2013年11月23日
・オスプレイの話しがちょっと出て、オスプレイは人間とか軽い物を長距離運ぶには向いているが、ペイロード自体は交代で退役させられるバートルやチヌークより小さいんじゃね?そういえば国産でVTOLの飛鳥ってあったはずだけど、ああいうジェット型VTOL作ったらいいんじゃね?と言う事で飛鳥について調べてみた。今では信じられないけど、私が子供の頃の日本の化学技術開発はほんと夢が溢れていたんだよ、飛鳥の他にも超伝導電磁推進の船舶(たしか和風な名前だったと思う、検索したらヤマト1というのがあったが、コレだったか?)とかさぁ。
・飛鳥はVTOL実験機としてC1輸送機に国産のターボジェットファンを組み合わせたのを試作したらしい。が、まあ生産コストや需要の減少予想で量産はされなかった。同様のシステムで量産したのはアントノフん所のAn72・74ぐらい。私はてっきりオスプレイみたいに主翼が回る奴だと思っていたら、そうではなくて、ジェットエンジンが主翼の上の前方についている「だけ」みたいなへんな機体だった。なんでそれだけでSTOL効果が得られるのかと言うと、ジェット気流は流速がもの凄く速いので、ちょうど飛行機の翼の原理のように翼上面の流速が上がって低圧になって持ち上がるような効果(コアンダ効果)が得られるためだそうだ。この手のをUSB(Upper Surface Blowing)STOLと呼ぶのだそうだ。
・なんで飛鳥をVTOLだと思ったのかと言うと、この飛鳥に積んだエンジンの基礎研究の段階ではAV8ハリアーのような推力制御を組み合わせたり、ソ連の同種の機体のように垂直離陸用エンジンを機動させたホバリング実験などが行われており、それらを国策としての旅客機設計にいかすために飛鳥でまずは簡易的にやってみようとなった感じらしい。つまり飛鳥は将来的にSTOL方向になる可能性もあったかも知れない。が、飛鳥そのものが一回作ってコスト的に見合わないからと言ってプロジェクトが中止になってしまった。恐らくだが、本来は飛鳥はYS11の次の国内小型旅客輸送や自衛隊の戦術輸送機としての布石になっていたに違いない。というのは、言うまでもなくベースの機体はカワサキのC1だし、技術開発は今のJAXAの前身のNALがやっていたが、機体が保管されているのは岐阜の各務原で、ここは自衛隊の実験部隊がある所だからだ。多分自衛隊も開発に噛んでたんじゃないのか?
・飛鳥は単純なUSB STOLで、そんなのが何の技術的開発に関係していたのかと言うと、ちょっと驚くような記述がウィキにある。USB方式には飛行特性に困った癖があって、普通の飛行機なら機首を下げると速度があがり高度は下がるのだが、USB機では機首を下げると速度が上がり高度が上がったり、揚力上げると重心が後ろになるとか、習熟が難しかった。これらを解決するのにFBW(フライバイワイヤー)、SACS(簡単に言えば電子制御スロット+電子制御ハンドルみたいなもん)、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などの最新テクノロジーを取り入れる必要があり、何故か同時期にこういうのを開発していたNASAの相互にプロジェクトを公開していたみたい。ええ、日本の技術アメリカに筒抜けっすか!?結局アメリカもこのUSB方式のSTOLは量産しなかったし、あっちはジェット機を真上に向けたようなお馬鹿なVTOLを先に作っているので、オスプレイが日本技術から作られたと言うのは早計すぎるんだけど、何らかの技術的な影響を受けているのは間違いないんじゃないかと思う。
・もう一つ各務原絡みで。明日行く各務原の航空自衛隊ではT2CCV実験機のエンジンぬいたガワタが展示される事があるそうだ。このCCVの技術は三菱の物らしいが、飛鳥の開発の頃とリンクしている。航空機のデジタル制御なんて誰でもどこでも考える物だろうから、同時多発的にあったのかも知れないが、まあ二種類の物が同じような場所でいじられていら、まあ色々考える所はあるわな。このCCVは結局F2がF16の改造版になった事で生かされてないと思ったら、F2のFBWはソースコードが提供されなかったので、T2で作ったCCVの技術で飛んでいるのだそうだ。いや、そもそも高機動設計じゃないF16のソースコードなんていらんやろ、ってのはおいといて(つまり提供される筋合いの物じゃないから)日本も色々苦労しているのねって話しだ。ただ結局自衛隊ユースでしか開発も利用もされないと、商用分野での発展が望めない訳で、とくに短距離ジェットはブラジルのエンブラエルってメーカーのを信州松本空港なんかでは入れているのだが、そのぐらいは自前で作れるぐらいにしてもいいんじゃないか?とは思う。エンブラエルは航空4位だそうだから(多分一位がボーイング2位がエアバス、3位がボンバルディアじゃないかな?)、ブラジルだから技術が低いとかは言わないけど、リージョナルジェットの競争はやってもいいんじゃないか。
・ち・な・み・に・・・・C1のSTOL実験機が飛鳥な訳だが、C130(米軍の輸送機)にはSTOLモデルがある。いや、モデルって言っていいのか疑問だが、C130Dというので、補助ロケットエンジンを積んで短距離離陸が出来るようになっていて、もう見た目はカウボーイビバップのワイルドホーゼズのスペースシャトルそのまんま。航空力学とかお構いなしに、無理矢理ロケット花火で模型を飛ばすようなやり方だ。しかし、もっと驚くべき事は、C130は素の状態でも空母での運用実験をやったら、カタパルトもアレスティングフック(着艦フック)も使えないのに離着陸出来ちゃったというふざけたSTOL性能を発揮している。これはC130が元々強引なペイロードを得る設計になっている副産物みたいな物なんだろうな。ははは、FBWとか可変ベクトルジェットとかやってた意味ってなんだったんだろう・・・・
Posted at 2013/11/23 21:34:44 | |
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2013年11月22日
・例の嘘っぱち会計ソフトをやっと使えるようになって入力していたら、突然「メモリー不足です、完全には表示されません」ってエラーが何をするにも出てくるようになってしまった。おいおい、勘弁してくれよ、メモリーなんて2003の頃にはありえないほど積んでるし、どうせエラーだろ。でもスタンドアロンで使いたいから面倒な更新やりたくないんだゼ、と思いつつオンラインで検索。結果分かった事
「エクセルの公式バグです、マイクロソフトはそうなる事を知っています、再現したければこうすれば再現されます。これは以下の製品について書いてあります」って言うページがマイクロソフトにあったよ!いやね、もうね、なんて言うかね、マイクロソフト以前から腐りきってると思っていたけど、なんだコレ。つまり、なんなんだってばよ。バグ持ち不良品である事を知ってます、まる、じゃねえよ!再現したい訳あるか!直したいんだよ!もうね、堂々と「仕様です」とか信じられん。まあ、ついでに言えば、こういうバグ持ちソフトで動くアプリを作って売ってる農文協も信じられん。
一応ネットにも解決策は転がっているが、どうして市販ソフト使うだけでエクセルのわけわからんテクニカルタームを一から勉強しなおさなければならんのだと。一番いい方法?エクセル2007以降のソフト使え?何この不良品押しつけてダメだと次ぎの買えってマッチポンプ。
まあ、この手の問題に際すると思うんだ。そもそもの問題は会計ソフトを個人事業主でも使わなければ会計処理できないほど複雑な税の制度があるからこんな事になるんじゃないかって。マイクロソフトと税務署が遠い壁の向こうで高笑いしながらはねているのが見えるかのようだよ。一応この問題は再起動かけてると治るんだけど、他にもソフトの方は問題が山積。
・今年も薪ストーブが動き出したという事で、焼き芋が出来るようになっている。以前は外で焼こうと四苦八苦していたが、結局アルミホイルに包んで熾火の上に載せる方法に落ち着いている。アルミホイルも黒い奴が焼き芋用とか言って売られていたのだが、まあ普通のでも出来るな。そして美味い!美味すぎる!小さい奴なら3本ぐらい一瞬だった。あー、ほんと幸せだわ。
・艦これはレギュラーのマップ攻略中、限定海域はE2でもういいかな?って。E5まで進めるわけないし、E3で新型ドロップはないようだし。レギュラーマップではカスダガマ沖(西方)もクリアして、なんとか南方海域まで進出できた。飛龍がいないので一航戦任務がクリア出来てないし、航空巡洋艦もないのでそっちもクリア出来てないが、地味に階級は上昇中。比叡改二が実装されて、おそらく金剛4姉妹は改二になるんだろうなと言う所だが、改二にするとモデルがかわってしまう事は賛否両論。ずいほうのカラーリングもそうだが、夕立のように元がシンプルすぎるのはそれほど問題ないけど、金剛型は元から戦艦で力入っていたしなぁ。逆に地味すぎる奴らをどうにかしないと活躍の場がなくなる気がする。とは言え、100隻しか保有出来なくてレアがどんどん増えるのも苦しい所。かと言って駆逐艦もそれなりに育てているからなぁ。今かぶってるのは島風と五十鈴ぐらいだし(五十鈴牧場)。
Posted at 2013/11/22 22:12:37 | |
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2013年11月20日
・やっと軽トラのタイヤ交換とか行った。外したタイヤをいつもお願いしている修理工場に持っていったら、回収に来たのかと勘違いされてなかなか話しが通じず。ここは板金工場なので用事がない時はとことん用事がないのだが、あっちは覚えてくれていたようだ。ジュークとワゴンRが入庫していたが、最近の車は修理しづらいそうだ。なんでか聞いたら高張力鋼の多用で板金しづらいんだとか。たしかそんな話し聞いたな。
12インチは一本300円だった。
・タイヤ交換で気がついたのは、フロントブレーキ結構引きずってる。前のタイヤは割と限界、使おうと思えば10万キロまでは使えるか?
・8の字もちょっとやったが、途中でガスが切れて失速、転倒するかと思った。オイルを補充してちょっと回転が重い感じ。
Posted at 2013/11/20 19:47:25 | |
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2013年11月19日
・そろそろ部屋で着ている寝間着兼用のがボロボロになってきたので新調、膝が薄くなってるし、10年近く持ったんじゃないかと(別にこれ一着じゃないんだけど)。あたらしく何を着ようかと思って似たような物を探したが見つからない。安っぽいのばかりで、「じゃあもう一番安いのでいいや」と思って買った上下セットのが裏起毛で暖かいスウェットでかなり快適。薄くなるまで着たら、そりゃ保温性もさがるわなと。
・タイヤの空気圧を測るゲージに基準ラインが欲しくなった。更正する基準がないと相対的になるのと、最近の100均のはどうも信用ならん数字を吐く。ちなみにホームセンターで500円ぐらいまでは全く同じのが売られているし、1000円ぐらいまではケースがメッキになるぐらいしか違いが見られない。つまり内部機構の違いは分からない。たしかお友達の記事で計測メーカーの本物のメーターを流用する記事があったと思うが、そこまでの精度はいらないし、どのみち更正が必要(でもミシュランあたりの業務用買うなら検討してもいいかも)。で、思い出したのがデジタル式の奴で、私が知っている出始めのは1000円ちょっとだけどバッテリー交換が出来なかったと思った。でもお店で見たら今のは出来るのもあるみたいで、値段も精度を信じるならアナログの奴よりいいようで迷ってる。
・他にホースとかカプラーとかネットで調べたのだが、注文するよりお店で買った方が安いってのが多かった。Amazonもショップのは送料がかなり掛かるからな。で、とりあえずエアガンの先につけるチャックアストロで買ってアタッチメントを自作してムシ外して空気入れて見たんだが失敗。で、「いっそ爆竹沢山入れて中で爆発させたらどうだろうか?」と思いつきました。火薬の膨張力はすさまじいので、緊急的なエンジン始動なんかに昔の航空機では使っていたという話しも聞きますし。で、検索したら、「爆発ビート出し」って結構やっている人がいました(笑)。使うのは爆竹ではなく、スプレー缶(5-56とかパーツクリーナー)で、ちょっと吹き込んでから導火線となるガスを外に吹いて点火、成功例ばっかりですが私のタイヤよりずっと酷い引っ張りタイヤでも見事上がってました。って事でやってみたんですが、見事成功しましたよ!いやー、この2日間の苦労を返せ!とは言いませんけど、わずか10秒の作業であっさり成功しちゃうと複雑な気分です。
・工作ついでにギタースタンドとビニールハウスの一部を改良する部材も製作。
・TPPや増税絡みの事を見ていると、昨今の中韓との軋轢も政治利用されているなぁと感じる。まあ第二次大戦以前からそうだっただけだし、あっちはもっと露骨に利用しているんだけど、政治屋がどんどん悪法通しても対外強攻策の富国強兵だからと言われると我慢してしまう人が多いんだろうな。お前ら結局戦争から70年で何もかも忘れたと見える。
Posted at 2013/11/19 19:21:42 | |
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2013年11月18日
・うーん、あれから続報などで速度オーバーかアクセル譜みっぱだったか、という事で、故障ではなく仕様という事に落ち着きつつある。私は安全装置に否定的ではないし、今のマツダが好きか嫌いかはおいといて語らなければならないと思うが、いい教訓というか失敗としてかなり良かったと思う。まあ、真っ先に販売店が仕様を把握せず無茶なスペースでテストして事故ったという事は指摘されるべきだが、これは個別ケースなので。
・この事故の最大の教訓は「安全装置は過信すんな」って事である。同じような事故は航空機でよく起きていて、有名なのはエアバスA320の名古屋空港で落ちた奴。パイロットは再トライしようと上昇しているのに、機械は降ろそうとして相反する操作をしてしまい垂直に落ちた。今の航空機はオートパイロットも実装されているので、パイロットのシステムとのつきあい方はかなりシビアな問題で、言ってみればもう一つの操作系として覚えなければならない。擬人化して山田君とかJALでは呼んでたはず。
・だから安全装置の追加はドライバーが楽になるとかバカでいいって物じゃなくて、むしろ別人にハンドル握らせるような物なのだ。それの意味をメーカーやディーラーやユーザーが理解してないってのが一つの問題。パッシブのセフティーに関しては忘れてもいいけど、アクティブセフティーに関してはそうじゃない。ただ、安全装置を何故付けるの?って問題に対してはCX5問題は、一般的な理想というか期待のはるか下の物しかまだ出来てないってのを露呈したとは言える。やっぱりさ、30kmでアクセル踏んでると作動しないとか、条件の理由もあるんだろうけど、居眠りなんか考えると意味ないよね。これだったら全自動運転にしてしまった方がいいんではないかとさえ思う(高速とかなら)。ま、人命に関わる事故の前に問題が発覚したのは何より。
・スタッドレスの組み付け、タイダウンロープ使ったけど失敗。機材の問題としてホースが5.5㎜なので標準的な6.5㎜エアホースより供給力が弱い。ゲージのチャックは先日書いた通り。まあ両方揃えるならガススタでも持ち込むべきだろうな、くやしいけど。そしてW300があんまりにも上がらないのでビート外して調べてみたのだが、「これ本当に国産?本当にブリジストン?」と思ってしまった。試しに外したブリジストンのスタッドレスVM41あたりと比べても、ビート精度がすごい低くてうねってる。まあ使い込んだタイヤは自然とビートがリムで成型されているかも知れないけど、W300のビートはグジャグジャのデコボコで、サイドが弱いのも相まってビートがリムに密着せずエアが入らない。試しに石けん水流し込んでエア入れたら、あっちこっちで不均一にエアが漏れて泡になってしまった。東南アジアの安物タイヤならそういう話しも聞くけど、一応国産だぜ?もしかしてオーツあたりにOEで作らせてねえか?これまで50本ぐらいはタイヤ手組してきたが、こんな酷いタイヤははじめてだ。
・「五線譜なんて飾りです」読了、関係者が生放送やっていて興味があったので読んでみたが、ラノベに対するイメージとはちょっと違っていたかな。設定としてはアニソンだけ得意なトランペッターの女の子と、天才トランペッターの幽霊、その幼なじみの主人公が高校の吹奏楽部で活躍するというもの。もうね、1年で旬を過ぎかねないアニソンの話題とかをやる度胸がすごいね、伏せ字の意味ないし、逆に分からない人には何の曲なのかわからず全く描写が伝わらない。でも、アニメのプロットとしてみると、7話ぐらいでこぎれいにまとめられるし、著作権無視してこういうアニソン三昧のアニメは見てみたいと思う。
人物描写が甘い、無関係な人が多い、無駄にエロ・・・はなかったが、そういう特徴はラノベならでは。でも、ちょっと考えると、これを例えば12話ぐらいのアニメにしようと思えば遊べる要素を入れてあるようには思える。読者の妄想の余地があるというか、緩い部分はそういう行間、五線譜の欄外みたいな物だ。例えばサブの幽霊なんか半分空気なんだが、途中わざと空気なのでは?と言う部分が出てくる。いずれ、どちらかが消えるとしたら、と考えもするだろうし、そもそも死因とか過去もやってない。メインヒロインとサブは天才の孤独みたいな共通点があって、それだって広げられる。オケメンバーだって伏線をいくつか張ってあるし、上級者向けのアニメコンテだと思えばまずまず。
絵師さんは、そういう意味だと結構厳しいかも知れない。ラノベってイラストサイズがもの凄く小さいから、人物をある程度大きいコマで書かないといけないのだけれど、見せ場は動きがある場面なので「何故ここが?」と言う場面が多い気がするし、仮にやったとしてもイメージは小さいだろう。むしろ表紙裏カラーはイメージボード的にして、挿絵は風景や動き入れるぐらい割り切った方がいい。特にモノクロの挿絵はカラーがいくら出来が良くても、それほど見栄えしないから、丁寧な塗りは生きてこない。あとは体型は多分作者さんの前の作品からすると、要望みたいなのがあるんだろうけど、用事体型すぎる気がする。お姉さんぐらいでやっと普通じゃないだろか、先生のがなくて良かったよ。
音楽物のアニメは多い。今期もWA2とかやってるし。ただ、標準的な地方の音楽学生部活動の大半は軽音より吹奏楽に集中しており、それだけパイが大きいのに、それをテーマにした物は記憶にない。つまりね、読んで分かってくれる人が多いのはメリットだし、作者も本当のTpやってたから分かる部分は結構ある。意欲的な試験作としては評価してあげてもいいんじゃないかな。
Posted at 2013/11/18 20:48:19 | |
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