知れない。
  もう一つ、メタルスピードさんのタイプ2のようなチャンバーに直接入れるタイプ、あれを等長とは言わないと思うんだが(内部仕切があればまたアレだが)、ぱっと見サンパー(サンバーじゃないよ)っぽい考え方なのかなぁとは思った。サンパーはシングル用エキマニで集合管による排気慣性を使えないので大きな部屋に流し込む時の膨張で脈動を起こしているそうで、そのポイントとして気筒容積(シングルなら排気量でいいんだけど)の10倍という数字が挙げられていた。サンバーに当てはめると1650ccになる。ぱっと見φ60ぐらいかなぁという感じで、長さも25cmぐらいだから700ccちょっと。1500ccもあればちょっとしたペットボトルの大きさなので関係なさそう。
  ただ、上の理論をひっくるめて排気総容量を計算すると660×1.2×1.5=1188ccになり、あのデカいチャンバーはなんかしらの意味があるような気もしてくる。あるいは、あの中でサイクロンみたいに渦を作って抜いてるとか?もっともサイクロンは掃除機なんかでもあるが、投入エネルギーに対する仕事量は低い傾向があるから、エキマニで消音したいのならいいけど、仕事量はちゃんと設計された集合管に劣るかも知れない。
Posted at 2018/09/20 20:51:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
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