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暇人ぶぅのブログ一覧

2020年07月10日 イイね!

昨日の日記(接ぎ木再び・カルシウム剤あれこれ)

 ・仕事、接ぎ木してトマトにカルシウム散布、D園房作り。

 ・昨日、接ぎ木をしていて気がついた事とノウハウについて。私は成功例が少ないので上手い人から教えてもらったりした事、本に書いてある事なども含めて考えた。まず最初に「接ぎ木ハサミは緑枝継ぎには不向き」という事。これは、割り入れと違い切り口に圧力が掛からないので密着しづらいのが原因ではないかと思う。あとは切り口が潰れる事か。ナイフの方がマシ。で、台木は中間で切るという人と節で切るという人がいる。本だと中間だが、養分が強いのは節の部分で、節の芽を止められるなら節か?って気もする。中間部分はつかなかった場合、節から先を枯死させる事もある。
  台木は柔らかい方が良くて、これは密着のためだと思われる。ただ、春先に太い枝はでないし、継ぐの難しいよね。一般に太い枝ほど付かない気がする。穂木は硬い方がいいとされている。で、昨日ホギを咥えながら作業していて感じたのだが、ある所から先は穂木が甘酸っぱくなる。養分が先端に集中しているのが分かる。以前、野菜の接ぎ木で読んだのだが、穂の方が糖度が高い事で水分を引っ張るので活着がいいのだそうだ。逆だと穂が水を浸透圧で奪われてしまうし、そもそも穂の芽の活力が高い。
  割り入れは私はハサミの方がやりやすいが、ナイフの人もいる。怪我しやすいので注意。節が硬いので、節の手前で切って節に向かって割るとやりやすい。ホギの削りは一発で平面を出した方が当然密着がいい。パラフィンテープは先端にも巻いて乾燥を予防した方がいいが、そうするとついてない芽もずっと生半可に生きてるのがなんとも。芽は上向きの方がホルモンの関係で出やすいので、そこらへんは普通の剪定と同じだ。また密着はパラフィンテープの力だと足りないので、他の強いテープで巻く人もいる。劣化しないと今度成長が止まるので、マスキングテープなどがいいのではないかな。また葉柄が活着のバロメーターになるので残すという話も聞いた。

 ・カルシウム資材の単材散布だが、色々分からない事も多い。大別して粉剤と液剤があり、液剤の方が高い。いろんな成分が入っているが、カルシウムの吸収に関してはそんな差はないかなと。で、うちはセルキープを使っていたのだが、銅材前はスイカルが推奨だった。単材散布なら後半でもスイカルでいいと思う、カルシウム濃度が4倍ぐらい違うし値段も安い。しかし、現代農業の過去記事にそこらへんの特集があり、ノルチッソが良さそうだった。ところが、これは海外製品で価格が現在分からない。迷ったら、今度カルパックという商品が似たような物で、こっちは20kgで3000円ぐらいとさらに安かった。実は酢で石灰を溶かす酢酸石灰は手作り出来るので多分もっともっと安く出来るし、酢はこれも作物に散布すると良い結果が出ている。
  ところで、昔は銅材がボルドー液だったので、普通に石灰が散布されていたと思うのだが、最近はボルドーかけてるの見ない。汚れるからかなぁ、防除効果は高いし安くて長持ちすると思うし、カルシウム補充にもなるはずなんだが。とりあえずはセルキープを散布しておいたが、株分けしないといけない。
  あと、カルシウム剤の意味について。昨年そこそこ見た尻腐れという黒い斑点が果実後部に出来て腐るのはカルシウム不足の生理障害だそうだ。カルシウムは土壌にも施肥してあるが、水分不足になったり果実成長が早すぎると体内カルシウムが不足(吸えない)して発生するらしい。これらの疾患は後からカルシウム与えても無駄で、発症させない事が大事で、土壌に与えられない場合は灌水もしくは葉面散布になる。灌水は余程なら考えるが、普通そこまで乾かない(マルチしてあるし)ので、葉面散布をタイミング良く行う事が重要になってくるが、実は葉面散布では効かないのだそうだ。というのはカルシウムは転流しないので、末端に届いたらそこで終わりなんだと。葉っぱだと先端に届いて終わり。一方カルシウムの吸収は葉っぱでも果実でも茎でも行われるそうなので、一番効率的なのは果実そのものへの噴射。最近の商品はそう書いてあるのもあるが、果実をいちいち見つけるのは面倒なら茎に散布してもいずれ実に行く。もちろん、一旦に何百リットルも散布するなら、そんな心配せずとも全体に掛かるけど、あの防除はやりすぎだったと思っている。出来るけどあんまりやりたい方法じゃない。

 ・水田は水口らへんだけ成長が極端に悪く、逆に末端は葉色が落ちて緑が薄くなっていた。まず水口の問題は水路からの漏水だと思う、何度も水田歩いて分かったが、水路寄りが水温がとても低い。老朽化してるし、大雨だと水路の外側から水が出てるから間違いないだろう。もちろん水口からも水は入っているが、どうも常時低いのが問題みたい。ある意味、青立ちに近い。水路にコーキングする必要があるな。色落ちはチッ素不足なので追肥を投げ込んだが、なぜチッ素不足になるかと言えば多分養分競合なので雑草の影響なんだろうな。さすがに大きくなったコナギはアイガモも食べてないし。
Posted at 2020/07/11 14:58:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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