2021年07月04日
・今日は雨という事でオフにしてたが、やっぱり雨は散発的で仕事入れようと思えば出来た感じ。まあ、オフと言っても大事な付き合いでもあるのだけど。まず飲料の補充、早速おばあちゃんが「これ安くていいわね!切らさないようにしてね!こっちも他より20円は安い」と言ってくださった。一つは健康にいい野菜たっぷりな商品なので、利益は考えず売ってる。もう一つはちょっと利ざや削りたい所なのだが、会計上やりづらいので、どうするかなぁ。イベント的な枠作るか。そしてまた機材の故障が発覚、幸い業者は日曜日にも関わらず秒で連絡が来て修理手配をするとなったが、そういう手間をかける前にちゃんとチェックして出すべきではと。今回のはチェックして出荷してれば防げた問題だらけだ。
・某イチゴ広場のイベントも行ってきたが、人出も内容も微妙だった。まあ駐車場が満車なぐらいは人気だったし、前良かったクラフトの人もいて感想とか新商品とかは良かった。ただ、いつもトップで回してる店長っぽい人はおらず、サブマネっぽい人が仕切っていたが、客商売に向いてないなという印象の通りだった。飲食ブースの人がいないから物販レジにオーダーしに来てるのに、飲食はアッチ!って言い方するかね。しかもスタッフが移動してきてオーダー受けてサブマネに仕事振ったら、酷い盛りつけで崩れており盛りつけ材料も忘れていた。さすがにこれ酷いんでスタッフに言ったら造り直してくれて美味しかったのだけど、平気で失敗したの出して謝りもしない人がいると行く気も応援する気も失せた。
・次は薫製の店で他の所で知り合いがいたという話を振ってみたが、記憶にないそうだ。それだけ多くの人が出入りしている業界らしいし、まあ忘れていると言われたら無理に掘り返す事でもないか。他のスタッフにも商品の話を聞いたがスムースに対応してくれる。今回は卵にしたが、あっさりだ。全体的にもう少し強くいぶして味も濃い方がそれっぽいと思うのだが、上品な感じ。さっそく多くのお客さんが入っていて立地って大事だなって思った。
・その近くのお土産に近い乾燥フルーツや乾燥食品のお店、ここは店員の接客はベストオブベストと言いたいぐらい感じがいい。たとえ相手が観光客でリピートが無くても変わらない。サービスも商品説明も感じが良くて、営業ってこういう人が向いてるんだなって思う。商品もどれも美味しかったが、ニンニクの低温フライはやはり美味しかった。逆にシャインマスカットのグミはやっぱりそれほどシャイン感はなかった、美味しいけど。ほんと、あれだけ人気なのに加工が難しいんだよねぇ。ギャラリーは模様替えしていて、新しい絵にいろんな解説を聞けた。私がどこかで最近聞いた民芸関係の話を思い出せて良かった・・・と思ったが、今になって間違いに気づいた。また買いに行こう。
・最後にデパートに行ったらソムリエがちょうど居て情報を頂く。新作のラベンダーのジンはまるで香水だった。実際オードトワレとかアルコールに香料を溶かした物だから似たような物だ。そして日本酒蔵の販売会をやっていたが、試飲は出来ないので、それぞれの蔵の人にお話を伺った。先にトータルの話をすると1:杜氏は営業は下手
2:女性が元気
3:日本酒やアルコール類、小さい蔵の将来は悲観的
まず1はもうね、営業トークを杜氏がやれって言っても出来ないですよもう。ワイナリーと違って杜氏って年齢的に高い人が多いし、情報発信って苦手なんだと思う。営業職を置いてない蔵が今後どうやって生き残るのかと思うけど、人材の余裕がないんだろうね。
2;その中で営業が好印象だったのは女性スタッフを配置していた蔵元だった。中には新人さんもいて、まだ知らない事も多いみたいだけど(その蔵の独自の部分をまだ経験出来てないという意味で)一生懸命さや新しい取り組みに積極的だった。特にある蔵はアルミボトル(コーヒーとか入ってるアレ)に発泡日本酒を入れたのを出していて、いい刺激になった。ただ、この設備を持ってるのは大規模な所で、外注してコストがかかる上に商品名の製造者が最終的なボトリング業者になってしまう点を気にしていた。税務署判断だそうだが、それが統一基準ではないとか。他にも紙コンテナパックもやろうとしたが、ラインが専用でないといけないのでハサップに抵触して委託も出来ないとか。
3:んで、他の所とも話して思ったが、まず昨今アルコールが悪者にされていて、消費が増える未来が見えない。そして小さい蔵が新しい取り組みをしようにも法的な規制がどんどん厳しくなって、もう古い事を惰性でやっていく事しか許されないような印象だ。小さい蔵が共同で何かしようとしたら、結局独立性が保たれなくなってしまうとも。
しかし、ピンチはチャンスでもある。ある蔵のパンフでびっくりしたのだが、そこは創業210年だが、江戸時代の2つの蔵と明治からの1つの蔵が合併して出来て、それが20年前に別資本に買われたのだそうだ。今後、やはり小さい蔵は営業職もいなければ杜氏も高齢化、設備も旧式かしていれば閉鎖という事にもなってくるだろう。その時、せめてブランドや残ってる人材を合併していく時期に来ているのではないか。そうすれば新しい取り組みをするコストも出来るだろうし、営業かけて見直される商品も出てくるだろう。立地がいい蔵は畳めばそれなりの金になるはずだし。一方で、そこまで事業にお金をかけたくなくて、現状維持で自分の代で終わりという蔵もあるんだろうなぁというのも感じる。
Posted at 2021/07/05 01:40:22 | |
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