2012年11月05日
・農協に行く機会があったので、PTOのユニバーサルジョイントのカバー(蛇腹)について聞いたら、その年代のシバウラなら付いていたのではないか?との事。わざわざ外したという事ではなく、劣化してボロボロになると取れちゃったりして、ユーザーも最初からそんなモンだと思ってたりもするそうだ。また、スプラインで噛んでいる部分は外さなければ整備しようがないし、グリスニップルつけてもシャフトの中のグリスの抜きようがないので、あれは分解しかないのではないかとの事。むー、シバウラのロータリーのはず仕方まで勉強しなきゃいかんのか。今のヒッチはオートだったりして、リンクフックを一箇所引っかけて作業機上げると勝手にはまってくれたりするそうだが、どうなんだろう。近所にはすごい爺様がいて、ある年齢まではロータリーを持ち上げて自分でくっつけていたそうだ。ロータリーって200kgぐらいあるぞ・・・逆に言うとそうやらないと付かない作業機はどうなんだと。
・時計型ストーブの部材を買ってきた。あとは上げ床にするレンガと、窓枠で眼鏡石が入る枠を取り付けるだけだ・・・ってそれが大変なんだが。今回は奮発してかなり煙突を長くしてみた。ホンマの資料によると、横引きの長さ×1.5で、今回横引きは1本であり、さらに二回のルーフトップから1m出せばいいので3本あれば一応可能なのだがさらに1本足してある。理由として、煙突の効率もまああるが、煙の拡散を高い場所でやるほど煙が邪魔にならないというのが一つ。もう一つは予想だが、煙突を長くして煙が減るというのは、煙道内冷却で水溶性成分が液化しているからではないだろうか?いわゆる木酢液の取り方はまさにコレだからだ。一方で、そうやって煙突が冷却されると、排気効率が落ちるのではないかと思うのだが、ホンマのカタログには煙突のトータルの長さにかんする制限は書いてなかった。実際二階屋根まで抜けている煙突もあるので、5m程度はなんでもないのかも知れない。とは言え、排気効率が落ちて煙突が詰まるとかもあるだろうし、二重煙突化しないと駄目とかもあるのかもね。接続はT字金具なので、メンテは簡単なはずだ。
・煙突のトップは迷った。ホンマはT笠、H笠、Pトップ、スーパートップをラインナップしていて、今Pトップはメーカーでは扱ってない。T型は風が横に入ってしまうので、簡易トップであり、そこに横風が入らないようになっているH型はTの発展系、Pトップは便所換気扇みたいな形で、中はスーパートラップと同じ構造、スーパートップは詳細不明だが、これだけ値段が他のの10倍ぐらいする。迷ったが、一番風の影響が少なく排気効率が高そうなPトップにした。ま、気に入らなければ交換は簡単だし。時計型でないストーブは元から排気効率が低いので、煙突の高さを最低4.5mと解説している所もある。現実問題時計型ストーブは煙突1本(830cm)でも運転出来るので何ソレと言う感じだが、それだけ鋳物ストーブは煙突がネックなのだろう(うちのも今回はその長さが多分ある)。
・他に難しいのは室内の煙突の高さだ。これが長ければ長いほど室内での放熱面積は増える訳だが、ホンマだと推奨が1.8mとなっている。ストーブの出口で20cm、炉床が10cm、曲げがまた10cm必要だから、40cm引くと1.4mになり、直管2本は辛い長さだし、かと言って1本で抜いちゃうと放熱はストーブ本体のみになってしまう。なぜこんな事になっているかと言うと、恐らく天井高さが日本家屋の規格上2.4mで、天井から60cm離すと必然的に1.8になるのだろうと想像する。もし吹き抜けなら3mでも可能だろう。もう一つは煙突そのものをバーントンネルとする設計だ。結局一斗缶なんかのロケットストーブは、シングル煙突を断熱して強力に上昇させて二次燃焼させる事に成功している。だったら、普通の煙突の出口を断熱して部分的にバーントンネルにしちゃいけないって事はないだろう。
・あと、時計型ストーブで使いたい調理器具に天火式オーブンがあります。これ、うちも昔あったのですが、ガス式オーブン(コンベック)の導入でどこか行ってしまいました。まあガス式はコンピューター管理で勝手に温度調整してくれるわ、庫内広いわ、ファンの対流で温度は均一だわ、言う事ないんですが、ガス契約そのものを止めてしまったので、今や無用の長物です(でももったいなくて捨てられない)。逆にオーブンで調理したい場面はIHオンリーだとさらに増えます。魚だって焼けないし、ピザも焼けないし、石焼き芋もやれない。逆に既製品の薪ストーブではオーブン一体型でこのメリットを最大にアピールしている商品が沢山あります。まあ国産の鋼板で作る工場レベルのですけど、あの手のが一番良いという人も多数。ここだけの話、収容所の作業労働とか職業訓練所で時々作っていて、気に入って何台も買い込んでいる人も知っています。ともかくレンジトップオーブンとか天火オーブンが無いかと探しているのですが、オークションだと1万円ぐらいはします。昭和のデッドストックならもっとたかいでしょう。また、当時のモデルは基本ガスコンロトップなので、火を受ける口がガスレンジなんですよね。そこから熱をレンジの左右に受け入れている設計ですので、薪ストーブのような底が全面的に暖まる形は考えていません。まあ、蓋を外して熱を入れる事は可能ですが、煙が室内に出るので、きっと無理。だったらダッチオーブンでも出来るような気もします。
・薪もそういう訳で必要になったので、畑に転がっている伐採した材木などを集めてこないといけない。野ざらし2、3年って所なので、本質的には乾いているだろうけど、表面はそれなりに水分すってたりするだろうから、薪ラックもないと辛いな。
・カーオブザイヤーも今年の分が発表されだしているようだが、我ながらここまで関心がないのもどーなんかと思うぐらい、まったく興味がわかないし、ノミネート見ても「・・・この車ってなんだっけ?」と思ったり。COTYはIQで評判をいっそう下げたが、じゃあRJCが独自視点かと言うと、イマイチ違いが分からなかったり。景気悪くて新車がバンバン売れる時代でもないし、定番モデルにすごい力入れているのは分かるけど、新型というイメージがなかったり。そもそも軽トラばっかりに乗っていると、そういう複雑な世界はどうでもいいかなーと思ったりする。技術の向上は認めるけど、コンセプト面で向上したと思える物(例えば昔だと初代ゴルフとかちょっと前ならスマートか)が少ない。また昨年はリーフがとったらしいが、個人的にはミニキャブEVだろJK!とか思ったり。多分三菱もそんなに売りたいと思ってないからノミネートを辞退しているんだろうけど、今圧倒的に最先端で普及してんのはミニキャブEVだと思う(もちろんEVが全ての答えではない。とくに原発停止後その余剰電力の受け皿という側面は全く無くなってしまったし)。
・そう言えばバイクに戻るにあたり、ちょろちょろとバイク雑誌を眺めたりしているが、ちょうど車と同じでバイクが行くところまで行ってしまいビッグマシンでなければバイクにあらずという状況になって、入門どころかエキスパートモデルばっかりなのを改めて感じた。最近でこそミドルクラスの話が少し出ているけれど、スーパースポーツってサスとかフレームが軽量で高性能なのでなんとか乗れてるけど、あんなの普通に乗るもんじゃないと思うのだが。そうそう、バイクの重量ってVTってどのぐらい軽いのかな?と思って調べたら装備重量が165kgぐらいだった。イマイチぴんと来ないが、前乗ってたGSX750が装備重量で235kgなので、大体2/3ぐらいの軽さだ、びっくり。馬力は国内規制があるのでほぼ半分、トルクと排気量は1/3かな。現代のSSは1000クラスが190kg、160馬力、750だと160kg台で140馬力程度はある。
Posted at 2012/11/05 23:56:06 | |
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2012年11月04日
・農協祭に行ったら新型サンバーとミニキャブが置いてあったのでセールスさんと談話。新型サンバーは、なんと某ハイゼットとは違いリーフが4枚に増されているんだそうな!またエアバックが標準なんだそうな!つまり新型サンバーは別物・・・なわけないよね。エンブレム無ければマジでハイゼットです、本当にありがとうございました。いや、売り物じゃなきゃケリ入れようかと思ったよ。
・でもハイゼットが悪い車って訳ではない。コストを切り詰めつつ中庸な作り方をする事で、万人にテキトーな性能を与えてくれるのは素晴らしいし、燃費に関してはサンバーよりも良いという話である。ミニキャブもコンサバな作りというか、U42のケツのままセミキャブにしただけだろ!って話だが、次期モデルはそれだと負けるという事でオールニューになるかも知れないという話だった。田舎に住んでると前も後ろも軽トラック、一家に一台軽トラック、ファーストカーもセカンドカーも軽トラック、じいちゃん婆ちゃん兄ちゃん姉ちゃん軽トラックという世界なので(ちょっと誇張してます)、メーカーや車種が多すぎるとは全く思わないのだが、やっぱり需給バランスが悪く開発コストも生産コストも見直されているそうな。またサンバーのように腐らないドブ漬けシャーシを作ると、車が壊れてくれないというある意味メーカーが困る部分もある。キャリーとか、ほら、あれだから。
・もう98年発効の新規格と言うには古くなった軽自動車規格だが、軽トラはその中でも特に衝突安全性を上げる必要があった。軽トラ・軽箱のための規格改定とすら言われたゆえんだ。で、クラッシュゾーンを作るためにセミキャブの車種も増えたのだが、キャビンが多少狭いというのは幅も増えたので気にならないが、軽トラの美点であるホイールベースの短さからくる小回り性能が犠牲になった。特にミニキャブはケツそのままだったからね。オールニューのアクティーは完全に需要を見誤って先代は壊滅、スズキはお得意の安作りでなんとホイールベース違いをラインナップする隙の無さを見せ、現行アクティはフルキャブのショートに戻ったが撤退表明(くどい?)。サンバーはその点、フルキャブだけどエンジン抱えてないのでオフセットクラッシュにも強く(サブフレームがある)、ハイゼットは軽く薄く作ってセミキャブのままクラッシュテストを通してきた。つまり、旧規格の思想をそのまま拡大したのがハイゼットだったわけだ。もちろん、ホイールベースが長くても長距離高速使うという配送関係ではエンジンもよく回るアクティーは好評だったから、これは農業関係での視点であり、つまるところバリエーションが多いという事が良い事である。
高い
●新アクティ ●旧サンバー ●旧アクティ
小回り 安定
●ミニキャブ
●ハイゼット
●キャリーSH ●キャリーLH
安い
・ただ、ミニキャブに関して言うとリアリーフの短さがネックに感じられた。ぱっと見だが、ハイゼットは1.2倍ぐらいリーフが長い。リーフが長いという事はスプリング容量が増えるので乗り心地が良くなるし、サスストロークも増やせる。ミニキャブはそこらへんがまさに正反対なので、積載しないと乗り心地がゴツゴツだ。リーフサスは取り付け自由度が無くて、リアオーバーハング目一杯にシャックル付けても、リアホーシングはリーフの中央付近まで出さないといけない。ましてセミキャブにしちゃうと前足は目一杯前に来るので、ミニキャブはそこが苦しい。逆に旧規格の頃のはフルキャブであのリアだからピッチングは激しかったようで(私はあんまり感じないが)、下手するとジャックナイフしていたみたい。だから、リーフ使うならハイゼットのようなセミキャブが正解になるんじゃないかなー。荷台側でタイヤを後ろにしないと、ピッチング的にもリアサスを硬くせざるを得なくなるし、そうするとどんどんリアの伸び代が減ってメカニカルグリップがおちる。U42Tは恐らく一番そこが弱くて、特にバックの時なんか平地でも砂利を大きく蹴ってしまう事すらある。
・まあ、サンバーほど贅沢を言わないから、リアサスの構造自体をリーフリジッドから違う形式にしてしまうのも手だと思う。サンバーだってセミトレーリングアームだったんだから、アクティ以外はそれを踏襲する事は可能だろうし、リアマルチリンクの軽トラで、積載では沈まず通常はリンク比が低いレートになるぐらい作るのは簡単だろう。皆コスト云々言うけど、衝突安全性のまえに衝突回避のための努力をABS以外でもやれよと言いたい。
Posted at 2012/11/04 19:19:54 | |
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2012年11月02日
・うちのトラクターのオイル交換してから2反ほど耕してみたのだが、さらにどんどんエンジンが静かになって振動も減ってきて、「これが同じエンジンか?」と思うほど快適になりました。ちょっとハキハキした感じの排気音からは離れてしまって、燃焼音より補器の雑音(トラクターはうるさいんだ、ギアの音だの燃料ポンプの音だの)、が目立ちます。パワーの方は更に上がっていて、1500回転で5速でPTO1で割と深耕しても見たのですが、なんともありませんでした。そうそう、燃料も灯油+添加剤に完全切り替えです。ただ、良い事ばかりではなく、ロータリーの負荷が分かりづらくなりました。
・以前ならロータリーに草が沢山絡んでくるとトルクが食われて分かった訳です。土の硬さも感じたし、良くも悪くもエンジンと作業機が釣り合っていました。ところが、今は作業機に草が絡まって手で回すと明かに重いナーという場合でも、何の違いもなく回ってしまいます。そうすると、作業機が突然ぶっ壊れる事もあるので、逆にチェックを頻繁に入れる事になりました。まあ、雑草なんか絡まないのが一番なんだけど。あと、クラッチも繋いだ時にドカンと繋がる傾向が強くなったので、クラッチ自体もいたわらなければいけない気がします。スパンと繋ぐとホントフロントが上がりそうな感じになります(海外の動画だと実際ウィリーするトラクターとかあります)。
・他にオイル交換・燃料交換後で感じた事。始動性、あんま変わらず。SSに積んであるエンジンがセル一発なのに比べると、やや始動性悪いままです。同じぐらい弱ったバッテリー積んでいる機種でも違うので、シバウラの始動性自体よく無いのかな?ディーゼルは副燃焼室式は始動性悪いらしいし。圧縮が上がれば当然温度も上がって始動性も良くなるはずですが。また排ガスの臭さがさらに減りました。理由として考えられるのは灯油燃料は硫黄が少ないというのが一つ。またセタン価が向上して燃え残りが減った可能性が一つ。噴射パタンが良くなったりもしているのかも。また余裕馬力が増えるという事は噴射燃料が減る訳で、不完全燃焼の黒鉛は減るはずです。その分NoXが増える部分もあるかも知れないけど(燃焼温度が上がれば)、今はあんまり感じられないです。
・借りているSSも不凍液をポンプに入れて、タンクなどを洗浄してバッテリーターミナルを外して冬ごもりです。散布パタンをチェックしてたらすごい事を発見しました。うちの新しく借った古いSSで改良してあった事でもあるのですが、ノズルの一番低い位置のパタンがおかしくなってました。おかしいと言うか、ノズルから出ているけどパタンが見えないのです。ノズルが駄目になっているのではなくて、ノズルの角度を上に向けたら、ほとんど直上のノズルに当たって無駄になってました。古いSSはそこはブラインドキャップしてあります。棚栽培だと全く意味がない場所に薬剤を散布するようなノズルが設置してあるのは無駄ですね。このSS,一年に7回ぐらい散布に使うと思いますが、一回30分ぐらいなので、まだ燃料タンクは1/4ぐらい残ってます。一昨年借り始めた時が半分だったので、まったく減ってない。さすがディーゼルです。
Posted at 2012/11/02 10:36:27 | |
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2012年11月01日
・今年はほとんど収穫出来なかった雑草が生えた田の秋起こしをやった。そのままトラクター入れたらロータリーに草が絡まって仕事にならないので、まず火入れして邪魔な草をある程度燃やしてからロータリー掛けたのだが、やっぱり微妙な量残っている所は燃えなかったので、結構絡まってしまった。それ以上に土の乾燥が悪くてイネの株がロータリーの爪の間に入ってダッシング起こしたり(ロータリーの回転で車体が押される事、暴走)、先日書いた悪い例を地でやってしまった感じ。まあ、ここも緑肥やるので、来年春にまた耕して分解しててくれりゃいいんだが。
・むしろ気になるのは、乾きの悪さだ。用水路は閉じて乾いているし、他の田圃もそんな湿ってないように見える。確かに降雨が数日前にあったが、この田圃はやけに乾きが悪い?いや、下の田が乾きすぎる嫌いはあるのだが、水口側が特に乾いてないのは、粘土の成分が違うのか?湛水しないくせに乾かないとか最悪だな。昨年ここは練りに練ってしまったのも影響しているんだろうな。考えて見れば植物体でさえ乾燥させようと広げておいても5cm下は湿っている事が多く、まして重粘土なんて完全に乾かそうと思っても雨も降ればそうそう乾いてはくれないのだろう。そうすると湿っているのにロータリーをかけるしかないという悪循環になる。ロータリーが無ければそもそも練りすぎにはならないという矛盾だ。
・そういえばニュースでフォードが1940年型クーペのホワイトボディーを現代技術(ハイテンと多分レーザー線溶接)で作り直して販売なんてやってた。まあ、昔の車を復刻する事はいいと思うけど、現代の安全基準とかはクリア出来ないはずで、アメリカはそこらへんどうなってんだろう?ホワイトボディーは補修部品扱いだからいいのかな?メーカー自身がそういう事をやるのは面白いし、正直興味がある車でもないのだけれど、有名な車のボディーだけ復刻って待ち望んでいる人も多いのでは?
ただ、ちょっと思い出すのは、バックトゥーザフューチャー2。あの中でデロリアンで古いアメ車を空から追跡するシーンがあって、マーティンが「車を押しつけて」と言うとドクが「あんな古いアメ車にぶつけたら、こっちがやられちまう」みたいな事を言うシーンがあった。恐らくだが、当時のアメ車のボディーはもの凄い頑丈に分厚い鉄板で組んであって、それだけに重かったのだろうと思う。モノコックなんだけどラダーフレーム的というか、設計思想が違う。となると、それを現代技術で単純に素材をリプレイスしましたと言って、色々不都合は起きないのだろうか?まあ、構造換えちゃったら、それはそれでリビルトじゃなくて形だけのレプリカみたいになっちゃうけど。
Posted at 2012/11/01 04:21:34 | |
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