2018年12月07日
・仕事、パルサーで充電したバッテリーを戻す。ミニキャブのバッテリーは電圧が高すぎてパルサーかけられなかったのでサンバーの物の方が良好だしそれを付ける。ユンボのも戻して始動、無事かかる。やっぱりディーゼルはいいわ。ユンボを移動させてチェックすると作動油がちょっと少ない。シリンダーから漏れている分もあるし、どのみち定期交換したくて買ってある。ドレンの位置も分かった(いわゆる取り出し口のフィルターの下ではなく、タンクに単体でついている。取り出しブロックにドレンがあるIHIのGX7は、ドレン回すとブロックが回ってしまう不具合があるので、これはこれで正しいかと思う)。しかしフィラーが案の定緩まない。逆にGX7だとフィラーは単体なのでソケット噛ませられたが、PC3-1はフィラーはオイルリターンを兼ねていて、ソケットを噛ませるには上についてるパーツを全部外して再びシールを巻いて戻すというしちめんどくさい作業が必要になる。だったらホース切り離しブロックをもっと工夫しろよと言いたいが、おそらくメガネレンチであれば切り離さずに出来そうなので発注した。まああのサイズのレンチはなんかしら出番があるだろう。作動しないほどではないので、明日の作業に備えて車載したが、エアクリ清掃したら蓋のグロメットが取れてエンジンルーム内のどこかに消えてしまった。嫌な設計してる。外れない物でそこは作れ。
・中国任侠伝、一巻の最後はちょっと難しかった。いわゆる武侠っぽい話ではなく、今の民生委員風の話や後宮の権力闘争の話などが多く、やたら登場人物が増えて混乱する。作者は連載の才能がすごくて、前の話にちょろっと次の登場人物を混ぜたりするので、気を抜けない。また最後に創作度合いについての解説があって、「歴史事実として読まれると困る」と釘をさしていた。まあ概ね事実で物語として把握する上で分かりやすく肉を盛った感じらしいが。この人は中国人だが育ちが日本で日本の豪傑の話を小学校などで友達として「中国の豪傑の話をしたい」と思っていたそうで、なるほど「豪傑」というのは人選のヒントかも知れない。
その豪傑だが、滅多にいないというのが結論のようだ。歴史書で出てくる人物もこの人の手にかかると丸裸にされて生臭くなる。前も書いたが、本当に任侠に秀でた人物であれば割とあっさり命を投げ出したり、そういう気質を悟って逆に隠棲してたりするので、名前が出てきているのは二流・・・というタイプが多い。また、私が2巻で強く感じた「口舌の徒」と「行動する任侠」の対立も1巻の頃は少ない。時系列で並んでいる訳ではないが、やはり1巻は古い時代(始皇帝や劉邦の頃)が多い。その時代は儒家は百家のうちの一つであり、まだ革新の気概も強く、強い体制批判をしていて、任侠と儒家は行動思想両面で体制転覆を行う危険分子という訳だ。じゃあ「学もありつつ仁の心が強く、意志が強固ならいいのか?」というと、「運」という要素が良く出てくる。
・今日はランチに先日のワイン会で知り合ったポルトガル料理のお店に行ってきた。名前と存在はぼんやりと知っていたけれど、立地が大通りから離れていて知らなかった。雰囲気はバルみたいなカジュアルな感じだがランチはコース以外も1000円以下のメニューが充実していた。ただ数日天気が悪く魚の入荷がないので魚料理は干し鱈とかに限られるという事。せっかくなのでコースを頂いたが、店内に良い魚の香り(エスカベッシュを作っている途中だったかな)がしているので迷わず魚に。メイン料理は干し鱈の卵炒めにエビのエスカベッシュがついてくる。前菜はにんじんの酢漬け、サラダ、プロシュート、鶏肝の煮物、ワカサギの南蛮漬け、スープはアサリとタマネギ、デザートはちょっと珍しい「メル」というのを頂いた。ボロ メル マディラというクリスマスのお菓子で、メルがハチミツという意味でマディラ島のハチミツケーキとかそんな意味で、いわゆるマディラケーキとは違いもっと濃密でスパイシーな物だった。他にも半熟カステラとか美味しそう。そしてポルトガルと言えばマディラワイン!とても贅沢な飲み比べまでさせていただいたのだが、申し訳なさ過ぎて書けない。白ワインもリースリングとシャルドネでつくった国際品種も頂いたし、サクランボ酒であるジンジーニャというのもチョコのカップで飲ませてもらった。当然最後はカップさら食べられる。ウィスキーボンボンとかあの手のに似ているが、流通商品は漏れないように溶けないチョコを使うので味がしないのだが、これは良質なチョコ(信じられないぐらい上品かつカカオが香る)を使っているのでジンジーニャとマッチングが最高だった。これはもう通うしかないわ。こんな素敵な店を知らなかったとは不覚、ただ酒精強化ワインは口当たりがとても良いのですいすい飲めてしまうが、アルコール度数も20度前後あり、吸収も良いのかとても「回る」。午後は仕事にならなかった、嗚呼贅沢。
・帰りに模型屋に行ったが、そこでも1/64は既製品ではないよーと言われる。鉄道模型店でもSゲージは無いしHOゲージ?もスケールが違う違う言われる。いいの、電車と違って車は多少スケールが上下しててもと思ったけど、やけにプラモ行け言われるので来たのに収穫無し。ただ、素材として欲しかった瓦なんかは段ボールの中芯で作れるとかは聞く。どうもプラモは在庫をはき出したいらしく、もうセールやってたし棚もさみしくなってきている。まだなんでも取れますからって言われたけど、逆に言えば取り扱いやめるんかなぁとちょっと思ったり。今回はフジミのF16Aノルウェー空軍のタイガーミートスペシャルマーキングセットを購入、当時はこういうスペシャルカラーのキットが沢山出ていたんだろうね。キットは上下モナカの普通の割で機首一体。筋堀もあっさりで、ぱっと作る感じかな。
さて、なんでノルウェーなのかプラモに解説がなかったので軽く調べてみた。またノルウェー空軍は「ペンギン対艦ミサイル」がついてきており、「え?F16系で対艦攻撃能力あんの!」ってびっくりした。調べるとF16開発は政治的、ドクトリン的な問題でもあり、簡単に「F15は高いからF16つくりましょうね」的な話ではなかったらしい。で、米軍のF16推進派はF104採用国でF15は高すぎると考えている国々に開発初期から要望を出してもらってF16を国際プロジェクトに持ち上げて横車を入れてもらった。その一つがノルウェーという訳で、土地柄から対艦ミサイル運用能力も持たされたという訳。元々F16は対地攻撃能力が最初からあるマルチロール機でもあったらしい。ん?なんかここらへん日本の実情とそっくりじゃん!となる。無論、高々度制空戦闘機としてF15は必要だが、そのミックスとしてF16に対艦ミッション遂行能力があればわざわざF2を開発しないでも良かったんじゃ?となる。
が、ペンギン対艦ミサイルのスペックを見ると自重380kg前後でASM2が600kg近いのに対して軽いし、航続距離も40km程度とASM2の170km以上と比べるとかなり短距離ミサイルと言える。西側スタンダードのハープーンは220kmの540kgとASM2とほぼ同じ。ペンギンはそれらより世代が古く固体ロケットなので長く飛ぶ事は考えていない。軽い誘導性能がある対艦ロケットにあたる。これならF16にも積めるし、母機誘導に高度な物もいらない。また中距離となると対空ミサイルが怖い訳だが、戦術的にはフィヨルドの隙間から飛び出して攻撃という事らしい。やっぱりF2は必要だったんや!と言いたいが、既製品だとFA18にハープーンというのがあった訳で・・・
・FA18と言えば昨日KC130との給油訓練中に落ちてFA18のパイロット一名死亡1名生存、KC130は5人全員が行方不明となっている。なんで落ちたのか、なんで一名だけ生存出来たのか等々今後の報道が待たれるが、またしても米軍は情報公開に消極的なのではっきりとは分からないかも知れない。まあ二機落ちてるから空中で衝突等があったとは思うが(第三者の攻撃の可能性は除外して)、ただでさえ難しい空中給油をさらに夜間にやるという訓練の必要性とか危険性がどうなんかな?という所。でも難しいと言っても事故るような意味での難しさなんか?って気はする。フライングブームだとぶっつけて落ちそうだけど、多分プローブアンドドローグだろ?夜間だと見えないで衝突しちゃうもんなんかね?
・夕ご飯はまた別のラーメン屋を教えてもらったので行ってきた。こっちは豚骨醤油だが濃厚だけど生臭くなくあっさり、多分肉の出汁を使っているんだろう。並盛りトッピングで満足。ただ風が強くてサンバーはかなり煽られる。進路は割と乱れないんだが、ぴょこぴょこしてる。
・会議で欠席裁判になった人がやっぱりいやがる。露骨に悪く出来ないので要望通りつなぎはしたけど、結局他の人も受けなかったのでなんだかな。で、最近よく思うのだが、弱者に見えてそうじゃないケースが多くて嫌になる。ポンコツカブで冬にも一張羅で配達している爺さんの家に行ったら、立派な御殿で高級車もとまってた、まあ息子のだろうけど。要は使い方、資産化、生き方の問題なんだろうな。同様に農家でもあばら屋の婆様がマンション持ちでただ人に金払ってないだけだったとかざら。
Posted at 2018/12/07 22:56:31 | |
トラックバック(0) | 日記