2020年03月04日
・仕事、D園の剪定、ここは一発目から本剪定にしてすぐ癒合剤を塗っていくので、私とお手伝いさんのタイミングが合わず、マルチ回収とかも並行してやってもらう。本剪定なので電動ハサミを使ったが、最初切れ味が悪くて戻って分解して研いでグリス入れて使ったが、やっぱり多少切り口が潰れる。今年の冬は暖かくてブドウの木の冬眠が浅く、水分が多いというかスカスカというか。午後は軽く雨が降るという事で私だけで剪定進めて、残りG園の苗や台木の剪定。
癒合剤は私はトップジンMというのを使っている、多分大抵の果樹農家はコレだと思う。この商品は1kgのバケツのと200gのチューブがあって、チューブは私はこれまで滅多に使わないのだが、人からもらったのがあって余らせていた。今回久々にがっつり使ってみたが、改めて使いづらいなぁと。トップジンMのチューブが使いづらいのは、一にも二にも「詰まる」事に尽きる。これ、すごい詰まりやすいのだ。ノズルというかチューブ口にキャップがあって、その小さな穴から出るのだが、内部で硬化した成分が詰まるのか、詰まると全くでなくなる。幸い針金がそこらじゅうにあるので、詰まるたびに突っ突いて使っていた。これ最後まで使い切ったのは多分初めてじゃないかなぁ。確かにボトルは一度あけると大量に一度に塗らないといけないので、剪定で小出しにはしづらいが、チューブもそこらへんが完全ではない。解決策としてはノズルの手前にメッシュフィルターを付ければいいと思うんだが、この手の硬化成分はいやなサイズで出るからなんともだな。
あとは水田の書類出したが、どんどん複雑怪奇になっていていやになる。世の中を無用に複雑にして補助金っぽいのでがんじがらめにして、アンケートとやらにはお前らが欲しい答えを出すための設問だらけ、そんなの自分で考えろよと言いたい。あと、私はこの関係で一切補助金をもらったことがないので、なんでこんな手間をと思うのもあるのかも。てか、転作してんならくれなきゃおかしいものももらってないのは申請を最初から受けさせてもらってないんじゃ。
最後にとある農機具の鍵がない。先日使ったのは覚えているんだが、部屋で猫があらゆるものをひっくり返すのでほんと困る。台所はもう入れない事にしたが、ハルは粗相もしたので懲罰の独房があればいれておきたいぐらいだ。朝も扉を閉じても外でずっとうるさく鳴くし、それに意味は特にないし、もうこいつだけ独房に入れて寝るか。もう寒くないし。
・NHKラジオの聞き逃しで1GBも使ってしまいちょっとあせっている。音声データーなのにNHKはデーターサイズ大きいんだよな、半分は通信の不具合で何度かアクセスしていることが影響していると思うが、まあ実際それだけの価値のある放送ではある。てか、この通信量って毎月頭でリセットされないのか?以前はそうなっていたんだが、なんか先月から累積しちゃってる。
さて、最近の放送で多いのは自動車の未来象、特に自動運転に関する話題なんだが、私はものすごい違和感を抱いている。学者や企業トップが語る自動運転の根幹には「人々は自動車を運転する事に苦痛を感じている」という前提がある。(運転したくないから)自動化したい、(運転したくないから)カーシェアリングしたい、(運転したくないから)移動中にゲームしてたい、(運転したくないから)○○(運転したくないから)××・・・・・!お前ら自動車嫌いだろ!!
私は自動車を所有し運転するというのは究極の贅沢の一つだと思っている。インフラとか実用なのはもちろんあるし、そこらへんを飛ばすわけじゃなくても、1t前後の鉄の塊を人間の力を遥かに超えたエンジンで思うように動かすというのは、文明社会の個人に許される中ではダントツにパワフルな行為だ。そのうちAIカーが普及して運転するなって言われても自分で運転したいと思っている(その時に充分に健康であれば)。高齢者とかが都市部で運転したくないってのは分かるけど、若者が田舎で運転したくないとしたら、それは税金問題じゃなきゃいんぽぐらいに思ってる。多分ここのサイトを利用している人の大半も同じ意見だと思う。別に暴走したいとかじゃないけど、自動車と公共交通機関が大きく違うのは自由かどうかだ。
ちょうどラジオ子供相談でこんな言葉あった。「鉄道、モノレール、ライトレールが全て鉄道の1ジャンルにすぎない、鉄道の定義は移動できるルートが決まっていて、運転手にその選択の自由がない、ハンドルがないという事だ」というのだ。自動車はその対極、自由の象徴と言っていい。それが自動運転で会社までドアツードアでも目的地まで行ってしまう時代がきたら、それはもう自動車じゃなくて鉄道と一緒だ。なんでも効率化で目的地までさっさと着けばいいって、人生も運転もつまらないだろ。そりゃ事故る事もあるけど自分でカーブ一つ曲がる、それが運転するって事だ。自動車の未来を語る人たちが、所詮その程度の認識でいることにウンザリさせられる。
もちろん私も車が自動運転だったらなぁと思うことはある。最近は風邪や怪我など体調不良はないが、飲酒するときに最初からタクシーで往復したり運転代行を頼んだりするのは手間もかかるし経済的にも負担。そういう時に自動運転になってくれたらとは思うけど。またカーシェアリングも前も書いたが否定派だ。都市部の住人が休日だけレジャーや買い物に使うのと、仕事で汚れ物運んだりするのは違うし、レジャーに行くにしても自分でメンテして自分でカスタマイズした車に乗りたい。カーシェアリングって無人タクシーと限りなく同義だと思うのね、そりゃタクシーにオリジナリティーは求めないけど、そんなの自家用車ではない。
怖いのは、政府が将来、CASE(コネクティッドカー・自動運転、シェアリング、EV)を推すのは間違いなく、結果として自家用車を「ぜいたく品」としてこれまで以上に税金で弾圧するのではないか?という事だ。実際都市部では必需品ではなくなってきて免許持ってない人も増えたし、それで日本経済が傾いても資源の無駄遣いが減っていいという事はある。でも田舎のバスやタクシーの代わりにCASEカーがあるから自家用車ぜいたく品とはならないって役人は思わないんだろうなぁ、仕事してないから。もっとも、昔からSFではAIカーが出たら骨董品の化石燃料を転がす時代遅れの人間は描かれてきたから、取り立てて新しい話ではないのだろう。
・明日 剪定残り、多分D園終わる。A園はもっと短期間で終わるだろうし、H園が問題なぐらいか。
Posted at 2020/03/04 22:19:09 | |
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