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暇人ぶぅのブログ一覧

2020年05月16日 イイね!

雨休み・The big little farm

 ・雨でほぼ一日休みにした。昼頃は結構強く降って降水量は10㎜ぐらいあったんじゃないかな。田んぼなら作業出来たとは思うけど、休養にあてた。耕耘機は軽く分解、シャフトを切ったら見えてる部分からボルトだった。そして、噛み合わせはアルミパーツだけじゃなく鉄のフレームもかなり削れていた。構造的に無理があったようだ。ボルトを長い奴で交換して固定する事は出来るだろうが、それだけだとピボットのガタが大きすぎて駄目じゃないかな。てか、ここに本当はブッシュが入っていて遊ばないようになっていたのではないかと。
  あと水田のフロート弁も自作してみた。動作的には多分こんな位かな?ってなったけど、水圧に対してどう動くのか分からない。まあ100%止める必要はないから、減水に対してどの程度耐えられるかだ。

 ・夜は気になっていた映画を見に行ってきた。やっと自粛開けでレイトショーをやりだしたんだが、元から貸し切りに近い入場者数だったから、見に行かないとつぶれちゃうみたいな危機感があった。作品は「The biggest little farm」という作品で、邦題はザ・ビッグリトルファームという物。映画というかカメラマンだった旦那のドキュメンタリー作品かつ一種のプロモーション映像という感じだった。
  作品の内容としては、伝統的農法への回帰の失敗談などだが、全てのスケールが大きく、また比較すべき現代の農業が極端なアメリカだから話題になるけど、日本だとそこまで極端ではないから実感として良く分からない部分もあるかと思う。なんというかいかにもアメリカだなぁ、西海岸だなぁみたいな。苦労しているとは言え、これたった8年(映像部分だけみればほぼ7年)のお話である。それでここまで名声が得られるインスタントさはうらやましい反面ちょっと出来過ぎかなぁという感じもするし、何より彼らが成功した最大の理由は初期投資がすごいからだった。だって、貯金ないけどベンチャー投資で伝統農業に投資させていきなり200エーカー(東京ドーム17個と言ってた。1エーカーが4反だから800反=80ヘクタールぐらい)の農地と設備を手に入れて、さらに大規模なプラントや柵、生き物などの投資をしている。そして、まともに収穫が出来て売り上げが出てるのは4年後ぐらいだけど、そんなすごい金額になってるようには思えない。さらに労働者が20名ぐらいはいて彼らの労力があってこそな部分があるけど、有志の仲間達という感じで雇用費どうなってんだろうねって部分もある。まあナチュラリストとかが来てるのかもだけど。
  と、批判的な見方もしてしまえるけど、やってる事は割とオーソドックスな副業経営で環境維持型(前が悪すぎたので環境改善型)で、特に動物の果たす役割や野生動物との共存関係の作り方はすごいなぁと思った。実際同じような経験があって見ていて辛い部分もあるし。例えばカタツムリ大発生なんかで手で駆除して苦労していたが、あれアイガモ農法でドロオイムシとかジャンボタニシ駆除を知っていたので「カモ使えばいいのに」って思ってたら、やがてその話が出てきた。またコヨーテによる鶏への被害と、土ネズミの果樹被害の話があって、前者は多少は銃で駆除もしたけど気分が良く無いし絶対数がとんでもなく多くて無理だった。一方ネズミはもっと数が多い。で、ニワトリの保護にイヌを放して保護したら、コヨーテはネズミを駆除してくれるようになってWin-Winになったというのは出来過ぎにしてもまあすごいなと。実際はメンフクロウや猛禽類も増えて、そっちの駆除数がまたすごい事になっていたけれど。彼らは途中までアランという有機栽培の先生にアドバイスをもらって作業していたけれど、途中でアランが亡くなって自分達で立ち向かわなければならなくなった時に、抽象的ながらアランが示した方針を守る事でなんか形になっているのは上手い構成だった。
  あとは、彼らの販売チャンネルはそういう食品を求める大都市圏があってからだし、観光という方向でも収入を得ているっぽい。恐らくレストランとかも併設して農業体験施設みたいな感じになっていってるんだろう、アメリカ人のあっけらかんとした感性を感じる。日本でも似たような事をやってる所はいくつかあるけど、ウェットな感性だとなかなか割り切れない部分もあるだろうからね。
  作品はカメラマンの旦那のストックや貴重な映像、ドキュメンタリー部分などとても生命が溢れている感じで、綺麗な物ばかりではないのがいい。でもストックが少ない映像の使い回しや、スマホなどのプライベートショットの画質の悪さもある。自分からすると、いつもの日常の部分もありつつ、もっとこう行けばいいなってのを実現している部分もありつつで、映画を見た感動というのより疑似体験みたいな感じだった。いい刺激ではあるけど、日本で真似する上でネックなのは規模の小ささだと思う。80ヘクタールもあれば、その中で生態系とか保護とかも言えるし、なんならその外側もたいした人口密度じゃない。しかし、1ヘクタールだと、その中にフクロウの森とか無理だし、農地に住んで作業者で移動とはいかない(いや、山際でやってる人は日本でもいるけど)。まして1反だとね・・・また、金網とかもあっちはすごい安いのだろうか?日本であれだけやると、かーなーりー掛かるので、辛いと思う。池作るのだって面倒だしね。
Posted at 2020/05/17 00:11:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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