2011年04月11日
・山羊が一頭手に入りそうな感じ。ただザーネン種なんだよなぁ。山羊はウシ科なので、かなり大きい物も含むのだが、ザーネン種は雄だと70~100kg程度と、ほぼ人間の男と同じ。近縁のニホンカモシカの2倍近い。それだけ雑草も食べてくれると信じたいが、まあ下手な場所においとけないのは事実。柵だって相当強力なのを準備する必要があるだろうし。まあ、牛だと思っとけばいいのだが・・・私はずっと「日本ザーネン種」の固定の意味がわからなかったのだが、おそらく小型化が目的だったのではなかろうか?
いくつか気になるのは、山羊の除草効果は踏圧による要素がかなり大きいとされる。4つ足とは言え偶蹄目で70kg以上の物が歩き回ると、面圧はかなり大きいだろう。キャタピラだと0.2~3kg/cm2が相場だろう。人間だと2kg/cm2程度、それを上回ると思われる。じゃあバックホーが地面を固めないかと言うと、まったくそんな事はないんだけどね。
もう一つは大型のヤギとなると、ブドウの果実や葉に首が届いてしまう問題がある。柱があると、それに足をかけて立ち上がってしまうそうだ。ヤギがそういう物を好んで食べるのか未知数だが、そうであれば大型のヤギは荒れ地にしか使えないかも知れないし、遊休農地の保全という意味でも土壌が固まったり浸食されるのはあまり好ましくはない。まあ、放す期間などである程度調整するしかないか。
メリットとしては、サル害はなくなるそうだが、うちはサルは来ない。カラスは・・・どうなんだろう?あんまり効果はないと思うし、幼獣は逆に襲われたりするそうな。ヤギをおそう動物は野犬がもっとも怖いが、それほど野犬がうようよ居る訳ではない。でも、シェパードが脱走する事があるのは怖い。明日はそのカラス対策について相談しないといけない(行政と)。
Posted at 2011/04/11 19:56:56 | |
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2011年04月10日
・現代農業に様々なトラクターのノウハウが書いてあるが、それ以前の問題の備忘録。トラクターは園圃をどう回れば良いのか?という話である。というのは、トラクターは牽引」するために車体部分にはロータリーがかからないので、枕地と呼ばれるターンスペースが必要になる。で、それをなくす訳だが、聞いていたけど忘れてしまったので。
コツはまず内側2,3ラインから長辺に耕し出す。この時のターンは適当で良い。全部終わったら、短編のラインの一番外周に相当する部分から耕し出す。ターンでは一度曲がってから下がってロータリをかける。次に最内周コースを耕し、最後に中間のコースを耕すんだそうだ。多少ロータリーがかかった場所を踏んでしますが、それは仕方ないとのこと。
また農協はジャンクの扱いにうるさくなり、直せる物は直して売り、ジャンクは業者に売り、ジャンクだからと言って簡単には売ってくれなくなってしまったと担当が言っていた。世知辛い世の中だ。これで全部中国とかナイジェリアとかが買ってってるんだぜ・・・まあ、それだけ日本の購買力や能力が無くなっている訳で、それもむべなるかなだけど、農協って日本の農家の相互扶助組織じゃなかったんだっけ?
・やっと雨が降ったので、ちょっと発芽に関して安し・・・やべえ、まだレーキかけてない場所があった。なんてこった。これもすべて潅水施設がないからいけないんだ。昨年ホース散水を使ってみたが、あれは設置がやや面倒で園内通行に重機は使えず、表面潅水しかできない問題があった。スプリンクラーを設置した場合には、ほぼそれで代用できると思が、展葉期以降は棚上では使えないし、棚下だと薬剤散布には使えない。樹下潅水は地中へのドリップ潅水に限っていい。その点でも列上に植えるのが良い。パイプは棚上設置がもっとも良さそうだ。
・ただブドウ園の最大の敵は穿孔虫類で、なす術もなくやられていて、殺虫剤の散布も効を奏してない模様。トラサイド、よええっwww。あと、雑草対策も急務ではある。鶏を山羊を考えていたのだが、鶏の場合は外敵からの防御の他に裸地栽培的な形になってしまう問題が、山羊の場合入手性の問題があった。鶏がいくら草食うと言っても、伸びたライ麦を食い尽くすようなのは、ジャイアントチキンジョージ先生ぐらいになんないと無理。うちの草生は決して放置型ではなく、管理型草生なので、それでは困るのだ。一方山羊は雄や間性(妊娠しない雌山羊、なんか遺伝的によくできるらしい)はたくさん聞くのだが、雌山羊は少ないしあっても高い(っても、サイズを考えると不当に高いという訳ではない)。何かをあきらめないと無理。
葛に関してはもう山羊じゃないと無理だろうし、山羊の副産物である乳をとるのはそれなりに時間労力が必要。雄山羊のデメリットは副産物が無い(あえて言えば肉)のと臭いが独特できついらしいのと、大きくなる点。ただ、飼う場所は離れた畑なので臭いは気にならないし、力に関してはまあ男だから大丈夫だろう。という事で、雄でもいいので探し出している。近所で飼っている人に聞くところによると、あまり長い鎖で放すと、好きな草ばかり食べてしまうそうな。また、踏圧による草の減少があるそうで、逆に言うと地面を踏み固めてしまう恐れはある。理想としてはアルパインの雌なんだが、一頭飼っておけばとりあえずノウハウ習得や交配親には使えるんじゃないかと。
Posted at 2011/04/10 00:39:44 | |
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2011年04月09日
・今日は堆肥をまいていた。堆肥と言っても馬糞堆肥は完熟すると、まったくにおわないし、乾燥気味になっているので、パサパサのノコクズを撒いているような感じ。持ってきた時はものすごい重かったのだけれど、発酵して体積もやや縮んだ割に軽くまけた。今回はクローラー運搬車を投入したが、クローラーってやつは操作が大変でいかん。さらにサイドブレーキに相当するのが壊れていて、坂道でクラッチ切ると落ちようとするのも問題。まあ、クラッチつないだままエンジン切ればどうにかなったけど、こういう部分は傾斜地に持ち込まないと壊れているかわからない物だからなぁ。
・堆肥は園によって積んだ量が違うのだけれど、株の周囲に撒くやり方だと1反で軽トラ2杯(4立米)がいいところだった。それ以上は撒くというより積むような形になる。それでも分解するし、いいのかも知れないけど、数字だけ見てたくさん確保した場所だと大量に余った。全面施用するかどうかの違いなんだろうけど、全面に根張ってる訳じゃないしなぁ。
・むしろ感じたのは園の整備の重要性。極論すると、果樹栽培の根幹は果樹園の整備かも知れない。作物が先ではなく、施設が先だ。というのは施設がぼろぼろだと、すべての作業がやりづらく、手が十分にかからなくなってしまう。特に今問題なのは棚で、線が切れまくっているのも問題だが。ゆるい棚もまた問題。そういえば、昨年作った棚はそれなりに手を入れたからか、高さだけはなんとかなってるんだよなぁ。今年は棚柱直後の支柱を足して、際まで立って入れるようにしたい。
もう一つ思ったのはクローラーでも重機を入れると園が痛むという事。木村さんもSSの使用を控えるように言っていたと言うが、重機が走ると道になってしまう。ただ、リンゴ農家のように列栽培にすれば、それほど問題はないような気もする。ワイン用ブドウなんか、場所によっては本当に道作ってるし。
また水道も必須に思えてきた。草生栽培の種もまいたが、ここ数週間雨が降ってないので、発芽が悪い。堆肥を使っても水がないとそのまま乾燥してしまう。以前は水道管を棚上に置くのはなんか変に感じていたが、地面に埋めるよりはメンテ性も良いし賢いやり方かも知れない。
・あとは新しい苗を植えたり、移植する作業が残っているのだが、予定したよりたくさんの苗が手元に来てしまい、その処理に困っている。デラが多すぎる。全部改植して余るんじゃね?確かにね、手持ちの園のデラは相当くたびれているのが多いのだけれど、今すぐそこに植える訳にはいかないし。新品種もたくさん来たし、巨峰の定植したけど成長しなくて前のを続投させているのも、もう一度養生する必要がある。全部あわせると40から50本はある。
それらを全部移植用ポットに植えるのはさすがに大変なのだが、どうやって移植用の仮植えで成長させようかと迷う。自動灌水もある程度できるので、ほぼ決まった場所には定植してもいいのだけれど、それで処理できるのはロザリオビアンコだけだろうし。
Posted at 2011/04/09 00:03:48 | |
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2011年04月06日
・今日は消防で火事の出動があった。一昨日人捜しの出動がかかってもうこのタイミングである、なんというかなぁ、もう。火事の内容は家の前でたき火してログハウスに燃え移ったとか言うお粗末な物。乾燥注意報が出ているのに不用意に家の横でたき火したのが原因だろうが、私も今日は畑で下草を焼いていたので気を遣う。何度かやってみて、おおよそのコツがわかった来た。
まず準備について。着る物は綿のツナギが良い。まあ、ツナギで無くても良いというか、万一のキャストオフにツナギは問題があるかもしれないけど、逆にこの時期に動き回って寒くない薄手の綿の服というとツナギかなぁ。めがねと帽子は任意というか、軽作業ならすりゃいいけど、重労働だとつらい。手袋は牛床皮手袋がベスト。ケブラーが買える人はどうぞ。軍手や化繊はNG。この手袋なら燃えてる薪をちょっと動かすぐらいはできる。あとは消火用水だが、これはちょっと難しい問題がある。本当に燃えだしたら延焼を止めるには100リッター、200リッターの水が必要になる。また、それをすぐ近くに確保しないとつらい。あるいは動力ポンプだが、そんなの準備できる人がそうそういるとは思えない。私もドラム缶に入れてはあるが、ペール缶2個で運べるのは20リッターちょっと。傾斜地をそれで運ぶのはつらい。逆説的だが、それを極力使わないで済む方法を考えるべきだ。
下草焼きで一番重要なのは点火の位置だ。多くの場合「風上」「傾斜の下」からつける。その方が延焼するので楽だと思われているからだが、私は逆をおすすめする。理由はいつくかあるが、火事に関して言えば簡単で人間が巻き込まれないためだ。風上で点火して人が巻き込まれるとは変な表現だが、人が煙に巻かれて死ぬケースでもっとも多いと思われるのは、飛び火して延焼してしまったのを消そうとして風上に行ってしまうケースだと思う。下からジャンジャン焼いている時に風上に行くのは自殺行為に近いが、ままそれに近い事はある。次に下草は焼け残りが出るので、熊手でかきおこす必要があるが、それも傾斜の上から落としてくる方が楽だ。上である程度延焼しない程度に防火帯を確保(下草を集めるなり、ちょろ焼きで焼いておくなり)してから、上でつけた火を下に落としてくると、絶対に火が暴れて延焼という無様な事態にはならない。とくに火を帯状につけてしまうと、強力なドラフトが発生するので、そこも注意が必要だ。
畑は葛がひどい。こんな場所にまで広がっていたとは・・・というケースが多数。熊手にも引っかかるし最悪だ。
・ニュースだと農産物・水産物の「風評被害」が心配という声がよく聞かれるようになったが、風評被害というのは実態がないけれど噂によって購買が控えられるなどの事を指していると思う。今の現実は実際に高い放射線量が検出されているので、風評とは異なると思う。そうやって「実際は安全」と言うような間違ったイメージを広げるのはどうなんだろう?
Posted at 2011/04/06 22:23:34 | |
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2011年04月04日
・チェロを弾いてたら、どうも音程が安定しない。も一度チューナーで音を合わせると、またA線がちょっと下がっている。調整して他の弦を見ているとC線もやや不安定・・・と思ってチューンを上げた瞬間に、ビンッ!と言う音とともに、何かが頬をかすめて飛んでいった。そして弦がしなって飛んできた。何が起こったのかと思ったら、弦のボールエンドが吹っ飛んでしまっていた。ラーセンのボールエンドって弱いの?弦が切れた事はあるけど、ボールエンドが飛んだのは初めてだ。セミプロの人のお下がりとは言え、1年ちょっとで切れちゃうなんて(もちろん、たまにしか弾かない)ガッカリだよ。とりあえずはクラウンでもなんでも付けとけばいいんだろうけど。
・久々にトラクターを動かしたが、一発で始動!エライ!使い勝手もまあまあだった。耕耘機に比べれば、はるかに早いし。雑草が生えまくった場所をザクザクと掘り起こしてくれるし、昨年は緑肥を鋤き込んだだけだけど、土がかなり良くなっているのを感じる。まあ、強害雑草が生えてしまうとアレなんだけれど、包容力があるというか、かなりフカフカ。最初の頃は本当にガチガチだったから、大分良くなった物だ。ロータリかけると、どのみち土は軟らかく感じる物だけれど、持ってみた時に本当に柔らかい土は空気を多く含んでいるので、ふっくらしている。そうじゃないのは、瞬間的に形が崩れているので、サラサラと崩れてくる。
今回は土がさらに柔らかくなるように、モミガラを2立米ほど入れてある。ただ、本気でやる人は1アール1立米計算で入れる感じなので、3アールだともう少し入れてもいい。あるいは、ブドウの剪定枝をシュレッドして、こっちで堆肥化というのも手かも知れない。雑草はどうせ一度では死なないし枯れないので、もう少ししたらもう一度ロータリーで耕して畝も成形して、すぐにジャガイモを植えられるようにする予定。あるいは、少しは太陽熱処理とかやってみてもいい。以前はジャガイモは大量に取れたが、土が硬くて収穫が大変だったので、そこらへんも今回の課題の一つだ。
あと、トラクターのロータリー掛けも難しい。旋回方法がどうも上手く行かないのだ。なんかコツとかあるのかなぁ?
Posted at 2011/04/04 23:31:32 | |
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