2009年10月31日
・先日FG151というギターの欠品サドルを削りだしたので、今度は牛骨のサドルを作ってみた。骨はプラスチックよりかなり硬いので難易度はかなりあがるのだが、超強力両頭グラインダーを使った結果ものの5分で削りだせた。オリジナルがそこそこ弾きやすいと分かっていたので、そのコピーを作ればいいだけだったのも大きい。若干純正より幅が狭いのでサドルが遊ぶ感じがあるのが残念だが、まあまあ弾きやすいサイズになったと思う。
肝心の音の違いだが、チューニング中はちょっと小さく感じて「幅があってないからかなぁ」と心配したが、鳴らしてみたらかなり良い感じ。FG420は長く使った弦なのでテンションが落ちて高音は少し艶がうせていたのだけれど、これがFG151の張り立ての弦の音に戻った感じ。これで弦を張りなおしたら、どんだけよい音がするんだろうか?楽しみだ。一方で相対的に低音はそれほど増えなかった感じがする。というかチューニングの狂いは低音ほど大きいようで、結構テンションが下がってしまった感じなので、その影響もあるかも知れない。やっぱり弦交換だな。
FG151は荒業らしいが天日で乾かして音の改善を目指す。含水率が高いと音がくぐもった感じになるので、乾燥した方が一般的には音が良くなるのだが、乾きすぎると木は割れたりするし、若干ウェットの方が良い時もある。こっちはバリバリ感が少し増して、サドル交換前のFG420に近い所まで来たかも。ただ、弾いた感じが全然違う。
ところでギターの弦はエクストラライトをヤイリとかJAMESとか一番安いランクのを使っているが、高いのや重いのはどうなんだろう?ちょっと興味が出てきた。チェロでも弦の差はかなり大きいのだが。
Posted at 2009/10/31 20:19:59 | |
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2009年10月31日
・当時ありふれた存在だった物、凡庸だと思われていた物が、時代を経る事で見直され、再評価されて名機と呼ばれる存在になる事がある。車でもそういう例は沢山あるが、楽器も然り。木製楽器の場合、もともと古くなることで音質がよくなる事は知られており、オールド楽器はそれだけで価値があるが、一方で新品時に価値があるからこそ、時代という荒波をかいくぐってくる事が出来た、ともいえる。むしろ普及品の方が現存する確率は低い。例えば日本刀、古い物は室町時代の物もある訳だが(直刀ならもっと古い物もあるだろう)、戦国時代にもっとも使われたであろう野太刀は一本も現存していない。
・前置きが長くなったがギターのそういう量産型銘機にヤマハFGシリーズがあるそうな。フォークギターというブームを作り出したヤマハのFGシリーズは60年代に始まったそうで、現在にいたるまで作り続けられているのだが、市場がギターで一杯にならないのは、それだけ多くのギターが失われているからかもしれない。当時の技術でどの程度の楽器が出来たのか疑問視する人もいるだろうが、こと木工に関しては日本は世界一の技術を持っていて、むしろ近代化で失われたとさえ言われている。まあ、音に関しては、好き好きも含めて、これから書く事になる。
・先日某リサイクルショップでジャンク扱いで置かれているギターを見つけた。その時はえらく古いギターだとしか思わなかったのだが、良く考えて見ると古いギターならむしろ成長している可能性もある。で、調べて見たらFGシリーズだった訳。FG151という75年から78年の間に作られたらしい機種なので私と同い年ぐらいだ。ただ、コンディションは酷かった。全体的な汚れやキズはともかく、ぺグが一個外れてしまっていたり、サドルが無かったり、弦もサドルピンも無く、当然弦などなく、値段はわずか500円。私もサドルの入手状況を調べてなかったので賭けだったが、買ってみた。
・結論だが、サドルは今でも手に入った。汎用の補修パーツがスカッドとか言うメーカーから出ていたので、それを削って好みの形にすれば弦高を調整できた。ただし、これが一番大変だったかも知れない。おかげで弦高がギターに与える影響を知る事も出来たのだが。また調整過程でぺグに弦を巻く回数による音への影響やネック反り調整など、いきなり愛用ギターでやりたくないような作業も出来た。
・さて、FG151の音だが、そんな訳で弦はまだ新しくて音が若いし、ギター本体もなり方を少し忘れてしまっているような所がある。またサドルの調整も確信が持てないので、あくまで今の使ってみた感じで見ると、愛用のFG420A(89年頃の)と比べてかなり個性がある。そうそう、FG420とFG151はウェスタンボディーでかなり似通っているが、FG420は肩とお尻を張って容量を稼いでいるのに対し、FG151はお尻を厚くして肩を薄くして、容量を確保している。残りはトラスロッド調整ボルトが出ている場所とかストラップの取り付け位置とか細かい部分を抜かすと、よく似ている。塗装は420がクリアで厚みがあるのに対し151は薄くてチェロより塗ってないような感じだ。構えて見ると151の方がかなり小さく感じられるのに不思議だ。ネックは151の方が薄くて幅広で、周長は同じだった。
FG151は鳴りが良いと呼ばれるオールドヤマハらしく、ギンギンと鳴る。弦が新しいのもあって、ちょっとびびり音が出る(サドルが高すぎて押さえきれない事もある)。ただ1~4弦が特に鳴る分、低音が相対的に弱く感じる。ベース音に乗ってない音なので、広がりはイマイチ。420の包み込まれるような、暖かい音に対し、151はしゃかりきで騒々しい感じだ。また低音の音が不安定で、微妙にビブラートが掛かっている気がする。
・ま、サドル100円、ピン500円、弦300円、ネジ200円、本体500と2000円以下でオールドヤマハが出に入ったのだから、喜ぶべきか。ただ、エレキも使ってないし、420も改めて好きになったので、演奏する機会は好く無さそう。どこか別荘でセカンドギターにするならともかく、151はメインとしては使わなさそうだなぁ。まあ、少し使ってみて成長を見てからでも遅くはないが。
Posted at 2009/10/31 00:47:34 | |
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2009年10月30日
・昨日煮豚を作っていて思ったのだが、こいつら脂肪が凄い。トロトロの脂が表面に溶け出してしまう。人間の体脂肪率は15~20%(成人男性)ぐらいが良いようだが、豚の体脂肪率はどのぐらいなんだろうと思って調べると、案外低くて14~18%だそうだ。そもそも体脂肪は多すぎてもいけないが、少なくても良くない。エネルギーのストックになるし、免疫力や保温性にも影響する。私は最近腹回りがすっきりしたら、お腹が冷えて調子が悪いので腹巻を買ったぐらいだ。考えて見ると、豚でも煮豚にするのはバラとか特に脂肪が多い部分であり、人間でも太っちょのバラなんかもう純粋に脂肪と言っていいぐらいなんだから、豚バラなんかはまだ肉があるだけマシかも知れない。
・では、どのぐらいの体脂肪率がいいのか動物で調べて見ると意外な結果に。意外と俊敏そうな猫でも15%~20%、犬はさらに高く20~25%、牛は30%と体脂肪率が多いです。牛なんか脂がステーキにセットで売ってますが、ほんと脂ですよね(まあ、溶かして固めてんだろうけど)。結局俊敏性は体脂肪率よりも筋肉量が物を言うような気がしましたし、耐寒性なども脂肪が必要そう。
・で、私は体脂肪率は計測機器の仕様なのか、明らかに細くなっても(体重はそんな変わらない)全然変化しません。体脂肪計って、ほんとアテにならないと感じているこのごろ。体組成計など結構はやったけれど、結局皆同じようで飽きられているんじゃないかなぁ?もっと正確な計測器が欲しいです。
Posted at 2009/10/30 10:09:18 | |
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2009年10月30日
・最近は帰宅時間はすでに日没後になっている。私はLEDライトを使っていたが、先日1Wタイプに交換したので、まあクリプトン球の3Wぐらいの明るさはあるかと思う。また空気バルブにつける赤LEDの点滅ライトも併用している。夜の道だと目立たないとおっかなくて走れない。
ところが最近、無灯火の高校生のチャリが増えているように思う。見るとちゃんとライトそのものは装備されているのに(まあ、普通のチャリは当然っちゃ当然だが)!昔のリムダイナモはほとんど姿を消した。あれは暗い上にうるさくてペダルが重くなるという「たかだか3Wのダイナモがなんてこんな使いづらいんだよ!」って奴だった。また高回転に弱く焼け焦げたりオーバーロードしたりもした。もちろん、際限なく電圧は上らないので、そんな簡単に電球切れたりはしないけれど。今のはほとんどがハブダイナモな上、オートライトだったりするのに(多分)、それでもライトつけないって緩慢な自殺願望なんだろうか?これでバカップルが並んで無灯火で並走して道路をふさいできたりすると、「リア充死ね☆ リア充死ね☆ 爆発しろ」とか歌いたくなる。
きっと彼らは電球が切れたら交換もできないのだろう。だからLEDライトが普及しているのかも知れない。親御さんがいたら、ガキにはLEDのオートライトのハブダイナモ、これに限ります。
もう一つ思うのはライトの取り付けの位置について。自転車はまあ規定ないから、古い奴のようにフロントフェンダーに突き出すような流線型のをつけてもいいだろうし、一時期はやった(そして全く意味が無い)2灯ライトを車風につけてもいい。でもバッテリーライトは大概ハンドルの中央にセットしていると思う。ただLEDライト化してサイズが小さくなったからか、ライトをオフセットしてハンドル端につけている人も見る。絶対にとは言わないが、あれはちょっといただけない気がする。ぱっと見自転車がどこ走っているのか分かりづらいからだ。センターからオフセットしているのにくわえ、ハンドル端は軸から遠い分ハンドル切るとライトがあさっての方を向いてしまう。ライダーの立場では照射角度はどこにつけても同じなんだろうが、被視認性という意味だと良くない気がする。
・最近手に入れたロードの自転車はブリジストンのオーダーフレームらしく、ものすごいダサいカラーリングだ。きっとオーナーの指定なんだろうが、笑っちゃうぐらいダサい。それはともかく、ペダルがSPD-SLというロード用ビンディングだ。私はMTB派だったので、SPDはSPDしか知らず、歩ける靴が普通だと思っていたが、SPDーSLの靴を見ると驚いてしまう。ソールはガチガチでおよそ歩行できそうにないし、クリートつけたら更に歩きづらそうだ。ロードとは、本当に走るだけの道具で荷物も詰めないし旅先で歩くことすらかなわない乗り物のようだ。私はSPDシューズも持ってないので、適当なペダルに交換して乗るかSLシューズを買うか、SPDペダルとシューズでそこそこ歩ける方向にするか考え中。
Posted at 2009/10/30 09:52:33 | |
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2009年10月25日
・お灸、ではない。書き込み久々になる。ネット環境が壊れてたり、新しくはじめた仕事が大変だったりしたのだが、まあまあ元気にやってます。あの間にあった事といえばエブリィのHIDが壊れました。バーナー交換してもダメなのでバラストだと思って注文したら、リレーがダメで電源が来てないだけでした。HIDバーナーが一個あまってリレーが無い・・・本気で55Wに乗り換えてあまったリレーを自作してバイクをHID化しようかな?とも思いますが、いかんせんバイクが車検切れ。
・あと畑はぼちぼちです。ちょっと良い事と面白くない事がありましたが、まあ、いい。ホウレンソウがやっとこ収穫できるぐらいになったので引っこ抜こうと思ったら抜けません。根がむちゃくちゃ深くまで張っていて下手すると上がちぎれるほどです。で、味はこれまた極上でした。筋が無くえぐみもなくほんのりと甘く根に近いほど甘味が強くなる、「まさにホウレンソウはこれだよ!」と言った感じで、サラダでも食えます。
・料理はIH一口レンジに苦労しつつも自炊で弁当まで作ってます。周囲が女性が多い職場で野郎も細いのばかりなので、ごっついランチジャーは目立ってますが、中身は少ないです。そうするとランチジャーの保温性能落ちるんだけどね。体重はなんとかキープ。で、先日チキンシチューを作ったらチキンを別で煮た所、コラーゲンたっぷりコク深くおいしいスープが出来たので、「これなら鶏がらで煮たらどんだけ」と思いやってみました。が、一番の難関はガラの扱いかも。将来的には合鴨や地鶏でもやってみようと思ってはいるので、さばく作業も自分で出来たらと思っていたのですが、ガラをやってみると自信を無くします。これ、首ついてる状態からだったら、おもいきり吐く自信があります。あんだけ鶏肉食べて平気なのは、生き物としての形を失っているからですね、多分。骨格が生生しいと気持ち悪いです。これに内蔵抜く作業とかあるんだぜ・・・
・落ち葉の季節になり、私は某公共施設から落ち葉を頂いているのですが、袋詰しないで済むだけでも結構楽で、もう昨年積んだ量ぐらいは集まりました。こういうのは一度に積んだ方が醗酵が上手く行くので、ためるだけためてから積むのです(枠も大きくなったから出来る事ですし)。ただ、落ち葉を堆肥化するのがいいのかどうかは最近ちょっとした悩みです。
・堆肥化と言えばPSB細菌というのを入手しました。光細菌とか呼ばれる好気性細菌だそうで、硝酸系を食うみたいです。これも培養すれば継続的に堆肥化に使える訳ですが、まずは使ってみないと分からない所です。実際放射状菌とか別に馬糞堆肥でも普通に発生してるしなぁ。
・地元ワイナリーに行ってきましたが、ワインとしては美味くなり食べ物としては不味くなった気がします。もやしもんを今ごろ全巻そろえたのですが、下戸なワイン醸造家が「なんであんなおいしい物(ぶどうジュース)をすっぱくて苦い物にしてしまうのか分からない」と言っていた通りだと感じます。もちろんアルコールが欲しいと言う理由が一つ、食事を引き立てるのに必要と言うのも分かりますが、率直に言って美味しくはない。一つ面白いのはコンコードの生ジュースがリッター350円ぐらいで売っていたので、こいつにお気に入りの日本酒の原酒を足したら、物凄く美味かったです。
Posted at 2009/10/25 21:24:08 | |
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