2009年07月06日
・エブリィのヘッドライトのHID化が放置してあったので、段階踏んでやってみた。DB51Vの下のグレードはまだシールドライト。しかし、私はシールドライトの車(NA6CEとDB51V)の方が、ハロゲンバルブ(AE100やステラ)、ましてやHID(DY5)より明るく見えるという不思議な現象に悩んでいた。果たして答えはでるだろうか?
・まずライトの交換で、エブリィはフロントグリル部分のカバーがプラスネジ2本で止めてある。ライト本体はスプリングとネジで固定して光軸調整できるようになっている。ここは本体をぐるりとまわすとバヨネットマウントよろしく取り外せる。あ、配線は抜いておく。このマウントステーにランプがさらに固定してあるのだが、注意深く外せば楽勝でしょう。そのまま元に戻します。
・バルブはライトのセットで送られてきた中古の出所不明の普通のH4、これで運転席側だけ交換して見ます。まずライトを直視した場合、H4の方が色温度が高く眩しいです。この眩しいが曲者で、目で直視して眩しいライトは明るかったためしがありません。光の収束が良くない証拠です。やっぱりシールドじゃないと反射板の無駄遣い感があります。形状こそ同じですが、H4バルブの場合は上の反射板を使っているだけで光源を上手く活用してない感じ。モロ線が見えます。ただ絶対的な効率がH4のが高いのも分かります。
・ではロードテストですが、不思議なことがおきました。シールドビームの方が明らかに明るく見えます。交換したバルブが逆かと思うほど。で、ライトを遮って配光特性を見て、ライトのレンズカットでも感じていた通りのことが分かりました。これは三菱の国内向けの車に使われていたライトらしいのですが(車種不明)、対向車と歩行者の幻惑をさけるためにかなり横と下方向に散光するカットがしてあります。なので運転席側のライトは全体的に配光して前方中央が暗く、カットが甘い(?)シールドビームはスポット的に前を照らすので横の配光も重なり全体的に明るく見えたわけです。
・HIDは業者が素人でコネクターオンと書いてあったけれどH4タイプはバッテリーリレータイプです。で、エブリィはバッテリーが荷物室なのでコードを延長しなくてはいけません(ただし、マイナスはアースから拾うのでプラスのみ)。で、コードの規格を調べるのですが、被服があってわかりません。それほど太いコードではいようで、300V耐圧なのは分かりましたが、万一リークするとプラスはショートしちゃうので、ちょっと皮膜があつい2mm芯2本を重ねて使う事にしました。接続する部分からショートしてしまうのがすごい心配ですが・・・またバラストの設置場所も限られているので頭が痛いです。コネクターオンならこんな苦労しないんだけど、やっぱりヤフオクは上級者向けだな。
Posted at 2009/07/06 20:46:25 | |
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2009年07月06日
・一昨日はあまりに暑かったのでシャツも脱いで寝てた。翌日は車運転していても、なんだか集中力が続かない。あとくしゃみが良く出て「なんかのアレルギーか?」とか言っていた。夕方になって、やっと気が付いたのだが、風邪になりかかっていたようだ。あんまりにも体調そのものが良いので分からなかった。
・畑の野菜は調理するととても美味しい。ミートスパゲッティー最高!今日も天気が薄曇なので、畑仕事を頑張りたい・・・でも風邪がまだ残っているのかも。
Posted at 2009/07/06 08:22:56 | |
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2009年07月05日
・昨日のエントリーがえらい好評だったので、きっと皆さんも同じ事感じてるんだろうと思い、さらに突っ込んで調べてみた。なんで日本では絶対的な燃費が悪い重量車がエコカー減税の対象になってしまうか?である。今回の参考資料は経済産業省の「乗用車等の新しい燃費基準(トップランナー基準)に関する最終取りまとめについて」ってな資料である。とっても分かりやすくまとめてあるが長い。PDFって嫌いだよね。なんでHTML形式で書いてくれないかね。
・先日のエントリーをまとめておくと、ギアスキャンセラーを装備したオレンジに追い詰めたルルーシュであったが、たった一つの命を捨てて生まれ変わった不死身の体、ギアスの悪魔を叩いて砕く、オレンジがやらねば・・・もういい?
絶対的なエコカーを普及させる目的で作られたはずの燃費基準(トップランナー基準)であったが、重量車ほど甘くなる基準のため車体を重くして絶対燃費を犠牲にしてもエコカー認定が受けられてしまうという制度の逃げ口を使った似非エコカーとやらが税金逃れしている、というお話だった。
ちなみに、ハイブリッドカーを同じ基準で見る人が居る。つまりハイブリッドシステムで重いんだから燃費基準が甘くなるので、だからあんないいんだろう、と言う訳だ。しかし、経済産業省資料で見ると、特殊な車体ではこの燃費基準に入れてしまう不公平なので、全く別の基準で考えようと提言してある。つまり、ハイブリッドカーのエコカー減税というか自動車税関係の特例的な扱いは平成19年にすでに決定していたというか、むしろハイブリッドのための減税策であったのではないか?とさえ思える。なんか違うメーカーが俺も俺もと相乗り要求してるけど(そして自動車税の軽減策は確かにそれ以前からあった物だけど)、ハイブリッドカーは本質的にかなり異なるので抜かさないといかんし批判は的外れだ。まあ、あえて言えばマイルドハイブリッドとかFRのハイブリッドはちょっと問題が多いので、やっぱり絶対燃費基準が必要だと思うけれど。
・では先日のフラホの話から。重量区分は日本の場合16段階なので、フラホが16段階だろうと思っていた。どうやら、等価慣性質量(IW)と言う用語を使うようなので、以下IW。IWの区分けはECE(欧州)とTRIAS(日本在来型)と新IW(JC08のベースのはずだが・・・)がある。ECEの場合は22区分で、TRIASはほぼその半分14、新IWでは24となっている。ただし新IWがECEより細かいと言うより、同じ範囲での基準は統一して、重い方が細かく分けられただけである。で、日本の燃費基準は16段階に分かれている。10・15モードの時が8段階だったので、ほぼ2倍精度になってはいるが、新IWとは上手く重ならない部分も多い。原因の一つに車両重量と試験車両の装備重量(燃料フル+110kg)ってのがあるので、カタログ値の車両重量から110kg多いのがIW重量になる。逆に言うならIW区分は車両重量マイナス110kgで計算されているんじゃないかと思う。
個人的な感想だが、IW区分にしても下は50kg刻みなのが上に行くと110とか120kg刻みになるのはいささかおかしい気はする。税制的には軽い車の燃費基準はある程度の範囲がいっしょくたにされているので、さほど問題は感じないだろうし、そもそもその重量の車は少ないのでなお更だが、なんで細かく計測してるのに差が無いのか?ってな気になる。まあ物理的にイナーシャが二乗で考えるべきものなんかも知れないけど。
総じて国交省より経済産業省の方が詳しく公平な情報公開をしているのだが(国交省のPDFファイルはアホな事になってたりするし。まあ、この資料は国交省も同時発表となっているのだが)、それでも燃費基準そのものの数字についての具体的な言及は無かったし、そもそもシャシ台方式への疑問は乗ってなかった。まあ経済産業省は付属データーでちゃんと自動車の重量減の必要性および空力性を言っているので、より公平だと思うけれど、やっぱり目標燃費はメーカーのお手盛り基準じゃないのかと言う疑いが強まった。
で、やっと理解したのだが、この燃費基準は物理的な根拠がある訳ではないトップランナー基準と言うのだった。つまり現行モデルの中で最も燃費が良い(トップランナー)にさらに目標値分を上乗せしたのが新燃費基準だったのだ(これだけの事が書いてないのよ、なかなか)。で、別添資料にはこう書いてある
「トップランナーの区分によっては車両重量との関係が公平ではなくなる」「相対的にゆるい区間への出荷台数が増える」とある。ところが、何故かこの基準については、「軽自動車と普通車との間へのギャップ」と言う風に書かれている。このギャップをスムーシングすることで燃費基準を甘くしようや!と言う事らしい。つまり、連続する重量区分内で燃費が極端に甘い場所があったとしたら、周辺とのギャップ分上乗せして厳しくしようと言う考えのはずだが、軽自動車と普通車の間のギャップなんてのは今の所問題になっちゃいない。敢えて言えば軽自動車の1tと普通車の1tは燃費的に普通車の方が楽すぎるので、軽自動車のために若干甘くしましょうという話ではあるが、カタログ燃費で見る限り軽自動車の燃費は小型クラスと遜色無いので、本当に問題なのは重量車のギャップだが、トップランナーがそもそも存在しないようなクラスでギャップ補正もへったくれもないんじゃなかろうか?
この問題は根が深くて、この逆方向からのトップランナーベースの考え方で考えるとハイブリッドが在来重量区間に入らないのは、もし入れてしまうとプリウスの重量帯が恐ろしく辛い燃費基準になってしまい、大方の車がエコ認定をうけられなくなるからではないか?とうがった味方も出来る。と同時に効率が悪い車を重い区分に多数リリースする事は反社会的なメーカーの生き残り策になってしまう。例えばだな、エ○ティマハイブリッドをこの区分に入れると1990kg~2100kgの区分のトップランナーは18km+α(技術加味分)になってしまう。ちなみに基準は9.4kmだ。ほぼ同じ区分のエ○グランドは8,2とか(しかも10・15だから統計的に見るとJC08同士だとさらに違うはず)。すると、軒並みこのクラスの車は非エコカー認定に堕ちることになる。間違ってもスムージングは悪いクラスのために甘くする物ではなく、厳しくするための考え方だが、下げるのは考え辛い。
・で、昔から言っている事であるが、シャシ台測定も重量区分も全て恣意的な区分分けが可能なので、一番いいのは自動車税は全部燃料税にしてしまう事だと思う。一時期ガソリンが200円ぐらいになった時はさすがに皆遠出を控えエコカーが売れたが、また安くなるとETCに吊られて渋滞作ってるし燃費が悪く車も出てくる。もちろん金払えばどんな反エコな車でも乗れてしまうという問題はあるのであるが、そういう問題以前に最も徴収コストも掛からず公平で堅実なのはコレだ。まあ、敢えて言えば、利用者にその負担金が公平なのか分かり辛いって弱点はあるけど。次点でロードテストを義務化して集合的なデーターを取る方法。
Posted at 2009/07/05 10:48:27 | |
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2009年07月04日
・先日某新型車がとても恥ずかしい燃費のくせにエコカー減税を受けられるのがおかしいと物申した。今の車なんざどの車もエコカーステッカー貼ってるのではあるが、私が以前から疑問だった重量別の燃費基準について考えてみたい。
・燃費基準が何故重量別になっているかと言うと、現実に即したというよりテストベッドのデーター取得用フライホイールの重量の刻みが段階的なので、と言う説明があった。つまりシャシ台で等重量のつもりでつけるフラホの重量が完全に自動車と同じではないらしい。それでも何段階かの重さがあって、当然その重量に応じた燃費が産出される。
で、面白いのはこの重量の違いはステップがあるので、ある程度の許容範囲があり、その重量区分の下限値に近い車ほど有利になる。逆に上限値付近は不利になる。で、先日読んだある本で「基準達成のために重くしちゃった云々」が分かった。そもそも重量区分けも恣意的だと思うけどね。何キロで次の区分に行くのか読めない。ただ、自動車そのものは、この区分の下限側で稼いでいるなーってのは良く分かる(笑)。例えばレガシーなんか、モロ(一番軽いグレードが限界で一つ上のランクに入っちゃってるぐらい)、アクセラも1.5の燃費評価が低いと思ったら、2.0が30kgで上のクラスに入っているためだった。
・まあ、10・15モードだった頃はその重量の基準がさらに曖昧で、デミオで重量が違うグレードの燃費が一緒だったりするのは、そういうウソ表記が制度的に許されていたらしいので、マツダがというより日本自動車工業会辺りが嘘つきだったと分かったのだが、JC08もテスト内容が今になって甘くなって駄目になった。
って事で参考までに重量基準サイト
>http://www.fhi.co.jp/envi/info/index_02.html
をはっときます。この下限側が怪しい候補。
Posted at 2009/07/04 11:07:57 | |
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2009年07月03日
・農協で蕎麦の種とモロッコインゲンの種を買い、小麦収穫用にバインダーの紐を買おうと思ったのだが、出てきたのが純正紐で1400円!えー、そんな高い物なのか?と思って近所のホムセン行ったら440円でした。純正なんて割高だし、そんなのしか置いてないなんて・・・ただ蕎麦の種は逆に通販の半額ぐらいだ。まあ、種の値段と言うのはあってないような物で大口売りは安いのだろうけれど。バインダーの欠品はあと少し買ったので、あとはキャブの修理でまた動くと思うが・・・
蕎麦は8月後半に蒔けばいい品種なので、小麦の跡地にソルゴーでも植えて大豆の生育具合を見つつ・・・って感じになると思う。こういう時は単一作の方が耕運機を使えるので圧倒的に楽なのだが、枝豆も美味しいので。小豆は今年はどうなることやら。
・歴史博物館に行ったら昔の蒸気自動車らしい物が飾ってあった。こんなナディアとかスチームパンクでしか出てこないような代物があったんだ・・・と思ってみたら「移動:馬2頭、 出力 15馬力」とかある。え?このエンジンじゃ移動しないのか?と思って良く見ると、そいつは消防用のポンプでした。4分団の文字があるので、団の装備品だったのでしょう。笑えるのが「火を沸かして20分後で使用可能」って事で、まあ火は現場でも入手できるでしょうし移動中に暖気も可能でしょうが、のんびりした代物です。また写真に軍隊と消防隊が合同で出動している映像もあり、戦前いかに消防組織が重要だったか分かります。警察、軍隊、消防と言う地方の治安系組織では最も建設的だったともいえますが、今は唯一プロとアマが別れている組織です。
他にも消防設備の展示は多く、考えてみるとつい先日までは災害で最も恐ろしかったのは戦争ではなく火事だったんだと分かります。現にお城も戦火は免れてますが火事で消失していますし、展示物には江戸時代の水鉄砲・・・じゃなかった消防ポンプ笑がありました。東京大空襲は大半が焼死ですし。また、この程度の装備だと、消防団の主なお仕事は延焼防止の打ちこわしだったんだろうなーとも思います。
ちなみに現代でも火事が恐いのは変わらず、屋根とか素材が違うので単純に比較できないでしょうが、一軒屋が燃えたら可搬消防ポンプなんか3,4台じゃ効かないでしょう。ポンプ車使っても延焼防止がやっとです(風向きとか色々要素はあるだろうけど)。では現代のポンプは何馬力ぐらいかと言うと、小さくて30馬力、大きいので45馬力、ポンプ車は普通のランクルですから100馬力とか150馬力とかです。まあ全開で使う事は少ないでしょうが、昔のポンプがいかに貧弱だったか分かります。
Posted at 2009/07/03 16:45:45 | |
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