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暇人ぶぅのブログ一覧

2020年07月11日 イイね!

草刈り・世界1貧しい大統領

 ・今日はまさしつ「ザ・梅雨」という天気だった。1時間ごとに大雨と晴れが交互に来る感じで気が抜けない。まあ雨が残ってるので午前中は作業無し、午後はビーバーでE園の草刈り、思った通り太い茎に対して4枚刃は特効で軽く切れる。茎自体は鎌でも切りづらいほど硬いのだが、四枚刃は折るというか運動エネルギーで引きちぎれるのでむしろ柔らかい草より切れる。逆に柔らかい奴は逃げて巻き込む事があって笹刃や8枚の方が得意ではあるが、そちらでは茎は全く切れないで苦労していただろう。雨も降っていたがヒメジョオンだかセイタカアワダチソウは一掃出来た。こいつらは再生能力がこの段階だと低く、開花はすぐには出来ないので、意外と管理は楽かも。生えてるとアメリカセンダンの発生が著しく低いし。アレロパシーか日光競合か偶然か分からないが。逆にセンダンはものすごい生えてるので、明日の晴れ間に除草剤で根絶やしにしてやらねば。除草剤は追加レシピを最初から入れておいた、こうすればいちいち調合する手間もいらないし。

 ・映画「世界一 貧しい大統領 ホセ・ムヒカ」を見てきた。夜の時間帯になったし雨が降ってるのでちょうど良かった。作品自体は・・・うーんって感じだ。そもそもウルグアイの政治体制や近代史を知らなかったので、ムヒカのバックグラウンドが分かってなかった。「貧しい大統領」と言った時に、てっきりパラオの酋長的なある意味牧歌的・郷愁的な物を想像していたのだが、実は彼は自由の闘争の戦士であり革命家であった。だから副題に「闘争と愛」とか書いてあったのも冗談じゃなかった。てか南米で何があったのか私はあまりに知らなすぎるなとお勉強。
  南米はインカ帝国があったがコロンブスの後、スペインのコルテスが占領してスペインとかポルトガルの支配下になったのまでは知ってる。ではスペインから独立したのはいつかと言うと、ナポレオンがフランス革命や第二帝政をやった頃にスペインを支配して兄を王につけ、それが南米も支配する事になった。が、現地ではそれに反対がおきたり、割拠を狙うイギリスがちょっかいだしたりして、南米というまとまりは瓦解してバラバラになった。またかよイギリス。ウルグアイは周辺国同士の紛争の傍観者的影響を受けながらも、スイスを参考にした福祉国家・共和国家として戦前は栄えた。しかし経済の低迷や、社会構造(大地主制や畜産偏重)の旧態さから戦後は社会主義革命のゲリラ活動が行われる。これがトゥパマロスで、ムヒカはそこの闘士、はやい話がゲリラだった。
  ゲリラと言うとジャングルで農村のカモフラージュをしながら武装しているイメージだが、ウルグアイは都市が発達していたので、彼らは都市型ゲリラという戦術をとった。都市部で裕福層を拉致したり銀行強盗をしたり、早い話が今で言うテロリストである。オリジナルと言ってるが、一方で東欧共産国家の影響も感じられ、パルチザン的でもある。というのは、ウルグアイ政府もトゥパマロスの鎮圧に軍隊を持ち出して内戦っぽくなってたから。結果、軍隊には勝てなかったよ・・・って事でトゥパマロスは鎮圧され活動家は投獄され、ムヒカも13年も刑務所だの軍の収容所を行ったり来たりしていた。
  しかし、軍政も過剰な弾圧を行った事などから民衆は支持せず、結局85年に民政移管して共和制国家になった。それからは比較的平和というか、民主主義国家として歩んでいて、左派政権が樹立されてムヒカは大臣になってから大統領になっている。うひぃ、映画の話から離れすぎた。言いたいのは、ムヒカは気のいいおじいちゃんで、私利私欲がない善人で、平和主義の穏健派に見えるけど、実は「13年も投獄されるほどテロリストとして銀行強盗や拉致を現場で銃(45後継やルガーやワルサーを使ったと言ってる)を構えて行った過激派リーダーで、その思想は社会主義志向が強く反米主義であったという事だ。それは決して現在のムヒカを否定する物ではなく、本人も投獄時代という失敗で色々学んだと述べているし、口だけじゃない貧困対策をとってはいる。実際、貧困層は激減し、子供の教育も充実してはいる。一方で、大地主制解体とかは多分変わってないだろうから、一部の人からはやっぱり攻撃されていた。
  結局、大統領として有能だったかどうかは良く分からない。閣僚で登場したテロリスト仲間はもっと過激な感じだったし、人材としてどうかなと思わないでもない。一方で官僚制度は権威主義だと強く非難しているし、それは正しいんだけど、上手く使えているか分からん。取材で出てきている貧困対策や私財を費やした農業学校も、大統領レベルの権限でこんなバラックなんかって気もする。まあ逆に大統領権限使ってないんかも知れないけど。支持者はもちろん画面に溢れていたし注目度も高く要人との会談映像もあったが、まあ政治的に熱い国だろうから、あれを信じていいのか分からない。

  でも、結局の所、ムヒカを大統領の職務の視線から見てるドキュメンタリーではないので、大統領をやった人の人生哲学を聞く場であり、それは有益だったと思う。不遇の時代が人を作る話とか、人のために何かをするんだよという話、文化という価値観の熟成が国の安定の最も基本的な部分である事、割と文人政治家っぽい事を言ってる。いや、それをストレートな言葉で民衆に語りかけられるのが彼の強みだとも分析されていた。
  じゃあ、副題の「愛」の方はなんなのかと言うと、大統領夫人である。彼女もトゥパマロスの構成員で偽造などをやってる活動家で、ムヒカと結婚(正式じゃないのかな?)してるけど投獄されて実際は会えてない期間が長い。また二人には子供もいないそうだ。でも、活動家のパートナーは同じ政治信念を持っている方がいいって事で、元から考え方が似ていたそうだし、大統領夫人になっても普通のおばちゃんみたいに付き従っていた。まあ、長年連れ添った老夫婦の愛って感じで見ていたのだが、過去の写真を見てびっくりした。このおばあちゃんの若い頃の写真が超絶美少女なんである!そりゃムヒカじゃなくても偽造書類もらいに来て一瞬で恋に落ちるわ!ってぐらい美人さん。ムヒカも少年の頃の写真は美少年なんだが、青年になった頃から鷲鼻縮れっ毛のいかにもアディオスなアミーゴになっちまったので、いきなり美女と野獣っぽくなってる。

 結論「ラテン人は美人の言うなり」

 余談だけど、最近の映画のラインナップが死ぬ話ばっかり。なんだこのブームは。

 ・明日 晴れるらしいから除草剤使う所で使う、Z園整枝とD園房作り

 
  
Posted at 2020/07/11 22:23:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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