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暇人ぶぅのブログ一覧

2019年08月07日 イイね!

ロケット開発「失敗の条件」

 ・仕事、朝一はトマト出荷、量が僅かに足りないので収穫して補充。今年は違う品種だが、色がやや薄く皮や果肉も柔らかく粒も小さいなど、昨年の品種に比べて見劣りする。株分けが不要な這性なのはメリットに思えたが、成長してみると実が枝の下に抱き込まれやすく良く無い。立ち性の方がよさそう。あと、ちょっと嫌な病気っぽい予兆もあった。あとはI園でコウモリガ退治、まだ新たな食害箇所をいくつか発見した。しかし、どれも治療跡であった。これはパダンSGが後から効いたというより、太い枝に食入したら樹液の漏出で溺れて死んだようだ。この樹液は糊みたいな物で、上手くいくとセメダインでも流し込んだような形で固まり、そのまま細胞が復活するまでのカバーになる。人体で言えばカサブタみたいな物だ。表面では出ないので浅い食入は許してしまうが、太い健康で水分がおおい木はそういう自衛手段がある。あとはZ園の袋掛けやったりA園誘引やったり。草が大分伸びてきたので刈ったり除草剤使わないとそろそろいかんな。コガネムシトラップはほとんど掛からなくなってきた、発生ピークが終わったようだ。

 ・親がまた人の物を勝手に捨ててて、弟の義両親が来る事とかを口実にキチガイじみた行動をしている。よほど良く見せたいのか、義両親がなんかの検査でもしてダメだしするのか分からんけどいい迷惑。一日二日じゃなくて、ずっと居座る気じゃないだろうなと弟に電話して来ないで欲しいって言ってるが、親に金せびりまくった弟がちゃんと言えるとはおもえねーけどな。でも君の義両親はヘイトためまくってるで。

 ・ロケット開発「失敗の条件」 技術と組織の未来像
五代富文:中野不二男 ベスト新書

 先日喫茶古本屋で買った本、知らない出版社だったし時代が2004年出版なのでH2Aの話がメインだったが、失敗学として参考になった。ほとんどが対談形式で、最後にちょろっと結論をそれぞれ書いてあるのだが、その中でロケット開発の失敗集を配布して日本のロケット開発に生かそうとしたが、「他人の苦労は身にならない」「失敗は忘れられやすい」「他人伝えるのはもっと難しい」とまとめていたのが多くの示唆を含んでいた。
  つまり「失敗の条件」と本にはなっているが、これを読んだら私が同じ間違いをしない、という事ではない訳だ。成功するために過去の失敗から学ぶのは当然のことだが、それで100%防げる、そんな簡単な物ではないのだ。特にロケットなど最先端技術は失敗をするためにトライしている部分があるので、失敗は織り込み済みでなければならない。100%を目指しつつも、10%の失敗は大前提に諸々の調整をし、データーも取っていかなければならない。逆に言うと「失敗」というのは幅があり、そもそも打ち上がらなかったのか、打ち上がったけど落ちたのか、落ちなかったけど軌道投入出来なかったのか、軌道に乗ったけど姿勢制御や通信が上手く行かなかったのかである。
  しかし「失敗の条件」というタイトルが付いているのは、「失敗の定義の条件い」という意味ではやはりない。日本の国産ロケット開発の状況が低予算と無理解な役人根性や官僚主義、ペーパーワークの報告主義と組織に頼りすぎた技術者育成の失敗などなどで「そりゃ失敗するワ」となっているという意味に見える。具体的には書かないが、不勉強で事なかれの官僚主義が組織を腐らせているのを目の前で経験している身としては、「ほんとそうだよな」と深くうなずくしかない。もう一つ、日本の技術の没落に関しても時代の先を見据えている。当時はまだ日本は技術立国で先端技術に自信があったので、ロケットの失敗で「日本の技術が落ちた」みたいな言われ方をしたそうだ。しかし、現実には日本の宇宙開発は対米追従の不平等条約みたいな物や、そもそもの基礎技術からの蓄積の不足など、決して進んではいなかった。日本が進んでいたのは「量産技術」であって「先端技術」ではなかったのを国民やマスコミが理解していないという話しである。
  今日、量産技術では技術流出もあり韓国や中国台湾でも半導体などは作られており、液晶とかも日本のお家芸ではなくなってしまっている。パソコンやスマホも海外製になっている。アメリカなんかは先にそういうのは海外でもいずれ追いつかれるのを分かっていて「先端技術」に投資してきた。技術の棲み分けをして、5GとかAIとかスパコンはアメリカが押さえておきたい。一方中国も先端技術で立国したいという姿勢を近年出しており、それが例の貿易戦争の根底にある。そこで日本はちゃんと先端技術をちゃんと開発しているのかと言うと、未だアメリカ頼みな部分が結構ある。もっと言えばこの技術水準のギャップは日本と韓国の間でもあるから、例の輸出規制でフッ化水素が致命的になっているのである。日本が世界に負けない最先端、例えばIP細胞とかカーボンナノチューブとかを作る、それが技術立国であって、トヨタが自動車何台作ってもそれは技術立国ではないのである。まあ技官目線なので、なんでも莫大な投資が出来るってもんじゃないだろうけどね。

 ・明日 袋掛け、消毒
Posted at 2019/08/07 20:28:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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