2012年11月15日
・何回か運転してみて分かった事。
その1:薪は小枝でも燃える
まあ当たり前ですけど、小枝でもちゃんと燃えればかなり熱くなります。ただ、小枝があまり燃料としてメジャーじゃないのも分かる気がしました。まず燃え尽きるのが早く瞬間的に高温になる割に、火がそれほど付きやすいとも言えない。初期の燃焼は可燃ガスが切断面から出て燃えるのですが、小枝でも皮側から燃やすとガスが出づらいんでしょうか。もっとも乾燥が不十分なのかも知れません。他に薪を運んだり入れるのが小枝だと回数が手間です。
その2:本当の運転状態と燃えているのは違う
鋳物ストーブの燃焼もそうなんでしょうけど、調子良く燃えだす現象は炉内全体の温度が上がって全ての薪が全ての場所から火を噴いている状態になります。部分的に燃えている状態というのは結構不安定な燃焼のようです。この時は当然温度も上がりますし、煙も無く良く燃えているのが分かります。
その3;燃えている場所で燃焼速度が違う
時計型ストーブは奥行きが50cmぐらいあり、常々焚き口がこんな手前側にあるのに意味があるのだろうかと思っていました。着火はそこから行うかも知れないけど、奥でも燃えても手前で燃えても同じじゃないかと。実際は吸気口に近ければ近いほど燃焼力や速度は速くなります。それは吸気する新気が強く全て当たるのは吸気口付近だからだと思われます。奥の方で燃えていても、どこか漫然と言う燃え方です。その2で書いたように炉内が全部燃焼温度まで上がっている状態だと関係ないでしょうが。
裏技として、炉内に熾が散らばる程度になったら、それらを吸気口まで集めると、再び急速に燃え上がったりします。
燃費としては、室温10度の20畳ぐらいの部屋でペール缶一杯の小枝などで20度にするのに30分って所です。室内満遍なく暖かくしようと思うともう少し時間がかかると思いますが、暖房能力はカタログスペックの10~15坪(20~30畳)を現時点ではクリアしてますね。しかし薪が1時間で燃え尽きるので、継続的に暖めるにはさらに2時間に1杯ぐらいの薪が必要に思われます。炉内が安定燃焼温度になっていれば空気絞りきって適当に薪を入れるだけで煙も出ずに燃えて行きます。その間に料理も出来ますが、調理穴を開けるとあけないではかなり火力に差が出ます。あければガスコンロのHI並の火力が得られるでしょうが、煙もそれなりに室内に出そうですし、へたなアルミ鍋とか溶けそうです(底もすすける)。よくストーブの底でオーブンのような使い方をする話を聞きますが、残念ながら温度が低すぎてピザは焼けませんでした。床が燃えないという意味では良い事でしょうが、灰が入れてある事もあり、オーブンとしては使えないようです。やはり天火オーブンが欲しいですね。
・先日作った「茄子のオリーブオイル漬け」という保存食には重大な欠点があった。保存食と言うのに保存が利かないのだ、食っちゃって。仕方ないのでもう一度作って、時計型ストーブで最後の酢での煮込みをやってからニンニクオリーブオイルに浸けたのだが、試食したらさらに美味しく出来てしまって、こりゃ駄目だわ。俺がその気を出せば1日でポット一杯の茄子を食い尽くせる。うーん、これも来年の畑作物の候補だな。あと、薪を暫定的に突っ込んでるビニールハウスの中で最後のトマトが成っている。
・ギターで指慣らしも進んだので久々にチェロ。弓は毛がかなり切れちゃってるし、弦がなんか見覚えがないのが張ってある。そういえばA線、お下がりのオブリガートだったかエヴァピラッツィが切れて暫定的に純正の訳分からないの張ったけど、音がしょぼくてテンション下がってそのままだったような。見るとヤーガーのA線があったので、一応買ってあったみたいで張り替え。ギターだと弦を張りすぎて切るという事はまずないが、チェロはペグが摩擦だけで止まっていて回りすぎる上、テンションが高いわりに弦が弱くて、とくに細いA線は切れやすい。私は2回切ったことがある。新品の弦を張り替えで切ると凹むぞ-。一度はスピロで一度はヤーガーだったと思うが、とくにヤーガーは弱いイメージがあって慎重にやって無事張れた。それにしてもチューニングを忘れていてなんというか、間抜けな感じ。まだチェロは完全5度だし解放のAが1弦というのは覚えているので自動的に割り出せるんだけど。ほんと2年ぶりぐらいに弾いたけど、思っていた以上に指が覚えていて驚いた。でもタコが無いので弦が強く抑えられないからびびる。
Posted at 2012/11/15 21:39:37 | |
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2012年11月13日
・ストーブの燃料になるし、畑(というか荒廃地)の整理にもなるので、以前伐採した木を運び中。あー、でも運搬は丸々一本の方が楽だが、自宅でチェンソー使うとうるさいかなー。まあ、大抵の木は細いので、鉈やのこぎりで処理出来るだろうけど。今後伐採した松を運ぶ時には考えなければいけない。そうなると運搬車も動かさないと効率が上がらないかな。ストーブの燃焼は底の灰が乾いたからか非常に良好で一瞬で燃え上がるし、綺麗に燃え尽きてくれるのだが、部屋が暖まるほどは火力を上げて運転していないので分からない。現状小枝数本でとろとろ燃やしていると、それほど暖房として効いている気がしない。火力自体は石油ストーブとどっこいな感じだが(天板の熱さ)、排ガスが外に捨てられてしまっているし、吸気で外から冷たい空気を吸い込む感じなので、部屋が目に見えて暖かいという風にはならない。また焼き芋作ろうと天板の上にステン皿置いてサツマイモ置いておいたが、やっぱり焼けなかった。
・んでも、ここ数日の暖かさと時計型ストーブのおかげか、散髪したのに風邪ひかなかったのは嬉しい。これで来春まで持つといいな。しかし坊主にした直後にニセアカシアの伐採で頭に何度もトゲが刺さって痛かった。ほんとニセアカシアとヤエムグラは最低の植物だ。クズも嫌いだし、カゼクサもエノコログサもヘクソカズラもヨウシュヤマゴボウも嫌いだ。
・畑は結局今から植えられるのはタマネギか小麦ぐらいなので、とりあえず3アールぐらいをトラクターでもう一度起こしてユメカオリを播種、播種機の調子がイマイチなのを改良して小麦がまけるようにしたが、播種量の調整が出来なかったので2往復したからかなりばらけて生えるはず。覆土してないから発芽も悪いだろうナー。
一つ収穫は、畑の土がとても良くなっていた事。この畑は水田転換で土が最悪で畑作物はろくなのが出来ない(ジャガイモとか例外的に良いのもあったけど)のだが、数年堆肥を入れたり緑肥を作ったりして、ついでに作物作れなかったりもしたのだが、今年もライ麦とベッチ作って放置で先日雑草も一緒に刈って鶏ふん10袋も入れて土ごと発酵させたら、もう土がふっかふか。トラクターで耕したら、トラクターの旋回時にブレーキ入れたら、トラクターが回らないぐらい柔らかくなっていた。普通トラクターってのは旋回時に内輪だけブレーキかける事でそこを軸にしてくるりを回れる。土が硬いほど回りやすく、滑ってしまうと大回りする。で、土がふかふかで軟らかいと内輪はそこでどんどん潜ってしまうし、外のタイヤも土をかいてしまって滑ってしまう。まあ、ラグタイヤなのですこし内輪もリリースすれば回るけど、ともかく内輪がほじくりかえす土の量が凄かった。来年こそ、ここで良い作物を作りたい所だ。
トラクターの調子はエンジンオイル交換後、ほんと良くなっていて、今日も2速2PTOでちょっと深耕していたのだが、1600rpmで回転音はほんとアイドルしてんじゃないかと思うほど軽い。土が軟らかいので作業負荷もそれほど無いだろうけど、多少湿っていたからそれなりに大変だろうと思ったのだが。エンジンの振動だけに関してはもうゼロに近い感じだ。音はちょっとタペット音が気になる。いや、タペットだと思っているけど燃料ポンプ関係からの音かも知れない。うーん、いじってみたいけど、どうかなー。OHCじゃないからカバーガスケットも別に問題ないだろうし、やってみるか?
Posted at 2012/11/13 23:26:56 | |
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2012年11月12日
・時計型ストーブを台所に設置した。シリカで炉壁を作り壁抜きしたので、それほど難しい作業では無かったが、やっぱりバカな間違いをチョロチョロとしてしまったが、それでも設置完了。近隣へのお願いをしてから早速運転したが、煙突が横1.5本、縦が5本もあるので、もの凄い引き。吸気口からシュゴーっとすごい音がして、焚きつけがすごい勢いで燃えて行く。が、薪が野ざらしの廃材だったので、ちょっと表面が湿っていてなかなか定常運転にはいってくれなかった。ま、そうは言っても乾燥した薪に比べたら遅いというだけで、ちゃんと燃えてくれたけど。炉の下の灰も濡れてたし、ちゃんと焚きつけを準備しておけば点火には苦労しなさそうだ。
暖房能力は思ったほどは高くないというか、薪をどんどん放り込めばあげられるだろうけど、細かいのでチョロチョロ燃やす分には一時間に4寸角1本ぐらいだろうし、そんな熱くもならない。それでもヤカン一杯の水は簡単に沸くし、パンや焼き芋が焼けるのはいい。そのまま置くと焼き付いてしまうので焼き網買ってこないといけないけど。あとは薪拾いと、それを一時保管して乾燥させないといけない。ビニールハウスの中にでも積んでおくかな?
・自室の照明をLEDにした。蛍光灯はインバーターになってから信頼性がゼロで、今回もフル出力で点灯しなくなり半分の暗さで運転していた。それでも大きな不満はなかったけれど、冬場は部屋で読書の時間が増えたので、どうも気になったのだ。シーリングライトと迷ったが、結局電球型を2個つける方式にした。810ルーメン×2なのだが、前の蛍光灯の時よりやや明るいぐらいでやや暖色でコントラストも高く満足出来る出来だった。リフレクターを付ければ手元の照明はもっと明るいかな?LEDは光の指向性があるから、ちょっと部分的には暗くも見えるけど。
Posted at 2012/11/12 20:21:24 | |
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2012年11月11日
・ミニキャブの足回りのパーツが届いた。9万キロも走っているはずなのに、ブッシュが割と良い部分もあるし、パーツが違うのもある。出品者がU42Tと言うのだが、年式見たらU41Tじゃねえのか!って問題があったが、幸い廉価版の10インチ仕様ではなかったようで基本的に同じシャーシのようだ。でも改造ベースはU42Tのにして。U41のは保険程度にしようかなー。
・へたり具合だが、ダンパーは圧はゼロだがダンピングは生きていた。というか、まだガチガチに強い。これ、ダンパーじゃなくてつっかえ棒だろ、と言いたくなるぐらい。こういうダンパーって動かないから逆にへたらない傾向を感じるんだよね、前のバイクもそうだったし。ちょっと柔らかいオイル入れて柔らかくした方がいいんじゃないだろうか?
・フロントテンションロッドのブッシュは程度が良かった。それにU42Tは中実なのにU41のはスリット入りになっているようだ。ネットの情報によると、このテンションロッドの強度不足でトー角が開いてタイヤかたべりするという話もあるので、U42は改良部品かも知れない。でも、テンションロッドの役割からすると、U41のが正しい形ではないかとも思う。今の車はそもそもIアームにはしないが、Aアームのロアアームブッシュは横向きベアリングみたいなの使っているし、消耗品といえば消耗品。
・サスのアッパーはPLのカバーっぽいのが何か分かった。スプリングサポートだった。ゴムはアッパー内蔵でいいようなので注文出来る。というか、それが分からなかった私がアレだな。もっと巻きが緩いスプリングだとトップは平らで下だけサポートに先端がはまるようになってたりするんだが・・・それにしても、このスプリングもガッチガチである。体重かけても全く沈まない。互換部品ないかなー。
・ロアアームのブッシュはちょっと意味が分からない形状だった。両側にツバが付いているのだ。って事は左右分割で入れているのかな?とも思うのだが、イマイチ自信がない。大体、外す時、どーすんだ?それにブッシュの中央にはボルトガイドが入っている訳で、どっちか側が基本的に大きて、反対側からちょっとだけ入れているのか?まあ、そういう車の情報もあるので、なんとかなるんだろうけど。
・「疾れ”電気自動車」 船瀬俊介
これ2003年頃の本なのだけれど、なかなかショッキングというかスキャンダラスな内容だった。EVの本でスキャンダラスって何だ?って話になるけど、よくある陰謀論的なEV普及が意図的に阻止されているという論調だ。あんまりにもEVを理想的に捉えすぎていて怖い部分もあるのだけれど、おおむね「EV普及は政策的に阻止されている」という部分は納得。とくに燃料電池に関してはメーカーが実現不可能、メリット不在と言っていたのが面白い。
私も新聞を読んでいたら頃、次々と新技術が開発されて容量が何十倍、レアアース不使用、軽量で安全な新型電池という話を何回も見た気がするのだが、ことごとく製品に反映されてこなかった事から、「なんか新技術って隠されているんじゃね?」とは思うようになっていた。それに「自動車メーカー」が作るEVってどこもすごい不真面目だったしね。
でも、じゃあ三菱が出しているEVがすごい手抜きかと言うと、もちろんそんな事はなくて、確かに著者が推している純EV設計ではないのだけれど、某純EVのはずの車よりよっぽどまともだと思ったりする訳です。それに国もEVに補助金出すようになっているしね。
確かに水素燃料というのは、もう事実上終わったSFのトレンドでしょう。水素吸収合金なんて物もあったけど、ともかく水素の扱いが難しい。水素が多い化合物、例えばアルコールとかですね、ああいうのにするのはいいでしょうけど。そう言えばEVと言えばGMにEV開発部があったそうですが、どうもそういうメーカーのEV部門ってのは早く言えば優秀なEV技術者を囲い込んで飼い殺しにしておく事だったみたいで、すごい前なのに優秀なEVが作られたってニュースはずっとある訳です。まあ、いつかは内燃機から突然EVにシフトするんでしょうけどね。湾岸MNでも20年でパラダイムシフトしているという話があり、今明確に分かるのは89年の「R32,セルシオ、ロードスター」って時です。そうすると2009年に何か起きていていいはずなんですが、歴史ってのは振り返れば分かる訳で、後から見直すと3台目プリウスとかアイミーブとかが転換点のように語られる時代が来るかも知れません。
もっとも、この人が心配している「中国人が自家用車乗り出したら地球の破滅」とか「日本が内燃機に固執して没落」ってのは割と現実的な問題でしょう。前者は2060年には中国が米国抜いて世界一の経済大国になるとか調査されているので、歴史は繰り返すというか悪夢再びですね。また元寇とかやりかねないしなー、あの民族が何か学ぶという希望が持てない。日本の自動車メーカーの没落はその人は一つ見落としている点があって、日本のメーカーがEVにシフトすると確かに世界シェアは上がるでしょうが、不要な部門がどんどん減らされて自動車に携わる関連企業はどんどん潰れると言われています。例えば船瀬さんが言うようにEVの究極がホイールインモーターだとして伝達系が無駄として切り捨てられると、アイシンあたりが潰れちゃう訳です。あるいは回生ブレーキやモーターブレーキだけでブレーキが充分になると曙ブレーキだのニッシンだのが無くなっちゃう。その分電池工場が増えて増員してくれるかどうかは微妙でしょう。
でも、さすがに2060年まで石油資源が持つとも思えませんので、中国が世界一になった頃、日本は涼しい顔してEV使ってりゃいいとも思いますけどね。やるとしたら、液晶でサムスンがやったような企業スパイ対策をして、日本のEVは純国産にして貴重な技術を海外流出させない事と、それに見合うだけ企業が良心的な競争を行う事でしょうか。今の中国製品の台頭には価格の安さだけではなく、日本企業のおごりがあったとしか思えませんし(もちろん日本メーカーの海外生産というケースでは、やっぱり人件費がデカイとは思います)。
まあ、2060年頃と言えば私もそろそろ人生の終盤ですから、えらい先の話ではあります。人類は火星ぐらいにはいけてるのかなー。
Posted at 2012/11/11 01:56:43 | |
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2012年11月09日
・ミニキャブは冬場に足回りの整備しようかなーと思って予備部品をオークションで落札。そうしたら良くしたタイミングでフロントのドライブシャフトブーツが破れているのも発見、いや危なかった。となると左右のブーツとステアリングブーツ、タイロッドエンドのブーツも交換したいし、フロントのアーム類のブッシュも交換したいけれど、U42Tってブッシュ出るんだろうか?テンションロッドのは出そうだけど、Iアームのはそもそもプレスかけたらアームが曲がりそうなんだが。アッパーマウントも交換したいし、ダンパーは秘密の改造をする予定。
とりあえずパーツリストのコピーを取って貰ったのだが、気になるのはアッパーマウントの仕組み。よく分からないのだが、金属のマウントと別のシートか何かのような物質が見える。これが組み立て式のアッパーマウントになっていてラバーだけ交換出来ると言うなら素敵だし、単なる防錆カバーかも知れない。しかしうちのミニキャブにはそういう部品がついているように見えないんだが・・・それに手で触っているとアッパーマウントは芯まで鉄か硬質プラじゃねえかと思うようなガチガチな硬さだ。
・あとウォッシャーがタイミング良く無くなったので古河のマイナス60度まで対応した商品を入れた。ウォッシャーは濃くなると汚れやすくはなるのだが、冬場は色々やってもウォッシャーの濃度を上げるのが一番解氷効果が高い。ただ、今のメーカーはすぐにワイパーが動くバカ仕様ばっかりなので、ちゃんと溶けるまで待てないけど。エンジンオイルも確認したら、ちょっと記憶にない位前に見た「茶色」のオイルになっていた。粘度はまだあるが、どのみち交換時期だ。最近はエンジンオイルは黒いのばかり見ていたので、ちょっとどういう事なのか分からなかったり。ただミニキャブは若干だがオイル消費が多い傾向にあるので、ブローバイが茶色なのかな?と思ったり。それでもスラッジが茶色ってのは、そこそこ燃焼が良い時のように記憶している。本当に酷いとススが真っ黒だし、本当に良いとほとんど排ガスが汚れないけれど、やっぱり硬質な黒いススが出る。まあ2ストも植物系とか混合給油タイプは茶色っぽくなるよね。
・今日は通勤路の一部の交互通行の狭い道で、前のエスティマが角を確認せずに大回りでど真ん中に入って対向車と鉢合わせ、大回りでバックしてたら、次に並んでいたエッセがその隙間に突入!そして対向車に気がついてこいつもバック。二台ともバックが下手だから道路を塞いでしまってた。エスティマはそれでも対向車のために脇道に一旦ずれて待機してたらいいのだけれど、エッセはそのまま進行(まあ、待機する意味もないけど)。どんなバカが運転してるんだろうとミラーを覗いたら・・・・夕焼け空が映ってました。こんな奴は免許取り消しだぁ!ちなみに、リアガラス越しに見た限りだと中年か初老ぐらいにオバサンにリアシートの老婆がセンターに座って鉢植え抱えてました。ゴーイングマイウェイすぎるだろ・・・
・そうそう、最近気がついた事、フロントハブ編。昔ジムカーナやってた頃、私より上級の人が「ブレーキ換えたらハンドリングがおかしくなっちゃって」と言っていた。実際ちょっと乗せてもらったんだけど、ブレーキはタイヤが砂利に突っ込んだかと思うほど効くんだけど、ハンドルがとてもおかしな動きをして怖くて仕方なかった。結局その場の指導者の人も明確に答えは出せなかったけれど、誰もが思うステムベアリングではなかった。
最近そういえばと思い出したのだが、ハブベアリングを良いのにすると、逆にブレーキの効きが悪く感じられた事があった。で、総合して予想するのだが、ブレーキを掛けるとハブベアリングに大きな荷重がかかるのではないか?それはほとんどリンクの一支点と言えるぐらい強いはず。普通回転体を止めようと思ったら偶力が打ち消し合うように回転軸を線対象になるように止めるだろ?そうすれば回転軸に大きな偶力は掛からないはずだが、一般のディスクブレーキはキャリパーはディスクの片方側の角度だけだ。6ポットあたりの非常に長い奴でも中心角40度もないだろう。それでも昔のディスクは径が小さかったので、パッドの中心角は大きかったが、現在はどんどんディスクが大きくなっていてパッドの大型化は限界があるので、実質中心角は小さくなっている。作用点で見ると、ハブを一つの頂点にして、キャリパー中心とタイヤの設置点で三角形が出来る。仮想的に見るなら、タイヤ部分に三角定規がくっついていて、タイヤの設置点のモーメントとキャリパー部分のモーメントがハブを中心にせめぎ合っている。そのハブは動かない物として考えているが、実際にはブレーキが強力であればあるほど、タイヤがグリップすればするほど、実際には強い力が掛かっているのが分かる。
さらに悪い事にベアリングというのは回転する事で力を逃がしているそうで、動荷重と静荷重では静荷重の方が低いのだそうだ。普段高速回転している時はいいが、ロック寸前まで回転を落としていると(特にジムカーナは低速で荷重が大きい)、ハブへの負担は最大になる。XJR1300はマルチでフロントが元から重いしブレーキが改良されてキャパ自体が大きい。まあメーカーがする事だからハブだって充分に補強されていたのだろうけど、あれだけ強いブレーキパッドを入れるとハブが駄目になったんじゃないかなーと今頃思った。そうそう、バイクはフォークが2本テレスコピックに動くだけなので、ハブの支持剛性は元から低く、実際ハブボルトは純正は意外と柔らかそうな中実のシャフトだったりします。レース用とかではここの支持剛性が高いタイプとかあるみたいで、昔はウォブル対策でホイールのシャフトを太くするとかあったみたいですね。
・APでジェリカンが3000円で20リッターとか安すぎる値段の広告があって迷ったが、検索すると「あー、やっぱり」という情報があったのでメモ。いや、APに文句言いたい訳じゃなく、実際国産のほとんどのガソリン携行缶は同じなんですけど、形真似ても魂抜けている分より悪質に見えてしまうので、かいておきます。それはキャップ。
私もオリジナルのジェリカンを持っている訳じゃないのでアレですが、本来のジェリカンはカム式のキャップというかオープナーになっています。スクリュー式なのは生産性を求めたアメリカ軍仕様の一部で、それでも海兵隊はカム式を使っていたとウィキは言ってます。それでもまあ米軍はそのスクリューをドラム缶の蓋と同一規格にしていたというので、まだ許せます(何様?)。本当に許せないのは訳分からん規格のネジ使ってる国産オリジナルの奴ら。何が違うのか?
まずオリジナルのカム式は閉じる力はカムを落とし込む事で決まっているので一定です。まあ、パッキンがへたってくれば減るでしょうけど、使っている時に毎回違うという事はありません。またパッキンという弱い物を盛り上がりがある注ぎ口に平行に押しつけるので捻れる心配がありません。他には注ぎ口の形状の自由度があり、オープンが素早いなどのメリットがあるでしょう。さすがドイツ人と思います。
次、米軍式ドラム缶ネジ。恐らくドラム缶の大栓と呼ばれる大きい方の栓の規格だと思われますが、これの美点としては生産性が高く本質的にはパッキンを使いません。大栓は多分G2という2インチの管用平行ネジという規格です。単純に平行ネジと言うとボルトとナットと同じでシール性がないのですが、管用平行ネジにはPSとPFという種類があって、要は雄ネジがテーパーで止まるのがPS,ただのボルト&ナットなのがPFです。例えば水道用は多分PSネジですが、農家の消毒用の管の一部はPF1/4(やSW3/8)が使われています。想像出来るようにPFネジはパッキンが必要ですが、PSネジはいりませんし、そこらへんは多分入れる栓やアタッチメント側で対応出来る問題で、雌ねじはどっちも同じ平行だろうと思います(まあ、PS雌ねじの方が公差大きいって話はありますが、PS雄ねじ組み合わせるなら想定内、PF雄ねじはパッキンでシールするから問題ないわけです。ただ、中身出す時にアタッチメント無しだとちょっと飛び散りそうではあります。まー、米軍だったら、燃料多少こぼしても気にしなかったでしょうが。
一方日本の携行缶に多く使われているのは、PFネジ同士の組み合わせでパッキンにシールを依存しており、しかも精度を要しないストッパー無しのネジなので、早晩パッキンが駄目になります。下手すると新品でも強く締めすぎればパッキンゆがんで洩れます。しかもスタウトは内ネジ、キャップは外ネジとか言う杜撰な作り方で、スタウトはパッキンの幅が取れないので元々シール出来てません。なんでこんんなになった!?
私がこう細々日本のガソリン携行缶の悪口を言うのは、一つは使い勝手が悪い事への怒りですが、もう一つは安全性の問題です。嫌いだったらジェリカン使えばいいだけの話ですが、普通の携行缶給油使って事故になる可能性が非常に高いのではないかと。それは社会悪の類です。ガソリンの危険性は私なんかでも相当感じますし、危険物取り扱いの人はもっとシビアな見方をしますよね。
Posted at 2012/11/09 23:45:50 | |
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ミニキャブ | 日記