2014年12月15日
・ロータリーモアを実戦投入してみた。結果、微妙。性能的には前のアテックスのに遜色ないぐらい良く草は刈れる。しかし刈り位置調整が上げられない。アテックスのはクローラーなのでモア部分の刈り高さ調整は本体との間の角度で調整していた。ここをフリーにすると前輪による調整になるし、高い位置でロックすればそこでも可能。しかし下りで本体が前転気味になってると、モアが接地して本体が浮くなんて不具合もあった。一方シバウラのはそういう高さ調整は前輪との位置関係でしか出来ない。タイヤ式なので本体が自立してモア部を支える事が出来ないのだ。そしてタイヤの調整代がもの凄い低い。なんでか分からないが、新しく長い刃だと地面耕さんばかりにスレッスレになってしまう。これは長い草相手、地面がガレている場合にはちょっと困る。
速度も問題だった。3速あるが、3rdは完全に移動用でびっくりするほど速く走る。ところが1速2速はびっくらするほど遅くクロスしている。結果2速でノロノロと進むしかないので作業効率は非常に悪い。ただ平地だと3速でも柔らかい草なら余裕で行ける。その場合、走りながら草を刈り終えるのでスピードは史上最速かも。
ハンドリングはタイヤ式の問題が出た。下りで駆動力を切った側がブレーキで止まってないので進んでしまい、本来とは逆の方向に曲がろうとするのだ。登りだとえらくシャープに曲がるのに非常に残念。また上でも書いたがこのモアはタイヤ部でシーソーしてしまうので、坂登ってるとモアが浮き上がってしまう。そのため、ハンドルを持ち上げてモアを接地させなければならず、これが非常に疲れる。時間ばっかり食うのに。また、トレッドが狭いが重量が200kgを超えるため、キャンバー状態になると谷側にふられる。地面が柔らかいとなおさらだ。横転って感じではないが(重心は低いので)、タイヤがズブズブと沈んでいく。
不具合としてはエンジンのガバナーが躁鬱気味で、えらく高回転でロックするかと思うと低速でしか回らないような事があった。移動で時間がたつとなるので、キャブに何かつまったりしているのかも知れない。また設計上の問題だが、ちょっとこれは・・・って問題はモアがフライホイールになってしまう事。普通は主クラッチを切るとモアが止まりタイヤも止まるのが望ましい。しかし、こいつはモアは独立したクラッチがなくPTOみたいな感じでエネルギーを取り出している。タイヤも同じ所から動力を得ていて、クラッチはエンジンとギアボックスの間になる。んで、クラッチを切るとモアに残された運動エネルギーで今度タイヤを回すので勝手に走るのだ。特にリバースとか怖いよ。モア部の切り替えレバーはオンオフにかなり好みがあって入れるのが難しく、よってリモートワイヤーで制御は出来なかっただろうが、これは今はちょっと安全基準通らないんじゃないかな?
全体としては「やっぱりハンマーナイフは向いていると思われる傾斜地の荒れた所でむしろ使いづらい」という欠点が浮き彫りになったし、シバウラは1今も芝刈り機を作っている事から分かる用にローンモアとしての用途に向きすぎな気はする。とりあえず使える事は分かったので畑に出して、壊れてた運搬車持って来た。スターターロープが切れたのと、クラッチワイヤーが固着した。後者はちょっと修理難しいレベルかもな。
・ハウスは乾いた奴をかなり大胆に長さ調整を加えて巻いたら、結構綺麗に巻きあがった。ただ、この方法は端に余裕がなければ出来ない。ビニールがしわくちゃになっていると余裕がないので、他の部分を引っ張るという非常に面倒な微調整を行わなければいけない。引っ張ると行ってもシャフトの重量があるので、毎度持ち上げるのは結構大変。そんでも、巻き上げが全部かなり軽くなったのは嬉しい。
・剪定もはじめているが、地元園で近所に放置同然の園があってまた蛾がかなり出ていい迷惑だ。ナイアからやってるが、もう少し効率化出来るけど、もうナイアを拡大しないので現状維持でやってる。ネットにヒヨドリがかかってた、ざまぁ。デラはこの園はパープルに改植を進めているので、デラは表向きは産地維持のために大事とは言うけど、どんどん樹冠小さくするので、ついでに無理矢理棚下もやってみることに。デラで短梢をやった話は聞いているので、上手く行けばみっけもん、失敗したらその時は加工だ。平行整枝の方が夏期管理が上手く行くし、そっちの方が冬期の剪定によるTR比の調整より果実品質に直結してて、陽気にも対応しやすい。
・オイルクーラーのオイル漏れは締め増しでとりあえず我慢出来る程度になった、良かった。
Posted at 2014/12/15 20:18:13 | |
トラックバック(0) | 日記
2014年12月14日
・SSのドリフト低減ノズルを買おうかと思ったら、また値上がりしている予感。つくづく思うんだが、この程度の商品に2000円の値札っていっくらなんでも!って思う。実売は1000円ちょいだけど、SSはそれ20個近く使うんですけど。構造は除草剤用のノンドリフトノズルを見て大体理解したのだが、あれ全然飛ばなくてびっくりする。空気を入れて界面活性剤使った除草剤を散布するので、泡が形成されて空気抵抗がすごかったのだ。空気混入しないタイプの方が直射的な散布には向いてるかもなぁ。
そんな事を考えて検索していたら、大変面白い、というか認めたくないような記事が見つかった。ノズルの変遷に関する話題で農学博士が生産現場などのテストも経た結果を示していたのだが、フォームノズル(ノンドリフトの空気混入タイプの事)とディスクノズル(いわゆる広角ノズル)は実はずっと昔にすでに「交代する」と思われていたのだそうだ。初期にフォームノズルが出た時、殺虫剤では確かにそういう結果が出たそうだが、殺菌剤で効果が劣ったのだそうだ。うちは病気多発のデラ園は確かに殺菌剤の効きが非常に悪いように感じている。ボルドーのように棚上散布で見るとかなり付着性が良くカバー率も良いのは分かるのだが、一方で均一性には問題を感じる。果実に直射してあっても病気が出るのだ。
んで、現在のトレンドはチップノズルなのだそうだ。これは上で書いたノンドリフトの除草剤用の奴もそうなのだが、ディスクノズルが穴から渦を巻いた薬液を円錐状に打ち出すのに対し、凸に絞りを入れたディスクにスリットを入れて扇型に打ち出すタイプ。さらにフォームノズルの空気混入型を混ぜているが、混ぜないタイプもある。というか、ノンドリフトSSはフォーム型とノンフォーム型のチップノズルを交互に配置するという形を取っている。これは殺菌剤と殺虫剤を散布する場合の折衷策として実地で試した農家さんもやっていた事で、粒子分布をその薬液の目的に合わせて替えているのだそうだ。また現在のSSはターレットノズルと言って薬液ノズルの基部が回転して2種類のノズルをワンタッチで切り替える(あるいは止める)事が出来るようになっている。その場合、殺虫剤効果を高めたい時、ドリフトが強くなるのが予想出来る時はフォーム型やノンドリフトの粒子が大きいタイプを、逆に殺菌剤の効果を高めたい時、ドリフトの恐れがなく繁茂した枝葉にしっかり付着させたい時には粒子が小さいタイプをと切り替えられる。
しかし、粒子が大きいノズルでの防除価に対する意見は2種類あって、上のような意見がある一方、大きい粒で噴射して対象にぶつかると飛沫になって飛び散るからカバー率は見かけよりずっと高いって話もある。防除価もそれで高い。特に柑橘系ではこの手の研究が多く、実例としてはスプリンクラー防除なんかがコレの最たる例だ。逆に上の話は小麦の雪腐病とか葉物野菜なんかの例が出ていた。ブドウは普通に考えたら柑橘系だと思うんだが・・・ちなみに、うちのSSは二台はノズルが2列あるので、ワンタッチ切り替えが出来たりする。ターレットにするのはファンとの絡みがあるんだろうけどね。
・コンサート忘れてハウス修理やってたよぉ・・・ハウスは段々ぶっこわれ箇所の目星が付くようになって、小まめに移動してチェックして天幕を卸したり屋根に登って引っ張ったりする事で、全部の屋根をパイプやビニールを切り取らず降ろす事が出来た。やってると実際捻れて「片方で降ろしてるのに片方で上がる」って現象は多発していた。特に都会巻きやるとシャフトが天頂付近だと自重で落ちないので、むしろ回転方向の駆動力で登っちゃって逆の谷に迷走してしまう事も。特にビニールが濡れていると密着しやすくて変になりやすいので、天気が安定している今日は展開してきた。しかし、シャフトを修正してエンドに重りつけて極力綺麗に巻こうとしてもエンド部分は毎回先走ってしまうんだよなぁ・・・いい加減にして欲しいぜ。
・ハンマーナイフモアはコックの精密ネジを買いに行ったが現物ないんで適当に1.7㎜買ったらハズレ、M2が正解のようだが1.7㎜でもそんな実用上は問題ない感じ。コックそのものの閉鎖性にも問題なく、カップのOリングも漏れなかったので、いつでも実戦投入出来るぜ!雪降ったけどな。
・積雪が今朝も5cmばかし見られたので、スノーラッセルを買ってきた。以前はスコップが主流だったが舗装路で少ない量だとラッセルの方が使いやすいし、別にスコップ的な使い方も出来るコンパチだったので、以前借りて「次はこれにしよう」と思っていたのだ。昨年の大雪で雪かきは馬鹿売れかと思ったら、普通に売られていた。今回も素材はポリカの物にした。ラッセルだとそんな振り回さないので肉厚のPE素材のでもそんな簡単には壊れないようだが、耐久性が少なくとも2倍はあるので価格差が3割増し程度ならポリカにしよっかなと。最初触ると柄にガタがあったが、見たらネジをユーザーがねじ込むようになっていた。なんだ、その中途半端な製品。
・ミニキャブはオイルクーラーのオイルブロックからのオイルにじみやタレがあるので潜ってチェックしたら、案の定ブロック側のネジがユルユルになってた。ここはOリングが座面にあるだけで密閉力が不足していると言われているが、加えるならネジの加工精度が甘くて緩みやすい。Oリングが座面トルクを下げるてしまうし、ホースを取り付けるとホースの緩もうとする力や振動で緩んでしまうみたい。ちょっとはマシになったけど、これでもまだ強く漏れるならゴムのOリング外して銅ワッシャーになる。しかし、太いパイプとは言え中空のボルトでしかもアルミなので、強く締めたら千切れそうな予感もある。
Posted at 2014/12/15 00:17:54 | |
トラックバック(0) | 日記
2014年12月13日
・昨日のカルチャーラジオで記憶は「規則正しい生活」「良質な食事」「良い睡眠」が必要で、良い睡眠のためには適度な運動が必要と言っていました。昨日はビニールハウスの屋根に上り下りしたおかげでかなり汗をかいたので、実際その通りに眠る事が出来たからか、いい夢見られました。良い、というか、夢を詳細に覚えている感じですかね。夢が自分の中の倒錯した性の発露であろうと分析したのはフロイトで、まあこの人はなんでもエロスに結びつけたがりますが、病人の精神分析してたからしゃーない。ユングがさらに集合的無意識とか夢の中の神話性からアーキタイプを見いだしました。でも、短時間的には眠りの中の夢は記憶の取捨選択と定着に役立っているという研究があり、多分浅くて寝始めの頃のはそういう夢なんじゃないかな。言ってみればHDDのデフラグを毎度かけてて、その時の事前バックアップの切れっ端をゴミ箱に入れたのを見ているような感じでしょうか。
今朝の夢の一つは山でした、ロープウェイか何かで綺麗な夏山を登っていくと、いつも進む道と川向かいの道が見えます。そちらも人が歩いて行きます。あんな道になっていたんだと思いましたが、やがて別れて森の方に消えていきました。いろんな頂上があるのでしょう。もう一つは対照的なモルグでした。巨大で明るい校舎の下に医学用のホルマリン漬けがあるのを見るという事で、薄暗い地下階の端に行くと予想よりチンケな教室にミイラがぞんざいに置かれてました。痛みもあるし、これ医学で役だつんかな?と思っていたら、この皮ジャケットは人の皮じゃないか?みたいな事を言い出す人が出たり。
夢分析によると登山は夢の実現や理想を追求する姿だそうで、登頂はその達成だそうですが、ロープウェイで楽して登るのはどうなんかな?人が登っていくのを見て自分の登ってる山は見えていたのでしょうか?死体は逆に理想から離れているとか、死からの再生などを示すそうです。ミイラを見た時、かつてはこれらは神性を帯びた即神仏だったんだろうなと思ったので、多分そっちの意味合いが強いんだろうな。
・ハウスはビニールが折れ曲がって巻かれている部分をかっさばいてフリーにしたら、そっちはパッカー外さずに元に戻った。ただし、絡んでいた部分はシャフトがひねくれ曲がって修正困難。取り外そうとしたのだが、填め合い部分がネジ止めだけじゃなくカシメもしてあったので人力での取り外しは困難と判断して切る事に。電源があればグラインダーで一瞬なんだけど、高い場所に発電機持ってくのも辛いし手ノコで切断。。奥のねじれ部分を解消しただけで、かなり軽く巻き上げが出来るようになって感動した。シャフトがねじれて波打とうとする事でさらに余分に巻き込んで絡むって感じだったみたい。
外したのはちょっとハウスの上で組んだ状態で修正するのは無理なぐらいグニャングニャンによじれてた。しかし、これで素直に巻きあがったかと言うとそうではなくて、シャフトのみ残してビニールが無い状態で巻くと、そこは巻きあがらないので残っている部分を逆にねじらせるので、ビニタイを天頂からシャフトまでたらしてパッカーで止めて、巻くと巻きあがるようにしてなんとか修正。シャフトを切った方は残ったビニール部分がやっぱり太く絡まって先に上がってしまう。何度も分けて修正しながら巻き上げたが、やっぱり天頂部では巻き上げ側、その反対側が先に上がってしまう。パッカーの位置を全開で合わせてもそうなるんだから、もうそういうずぼら設計だったとしか・・・他の奴らも多かれ少なかれ似たような感じなので修正を加えたが、正直ハウスって嫌いだなと思った。
なんで巻き上げが均一に行かないのか?ハウス初心者の私が感じた点はいくつもある。まず巻き上げシャフトに掛かる力で、ハウス中央部は天幕の重さが掛かるのでタイトに巻かれるので巻き上げが悪い。逆に前後は巻きが太い事が多い。ケツの方はシャフトが軽いので巻きが緩いので、ワイヤーでウェイトを引っかけて巻き上げたら多少はマシになったが、どのみち最後でグズグズになる。巻き上げ機側はチェーン式はチェーンの引っ張る力で歪む話は以前書いた。今回酷い奴はそこのシャフトがグニャグニャで、こっちを切る訳にはいかないので棟の間の柱にタフバンドで固定して手で曲げて修正した。大分軽くなったし、どうもこのシャフトの歪みが巻きの重さにも大きく影響しているようだ。当然ながら曲がっている所は先に登るのでそれも困る。また棟の頭とケツは固定部が無く風に煽られるので損傷しやすい。よくハウスによっては妻面に固定張りを展開しているのだが、おそらくアレで風とか積雪の重さが展開部に掛からないように工夫しているんじゃないかなぁ。ともかくビニールが破れるとかグシャグシャに折り目がつくと、それだけで非常に巻き上げが不均一になる。「そんな巻き上げが均一じゃなくてもいいんじゃないか?と思われるだろうが、ここが広がってると降雪がたまってそこから壊れやすい。安全のためシャフト同士を天頂部で結束しようと思っているが、それをやるにしてもあまりにたるみが大きいとねぇ・・・
・ハンマーナイフモアの刃の交換だが、割りピンがなかなか割れてくれなくて苦労した。小さいピンなら簡単に曲がるし、相手のシャフトが動かないならマイナスドライバーとかで叩けば曲げられるのだが、4㎜ピンは手で曲げるにはきつくシャックルピンはフリーなのでドライバーで叩くと逃げる。面倒だなー、もしかして良い工具があるのかなぁ?と思って調べたら、生産現場(ホンダとか)は特許工具があるらしい。でも一般には出回ってないし、さすがにこの程度でSST買うのもなぁ。って事でプライヤー二丁でピンを固定しつつ足を曲げた。ある程度曲がればトンカチで行ける。なかなか綺麗に出来たとは思うが、外した奴はピンに遊びが一切なかったのに対し、こいつは多少はカタカタ言うので、やっぱり工場ではなんらかのマジックを使っているんじゃないかと。あとは補助輪やゴムカバーを取り付け直し、コックのゴムを新しいのを修正して入れて終了。コックの抜け止めビスが落ちて行方不明なのは秘密だ。なんでシバウラがコックをカバーの裏側で触りづらい場所に隠したのか分からないし、ここが抜けていたのかも分からない。前のオーナーがガス漏れで疑って分解したんかな。
・ミニキャブのルームランプが付きっぱなしでバッテリーが上がり気味だったので充電。久々にやらかしたが、ルームランプ警告が鳴らなかった。なんでだ!?相変わらずエーモンの固定部品は非常に使いづらい。純正品の方がずっとずっと良い。外したついでに改造するかな。シャフトを横入れ出来るようにして、長すぎるネジをカットしたい。またルームランプの消費電力が無駄に大きいのも気になったのでLEDの物を注文した。暗いのに電気くうから気がつかないのにバッテリーあがるので、LEDの12連ぐらいの明るそうなのにした。というか今は4連とかは割高になるぐらい進歩が早い。ルームランプのお世話になる事はあまりないので、別に4連でも良かったけど高いので。
・年始にちょこっと人付き合いがあるので、名刺の準備をせにゃならんのが面倒。これまではプリンターで適当に刷ってたし、それだって50枚刷ってまだ使い終わってないぐらいなんだが、ちょっとそれじゃ困るかな?ってのがある。しかし名刺ってこれだけメジャーな割に、作成サービスって個人相手だとなんだかなぁ?ってのが多いな。務めている時って事務所が本部だかどこからかのフォーマットで適当に作ってくれていたので意識した事なかったが、個人の場合情報管理とか受け渡しとかデザインとか色々面倒だ。価格も相場はモノクロ片面1000円ぐらいだけど、160円ぐらいから10000円ぐらいまで幅がひろい。私は名刺に書くことが無く、老人に見やすいように情報でっかく書くから、デザイン凝った名刺テンプレにいいの無いし。
Posted at 2014/12/13 21:25:45 | |
トラックバック(0) | 日記
2014年12月12日
・軽トラのキャビン後ろの空気抵抗減少実験でプラダンで作ったドラッグフォイラーを適当にテープで止めてみたのだが、風が吹いてたりしてよく分からないと思いきや、風切り音がすごい減ったのが分かった。軽トラってこんな静かだったっけ?と思うぐらい。考えて見れば巻き込んだ風がキャビンの後ろで渦巻いていたんだから静かなはずだよね。最近のエコカーが静かというのは空気抵抗の低減もあるんだろうなと感じた。ただ、プラダンは自立しないので理想的な内側への曲げ角度なんかは分からない。またドラッグフォイラーは単純形状だとボートテイルでかなり長くするのが普通だが、最近のは乱流技術を応用してわざと末端処理を凸凹っぽくして風にエネルギーを与え短い物でも効果があるように工夫している例も見られる。ダンボールで同じ事をするのはちと辛いというか、出来ない訳ではないがやったらかなり見た目がアレになる。
あと、オーバークールだったオイルクーラーも塞いだら、ちゃんと温度が80度ぐらいまで上がるようにはなった。ただ、油温が60度をウロウロしていてもヒーターからは温風が出ていたので、3G83のオイルと水温の受け渡しは相当貧弱というか頑張ってないのが分かる。水温はヘッドなど燃焼温度にリニアに直結するので積極的に同じ温度にする必要があるのはご存じの通りだが、ブロック全体にそれを行おうとすると多分恒温性の確保が難しくなるのではないかと思う。つまりブロックを同じぐらい冷やしちゃうといつまでもヘッド温度が上がらないとか。だから腰下を切り捨てたのが従来の日本のエンジンじゃないかなぁ、頑張るとすぐにオイルがへばる。
ところが、「腰下が先に温度が上がる」という特殊な状況になるとラジエターが全く役に立たないという事になって3G83をはじめ国産エンジンの持病であるオイル上がりが発生しやすい状況になる。つうか、普通の走行だとオイル温度はほとんど一定以下で思っていたより温度負荷は低く、時間で見ると30分走って80度らへんをウロウロしているんじゃぁないかな?積極的にオイルを冷媒として使う設計の油冷やオイルジェットなどの装備がなければオイルクーラーは普通は不要と言えるぐらい。
一つは「全負荷など水冷装置のキャパを超えた運転」で、登坂なんかだと確かに上がる。上がった後、ヘッドと違いなかなか下がらないのが問題なんだが、頭寒足熱状態ではある。もう一つ、低速ノロノロでブロック側が加熱しやすい要因とも絡むのだが速度が遅くてブロック放熱が低い状態を想定してみたい。ブロックは別に冷却のために何かを備えていなくても、それ自体から放熱している。んで、ガソリンエンジンの熱損失割合だと冷却損失が30~45%に対し放射損失は1~5%と1/6以下なので「ブロックを冷却装置とは考えない」のが正常だと思うが、この冷却損失はブロックからの放射以外の熱損失も含まれているわけ。普通のエンジンだとオイルの冷却はブロックからの放熱の割合が多いと思われるので、「走行風が減ってブロック冷却が止まるとオイル温度だけが単独で上がりやすい」って事になるんじゃないかなと想像出来る。
あとはエンジンブロックの材料かな?3G83は鉄ブロックでかなり丈夫に作られているから逆に言うと重くて熱容量が大きそう。今はアルミエンジンが増えていて、こいつらは放射損失や冷却損失は増えかねないがラジエター容量とのマッチング次第ではあるし、根本的にはエンジン軽いメリットがある。
・剪定はナイアガラから入った。結構スカシバが一年枝に入っているが、短梢だからなんとかなる。バラがとなりの敷地から入ってきているので、それも剪定する。思ったよりパープルの樹冠が広がってないのが気になる。また、近所の人が未だプラスチックゴミを自宅の焼却炉で燃やしたらしく、その煙が園に流れてきて息苦しかったので、そこは早々に引き上げた。市の条例等で当然禁止されているんだが、別の家も似たような焼却炉使っているし(燃やしている現場は見た事ないが)、ここらの住人はマナーがなってないのか、お互い嫌がらせで燃やしているのか、よっぽどゴミに出すとマズイものを処分しているのか、それが出来ないほど貧乏なのか。私はその近くのヤーさんの家を知ってるので、そこがキレたらと思うと怖い。
・ハンマーナイフモアの刃が届いた。ちびたのと比較すると、長さが全然違って笑える。ほんと刃先1cmが綺麗に摩耗してなくなってるのね。新品のはちょっと刃の立ち上がり角度も違う感じを受けるが、ここらへんは衝撃でも曲がるだろうからなんとも。問題は割りピンで、4,5×25㎜というのが小売りされてなかった事、また探してこないといけない。ここは短ければ脱落、長ければ余ってひっかかるので、せいぜい22㎜ぐらいまでの物を探さないといけない。ナイフの刃は国産らしいのだが、トラクターの爪のように全部ドブ付けして塗装してあるので刃が丸いというか無い。尖らせてはあるのだろうし、使ってればすぐに塗装部分は飛ぶという判断なのだろうが、純正新品はクロメートメッキのみで尖っていたので、なんとなく切れない気がする。→ピン買いました。
・ビニールハウスの具合が悪い天幕を巻き上げようとしたら、とうとう完全ロックでにっちもさっちも行かなくなった。ここのハウス、受け継いだ時から巻き上げの具合が本当に悪くて、非常に重かったり巻き上げ中にチェーン巻き込んで落ちたり最悪だった。そういう事もあって、設置した業者というか責任者に電話して「これこれこうなんで、具合悪いんですけど」と言ったのだが、何度も言ってるにも関わらず「ふーん、今別のハウスで忙しいから現物見てないからわからね」って回答で嫌気が差した。これ、建てた人が聞いても同じ対応するんだろうかね?補助金ガブガブ飲み込んでハウス建築して農閑期に給料を得るグループと私は距離置いているのでなおさら邪険にされているんじゃないかと邪推する部分もあるんだが、補助金ろくでもねえなと。
ま、ハウスなんてノウハウはあっても構造は知れているだろうとはじめて屋根に登って修理を試みたのだが、なんかいやになるような不具合の塊だった。ハウスの巻き上げがダメになった原因は巻き上げシャフトに巻き付いて上げていくのが上手く行かず、ビニールが折れ曲がった状態で逆向きに巻かれてしまっているのが直接的な要因だった。本来ビニールは一番端をシャフトにパッカーで固定し、シャフトが回ると巻き付いて巻きあがっていく。ところが、なんらかの要因でシャフトに対してダブダブで巻き付いていると天頂部までそこが先に上がってしまい、それ以上巻けなくなる。それだけなら、全部下げればフリーになってまき直せばいいだけなのだが、天幕が落ちてくれないのだ!強く巻き付いて全然下がらない部分を調べたら、なんとビニペットのパッカーが浮いてビニールに巻き込まれていて、そいつが絡まっていたのだ。本来パッカーはそんな簡単に外れないので末端処理でちゃんと落とし込まなかったんじゃないかと思うが、そこまで巻き上げる事態は本来はない。だぶり巻きが要因の一つではある。
ところがパッカー外して戻るかと思ってシャフト回すと更に酷く巻き込んでしまって上がっている部分がせり上がってしまった。ダブリの芯が太すぎてどっちにも回らないし、棟の左右がパッカーないので絡まってえらい事に。しゃあないので、生きてる部分のパッカーを外して正常な部分がシャフト回してもフリーになるようにして、やっとダメになった部分を解いた。それで終わりかと言うとそうではなく、棟の片側はこれで直ったのだが、棟の反対側にビニールが行ってる量が多くて、シャフトまでビニールが届いてない!フリーにしたらパッカーまで届かないじゃないか!さらに、その反対側はパッカーを露出させるまでシャフトが緩まないほどガッチガチに絡み、回した反力で巻き上げ部分がらせんに捻れるほどなので、もうこれは諦めてカッターで切り離す事を決断した。んでも、夕方になったし雪も降るそうなので、ほんと心配。
という事でつくづく思ったのだが、地元の業者や組合だからって信頼するな、むしろ客相手と思わない補助金目当てのギルド作りだ。実際は別の業者も外の作業グループを必要時に引っ張って来ていたので、農家ってのがそういう物だという認識を持つべきだった、自分以外を信じるな(笑)
Posted at 2014/12/12 20:54:05 | |
トラックバック(0) | 日記
2014年12月11日
・今日は剪定講習会だったが、朝から雨が断続的に続いていたので色々相談した結果、うちの園が雨よけなので庇広げて講習会行った。私は全く問題ないと思っていた木でも、今後の剪定方針を示してもらうと「自分でそこまで考えられたかなぁ」ってぐらいスラスラと解説してくれる指導員が頼もしい。その後戻って反省会の内容なんかを繋いで、今後のよしなごとを話し、農地の台帳の事業についても解説出来て良かった。まあ、そんでも出て来ない人がいるから、また渡しに行かないといかんけどな。
・車で行ったのでお酒を飲んだ関係で車放置中、やっと抜ける時間になったので取りに行く。飲んだアルコール量と体重とアルコール分解酵素の強弱で見た安全時間に体調的な不確定要素を加味して・・・となると、正直飲みたくないねぇ。悪天候や荷物があって運ばざるを得ない状況だとなおさら。とは言え、お酒が入るといろんな話が聞き出しやすくなって、コミニケーションは円滑になって良いような気はする。ちょっと嬉しかったのは、ガチの保守だと思われている農家の間でも「もう自民党ダメ、次共産党が勝つんじゃないか?」って声が出ていた点。いろんな政党に良し悪しがあるのだけれど、酒の席で政治と宗教の話はするな!って程度の良識は農家にもある。まして、保守の有力農家に政治的な繋がりが強く特定政党推しの所だとなおさらだ。ところが「マスコミが事前に選挙結果を調べ発表するとはナニゴトだ!」と怒られるぐらい、共産の予想が低い事にお怒りである。それに、社会党と共産党の違いもみんな知ってるし、「年金世代のじいばあが自民党マンセー」という俗説はどこいったって気がした。まあ、共産革命に行っちゃう事が人間的に正しい設定なのかは別だけど、少なくとも今の政界の対立軸って共産ぐらいだしな。公明は非常に評判悪かった、政策ではなく政教分離の原則って点で。
・ナイアガラの辛口一本を持っていったが、割とぺろっと飲まれていて良かった。本当はもう少し入れたかったが、ビールを入れたいという意見があり妥協した感じ。ビールの中瓶は一本320円だから、3本でアルコール量的にはワインと一緒になるので、そんなコスパ悪いとも思わないのだけれど、「ワイングラスの取り扱いがめんどい」「コルクはあけるの手間」「何杯も飲むと甘い」って所は改善の余地があるだろうな。アタックがもっと渋くて後味が甘いビールのような味の方が食事で量飲みやすいかも。また、ワイナリーの設立時の理事が組み合いの人に居て色々聞けたが、昔からいろんな問題があったんだろうなぁと実感した。初代常務を乳業から引き抜いた話などもあったが、確かに農協系でプラント管理って意味だといい人選だったと思う反面、どうも製造サイドに寄っていて販売サイドのコンサルティングが甘かったのではないかと思う。年間7万本というのは、仮に地域でビールに置き換わると地産地消出来ちゃうぐらいのマイクロワイナリーであるはずだが(ビールの一人の平均消費量は43.5リットル、その1/3として14リットル=20本。地区は里で11000人、入で2200人ぐらいだから、潜在消費量だけで26万本相当になる)は、出資者でワインを日常的にたしなむ人を作って来られなかったのは痛いよな。まあ、品質が追いつけばあるいはと思うけど。
・もう一つ面白かったのは葡萄の出荷で現在はダンボールを使っているのだが、それをリターナルのプラコンテナに切り替えてリースして使うのを実験的に行っていたらしい。プラコンは何度も使えるが紛失等のロスが年で10%ほどあり初期単価が高いので実際のランニングコストはダンボールに比べそれほど安くはならないと聞いているが、省資源の観点からはいずれ取り組まなければならない。んで、試験出荷は昨年からやっていたが、現場からは不満も批判もなく、ただダンボール業者は嫌な顔するから積極導入は見送りって感じらしい。現場でのメリットとしてはプラコンはそのまま売り場に展示出来るのが楽って話だったが、逆に山積みにしておくと消費者が選んで散らかすのではないか?って意見が出ていた。ここらへんは自分じゃやらない行動なのでなんとも。他にプラコンのメリットデメリットとしては「ゴミとしての廃棄物は減る」「返却のコストが掛かる」「出荷側の組み立ては楽になる」「返却側は分解の手間はちょっとだけかかる」「任意の出荷先との結びつきが強くなる(良くも悪くも)」「輸送時の歩留まりが若干悪くなる」「大量に倉庫にストックしておく事は出来ない(随時持ちに来る必要がある)」って所だろうか。私は将来的な事を考えてもプラコンを大いに検討すべきだと思うけど、もっと大きく重く大量に出荷する農産物(キャベツレタス白菜)に比べると、ブドウはまだまだ難しい点があるのは認めざるを得ないだろう。コンテナ側の進歩もあるだろうし。
・ハンマーナイフモアの刃は注文終了、はたしてどのぐらいちびていたのか楽しみである。SSも貰い手のアテがついたので、修理が上手く行けば暫定的なユーザーが確保出来た。そしてもう一台のドレンの準備してて大変な事に気がついた。そうだ!VPの呼び径からするとVUの呼び径は大きいんだった!つまり43㎜程度の穴だとVU40がちょうどその内径じゃん!(正確には44㎜ぐらい)。完全に忘れてたわ。一応実寸表広げていたはずだけど見落としていた。そしてパイプの長さはきついな。前に一旦出すしかないが、戻す時車体外に置くと引っかけそうだし、内側だとメンテ性が辛そう。本来のフィルターの容量はないので、ボルドーなんかの溶け残りで負圧破損しそうで怖い。逆にフィルターに簡易ドレンがついているのは良い。
Posted at 2014/12/12 09:12:33 | |
トラックバック(0) | 日記