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暇人ぶぅのブログ一覧

2018年09月26日 イイね!

震電とサンバー・バインダー修理失敗・FGザク2

 ・朝から雨。出荷休み、収穫休み、バインダーの刃だけ修理して稲刈りやろうと部材購入に遠方まで行ったが、結局まだ修理が万全ではなく刈れなかった。まあ雨が直後にかなり強く降り出したので刈れなくて良かったかも知れないが、機械がこうしょっちゅう壊れるとメンテ好きでも嫌気がさすよ。昼間におつきあい分をちょっとだけ荷造りしてから買い出しで手に入れたガンプラ組んでお休み。

 ・ちょっと前のJwing誌に厚木航空隊事件の触り部分のマンガがあったので残りを調べて見た。この首魁とされる小園大佐は降伏を認めず徹底抗戦を呼びかけ航空機を飛ばしてビラ配りなどをしたらしいが、日本軍や政府により鎮圧され、抗命罪で投獄されている。日本各地で徹底抗戦をしようとした部隊はあるらしいが、特に厳しい処罰がされた事で有名なのかな。指揮下の302航空隊は雷電で防空戦をしていたそうで、有名な赤松貞明というエースパイロットがいる。小園大佐は302の前は台南航空隊にいて、あの坂井三郎の上司でもあった。
  その雷電だが、見ていて気が付くのはえらくカウルが狭く冷却風が入るんかいな?という所である。カウルフラップ(車で言えばラジエターシャッターみたいな役割で、空冷エンジンの温度調整に用いられる)も小さい。しかし、このカウルフラップはちょうどプロペラ気流の後流で負圧を発生させて空気を引き抜く作用があるため、当時から空気取り入れより引き抜きを重視した方がいいという経験則が語られていたほどらしい。もっとも、雷電の紡錘カウルは空気抵抗の低減にはあまり役立っていないというのが通説、言ってみればあそこの苦労はまさに空気取り入れ側の工夫であり、抜き側の工夫ではないからだ。
  そう考えるとFW190のような適当に細くしたように見える機首はその空気抜きによる冷却なり、それを応用した機体側面抵抗低減への工夫に見られる。また、集合排気管は良くロケット排気と言って推進力発生に一定の効果があったとされているが、あの速度で言えば多分排気が推力になっていたというより、集合排気による排気効率の向上や気流コントロールの方の意味が大きかったのではないか?とも思う。そこらへんを検索してみると、いつも参考になるAnsQのダイヤログがヒット、震電のお話である。震電はエンテカナードであるため普通の飛行機と真逆に進む感じなので、エンジンの冷却や排気も独特である。で、排気はロケット管なのだが、それは推力発生の前にオイルクーラーへの空気の吸い込みのために用いられているのだそうだ。その動圧で冷却風をより前から取り込み、それで若干温度を下げて推力にしつつペラに当てるという訳だ(そのままペラに当てると温度が上がったり汚れたりするんじゃないか?という考察もあり)。いやぁ、震電も作って見たくなりますねぇ。
  その視点で見ると自動車の排気はターボに用いるのは別として推力や空気抵抗の低減などにはあまり役立っていないように思われる。F1のブローダウンデフューザーのような例はあるが、一般市販車ではどうなんだろう?レクサスなんかのバンパー埋込の左右だしマフラーなんかはある程度そこらへん考えられていそうな雰囲気もある。
  もう一つ上の例で思うのだが、サンバーはエンジンルームの空気の抜きが甘いのではないか?と思う事がある。甘いというか、特殊というか、普通のフロントエンジンだとラジエターアウトレットはそのままエンジンルームの冷却(まあ加熱になってしまう事もあるだろうけど)に使われて抜けていく。しかしRRはラジエターは理想的な単体配置が出来るけれど、エンジンルームは別の冷却が求められる。ましてエンジンルームにマフラーが存在するという構造を考えると、ここの冷却はかなり厳しくて、いつもエンジンルームファンのお世話になる事になる。なぜ走行時にファンが作動しないのに、後からファンスイッチが入るのかも嫌な問題で、あのファンスイッチはエンジン本体とは違いファン内蔵サーミスタで作動しているそうで、走行が止まるとLLC循環が止まるのはともかく、その後本体からそれ以上の熱が出てきているような感じがする。そこらへんは多分ヘッド温度は下げていてもブロック全体はあまり冷やさない事で燃費対策をしているとかあるんじゃないだろうか?だって、仮にエンジン停止後に温度が上がる事が問題ならFFだろうがFRだろうが同じ問題があるはずで、RRのサンバーだけの課題ではないはずだ。だから安易にエンジンルームを冷やせと言えなくなるが、サンバーのエンジンルームファンは色々疑問なのである。もう一つ言うと、あれの疑問な所は空気がどう流れるのか良く分からない所にもある。あれがダクトの先についてて吸い出すとかなら分かるけど、ただ壁に付けて空気かき回すだけだろ?エアコンの無い部屋を締めきって扇風機回して涼しくなるかって話ですよ。実際これ壊れて回らなくなったとか、外してしまったという人でも不具合の直接報告はない。でもメーカーが厳しいコスト事情の中でこんなばかっ高い物を取り付けて無意味なはずもなく、謎である。
   ここもしつこく調べたら、キャブ時代のサンバーでエンジンルームがマフラーの排熱で温度が上がってパーコレーションを起こして動作不良になったので付けだしたという情報を発見。つまりKS・KV系かその前からあるのかな?インジェクションになってからも部品保護の観点から付けていると書かれており、詳しさからメーカー関係の人の書き込みではないかとちょっと疑っている。もっとも大抵のエンジンでキャブは熱的に厳しい所に置かれる傾向が強く、そんなんでいちいちファン設置してもらえるサンバーは過保護というか、だから耐久性が高いんじゃないかという所か。言ってみればFRやFFがコンベンショナルなトラクタータイプの飛行機とすればRRはプッシャーなんだよな。

 ・ちょっと気になっていたプラモを買ってしまった。ガンプラである。ザクⅡである。ファーストグレードである。昔のガンプラをそのまま復刻しているのだろうと思って売り場でもスルーしていたが、聞いたらこれ同じようなコンセプトと箱絵だけれど中身は比較的新しい新設計の物なのだそうだ。その造形の元はPG(パーフェクトグレード)をスケールダウンして流用してあるそうで、私はザク2のプラモの中でも屈指のカッコ良さだと思う。HGUCはオリジナルアニメ準拠のややマヌケな丸い顔をしている。それはそれでいいんだけど、ガンダムがどんどんシャープな造形になるのに見慣れると違和感がある。RGはカッコイイんだけど、どこかフレーム内蔵のための造形というかハリボテ感がある。動かすにはもちろん一番いいのは分かるが。08小隊のHGザクは割とこれに近くて好きかな。オリジン版のC5ザクはカッコイイですが、ゴッツイというか武装ゴテゴテさせるの前提みたいな感じはある。そして何より、それらのザクは安いのでも2倍以上、高いのは10倍ぐらいの価格差がある。なんとこのFGは300円(実売)なのである。同じ1/144でこの価格差!
  300円なりの部分として着色プラで組むだけでそれなりの色になる構造にはなっておらず、単色である。まぁ、ザクなんてほとんど緑か黒だから大した問題じゃない。これがゴテゴテのガンダム系だと作る気を無くすが。もう一つはステッカーが付属しない。私はあまりに華美なシールまみれのガンダムに違和感がある(航空機のイメージだろうけど、ザクは陸上兵器のイメージ)のだが、せめて国籍マークぐらいは付けてやりたい所だ。まあアニメだとマーキングなんて無かったから、これも当時物っぽいか。あとクリアパーツがなくモノアイも塗装なのは厳しそうではある。逆にパッケージとしては部品点数も結構あり組むのは大変そうだし、武装も一応ザクマシンガンが付属する。
  もう一つの欠点としては他のモデルより可動域が少なくポージングは簡素になる。ただ、どうせディスプレイする時はいじって固定しちゃえばいいだけなので、あんまり気にならないかな。という事でさくっと素組してみたが、これが意外とやりごたえがあった。部品番号全部振ってある訳じゃないので片側みたら反対側は想像で組むとか、逆に左右の腕は片方組んで慣れてから反対側をさっくり組むとか、内部フレームの上下があったりとか、どれが先組かというのがあったりとか。特に腕は自由度を持たせるためあちこちが可動するので難しい。足は面白いインナーパーツを組むことである程度動く。
  しかし、塗装して軽く仕上げようと思っていたら素組の段階からもの凄い段差が気になった。レビューでパーツの合いがスナップキットなのに悪いのでダボ削って接着した方が楽みたいなのがあったが、それどころじゃなかった。金型のパーティングラインがあちこちに見られて、それが大きいので、面を出さないと凸凹しており、それを合わせるとパーツの合いが今度合わなさそうというね。つまりパーツ組んでから大きく削る事になる。想像だが、ガンプラはプラの素材が柔らかいように感じる。なので素材のヒケが大きいのではないだろうか?あるいはブンドドするために肉厚なのでひけるんだろうか?スケールモデルでこんな大胆に凹んでいるのはあまり見た記憶がない、そもそも平板がそんな無いのもあるだろうが。またザクマシンガンの握らせ方の自由度がないため、結局持たせた時に自然な姿勢がザクマシンガンで決まってしまい、ポージングが可動出来る意味が減ってしまう。もっとも、関節がポリキャップなどではないので、動かしていればいずれユルユルになるか折れるかするだろうから、あまり動かしたくないな。厳しいと言えば動力パイプの脚部への取り付けで、柔軟性がないためかなり不格好な入れ方をしている箇所がある。しかし全体としてはプロポーションは良く、近頃のガンダムみたいに羽根がゴテゴテ生えてないので自立する程度のバランスはある。スラスターも大きいのはたった2個だしね(オリジンとか見ると細かいバーニアはあっちこっちに生えているけど)。少し残念なのは足裏の表現が無いので見せるには厳しい。F型(空間戦闘用)だけど飛行姿勢はあまり取らせたくないな。
Posted at 2018/09/27 04:36:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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