• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

暇人ぶぅのブログ一覧

2013年07月07日 イイね!

梅雨開け・続ガススタサバイバル

 ・梅雨が明けたそうな。昨年より19日早く、例年より15日早いそうで、その日の午後に雨が降っていたので「気象庁の野郎・・・」って感じではある。ここの所「梅雨開け宣言から4日~7日はカラカラになる」ってジンクスがあるのだけれど、逆に言うなら気象庁ですら予想が出来るほど明確な乾燥高温気象が出たら梅雨開け宣言しているってだけな気もする。そうでなければ、後から梅雨開けしていたって形で発表されるので、結局の所梅雨開け宣言そのものが梅雨開けとは限らないというのが私の見方である。ツリーダイアグラムはよ!てか翌日7日も朝から雨だったぞ。もう本当に気象庁はツリーダイアグラム落とされてサイコロ振ってるとしか思えない。もっとも、今の気象庁が間違っているのは、ラノベの気象予報システムと同じ物に頼り切っている点だ。先日レールガンSで説明があったが「大気の粒子状態を読み取って1月先まで予測する」のがあのシステムだったが、これには3つの大きな欠点がある。一つはカオス要素で、同じ入力で同じ出力が出るという事は現実世界ではない。全く同じ観測情報から正反対の結果が出る事は理論的に証明されていると言っていい。因果関係が無い物を因果律で予想しようというのが間違いその1。問題その2はバタフライイフェクトで、気象のような連鎖的な事象は、観測不可能に近い現象で結果が左右されうるという寓話だが、まあ事実でもあろう。現在の状態を完璧に把握出来たとしても、その先の人間の活動から太陽黒点の変化とか火災とか、その程度でも結果が変わりうる。それが仮にマイクロクライメット程度の影響だったとしても、マイクロクライメットがマクロクライメットのバタフライイフェクトになると考えると、結局この手の思考ゲームは際限がない。そしてもっと問題なのは、そもそも大気の100%把握なんて出来てない事だ。明らかに間違った天気結果を反映している事が往々にしてある。入力が0.1%でも違えば上の予想は全て意味がない物になるのだ。これはアメダスの観測地点の追加でどうにかなると気象庁は考えているようだが、あれは懐疑的。逆に言うなら欠陥データーを吐く地点が増える可能性も増すし、それが信頼性を大きく下げる事にも繋がる。
  こう書くと、私は気象庁の観測予報システムを全否定しているようだが、もちろんそうではない。衛星写真や気象レーダーなんかは事実そのものだし、予想もデーターの蓄積で確率的な物を付帯して予想は出来ている。ただ、こんな馬鹿らしい程度の命中率の予想だとアルゴリズムや原理に結果があると思うし、それにかかる莫大な予算(機材と人件費)を考えると、気象庁はスパコンで本気で気象解析しているのだろうか?と思う訳だ。あ、あと、予報範囲のテキトーさもあるよね。観測点を増やしてより精細な予報が出来たと主張しているが、その狭い範囲に予報が出るのかって言う・・・それに、もっと単純な気候条件の国でもこの手のシステムが上手く動いているのかという疑問もある。気象庁は一度この方針を見直してみる必要があるのではないか?あと、サイコロ捨てろ、マジで。


 ・昨日の話の続き。まず業転玉で書くのを忘れていたのだが、今のガソリンは精製だけでなく改質によって油種転換が出来る。だから系列店向けは精製ガスで、業転玉は改質ガスって事もあるだろうとは思う。すごい感覚的な話しなので眉唾で読んで欲しいのだが、ちょっと高い系列ガスを入れるようになってから、いくつかの農機具のキャブの詰まりが良くなったり、ミニキャブの調子が良くなる現象があった気がする。改質ガスも精製ガスもJISの基準で言えば同じ規格性能が出るように調整されているので、当座問題は出ないんだけど、裏では「改質ガスのあれとこれはどうこう」って話しも聞く。これが増えた経緯はディーゼルは日本では閉め出されているので、原油からの歩留まりで灯油・軽油が余るので、ガスに転換する必要がある(灯油の業転とかは聞かないからな)。もちろんブレンドして使ってはいるのだけれど、元売りは系列に高く売る分、やっぱりそこらへんで色つけているんではないかと。もう一つ、系列外で業転でもない安いガススタは元売りが違う。海外から独自ルートで入れているようなので、品質的に怪しいので使わないって話しは聞く。こっちは10円ぐらい安いそうな。

 ・さて、小規模のガススタが生き残る方策はあるのか?まず一つは余剰労働力を内職のような物で換金する方法はある。あんまり見栄え良くないケド、個人経営のガススタなんて昔は裏で仕事していて呼ばれたら来るような時代もあった。農協の仕事も兼務している事はある。あとはタイヤやバッテリーなども業転じゃないが安い所から仕入れるのが考えられる。正直高いのは仕入れの問題が大きいよね、うん。仮にガススタで取り付けまでやってもらえて価格が200円ぐらいの差なら遠くに行くよりはここでいいか・・・となりそう。最後のアイデアとしてはフリマ掲示板の設置だ。以前は町のあちこちに「あげます」「欲しいです」って掲示板があったのだけれど、個人情報やらいろんな問題で廃止されてしまった。とくに車関係のは便利だったのだが、ネットだと敷居が色々高いし、ヤフーは親元がアレだからあんまり好きじゃないんだよな。あれを中間管理してくれる形でやってくれたら、利用者も増えるだろうし、それで手数料を取らなくても、色々便利ではないだろうか?

 ・面倒な人の話はとりあえずうまく終わった。結局建前とかもっともらしいし、いろんな蓄積がある上なので分からないではないけれど、なんだかなぁと言う感じ。

 ・地元ワイナリーでデラウェアのワインの2012年の甘口購入。これが「デラでお酒を造ったら」って物の理想だと思った。ワインって生食ブドウの面影が全く残らないのね、あれってジュースではなくてワインなので発酵過程で全部変わってしまう。だから、生食を知っている人ほど「何だコレ」になりやすいし、ワインを知っている人からすると中途半端だった。しかし、これは生食サイドの面影が色濃くのこっている。特に香り。もしかしたらジュースリザーブ?そしてワインとしての渋みとかはほとんど無い。これに関しては正解で、こういう日本のワイン初心者好みの物が出てきた事は歓迎したい。実際、他のワイナリーでも度数低いスパークリングをこういう作り方で出しているし。ナイアガラでは従来から相当いい線に行っていたが、デラもこんな良くなるんだと感動したけど、逆に「クズブドウのはけ口」としてのワインは敷居が上がってしまった気もする。クズというと聞こえが悪いが、どうしても種が入るとか形が悪いとか規格外は出る。しかし単価が生食並ではないので、そこまで手をかけられないので品質が下がる傾向はある。昨年は気候に恵まれたので、そういう分も品質が上がったのだが、そうなると今年また品質を落とすのは醸造部門としても不本意になるだろうし、かと言ってレベル低い原料を受け入れないって事も出来ないし(契約栽培とかのワイナリーなら受け入れないとか出来ますけどね)。
  とりあえず、記念に一本買ったし、今度は併設レストランで飲み比べを企画している。一日限定5食ぐらいという料理があるので、フルボディーの赤を持ち込んで比較したい所。メンツが平の人であと2人ぐらいいると、社長や醸造と合わせていい感じになると思うんだが・・・

 ・ギルティークラウン1巻
  映像:スゲー、どういうCG合成か分からないが新感覚
  演出:中二病っぽいけど、まあいいかな。あとエロい。あざとくはないけど。
  音楽・音声:聞いた事はあったけど、高音質で劇中で聞くとますますいい。
  キャラクター:造形○中身×
  脚本:?????
   
 
  コードギアスの学園パートを引っこ抜いていきなり命令シーンに飛んで分かる人が見るなら、ギルティークラウンも面白いんだろうけどね。岡村天齋はDTBでも、説明より感性を重視した話しを作っていたが、これも「ストーリーがどうこう」ではなく「美麗なMAD」でも見ているつもりで見た方が正しいのだろう。昨今、日常系はストーリー面で充実してるので、SFファンタジーはますますストーリー軽視になってきている感じだ。予告編のブラッドCなんか、もう確信犯で笑った。あとはユニコーン・アイアンマン、オオカミとなんちゃら(細田さんの作品)。細田さんも原作ガッチリの「時かけ」は素晴らしい出来映えだったけど、「サマーウォーズ」は違和感の塊で酷い内容だった。具体的にはやさぐれているけど天才主人公モテモテで、ヒロインは空気で脈絡なく花札をすると言う、ね。むしろショタとかめかけの子の方が二次でいじられるぐらい、メインストリームが何の共感もない駄作だった。オオカミはそんな訳で全然評価を聞かないのだけれど、どうなんだろうかと。まあ、ヒロインが最初から母親というのは、オタク受けはしなかっただろうなと想像はするが。

 ・ユニコーン一巻:相変わらずストーリーの導入のくささはどうしようもないな。それに主人公のしゃべり方がカミーユっぽくて苦手。ユニコーンはアムロのパーソナルエンブレムだったから、それを広げているのか。ヒロイン(?)はアレ、「偏見の塊」さんだよね?とっさの偽名は町のシーンでそれっぽい映画をやっていたようなので、そこから取ったか。マリーダさんはプル12というのを聞いていたので、そうなんだろうけど、強化人間強いな。サイコフレームとIフィールドは分かるけど、実体弾系には無力ではなかったろうか?何故かあの世界だと頭部バルカンすらビーム兵器になっているので無双出来るが、案外旧ザクが天敵だったりして。私の愛馬は凶暴です、はWのトレーズの言葉だったか。
  ラプラスの箱は検索すると一応の正体は分かる(以下ネタバレ含む)。ただ、その重要性については「そんな物が・・・」と言った感じなので、一応注釈を試みてみる。仮に箱の中身がNTを肯定、スペースノイドの自治を認める内容で、連邦側に不利だったとしても、「じゃあどうした?」って程度というのは私も思うし、何故ユニコーンがカギなのかもイマイチ不明。つまり「物理的」な箱に大きな意味はなかったのではないだろうか?むしろ、問題点は最初のテロの首謀者やNTの位置づけに関わる事だろう。つまり融和主義の大統領を暗殺したテロが、連邦による自作自演だった、というのはここ最近の歴史を見ると本当に良く有る事である。911とかね。財団の初代はそれに荷担していて、その詳細を知る立場ではなかったろうが、何らかの証拠を手に入れてしまったんかなー。
Posted at 2013/07/07 12:29:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年07月06日 イイね!

ボブキャットのフォークオイルシール・ガソリンの業転玉とかガススタサバイバル

 ・今日は朝から雨でダラダラしていたらバイク屋から電話で、先日教えたアリートのオイルシールで合う規格のが分からないという話しだったので、ネットで検索。フォークのオイルシールって規格品らしいので、汎用的にサイズが揃っているアリートは性能も高くて安くていいので進めたのだが、おじさんがレストアしているのはボブキャットという太古のバイクなのだ。これ、カワサキのトレールトライアルで2スト125ccで形式はF6Bだったかな。なんかF6Fヘルキャットみたいだな。今の正立フォークはオイルシールはアウターチューブに打ち込んであり、サークリップで留めてあるのだが、ボブキャットのはシールホルダーがねじ込み式であり、オイルシールはそこに圧入するだけ。抜けないようにシールの中の金属が剥きだしでホルダーにがっちりはまる。そして幅がかなり広くて勘合幅を稼いでいる。どうも昔はこのタイプの物もいくつかあったようで、現在も汎用パーツとして製造はされているようだが、国内では流通してないので入手がかなり面倒。内径30㎜(フォーク径)外径40.5㎜、幅10.5㎜なんだけど、ご存じの方いたらよろしく。

 ・バイク屋に行ったときについでにVTの自賠責を2年延長した。ふう、他の税金も払ったし、もうギリギリだな。先日の地元のバイク屋の事故の話しをしたら「知ってるよ、事故直後の車も見たよ」との事。似た業界なので裏話も教えて貰ったのだが、どうも業界の会合が市内であったのだが、本人は必死こいて隣接する市に向かって走っていて、四車線道路の中央分離帯の切れ目の部分の障壁に突っ込んで車が吹っ飛んで、おじさんが見た時は救急搬送は終わっていたが水蒸気は上がっていたそうな。中央分離帯なら水タンクなかったの?と聞いたら、その切れ目の部分に高速でぶつかっていて、まずまともな運転でぶつかるような所じゃないし、無かったんだそうな。ちょっと前に脳溢血かなんかで倒れて頭がおかしくなっていて、会議に急ぐという意識だけで運転してたんじゃないかの事。これでバイク屋が意味不明な看板の更新をしたのも、おそらく脳障害で何をやりたいのか分からなくなっちゃってたんだろうと分かった。でも、今、世間の個人の輪店はそんなんばっかだよなぁ。おじさんは県内初のある交通関係の表彰を受けていたが、やっぱりお客は居なかった(笑)。

 ・巨峰は房作りを進めている。結構スカシバが入っているのがある。サムコルは使いたくないからなぁー。一方パダンSGは品切れだった。劇薬指定だそうな。あとは組織の関係の連絡とか色々面倒な事。もうね、人間面倒ですよ、渋川氏。でも、立場が上だろうが下だろうが、人の意見をしっかり聞いて、その人の道理と、背後の心理を聞いて、自分のお世話になっている人の事を考えると、やんなきゃならない事は色々あんのよ。

 ・昼間暑くてお向かいのガススタでお茶して涼んでいる。と同時に、このガススタは地域の農協系列なので、そこの振興に少しでも役立てればという考えもある。地元だと別にお茶ぐらい家に帰ればタダなんだけど、新聞読んで100円でお茶を買えば、軽く80円ぐらいの利益になっているだろう。80円をガソリンの販売価格で稼ごうと思うと、大体だけど16リッター分ぐらい。ガソリンの粗利は5円とかそんな物らしい。とくに元売り系列店は、高い仕入れ価格の正規物を扱っているので高いという話しはよく聞く。普通の小売りは粗利が2~7割ぐらいはあるんだけど、ガソリンはほとんどインフラに近い特殊な販売価格な訳だ。特に業転玉と呼ばれる無印の安いガソリンの仕入れはこれまで系列店だと出来なくて不条理だったそうな。

 ・ガソリンは精油所から配送される訳だが、精油所では原油からいろんな油種を生産しているので在庫バランスが悪くなったり、タンクの底の方で多少品質的に不利だったり、あるいは配送先でタンクに入らなかった分などが安く出回る。大体リッター6円ほど安いらしい。しかし系列店では業転玉を入れるとペナルティーが科せられるため、そういうのはフランチャイズとか系列外に流れていて不条理だった。元売りが出しているのに何故その系列には売らさないのか?もちろん、そういう半端物がメインで出回るのは元売りは困るのだけれど、上で書いたように粗利5円で仕入れ6円違うってのはかなり苦しい。昔のように系列が繁盛していればいいけど、今はガススタは淘汰の時代に入り、給油難民が出るような事態も発生しているので、国が是正勧告を遅まきながら出して業転玉の系列販売が許可されたらしい。とは言え、次ぎはタンクの防錆処理が待っているので平成28年が大きな山場。

 ・そして、それ以外の経営合理化と言えば人件費で、農協ガススタは正社員経営なので、人件費がとても掛かるのだそうな。給料が高い訳じゃなくても正社員は保険とか労災とかあるからね。なので、バイトやパートの人を入れて安くする努力もしているが、ガススタは来客が不定期なのであんまり減らすと利便性を損なう問題が出てくる。根本的には燃費がいい車が増え、ガソリンを無駄に消費する人達が減っているという構造的な変化もある。ただ、職員給与を下げるというのは、ガススタが残って地域でまっとうに暮らせる人を減らしてしまうという意味では良い解決策とは言いかねるし、構造変化はしょうがないだろう。どうすればガススタが生き残れるのか、あるいは生き残るべきなのかという事なのだ。

 ・一つは最低限の囲い込みで、セルフに流れる客の何割か(私もそのうちの一人)がリッター2円高いのを地域のためと思って来るケース。あと言うまでもないが接客マナーの向上で、ここを利用するようになったのは、職員入れ替えの影響が結構ある。以前の状態だとあんまり入りたくなかったのが正直な所だ。あと良く言われるのはガススタの利益はガソリン以外のサービスで上がるというのがあるのだが、タイヤやワイパー、バッテリーなどの用品は価格的にネットや用品店の方が安くて勝負になってない。もちろん車そのものもそうだ(あんまり知られてないけど、ガススタによっては車を売ってる事もある)。洗車などサービスが利率が一番高く余剰労働力の有効活用になるのだけれど、小規模店だと洗車用具がむしろ邪魔しているような気配も。他に車と全く関係ない商品の販売を手がける所もあるけれど、そういう複合経営(多角経営)を目指すなら、それこそなんでも良くなってしまう。逆にスーパーがガススタ経営している事もあるぐらいだ。
Posted at 2013/07/06 21:23:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年07月05日 イイね!

怖いという事は良いことだ・新型アテンザを見た

 ・今月のバイカーズステーションもなかなか面白かった。とくにVFR750Fの3代目って私は知らなかったので、こんな形だったのかと感動したし、歴代の開発も興味深かった。私が好きなRC24(いわゆる白バイや教習モデル)はイメージリーダーをポルシェ911にして商業的には知らないが、ともかく名車というか高い評価を得た訳だが、その手前のVF750セイバーとかV45マグナとかホンダのV4系のその前の世代はほぼ忘れられていると言っていい。で、それらはカムギアトレン前ので、カムベアリングなどにトラブルがあったんだと。そのイメージの払拭のためにRC24はオーバークオリティーに作ってあり、バルクリ調整ぐらいやっときゃ20万キロの寿命はあると言っていた。さらっとすごい話しで、よくBMWとかではそういう話しは聞くが、国産だってやっぱりそのぐらいの物は作れていたのだと。

 ・で、私は知らなかったのだが、そのVFR750Fはちゃんとレースに出ていた。ベースがこれだけいいのだから好成績・・・だったら知られているはずで、実際はフロント荷重が足りなくてフロントから転倒が続出して8耐でもリタイアしているそうな。だからVFRで勝てるマシンを作ろうという事になり、RC30を限定で出した。ただ、この判断が良かったとは言いかねる部分があって、国内では限定1000台だったのだが、海外ではレギュラーではないにせよもう少し数を出したらしくて、RC30があるから次ぎのVFR750F(RC36)は思いっきりツアラーにしてしまった。プロアームの奴だ。面白いのは、このモデルは顔がNRそっくりの細眼2灯になっている。んで、レギュラーのVFRをもう少しスポーティーにしようと作られたのが3代目VFR750Fで、これは国内には入れられなかった。というのは、未だレプリカやレーシーなスペック重視なマシンが多い国内で二代目もあまり受け入れられなかったのと、国内自主規制モデルを作ったが開発者が「こんなもっさりデチューンを売れるか!」と言ったんだそうな。その次ぎが白バイのVFR800で、今は1200とかまたツアラーになっているはず。正直白バイモデルでも充分すぎるほど新しくて私にはよく分からないんだが、その後のモデルはなんか安っぽそうで違和感はある。あ、レースマシンは3代目以降はRVFがあるんだったかな?

 ・その国内で売らなかった3代目の開発ストーリーも面白いし、ホンダや日本人の良い物を作ろうという改良のアイデアも興味深いのだが、とりあえず前輪荷重について。以前RC24のハンドリングを「ハイパワーなオフ車」と評したライターが居て、なるほどなーと思ったし、昨今のSSの前輪荷重を見ても感じていた事だが、今のマシンはどんどん前輪荷重を増やしてキャスターを立ててヘッドを低くしてきている。これは直4エンジンの重心がV4より前になりやすいという事とも関係しているだろう。直4は慣性モーメントやクランクマスの大きさもあり、さらにフロントが重くて動きが緩慢になりやすい。小排気量だとそれらは「適度な安定性」という意味で良い部分もあるし、大排気量でもトラディショナルなネイキッドやメガスポのようにバンク角を犠牲にしても重心が低いモデルなら、重量感として評価出来ない事もない。でもSSのようにバンク角を求めると搭載位置が高くなり、必然的に倒れ込むとずっと寝ているような感じになって切り返しは辛いし、シートも高くなりがち。まあ、今のマシンは結構シートも低いまま成立させていてすごいとは思うけど、本質的に一発でラインを決めて絞るように立ち上がらないと、ラインの自由度は低い感じ。

 ・よくフロントからの転倒はフロントをオーバーワークさせてこじった結果という事があるのだけれど(というか公道の前からの転倒は圧倒的にこっちだろうけど)、軽すぎて転倒というのも一応分かる。立ち上がりなんかでフロントがスコンと戻っちゃったら暴れるって事はあった。特にRが大きいサーキットなんかだと、フロントに重さが抜けやすいんじゃないかと思う。逆に公道の小さいRだと舵角がグリップを生じるので、あんまりそういう問題は起こらないかな?でも、そういう不具合はあっても、V型マルチの軸モーメントの低さ、搭載位置の自由度、高回転化やトラクション特性は未だに優れていて、市販SSは直四のメーカーでもMOTOGPではV型配置をしていたりする。そういえばドカもV4なんだっけ?ま、公道で常識的な乗り方をするのなら、SSは直4でいいし、V4はツアラーチックになりますよ、という話しでもある。一時期はVツインでも大排気量化してたけど、結局寿命がねぇ・・・なお、フロントからの転倒はライダーへのダメージが深刻なので基本的に避けたい。オフ車がフロントが大きいのは悪路走破性とフロントの安定性のためで、RC24はフロントが16インチだったので、重量バランスはオフ車なのに、フロントが逃げると転倒一直線だったのだろう。だからRC36からは前後17インチにされている。

 ・ちょっと残念に思ったのは、RC24のようなオーバークオリティーなぐらいの品質の日本車というのは、最近見なくなったという事だ。RC24がオーバークオリティーになった理由は先に述べたし、加えるなら技術的にある程度の挑戦があったのもある。ホンダのアルミフレームはなんでもあそこらへんが最初で、ノウハウの蓄積がないぶん苦労したらしい。今の国産で最近ですごい飛躍したと思うのはZX12Rなのだけれど、カワサキだからどの程度品質が高いか分からないし、隼なんかはモデルチェンジしたのは質感はイマイチに感じる。もっとも、バイカーズステーションの主張は「3代目最高!」って話しなので、むしろ枯れた技術で熟成したモデルの方がトータルバランスは優れているかも知れない。

 ・うちのVTはまさにこの時期のホンダの作品なので、おそらく技術的には相互関係があると思う。V型のカム回りの作りやオーバークオリティーな所とかね。またレーシーなV型というイメージからV型はツアラーという転換もVTとVFRではかぶっている。400のRVFだけはモロにレーシーな方向に行ったまま終わったのだけれど、VFRとVTは続いているし。一方私がVTで不満な埋め込みウィンカーに関しては、どうも当時はCd値を下げるのが流行だったみたいで、フラッシュサーフェス化の一環としてやったっぽい。

 ・今日は近所で仕事の会合があって、最近閉じたバイク屋の詳細が分かったのだが、交通事故だったそうだ。自動車の夜間の自爆事故だったそうで、相当な年寄りだったので見えなくて中央分離帯に激突したのかな?確か軽トラがあったはずだから、速度が低くても壊れ方が酷かったか、発作が先にあったのか・・・そのちょっと前にYAMAHAの看板が新しい成型プラの大きいのになったばかりだったのだが、昨日見たら看板降ろして店頭も駐車スペースになってしまっていた。知らない人ではないので(正直、あまりいい印象はないけど。バイク屋としてではなく)、こうやってバイク屋が減っていくんだなーと思った。

 ・最近思ったのだが、ライディングで怖いと思うという事は大変良いことかも知れない。怖いと思えるという事は、理由が明かであるにせよないにせよ、体感としてそのライディングなりバイクに不安があるというセンサーが正常に機能しているという事であり、その時点で原因分析をしてより上手くなる余地があるという事だからだ。これが「分からない」とか「蛮勇ふるってエイやとやってしまえ」となる方がまずい。もっともっと恐がりでありたい。

 ・近所の人がマツスピアクセラから新型アテンザに乗り換えた。あれを好きって人もいるだろうし、あるいはもうオーナーになった人もいるだろうけど、あれが走っているのを最初に見た時はぎょっとしたわ。正直に言おう、あれがジャガーやアストンマーチンだったとしても驚かないと。でもマツダだと分かってびっくりしたし、正直「ええー」と思った。俺も偏狭な人間だから、ごまめのはぎしりなんだけど、新型アテンザのセダンのフルーリーブルーメタリックなんか、昔のジャギュアみたいでものすごーいカッコイイと思う。エグくて押しが強くて、いかにもブルジョアのオーナーズカーって感じがする。そして、マツダのデザイン力が戻って来ている事を感じる。MX5を作っていた頃の、セクシーでグラマラスなマツダな感じがしないでもない。でも、私がマツダだと知って感じたのは「このクソでかくて押しが強そうだけど300万ぐらいの車が路上に溢れて、さらに狭い道を狭くして迷惑しそうだな、どうせ中身もマツダなんだしガワだけの魅力で売るんだろうナ」と(ほんとファンやオーナーの方、ごめん)。もうね、止まっているのを見るとアメ車のDセグあたりと同じなんだよ、腰高なのもあるだろうけど、幅が1840とかなめとんのかと。先代の輸出モデルと同じサイズにしちゃった。初代は1780,二代目1795だったのに。高速ばっかりに乗るとかならいいけどさー、田舎の裏道にコレでズケズケと入ってくる奴らばっかりだから嫌になる。旧規格で走っている身になってみろよと。それに、私はあまり好きな尺度ではないけど、車格とデザインって物がある。正直このデザインは500万ぐらいで3~3.5リッターのV6かV8積んでるFRのサルーンでやる物で、300万の
2リッターのFFでやるのは滑稽だ。100台に一台そういう金持ちの嫌味な車が走っているならいいよ?誰もヤクザのベンツに公共性だの調和だのは求めないから。でも、このアテンザは自分が50代で家のローンや子供の養育費も払い終わって小金があったら買っちゃいそうな魅力がある。言ってみればスズメバチに擬態したオオトリバ、ベイツ型擬態な訳じゃん。それが増えるんじゃないか?ってすごい心配する。まあ、マツダは8とかもデザインはすごいイイナーと今でも見かけると思うし、今回の肥大も国内モデルを準備できないぐらいの台所事情と国内市場の縮小、前モデルの失敗ってのがあるんだろうとは思う。これを買う人に一つ忠告するなら、車体価格は安くても燃費は高級車乗る人のように考えちゃいけない。ガソリンの値段や地球温暖化の事なんか全く考えない人しか乗っちゃいけない。いくらカタログ燃費が良くてもマツダだからな・・・てか、多分北米のストップ&ゴーがないロングライド向けの開発基準になってると思うよ。








Posted at 2013/07/05 10:04:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年07月04日 イイね!

「気象予報士の憂鬱」

 ・「なんだって、こんな役目が俺に回ってくるんだ!上の奴らは何もわかっちゃいない!」
 石原(いしばら)良純は忌々しげに頭を振り、手元の辞令を改めて眺めたが、今朝から10度目に読むそれの内容は変わらなかった。

 「○月×日 本日より貴殿を気象庁主任気象予報官に任ずる」

  平の気象予報師であった良純からすると、主任気象予報官抜擢は大躍進と言っていい。つい半年前だったら、こんな日が来るなど誰も夢にも思わなかっただろう。年功序列のこの世界で、上に182人もつかえていて、下から数えた方が早い良純が、天気予報の内容を決定する重大な役職に就く可能性など、0%に等しかった。
  それが大きく変わったのは選挙で共産主義者が政権を取ってからだった。彼らはスターリンばりの恐怖政治で、次々と国の機関を改革してしまった。彼らは気象庁の天気予報が莫大な予算を投じている割に全く当たらない事に腹を立て、天気予報を外した予報官を網走で強制労働に就かせるという暴挙に出た。

 「クソッ!明日の天気なんて分かるわきゃないじゃないか!」

  良純はすっかりガランとしてしまった事務所の一番奥の「主任気象予報官」と書かれた巨大で威圧的な机に脚を投げ出して悪態をついた。そして左手首の腕時計に目をやった、10時だ。このスイス製の高級腕時計も、イタリア製のオーダーメードの革靴も、アルマーニのスーツとも今日でお別れだ。本来なら、良純の上にもう一人予報士がいたのだが、彼は昨日、良純より一歩先に、辞表を出して辞めてしまっていた。一日でも長く、ギリギリまで気象庁に居ようとしたのが裏目に出てしまった形だ。だから共産主義者と大阪人は嫌いなんだ・・・と良純は亡き父親のパグのようにくしゃけた顔を思い出しながら考えた。そうは言っても予報を出さない訳にはいかない。彼は最新の気象図に一瞥をくれてから、おもむろに机の右袖の引き出しを開け、歴代の先輩予報官達の思いが詰まったサイコロを取り出した。

 「あたってくれよ・・・」


 ・えー、今期のベスト「俺ガイル」もとい「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」12話・・・だっけ?13話だったか、見ていてかなり痛かった。この痛さってのは、「とらどら」とか「中二病」が面白い人には多分わかんないだろうな、みたいな。「俺ガイル」は一見すりゃ、やっぱり多くのラノベ同様のハイティーン向け学園物であるが、登場人物がすっごい「真面目」なのだ。いや、コミック要素もあるから、全部が全部そうではないかも知れないけれど、主人公の「ぼっちが正義」ってのは多分病的なまでに本気で言ってる。自己完結出来る整合性の高さへの欲求、かな。こういうストイックさを小説でやると全然面白くないのだが、実際彼一人だと何も起こらないだろう。そこらへんはご都合主義でがはまさんに無意味にもててみたり(一応罪悪感が根底にある設定もあるけど)、完璧超人となし崩し的に同じ部になったりする訳だけれど、完璧超人側もくそ真面目で、あのなれ合わない間隔がいいなと。でも13話の頂点は多分先生から色々言われるあそこだろうと思う。

 ・足跡でT-MAXの方がいて、失礼かも知れないが唐突にノリックの事を思い出して調べてみた。あれからもう6年もたつんだな・・・と時間が過ぎるのが早い事に驚いた。私はあれはてっきり即死だと思っていたし、普段から公道でバイク乗っているんだろうなとも思っていたのだが、実際はバイクは納車すぐで普段は乗らず、死因も肋骨が動脈を損傷した事による失血死で、救急搬送先がすぐに見つかればあるいは助かったかも知れないという痛ましい物だった。最近よく聞く「バイクの死因はヘルメットの普及で頭部の物は減ったが、胴体部分での死因が増加」ってのを裏付ける話しだ。事故もトラックに衝突した事そのものと言うより、衝突を避けようとして接触転倒した物みたいな感じだし、プロテクター付きのツナギで転倒していたレーサーからすると、こんな程度の転倒で・・・って感じかも知れない。他にも乗っていたのがもっと挙動を知っている、より高性能な車種であれば、急制動なり急加速なりして接触を回避出来たのでは?って話しもある。どうも、前に出て逃げようとしたようなので、R1とかならひっかけられずに前に出られたかも知れないし。まあ私はT-MAXには乗った事がないのだが、一般にスクーターは速度上がってからの加速はかったるいからな。

 ・一方ライダーは極端に二極化していると思う。最近は休日と言えばツーリングで来るライダーが多いが、ちゃんとした装備でノーマルか上品にチューンされたバイクに乗るライダーと、DQNが半袖草履で下品なカスタムのアメリカンや、でっかいメガスポに乗せられているのとだ。先日も飲み会で発音がフガフガしている人がいたのだが、自己紹介で「自転車で転んで前歯折ってしまって」と言っていて、上の中央4本が綺麗になくなっていた。自転車でどんな事故やったか知らないが、自転車ですらコレだぜ!職業上フルフェがつかえない白バイ、郵便は仕方ないとして、バイクはフルフェイスで乗ろうと改めて思った(ジムカーナ上位の人は結構ジェットが多いけどね、視野の問題もあるだろうし)。半ヘルなんて、ありゃ自殺願望があるんだろから特に何も言う気もないけどさ、アメリカンなんかで緩衝材入ってないようなピチピチのドカヘルの人を見ると、「脳みそが少ないから平気なんだろーなー」って思う。逆に私がよく分からないのはオフ車のブーツで、確かに転倒でスポークタイヤに足挟まれやすいオフのブーツが頑丈である必要は分かるのだが、あれでブレーキ操作出来るのか?って思う。実際、あれでGSXで峠走った事があるのだが、怖いなんてもんじゃなかった。RZ250Rについていくのが精一杯だった。

 ・仕事は地元の棚回り、今年は昨年まで作っていた人の園を借りたのだが、そこは棚回りで来られる場所なので、色々見られる。分かっていた事だけど「房はすごい良い」「粒抜け」「暗い場所がある」「房が長いのもあるかも」って感じで、総合的にはかなり良い評価をもらえたと思う。もっとも、他の園行ったら、さらに良い状態になっている所もあり、むしろ悪い所が二つかなー。でも、まだまだ忙しい。あとは指導の人が午後だったので比較的遅くまでダラダラとした話しに付き合ってくれて、なかなか楽しかった。今回は害虫の話しで、かなり気になっていた内容だったのもある。パダンSGの幹回りへの散布と草刈りでもやるかなー。でも余裕がないよなー。
  
Posted at 2013/07/04 20:58:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年07月03日 イイね!

ネット断線

 ・一昨日、昼飯食べながらネットしていたら突然停電。近所の工事で停電したらしく、実家には連絡が行っていたようだが、個別の家に回ってこない工事業者に文句言ったら、後日電力会社が来た。まあ、ボケ老人に振り回され、気の効かない工事業者を使っている電力会社もまた被害者かと思ったり(私は仕事で会ってない)。ただ、NTTの電話回線が使えなくなった。電線いじった時のトラブルだと思ったが、なんでもルーターかどっかが経年劣化で壊れたのが停電と重なったという事で、NTTが交換してネット復活。一日二日でもスタンドアロンになると不安になる事よ。その分仕事は大変はかどったけど。今日なんか5時半から8時まで仕事していて、「俺ってこんな働けるんだ」と思った。実際は気温が低く風があったから可能だったんだろうけどね。今日は31度の猛暑日って予報だったけど、多分24度ぐらいで雨も降らなかったよ・・・やっぱり気象庁はダメだな。

 ・衆議院だかの選挙がくる。今回も期待はしていない。政治家に、ではない。有権者に、だ。チャップリンの有名なセリフ(恐らく独裁者だろうと思ったら「殺人狂時代}だった。そんな映画知らんがな)に
 「一人殺したら殺人者、百万人殺したら英雄」という言葉があったが、今の日本なら

 「一人騙したら嘘つき、100人騙したら詐欺師、100万人騙したら政治家」だな。

 
Posted at 2013/07/03 21:41:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/7 >>

 12 3 4 5 6
7 8 9 1011 1213
14 15 16 17 1819 20
2122 23 24 25 2627
28 29 30 31   

愛車一覧

スバル サンバートラック スバル サンバートラック
 バンのサンバーがあまりに良かったので、トラックもサンバーへの切り替えをすべく、ポンコツ ...
スバル サンバー スバル サンバー
 農産物の出荷運搬で雨の日にトラックだと対応できない(という口実)で購入、11万キロ超え ...
ホンダ VT250F ホンダ VT250F
 一桁万円でやってきたVT250F2Hです。VT系最強の43馬力のエンジンとMC15系最 ...
その他 その他 その他 その他
 農機具の整備をここにまとめて置く事にしました。写真はクボタのT7というテーラーです。現 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation