2020年03月10日
・新型コロナのいろんなデーターが出揃ってきて、やばさがハッキリしてきた。厚労省の事実上の封じ込め失敗宣言が出て、もうパンデミックからどう生き残るかに戦略がシフトする感じだ。まず、最大の関心というか一番の優先事項はそれでも自分が感染せずに2年程度掛かるワクチンの製造まで耐えることになる。幸運にも重症化しない事を期待できるかと言うと、確かに死亡率は5%以下だとは思われるけれど、再感染か潜伏の例を見る限り安心できる要素は何もない。厚労省のシナリオは発症が人口の1割とあるが、その発症がどの程度までを指すのか不明だし、仮に軽い無自覚症状を5割として人口の2割がキャリアになったら、もう限りなく全国民への感染は不可避だと思う。全く根拠が不明な厚生労働省の見積もりでも発症1200万人で死者が60万人と言うと、毎年のガン死亡者と同じ数のがどーんと増えるわけだ。まあ人口密集地だと100%感染、地方だともう少し遅いのかも知れないけれど、この1割だのなんだのは所詮時間の問題だと思う。過去のパンデミックから見ても1年ぐらいの範囲の話しじゃないかな。
じゃあ感染しなかったから生き残れるかと言うと、これまた先は真っ暗だ。まず経済が死ぬ。あらゆるイベントはもはや政府が要請するまでもなく行われない、当然オリンピックもやらないし甲子園もやらないし祭りもみんなやらなくなる。買い物だって極力控えて短時間に必要な物だけ買うことになる。経済がそれで上向きになる訳ないから、現在増税直後ですでにマイナス8%のGDPは軽く2桁は下がる。最初マイナス15%ぐらいかなと思ったけど、コロナリスクを見直すと20%も超えるかも知れない。幸いなことに経済停滞しても移民も来ないからひたすら静かに死んでいく経済だ。何しろ、誰が感染しているかもうわからない世界だから疑心暗鬼になるだろう。
国内がこうやって静かに死ぬ一方、世界もおそらく封じ込め出来る所はほとんど無いだろう。北朝鮮みたいなところがパンデミックで崩壊するのはいいとして、世界経済もバッタバッタと倒れていくので、大恐慌になる。で、海外に資源を依存している日本があとどれだけ持ちこたえられるかが分からない。産業も止まるし、エネルギーもこないし、一番怖いのは食料危機がはじまることだろう。そうじゃなくても日本は自給率が低いから食卓から肉が消えそう。領土問題じゃなくて食料問題で戦争とかシャレにならないな。
正直言うと、日本の腐った体制が崩壊するのは望んだところでもあったし、だからこそ世の中あんなにゾンビゲーみたいなポストアポカリプス物が流行ったんだと思っているが、具体的に見てみるとひどいなぁと。実際は人口の5%がフルに死んだとして、20%が重病化したとしても、それで文明が崩壊するわけではない。スペイン風邪で世界は滅んではないからな、おそらく長い目で見れば弱毒化して風邪の1ジャンルに落ち着いて「あんなこともあったよね」みたいな感じになるかも知れない。それでも、生活の不便さなんかは、ちょっとしゃれにならない感じになると思う。うちにしても、経済が死んだら嗜好品なんか食べる余裕はみんななくなるんじゃないか?って気はする。まぁ、最悪食べる分はなんとかなると思うけど・・・こんな想像は結局外れて「ちょっとひどくなることも稀にあるインフルエンザが流行ったね」で済めばそれにこしたことはないけど。
・市長選挙がはじまったが、コロナの問題もあり、争点もぼやけていて盛り上がらない感じだ。争点がないから政策論争もないのだが、もちろん市長に求めるのは政策能力なので困っていたら、公開質問のサイトがあった。正確には対話集会が予定されていて、それは中止になったけれど、回答を集めてアップしてくれてあったようなのだ。質問は市民などから集めたようで、割と網羅的に選ばれていて、政策がよく分かる。そうそう、普通なら政党がついていることが多いが、今回の選挙では政党色をなくしてあるので、誰がどこ寄りかわからない。
全体の印象として、G氏はこれやる気ないかも知れない。写真使用不可にしてたり、具体的な政策は全部「慎重に検討したい」だらけで、安倍が「必要ならば躊躇なく」って言うのと同じ、事実上何もやりませんよーって言ってるようなもんだ、除外。K氏はこれずっと外野にいた方がいい人だと思う、立ち位置の問題でよい悪いじゃなくて。M氏もG氏とほぼ同じ、一番担ぎやすい形を狙っているのが見え見えで、自主的にやる気が感じられない。配布物だと夢見がちな政策を語っているけど、具体的な政策実効力はないな。Y氏は偉丈高で外部から愚民共を導いてやるみたいな勘違い人間だった、老人あるある。H氏は一番丁寧かなぁ、でも現状追認でこの人を選ぶってのは停滞した16年のさらに続きをやりたいって事かなと思う。まあ、そういう需要はあるはずなので間違いではないけど。O氏は部分部分でまともな事は言ってるけど、元の肩書きやらなんやらが気になる。結局、誰も答えなんか持ち合わせてはいないのが分かったわけだが、もう選挙は支持したい人を選ぶ積極選挙から、ダメな奴の中から妥協する消極選挙になってるんだなって。白紙投票するほど理想主義ではもうないのだ。コロナうつされないように、今回も事前投票に行ったら珍しく新聞調査につかまったので色々書いてきた。記者さんも感染心配なのに大変だよねぇ。
・今日は311だった。あれから9年、様々なラジオ番組を聴いていたが、NHKの震災アーカイブでいいだて村のおばあちゃんへのインタビューが一番ぐさっときた。80歳まで生きてきた故郷で戻ってきたけれど、山も川もおかえりと出迎えてくれるけれど、放射能汚染があってキノコ取りにも山菜取りにも入れない。なにより人の心が変わってしまったのが悲しい、と。ゲストコメンテーターで取材先もよく知る教授が「福島の帰還者の人は言いたいけれど口に出せない言葉がある。なのでこういう言い方になるけれど、人の心が変ってしまったというのが指しているのは端的に言うと賠償金だ」と言っていた。おばあちゃんは貧しくてもつつましく先祖代々の暮らしを郷土で行いたい、しかし、東電の分断政策で帰還者と避難者などで賠償金で仲たがいする、あるいは降って沸いたあぶく銭と何の産業もない人もいなくなった村で生きがいを失う人がいる、そういう事を指しているんじゃないだろうか(と勝手に推測するのは失礼だとは思うが、教授も具体的には言わないから)。他にもコメ農家だったが今は出荷もされない蕎麦を作ってる人が「荒廃農地になってしまえば見てきたチェルノブイリのように森になってしまうので、生業にはならないけれど蕎麦の花が咲けばいいわと思って蕎麦を作付けしている。みんなに知ってほしいのは、これが原発事故、原子力事故という物なんだ」って言っていたのも心に残った。
今、福島に行って、直接見て欲しいと結ばれていたが、ほんと福島は一度見に行くべき土地かも知れない。
・昨日は雨が降り続いているので、朝軽くB園剪定してから自宅。猫にゃんにゃん。畑は隣接水路の工事の人が来ていたが、地元のあくどいヤクザギリギリの人がやってる工務店、以前その上の水路で作業したので、なんか市役所に水路関係で食い込んでやってるんだろうな。正直、全然整備の必要がない裏露地の水路で漏水とかも言われてないから、自分らが町会経由で陳情って形であげて自分らで受けてるマッチポンプっぽい。こうやって税金垂れ流してるから日本はもうダメだと思うわ。
・今日はB園の剪定残り終わらせてから、グリズリーの部品交換を行ったが、ほんと面倒で4時間近くこれにかかりっきりになってしまった。原因だが、ブレーキのピンをボルトで直しているので、それが色々と難しい問題を引き起こしていた。前の人の修理が倒れていたのの原因もその過程で判明、確かに干渉跡があるわ。そこらへんの干渉は結局へクスじゃなくて普通の六角頭にする事で解消できた。六角は頭の厚さが5mmだけどへクスは10mm近くあり、削っても7ミリ以下だとレンチのかかりが浅くて心配になる。で、干渉は解消したのにブレーキドラムを取り付けてレンチで締めると重くなるという謎の症状が出て、全部では15回ぐらいブレーキの取り付け取り外しをやったんじゃないだろうか、もうライン工である。
重くなる原因を探るため何度もシューの接触箇所を削ったりスプレーで色塗ってはがれる場所を見たりしたのだが、ハッキリとは分からなかった。ねじ込みを弱い状態にすればフリーは軽いのに、ねじ込むと重くなって、ドラムとパネルに干渉はもう無いだ。もちろんシューとドラム側面も疑ったが接触無し、ハブ面の精度とかも考えたが謎。ピンの並行度にやや疑問はあったが、それほどかも不明。結局アタリだと思ってシュー接触部分を削ることで許容できる程度に軽くはなったので「アタリ」ってことかも知れないが、今回の問題含めここはヤマハの設計不良を言いたい。
一番いけないのは、リアブレーキという大きな制動力を必要とする所の設計に無理があったこと。ドラムという悪路向きじゃない整備性が悪い物を使って、しかもスクータやビジバイのシューなので容量が少ない(まあTWあたりにも使ってるからそれなりと言うべきか)。それだけならいいんだけど、倍力させるためアームを長くしてレバー比を上げてあるので、力は強いんだけどクリアランスがきつく変磨耗やちょっとした変形でタッチが悪くなりすぎる。ためしに古い方のドラムつけたら、磨耗量は1ミリ程度で「こんなん交換しないでよかったか」と思ったら、めちゃくちゃ締め込み量が変わりそれでも効かなかった。
まあ交換調整後はしっかり効くようになったし、引きずりも車体引っ張っても全く分からないので、あたりが出るまで走ればいいとは思うが、もう一つすごい気になるのはヤマハ純正シューのアタリの出方である。まるで油でも付いたのか?って思うぐらい、黒くねっとりとしたアタリが出る。このヤケは制動力が下がる種類の物なので、あまり嬉しくない。ほんと、どこからか油が湧き出しているんじゃないかと思うほど、このヤケが出るのだ。もしかしたら軽いアタリだと有効に作用する面があるかも知れないし、そこが減ってすぐ全体であたるようになるとか素材で工夫しているのかも知れないが、今回はあまり良く作用してなかった。シューライニングってヤスリで削るとジョリジョリとかコリコリって感じで削れるのに、ヤマハのは粘土か!って感じで目詰まりして、すぐ削れなくなるし、繊維がなくてボロボロっとなる感じもする。
さて、これでブレーキは良くなったはずだから、あとはもう一度テストランしてエンジン系の具合を見て終わりだな。あとエアを足すついでに軽トラも全部エア補充、バンで一部少ないタイヤがあった、右前も左後ろはそれぞれちょっと抜けやすいな。洗車もしてバンもぴかぴかになった、撥水コートは管理が楽だし耐久性高い。
・明日 お手伝いさんにD園の片付けしてもらう。その間、マルチするかどうかだな、やればやるほど良い物だが、面倒ではあるので藁で済ませたいのが本音。終わったらA園でも同じことする。Z園とG園で仕上げ剪定するなら、癒合剤を刷毛で塗って付いてきてもらうのが効率的にはいい。
Posted at 2020/03/11 23:07:12 | |
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