2019年12月08日
・今日もかなり冷えた。マイナス4度だったが、それ以前からマイナス2度ぐらいが続いていたので冷え切ってる。久々に窓の結露が見えた(内窓の向こうだが)。ストーブ焚いて大分良くなったが、気がついたらハル(猫)が窓あけて脱走、あああそこつっかえ棒いれるの忘れてた。おかげで部屋はまた冷えてるし。他の猫が脱走しないでほんと良かった。ニワトリは後藤がまた産卵していた。遅かったが、ここにきて産卵安定しだしたな。
・ひとんちの運搬車、あまりにレバーが重いのと、ブレーキひきずりがあったので無理言っていじらせてもらった。これじゃ小柄な女性だと動かしづらいので。ワイヤーを緩めてオイルをさすがワイヤーインジェクターが仕事してくれなくて手動でチマチマと。アストロの商品どんどん悪くなってるな。で、クラッチ機構は軽くはなった。途中でなぜかクラッチレバーが途中で硬くなる症状が出て慌てたが、エンジン動いてる時は問題なし。しかしこっちのワイヤーは調整した様子はない。ブレーキは実はメインクラッチと排他動作するようになっていて、そこは目一杯締めてあった。おかげで常に引きずってしまっていたようだ。ここを正常に戻してアイドルでも進むようになったが、ブレーキが緩い問題が出るとまずい。
ところが、ここのブレーキドラムはプラスドライバー止めな上、フレームが左右から挟んでいてギアボックスさら外さないと作業出来ない事が判明。とりあえずブレーキの引きずりと制動力の強さは関係ないのでグリップがいい坂部分で止めて思いっきり引っ張ってみたがクローラーだけが滑る程度なのは確認したので良いかなと。
・もう一つ、運搬車のお宅のTVリモコンもお馴染みの電源スイッチ不良が起きていたので持ってきて修理。パナはフレームが弱くて割らないかびくびくしながら分解、実際爪はおれてしまったのもあるが、ビスで止めているのでちゃんと組める。というかビスで止められるのに何故こんな爪付けたと聞きたいうぐらい。分解がやりづらい。故障は案の定スイッチゴムのシリコンオイル析出によるスイッチ絶縁。綺麗にベッタベタだったので溶剤で清掃、ゴム側も清掃。折角ばらしたので回路以外は丸洗いして汚れを取って組み直し。作動チェックで無事動いて良かった。が、こちらでは本体スイッチでオンオフにもう慣れているようだし、リモコンのオンオフだと主電源は落ちないので、あんまりメリットはなかったかもなぁ。
・うちはSSのメンテ、不凍液を循環させるつもりだったが、バッテリーあがりで始動出来なかったので抜ける所から水抜いて終わり。今度軽く回してやるか。あと水圧メーターが壊れてた。凍結?いや、以前からこれ内部漏水とかあって水圧表示もあやしかったし新品交換すべきかもな。調べたら割と安かったし、あとは接続口のサイズだけだ。LLCは充分、オイルはキタナイが充分、エアクリはもってきてエアブロー、バッテリーはテスターだとCCA112で12.2Vだった。ディーゼルだとこれでもう始動しないのね。軽トラならまだ動きそうな数字だけど。これもパルサーかけて充電。
・サンバートラック、カナード付けようとしたら見あたらない。親がまた狂ったように立ち入り禁止って書いてある所の物を捨ててるし、叱ったらもう老人の声できぃきぃ言ってる。老人ホームとかで聞く声がご自宅でも。で、サンバー、洗車終わってから空力パーツ付けたかったが、寒くて余裕がないのでとりあえずフィン類だけ手持ち分全部貼ってみた。普通の車だとフィンは車体の後ろ側とサイドにちょっと貼るのだが、今回思う所あって割とフロント中心で貼った。サイドに割とまんべんなくとルーフ屈折点だ。ここはバンで効果を感じた所だ。なぜ負圧を消せる場所に貼ってないかと言うと、サンバーだと鳥居がそこにあるので、そっちはフィンは使えないからだ。
そのフロント回りの空力処理だが、それだけでもかなり効果はあった。同じルートを走る用事があったが、処理前より静かで安定している。ドラッグも減っているし、もう空力処理は気のせいとか無いよりマシなんて物ではない。確実に良くなる、メーカーがやり残した(デザイン上出来ない)処理だ。
さて、残りの鳥居だが、まず滑り止めを固定しないといけない。そうすれば、ルーフとの隙間は少ないので隙間は自然になくなる。ここの後ろ側の処理は難しくて、何かを付けると長尺物を積んだ時にぶつかってしまうから出来ない。
「からくり設計メカニズム定石集 ゼロからはじめる簡易自動化」
タイトルは自動化とあるけど、ほぼワンアクションの自動化であって、機械要素設計も足りないので、これで具体的に何か出来る訳ではない。むしろ私は既存のメカの要素の把握に役立った感じだが、面白い事は面白いし知らないメカも若干は出てくる。でも、私がやれたらいいと思う分野での改善策は思いつかなかった。結局高付加価値農産物でそこらへんをやるには、どうしても大規模ラインにしないと成立しない。そのスペースと作業効率を個別に準備するのは非現実的というのが他の農家さんも含めての答えだと思う。安くて良ければまあ可能だが、加工トマトの場合どのみち工場でそれやってるから、畑の段階でこれが役に立つってなんだろうな?コンテナの上げ下げと運搬ぐらいだろうか。そこらへんは積み込み台とかの方が役立つけど。
で、これを読んでいて思ったのだが、一時期の3Dプリンター押しはなんだったんだろうかと。最新の小島秀夫のゲーム「デスストランディング」でカイラルプリンターというのが出てきて、これが高速通信によりオンデマンドであちこちでアイテムを出力出来るという3Dプリンターそのものなのだが、そういうゲーム的な発想でしか存在意義がない。結局大型3Dプリンターメーカー自身がそれを治具にしか採用出来てないのだ。20世紀は大量生産の時代だったが、21世紀は少量小ロットのオンデマンドのカスタムデザインになると言われていたが、蓋をあけてみればさらに高度化した技術は安直な樹脂成形なんかじゃ満足出来ない感じになっているし、みんなiPhoneにむらがってる。皮肉にも3Dプリンターがもっとも生かされているのは「性能関係ない」「カスタム設計」「小ロット販売」が可能なフィギア的なおもちゃだらけだ。あと、プラモデルなんかでは試作や金型製造である程度使われているような話しを聞く。3Dデーターがそのまんま出力出来る、ってのは「デジタルワールド」や「CADデーター」あたりと親和性が高いのだろう。逆に「からくり設計」と「3Dプリンター」はあまりにも立脚点が違いすぎる。言ってみれば内部はからくり設計でモジュール化、外装は3Dプリンターみたいな。iPhoneだって外装に相当こだわって手触りとか高級感を出そうとしているけど、ユーザーはケースに入れて保護したりデコったりしてる訳だろ?
ただ3Dのワンオフ整形で有望視されているのに人体とのサポート機具のフィッティングはある。別に3Dじゃなくて熱可塑シート(カイデックスとか)でいいんだけど、そういうのを通じてからくりを人体にくっつける工夫みたいなのは必要だろう。小島作品だとそういうギミックは昔から好きで、スニーキングスーツやらソリッドアイ、そして義手という方面で発展してきた。まあバイオニクスだが、これも有望視されていながら、なかなか実用化されてない分野だ。農家さんも「サイボーグになってまで働きたくない」って冗談で言っていたけれど。そこらへんはコンテナ規格らへんに関係していて、昔は力がある男性が主な働き手だったから、コンテナも20kgぐらい、袋も30kgぐらいを想定していた。でも今はそんなの沢山運べないから小さく沢山運ぶって方向が望ましいけど、なかなか規格をいじるというのは出来ない。
Posted at 2019/12/09 07:08:46 | |
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