2020年09月22日
・仕事、朝荷造りして出荷して、収穫してさらに出荷する予定。ところがA園のナガノパープルはやたらいいのでパック相当が少ない。それは嬉しい悲鳴だが、若くてもっとパック品が取れそうだった木がしなびていた。土が乾燥しきっていて、細い枝の先端からしなび。もう糖度があがってからなので、食べられないわけじゃないのだけれど、結構なロスだ。そして潅水しようにも水路に水がちょろちょろしか来てない。またZ園も同じような条件で、しなびは確認出来なかったが危なかったので、こっちも潅水。エンジン出力を最低にしぼって水を吸い上げきらないように調整してなんとか潅水したが、水路の水止めをしっかりしたもので作りたい。
水路の止水板は細い水路なら土嚢や石でいいのだが、太いところだとビニール袋でも押さえきれない。また、ビニール袋は破れやすく耐久性は皆無だ。鉄骨入れて持ち手にしたコンクリがいいと思いつつ、作れていない。ポンプは2時間燃料切れるまで回したので12tぐらい送ったはずだが、あっちもカラカラなので全部浸透している気がする。こっちのブドウはまだ若干糖度が上がりきってないので、雨で烈果が怖いな。隣の人に一つ送る。
潅水の後はトマト収穫を見たが、3箱だった。少ないのだけれど、自分で足りない分を収穫してみても難しくて、ギリギリだった感じ。緑色だけどほとんど雑草だわ。トマトも新芽が今頃また動き出してるところを見ると、気温が高すぎて成長止まっていたんじゃないだろうか。これで今年の出荷は終わったが、なんと137ケースだった。これ、8月で切り上げた人とほぼ一緒なんだが・・・目標400ケースとか半分どころか1/3だ。
・アヒルは放しておいて最初は自由になって増長する感じもあったが、やっぱり家畜(家禽)だけあって餌をもらえる人にはちゃんと懐いてよってくる。特に先に生まれた有色の個体は人の長靴にかみついたり、追いかけてきたりする。食事でお腹が一杯になるとみんな寛いで伸びている。前のアヒルもそうだったが、腹ばいになって足もダラーンと延ばしたり、左右を交互にストレッチしてみたり。ナガノパープルは全然食べないけどシャインマスカットは食べるなど、多分色で見分けているな。普通の鳥は逆に青いシャインは食べないんだけど・・・でもトマトを与えるともっと喜ぶので、やっぱりトマトで育ったのは大きい。これ、もしかしたら冬場も放し飼いできるのか?出し入れ面倒ではあるけど水田で残渣の処理に使えそう。トマトなんかあれだけ食べるんだし。ニワトリは外に出すと足が速いから回収できる気がしない。
・ブドウは店でかなり品数が出ていて「こんな中で競争はきっついなー」と思いつつ、特に多い生産者の物を買って食べてみた。この人は立派な房を大量に出していてすごいと思っていたのだが、食べてみてガッカリした。なんだこの味は・・・旨みも甘みも足りなくて、糖度計で計ったら17度だった。シャインは生産者が増えて新興産地も形成されて、今後は品質競争になるといわれているが、その実は生産者の差が激しい。系統チャンネルでは見た目が100%なので、むしろ糖度が上がらず窒素肥料沢山やって水っぽく太らせた物が評価が高くなる。なんかアホらしくなってきた。もちろん、味も見た目も両立している生産者もちゃんといると思うが、調査で買うには値段が結構する。もう一つ、今更また違う事言われてもって事があって、なんだかなぁという所もあった。いや、そらそうなんだけど、だったらそう言えばいいだけだし、そもそもここの生産者はみんなそれをやんない。何のための・・・
・夕方は隣の水田の人がはさ掛けしてたので、日没に間に合うようにちょっと手伝った。うちは運搬車もあまったはさ木もあったので、乗らない分を延ばしてちゃっちゃとかけて、日没直前に終わった。この人からは藁を切らずに売ってもらっているので、作ってくれるのは嬉しい。お母様が手伝っているが、かなりの高齢なので心配していたが、今年も節々痛いといいつつ元気に仕事していた。老人はまてい(丁寧)で、私なんか刈り残しなんか適当に鳥の餌なのに、まとめて結わえてちゃんと収穫するんだよねぇ。
あと、「まてい」を検索したら、県内の市のHPに由来が書かれていて「真手」という古語そのもので、意味は丁寧とか大切とか真心を込めてとか。逆の意味は「野手(のて)」だそうだが、私は聞いた事がない。
・明日 A園の草がかなり長くなったので草刈り、A園収穫と潅水。パンとかラベルとか買いに行く。お手伝いさんにZ園の孫房落としお願いする。脱穀準備
Posted at 2020/09/22 19:56:45 | |
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