2015年01月23日
・屋根裏潜って断熱材入れました。会計帳簿の仕事やりたくないからですね、はい。でも家仕事するには快適な温度空間が必要なのです。まず台所ですが、ジプトーンのような板を外すのですが、これがなかなか外れない。お互い噛み合ってるのかなぁ?と思って見ると、かなり密に釘が打たれているのが分かります。なんでこんな苦労してこんな物打ち付けたんだろう?って思いますが、軽天井もなかなか面倒なんですな。その下地の板がひっかかって断熱材を敷くのがなかなか面倒です。また、古いのがネズミの加害でボロボロになってたりすると非常に手が入りづらくて面倒でした。想定外な事に梁が結構多く走っていて、台所の天井は内部は三分割で、外気屋根の所だけ断熱材が入っている感じです。あと、古い断熱材はなんか厚さがおかしい。100㎜あるような所もあれば、50㎜のような所もあります。
玄関側は一応二重にしまして、二階がある梁の部分は断熱材で気流止めを簡単に作って外気と切り離します。野地板も北側がちょっと湿っているのが心配ですね、雨漏りなのか結露なのかで対策が変わってきますが、低い位置だけど冷たい場所でありどっちの可能性もある。一義的には通気口開いて換気良くしたい所です、断熱やったから換気しても住環境への影響は少ないし。
断熱の効果ですが、今日は外気温が比較的高いので数値的には分かりづらいのですが、住んで見ると明らかに頭のあたりの暖かさが違います、これまでは夏場に断熱材補充をしてきたので、その時は「なんか頭に被っているような感じ」を受けたのですが、冬場でも感覚は似ています、きっとすぐ忘れますが。また、想像通り、室内の温度差が減りました。熱負荷が減れば床がボトルネックであろうと温度上がるだろうというのも期待通りでしたが、接触冷感は逆に強調されて「なんで室温こんな高いのに歩くとこんな寒いんだ」って思います。
あと、改めてグラスウールっていい素材だなって思いました。これが吹き込み系なら大型の機材がないと無理ですし、ホース持ち運ばなければならない。発泡樹脂系だったらそれこそ持ち込む事すら困難です(曲がらないし縮まらないし)。値段は安く施工性が良く環境負荷も小さい、お前らはグラスウールのすごさをぜんぜん分かってない!と言いたい。
追記:朝の気温がマイナス9度ぐらい行ったみたいですが、室温はマイナスに入りませんでした。ほぼ3度固定です。これはスゴイ。しかし、一度下がってしまうと暖房能力がまだ備わってないので下がりっぱなしで意味ないですね。また、温室から室内への空気入れるのも、ちょっと気になって温度計を上下させてみたのですが、目線の温度が20度でも床あたりは15度ぐらいとなかなか筐体に蓄熱出来てないのが分かります。目線から上の熱容量なんてうすい天井とわずかな壁だけですからね。本来はダイレクトゲイン(直射日光)の差し込みでこの家もここまでは寒くなかったのですが、増築部分が日射を遮っているのでここまで寒いのです。換気による蓄熱は外気温度が3度らへんなので床下ぐらいですねメリットあるの。天井板の組み直しに電ドリ使ったけど、充電したら普通に使えた。でも電圧が高いのに持ちが悪いので、寿命に近づいているのは間違いない。
追記2:台所の天井を全部断熱補強して天板塞いでからストーブ運転ですが、より室温が高くなり維持時間も長く均一になりました。薪ストーブは燃焼効率がいいのは熾火運転なのですが、発熱量は大きく下がるので熾火だと温度が下がるというジレンマがありました。しかし、現在は熾火でも温度が維持されているので、燃焼管理も楽になりました(吸気を絞って放置すれば長時間燃えてる)。
・床の方は諸事情で手を入れたくないので手持ちの使ってないカーペットを総動員しました。歩く時は大分良くなりましたが、温度は下がってますねぇ。風呂場の天井も断熱材を敷きました所、やけに湯気で曇るのが早くなった気がします。それが良い事なのか悪い事なのか分かりませんが・・・それにしても、風呂場とか北側にこんな大きい窓を設置した設計はなんのつもりだったんだろうかと。風呂場が暗いのも嫌ですが、別に外を見て入る訳でもないので、ただただ寒いためにそうなっているような。
・帳簿はやっとレシートの貼り付けが終わって、その中からいらない項目を除去しています。以前は計上する奴だけ領収書を書いて貰っていたのですが、ちいさい買い物でそれをやるのも迷惑なので、普通のレシートで中で分離するようにしました。ただ、税金を外税にしているか内税にしているかで難易度が大分違います。てか、外税表記している所はこれやると税額いちいち計算するハメになるので嫌です(てか領収書方式でもどのみち項目分けるので、一括で税額出すレシートは最悪)(でも消費税は総額への課税なので、外税で四捨五入すると多分問題あるとは思う)。
・前から気になっていた曲があって、仕事しながらFM聞いたら「こいつの声だ!」という確信があって調べたら正解だった。安藤裕子さんの「忘れものの森」という曲で、どこかアニソンっぽさを感じていたら実際「ギルガメッシュ」という深夜アニメに使われていたみたい。アニメは古い石の森作品の名前を借りた感じらしく、正直ちょっと見る気が起こらないぐらいの酷い出来だったので、これで印象に残っている可能性は少ないと思うんだが。この曲は印象には残ったけれど、同時にちょっとわざとらしくクセっぽく歌う人も多くいるので実力を危惧していたいが、FMでかなり高い歌唱力とまっすぐにも歌える事でその疑問は払拭。どのぐらいメジャーな人か知らないけど、こういう歌手がちゃんとFMでライブで歌っていた事に少し安心した。この曲は多分歌わなかったと思うけど・・・
・ISISの人質は一人が殺害された「らしい」という情報が出た。「らしい」というのは映像がものがものなので生では出ておらず、元もようつべから削除されちゃっている「らしい」から。ま、一応見つけたんだけど、その過程で胸くそ悪い映像も沢山見てしまったので、ある意味「うーん、この?」って感じである。映像分析や本人かどうか、あるいは人質交換の良し悪しに関しては詳しい人に譲るとして、「なぜ今回はようつべに静止画のアップのみ、白背景と手抜きなのか?」という部分に関して、「またクソコラ職人のオモチャにされるのが嫌なんだろう」とか思ってしまった自分が怖い。まあ、正直、後藤さんは同情の余地もあるんだけど、もう一人はこれ絶対雑コラGP延長戦はじまるよね。
・マキタの電ドリ届きました。当然ですが新品はキビキビ動きます。気になっていたインパクトでの動作チェックは失敗です。最初全然反応しなくて、「あれ、以前は動いていたのに!」と思ったのですが、良く見るとバッテリー端子に水色の何かがついていて導通が出ていません。なんだこれ?と思いつつ削り取ると接触は復活したらしくLEDは付きましたが、一瞬で消えます。ずっとついていられないようです。やっぱり分解かぁ、と思って触ってみたのですが、どうやらインパクトは周囲のネジだけでは分解出来ないようですね。調べたらギアボックスカバーのトップが逆ネジらしく、それを外すとモーターと分離出来るようです。調べるとインパクトは結構複雑な構造で分かりづらい。分解修理を書いてあるサイトによると、この手の青サビは長期放置で内部で発生したサビだそうです。緑青とはちょっと違うんですよねぇ。また、不動時のチェックで一番ありそうなのがスイッチボックスの故障みたいで、ここはプロでもアッシ交換のようでした。水没や衝撃でも壊れるみたいですが、以前は動く事は動いたので(水没の形跡もありますが)、放置してダメになったのかな?ちなみにスイッチアッシの価格は5000円ぐらいします・・・そりゃ素直に新品かうわな。他にはローターのアウター部分がなんか怪しい感じがします。
ま、幸い作業場が比較的暖かかったので破損覚悟でばらしてみましたが、結論から言うと直せました。一義的にはやっぱりスイッチボックスの不良らしく、テスターで調べるとマイナスは常時給電、+がスイッチのようですが、一瞬だけ通電したり常時流したり訳分かりません。周囲の汚れもかなりあるので、配線関係を外せるだけ外して清掃してスイッチを触っていたらいつのまにか直ってました。あと、アウターローターについているのはどうやら温度センサーですね、加熱で止まるようです。ローターも錆が酷くアウターと干渉がありましたが、分解のしようがないので、出来るだけ移動させて錆を取ります。そこから仮組しますが、手でローターが回らない。マキタのインパクトはモーターのアウターシェルやコミューターなどが全部樹脂ボディーへの組み付けだけでやっているので組み付け精度が低く、ちょっとした組みで綺麗に回ったり回らなかったりします。何度か触ると上手く回る部分が出たので仮組、テストで回したら回ったので、あとはギアボックスを組みます。恐らく多くの人が疑問に思うであろう部分はLEDライトの配線ですね、どうしてこんな適当な這わせ方しているのか誰も分からないでしょう。まるで既存の本体に無理矢理くっつけたみたいで、かなり怖いのですが、適当に組み直しても何故か組めてしまいます。
インパクト部分はちょっと特殊です。エア式は回転ローターに爪がついていて、ハンマーが打撃すると爪が外れて次のヒットって感じです。電動はモーターは優性ギアで内部のパーツ一式をブン回しています。で、ビットがつく部分との連結は2箇所の爪というか出っ張りだけで、そこはスプリングで押しつけているので、ビットが一度叩かれると外れて次の回転で叩くという感じです。ここの組み付けも何故かギアのかみ合わせにクセがあって、上手くは入らず、無理矢理組むと回らなかったりしますので、丁寧にやる必要があります。って訳でインパクトもなおった!と言いたかったのですが、モーターの逆転スイッチがちゃんと組まれてなかった事が後で分かって、全部のビスをまた外すハメになりましたorz まあ構造は大体分かったからいいんだけどさ、肝心のモーター周辺は外さないでいいし。
ばらす時の注意点は金属のアウターカバーは逆ネジで、しかも緩み止めが塗られているので注意する必要があります。また、ギアボックスとローターのベースになる部分が平面から四本のボルトで止めてあるので、横着して後ろだけは分解出来ません。ギアボックスはかなりグリスがぬりたくられているので注意しましょう。グリスは指定ありませんが、非塩素系の極圧、ぶっちゃけると「GRP」みたいな感じのグリスが入ってます。普通のウレアとかですぐにダメにはならないでしょうが(モリブではありません)。
ちなみに急速充電器が来たので古いバッテリー充電を試みましたが「こんなん充電できんわ!」と拒否られました。検索して、これは接着されていて破壊を伴わないと分解出来ないを確認して、ハンマーとマイナスドライバーで分解しました。中身はやっぱりサブCセル(43㎜×23㎜)の10本でした。以前書いたようにこのサイズのはかなり高いので、下手に直すより買った方が早いですね。ですね?いや、悪い事を思いついてしまったのですが、別に12V欲しくて端子口サイズさえあれば、以前適当な単三セルで自作バッテリーをやった事はあったんですよね・・・実際はサブCセルは単2と単三の間のようなサイズですが、単三は高さが50㎜、直径が14,5㎜程度なので、ケース作ってタブつけてって事になるので、それはそれで難しそうです。とりあえず正常なのが二個あれば、こいつはレストアベースでシェルだけあればいいかな、って感じです。
Posted at 2015/01/25 20:12:21 | |
トラックバック(0) | 日記
2015年01月22日
・高級な黒毛和牛の肉を頂いているが、さすが美味い。何もしなくても柔らかく、加熱すると脂が沢山出て味のしみこみも素晴らしい。いい物食べたわ、と思うが、最近は赤身肉ばっかりだったので、歯ごたえが肉というより魚のような印象を受けた。大トロとかサーモンとか、ああいう柔らかく脂がある食感を肉でもやろうとしたんじゃないかな、日本人は。
・徳大寺有恒さんの最後の本が並んでいたので立ち読みしてきたが、やっぱり軽自動車枠がなくて「氏にとって軽自動車は車ではなかった」との思いを新たにした。たしか丁稚が軽自動車枠なんだっけ?批評は割と昔から口調が変わって無くて安心した。昨日ディスったK13マーチなんかも芯がないステアリングで忘れて良いとか、まあ、ディスりたい時に婉曲の引用するには便利だったなと。新型ジャンルの特集があったのはすごいと思ったし、氏はかなり前からエネルギーを浪費する車社会の限界に関して提言をされていたので、なるほどなぁと思った。でも、彼らの世代と僕らの世代(多分20年ぐらい違う)では、科学技術に対する信頼が違うんだよね。どんどん科学がひらくバラ色の未来、技術が克服する日本の発展、みたいなのを我々はもう信じていない。燃料電池とかソーラー水素ステーションとかの普及はいずれ来るかも知れないけど、当座ダウンサイジングのエコカーで我慢して身の丈を知る事の大事さを学んできている。
たとえば先日もとある会合でホンダが水素を燃料電池として使う車を発売するという話が出た時に「そういえばマツダも水素燃料やってなかった?」って言われたんだけど、やってました。ロータリーが内燃機としては終わってたので、水素ハイブリッド試作をやっているアピールはしてたんですが、まずロータリー自体が無くなったので特別説明はないですが水素ロータリーもやめたでしょう。各社が同じ所で競合するのは良い事ばかりではないけど、今の新型エネルギーも各社が思いつきで競合避けてへんな事やっている感じが強いです。あ、マツダはデミオがすごい褒められてましたね、実際そうなんでしょうけど、ライバルが皆自爆した感じもするなぁ。
・ISISクソコラグランプリ最高だ、正直ISISはやってる事の残酷性から考えると空爆で更地にしてしまった方がいいと思っている。結局軍部の圧政<<<無法地帯だった訳で、最終的に得したのはイスラエルとかアメリカとかだと思われているが、テロの標的が先進国にも来ているのでなんとも。ただ、クソコラがいいなと思うのは、ともかく非暴力的であるという点のみだ。たとえば相対して両方が武装していて言葉で話すなんてかなり難しいけど、ネットだと安全圏から馬鹿話や挑発していると言われても、言語や映像でのコミニケーションな訳じゃない。まして馬鹿話している分にはISISの中の人(多分だけど、映像加工とかやっている人達はISの中でもインテリ層で開明的じゃねーかという期待もちょっとある)ともふざけた話が出来る。それに日本人とフランス人が違うなと思うのは、少なくとも宗教絡みでのヤバイ挑発はやらない点だ。そこらへん守ってれば、むしろ高い金払ってろくでもないチャンネルを使って交渉するよりは意味あると思うし、人質救出とかはどうでもいいけど、バカッター民とISISのチャンネルが出来るのではと思ってしまう・・・なんかどうしようもない人達の組み合わせだなコレ。少し穿った見方すると、クソコラで釣ってる中に政府の人とかおるんじゃないかな?って気もするけど、ツイッターの仕組みしらんのでなんとも。
・根太レス工法について。根太が省ける上に強度がかなり上がるので剛床になる、理想的な工法で、断熱材なんかの貼り付けも楽そうなのだが、以前からその固定方法には疑問があった。今でも木軸住宅ではN75とかの鉄釘が使われている。高圧エアを使ったロール釘打機などもあるので、結構メジャーなんだろうし、建築基準法はこの手の鉄釘で強度を計算・標準化している。一方DIYでこのサイズの釘を使う事は少なく、コーススレッドで代用する事が多い。うちも祖母宅のリフォームでは釘はフロアの固定ぐらいで、残りは全部コーススレッドを使った。打ち込み深さの調整が確実でハンマーと違い打ち損じで曲がる事もなく、省スペースで電ドリで省力的に打ち込める。実際2×4住宅ではコーススレッドで組むわけで、鉄釘じゃなきゃダメって事もないだろうが、その規格がなかった。まあN75を使うのは板が24㎜以上なので打ち込み深さを3倍にした結果だろうとは思うけど、あれコーススレッドじゃだめなのかと。むしろN75より性能が高くないか?と思った訳だ。
そこで検索したのだが、意外というか面白い話が見つかった。
耐剪断力 引き抜き力
コーススレッド 75㎜ 太さ4.2㎜ 5500N 3400N
560kg 346kg
鉄釘N75 75㎜ 太さ3.4㎜ 75kg 7.5kg~10kg
よくコーススレッドの引き抜き強度は釘の5倍などと書かれる事が多いが、調べたデーターによると30倍超えてるんですがそれは・・・というか、引き抜き強度は母材の強度で異なるので、さすがに300kgに耐えられる板があるとは思えないんだが・・・ちかもコーススレッドの引き抜き強度は4cm打ち込み(ちょうど剛床を止めた時)の数字なので75㎜入れたらそれ以上になると思われる。
なんだ、コーススレッドで止めれば格段に強度が上げられるじゃん!と思った方、それは半分正しくて半分どうなんだろう?って部分だ。確かに剛体にするには都合がいいが、書いたように母材がぶっ壊れる事覚悟でガチガチにかためた場合の話だ。震災住宅の補強再建している人のブログで思ったのだが、鉄釘というのは強度方向にかなり差があり、しかも写真見たり自分で触っても靱性というか塑性が高い。悪く言うと弱い糸で止めている訳だが、程良く釘が抜けたり緩んだりする曲がったりする事で、水平面の剛体を適度にしならせている印象を受けた。コーススレッドを扱った人は分かるだろうが、焼き入れが強いため、過剰トルクで千切れやすい。
もう一つ問題視されているのは錆への耐久性で、焼き入れ特性を重視したコーススレッドは当然炭素が多い鋼で出来ていて錆やすく強度がぐっと下がる事がある。一方鉄釘はラスティーネイルなんて言ってよく錆びると思われているし、錆びる事で摩擦力があがって抜けづらくなるとも思うが、曲がりやすい軟鉄や軟鋼で出来ているので、芯までグザグザに腐ってるのはこれまで見た事がない。古民家の廃材でも案外綺麗なもんである。
ま、昨今はかなり割高にはなるがステンレス鋼のコーススレッドも製造販売されているようなので、そっちの普及に期待かな。ともかくリフォームで触る時に鉄釘固定は滅茶苦茶な方向からでも平気で止めてあって、分解時に木材を破損させずに外す事が困難なケースが多く、あんまり使って欲しい素材ではない。もう一つ、剛床はリフォームだと導入したいけど難しい素材である。根太工法は大引に45㎜角の根太を乗っけて、さらに12㎜の下張り、12㎜ぐらいのフローリングを重ねている。剛床は大引に直で24㎜を貼ってフローリングなので、33㎜ほど下がる事になる。根太工法ならそこはスペーサーを挟んで適当に上げるとかあったけど、剛床はそんな弱い物に止めたら意味がない。やるとしたら一度剛床作って、そこに根太入れてかさ上げする事になるので、ものっすごく面倒になるし太鼓鳴りが心配。もちろん断熱材が入らないって問題はさらに酷くなる。
・200Vのコンセントを増設してもらったのだが、その時に配線の太さについて聞いたら2Sqで30A対応って話だった。私は以前ホームセンターで延長ケーブルに3.5Sqのを買って置いたので、なんか耐圧平気なんだろうかと聞いた所面白い説明が聞けた。200Vはそれぞれの線がグランドに対して電圧を持っているので、100Vの単相に対して1/2の負荷だからヘーキという話だった。ラフに言うなら、2芯線での容量と3芯線での容量は違うって事なんだろうか?
・雪が降って部屋が妙に暖かい事で、やっと気流止めの意味が分かったというか、二階の床の温度が一階の屋根の受光放熱に影響を受けていた事が分かった。二階床は一階天井の上に梁があって組まれている(当たり前だが)。当時(今も?)は上に屋根がある場所だけ断熱材を敷いてあるので、二階床と一階屋根は断熱の外側で、悪い事に繋がっていた。グラスウール断熱材のメーカーの標準作業図を見ると、総二階的な床と壁との取り合いは書いてあるが、よくある部分二階の図がないのだ。
なんで一階屋根が特にまずいかと言うと、ここはトタンで受光面積が多いので室温を上げやすい反面、夜間は放射冷却現象を起こして逆に家を冷やしてしまうのだ(もちろん、外気への冷却もあるけど)。ところが積雪すると雪が断熱材代わりになるので、温度的には常に冷やし続けるけれど放熱してしまう事はないのではないだろうか。
また改めて濃色のトタンは良く無いなと思った。放射冷却は黒体放射が最大になるので、特に黒色が冷えるみたいだ(原理はよく理解出来なかったが、アルミ素材のように周囲から熱を集めやすい素材の場合、いっくらでも放出してしまい5度ぐらい差が出ていた。つまり、よく屋根を淡色にすると冬場寒くなるのではないか!という主張は、むしろ「昼夜温度差を激しくし、暖房を入れる場合に限ればマイナス」って言える(断熱が不適当な場合)。ソーラーパネルなんかも色が黒っぽいが、あれは熱的には浮いているし、むしろ背面は白か銀色なので放射冷却的には強いんじゃないかな?よく分からないけど。
同様にアルミサッシなんかも、断熱ブロックを入れている高断熱タイプはいいけど、古いシングルサッシに限ってブラウンなど濃色なのは悪い判断だったとしか思えない。木のサッシだった頃はむしろサッシは白という感じが多かったのだが、なぜアルミになって黒になってしまったのだろう?初期の素地アルミは耐食性に難があり白錆を出していたのでイメージが悪かったのかも知れないし、今もアルミの表面処理が白くなっているのは見た事ないんだが。今の高性能アルミサッシは軒並み樹脂のカバーというか塗装の白ですね。
部屋の暖房は薪ストーブにサーキュレーターでしのいでいるが、サーキュレーターはやっぱり天井にないと風の回りが良く無いので壁付けの扇風機を買う事にした。というか、製品として無いと思っていた壁付けのサーキュレーターってあるんですね。サーキュレーターって床置きで上に風を回す設計のが多いので、首に迎角しか付かないしスイッチがロータリーで時々間違えて首振りさせてしまったり都合が悪かったのですが、単機能のサーキュレーターとタイマースイッチを付けると壁でワンタッチで時間指定で回せます。扇風機だとタイマーは標準なんで割高ではありますが、リモートスイッチだと思えばなんとか我慢できるはず。逆にサーキュレーターに不具合あっても交換しやすいしね。サーキュレーターを最大で回すと温度が5度ぐらい変わり、しかも偏りも無くなるので、天井あたりから下に向けて回してやればかなり良くなると思いたい。
Posted at 2015/01/23 23:41:45 | |
トラックバック(0) | 日記
2015年01月20日
・ニュース見てたら「日産が軽自動車を独自生産で参入」ってのがあがっていてびっくりした。2年前のエイプリルフールで「三菱のリコール対応のまずさなどのイメージ低下があり、合弁会社は解消、サンバーを再生産」って書いたんだが、実際三菱との合弁はこれ解消ですわ。販売力の差(日産があるわけじゃない、三菱がなさすぎるだけだ)で合弁会社のは日産ルークスって名前で売れている訳だが、それでも三菱EKワゴンだろ?って言われるし、ルークスの評判も買った人買った人口を揃えて「走らなければいい」である。内装・外装はエルグらもどきで、そういうの好きな人はいいそうだが、ただの660ccエンジンと考えても走らないと雑誌ですら書いちゃうぐらい。
さらに悪い事に、ルークスはあれで軽自動車の販売ではかなり上位にランクインしているそうで、そんなボロい商売なら三菱なんてお荷物抜きでやるわ!って形になるだろうな。いや、実際は三菱にOEで出すかも知れないけどさ。まあ、いいさ、買わないメーカーだからへんなの出したら笑ってやるだけで。でも、記事へのコメント見ていて完全同意だったのは「これ、別に軽自動車(ルークス)が売れるって話じゃなくて、マーチやキューブの客が買っただけだろ」と。つまり、今、軽自動車が売れていると言うが、実は自動車販売のパイが増えている訳じゃなくて、ただただ同じパイの食い合いをしていて、日産で他に欲しい車がなくなってしまっただけなんじゃないかと。高級車はわからないので抜かすけど、確かにマーチは新型になってますます見なくなった、K10はそこそこ良く、K11は10年モデルチェンジしないと言った通り、愛くるしいルックスで世界中で愛された。今見ても秀逸、というかK11以降の日産が没落したので屋台骨を背負わされた。K12は他のコンパクトカーが軒並み成長してファーストカー化して1500メインになる中、唯一リッターサイズに止まったし、デザインが女性受けしたので、これまた唯一の選択肢として長く売られていた。しかしK13はK12ユーザーもそっぽ、というか日産買うようなユーザーはもう還暦超えて車に金を使わなくなってきた。私もあれとミラージュあたりは見分けが付かない。そういう中でルークスが売れていたのである。
もちろん、すごい優秀な性能のカッコイイ軽自動車を安い値段で出していきなり日産のシェア復活って奇跡はあるかも知れない。スレで「日産が軽自動車を生産するなら240ZとかBe1とかをモチーフにしたモデルしかない」って意見があって、まさにそれだと思う。まあ、パイクカー商法で日産は大分人気を落としたのがあるので、私としてはS30Zの形の軽自動車を出してくれたら日産に土下座して、借金してでも買うわ。NAの60馬力ぐらい、重量が650kgぐらいのクーペボディーで5MT、ベースグレードが90万円ぐらい、当然2人乗りである。これ出したら、単に日産の過去の栄光が蘇るだけじゃなくて、S660(ビート2)やコペン出してるホンダ・ダイハツに対して気概を示す事になるのに。
・久々にワイナリーで買い物したら、接客が少し良くなっててびっくりした。これまで購入してもお辞儀された事なんてなかったもんな。また、以前から気になっていた塗装がはげたワインの古樽のモニュメントも塗装しなおされていて(まだ並んでない)、あれ良くなってるジャンと。社長、そういうのを待ってたんですよ。レストランのアピールもやってるし、頑張って欲しい所。
・ホームセンターにグラスウール再入荷した。昔は金なくて100㎜無理で50㎜とかふいてたなぁ。今なら一階から100㎜追加(元50㎜なので、トータル150㎜)出来るなぁ。一階は使ってない部屋入れて20坪ぐらいだろうか。台所だけなら1袋で行けそうだが、廊下やるかやらぬか・・・廊下には暖房入れないので、断熱しても玄関からのロスで温度かわらんやろうなぁ。温度計で測ると見事に全体が1度とかなってて差がないのはすごい(皮肉)。床は耐え難いぐらい冷えてきたが、根太間だと足りず大引間では床が低い。よく根太間の断熱材のプリカットが売られているが、支え無しで押し込むタイプは危険だ。木材は季節で痩せたりするし、床に衝撃与えたりする事もあれば簡単に落っこちるから、断熱効果がなくなるし逆転結露して腐る可能性もある。もっとも、床下潜る人が少ないからか、売ってるのも見なくはなったが。
一階天井はどんな感じかと思って潜ってみたが、想像以上にひどいもんだった。特に増築した時に電設屋が屋根裏に入ったときに雑な作業してて、天板ベニア抑えは壊すわ、通りづらい支柱も切って捨ててあった。これが母親がゴリ押しで引っ張って着たF松設計事務所の仕事だよ!母屋がゴミなのは許せるが、旧家すら悪くしていくってどうなのよと。でも古い部分も設計年代や建て売りだった事などから、今見ると作りが酷い部分も目立つ。天井断熱だが、屋根が上にある部分だけ入っていて二階が上にある部分には入れていない。でも、別に二階の部屋が熱容量的に内側になる処理はされてないので、あんまりっちゃあんまり。グラスウールも30㎜じゃなかろうかって感じだから、そんな差がそもそもないが。廊下や台所は断熱材は当然無く、二階の床下もない。二階の床下は本来なら簡単に潜って下から貼れると思ったのだが、洋間ピッチなので安いグラスウールが使えないし、現場で思いついたようにいらん筋交いだの根太に直行する柱だのが走っていて、ちょっと気楽に入れない感じだ。台所は潜って行く手段が無い。廊下の天井は支持ピッチが蜜なので、あそこ無理矢理潜ればいけそうな気もするが。また風呂場も天井に何にも入ってない。そりゃ寒いわ。幸い気密はいいみたいで屋根裏は通気口塞いであっても湿度が高いという事はなかった・・・嬉し悲しだが。
という事で、特売のグラスウールを購入してきた。100㎜ので10坪分である。以前はこの程度の投資も無理だったんだよなぁ。廊下や玄関は納戸のメンテハッチから入れるが、台所は洋間でそういうの無いし、二階の床をはぐるのは以前やって懲りたので(空き家ならそれもアリだが)、天井パネルを抜こうかと思っている。どうせ天井パネルは小さいサイズのボードの貼り合わせだから、最小限外せばビスで戻せるはず。床も一枚はがして適当な合板で戻すのが楽かもな。
・バッテリー溶接機甘く見てた。あれ、直列2個で2㎜、3個で3.6㎜ぐらいいけるのな!200V機なんかいらないじゃん!情報って大事だ。まあ、今生きてるバッテリーかきあつめてもB40あたりで同じ事は出来ないだろうけど、ケーブルとかもいるし。
・奥地の家を見に行ったが、写真の家はつぶれて駐車場になっていた。そりゃスペース全くないからね、仕方ないね。他にもグーグルアースで確認出来る家を何軒か見たが、住人はいなさそうだがそれ以前に修理出来なさそうなほど痛んでいる物件もいくつか。ここらへんなら廃屋になっても気にし無さそうだけどな。でも、もの凄い奥地で車も上れないような所まで何百メートルも人力で除雪してあったりすると、人がいるんだと感じる・・・きっとこんな所に住むなんて余程の変人なんだろうな(おまゆう)。また、さすがに車で5分って訳にはいかないし、ここは除外っぽい。
Posted at 2015/01/22 18:22:33 | |
トラックバック(0) | 日記
2015年01月19日
・インパクトと電ドリのバッテリーがお亡くなりになった。しばらく使ってなかったのだが、さすがに電圧がすっからになってた。インパクトは拾った時から電圧ゼロ同然で、少し持ち直したけど実用性なかった。逆に電ドリはここまで使えた事が逆に奇跡。どっちも専用充電器がないので、車のバッテリー充電用の12Vを直でかけて適当に充電してたからなぁ。最初セルだけ買って交換しようかと思ったのだが、バラセル買う値段で社外品が買えてしまうので、大人しくそっちしようかと思う。バラセルは確かに若干容量が大きいのだが、ばらして組み直すのが面倒だし、最近はサブCセル以外にもいろんなのがあって難しそう。高容量セルほどラフな充電で壊れそうだし。っても、最近そんな電ドリとかインパクト使う用事もないんだけどね。以前はもっと安い物があったと思ったんだけどなぁ・・・と思って調べたらマキタでもDIY向けのニッカドの製品は結構安いみたい。というかバッテリー二個パックの電動ドリルドライバーなんか8500円ぐらいなので、充電器もバッテリーも買えてしかもドリルまで付いてくる(てかインパクトが使えるようになるだけ)。お値段はセル二個分ぐらいだし、これでいいかなぁ。ブラック&デッカーのが浮いちゃうけど、こっちは最悪まだ少しは使えるし。
それにしてもリョービの電動工具のデザインはなんかえぐいな、エイリアンに出てくる武器みたいだ。日立は割と好き、マキタもまあ好き、パナはやや安っぽい。売り場で一番大きかったのはブラック&デッカーだが、あそこって使えなさそうな工具もとりあえずラインナップするしプロ向きを出してない印象、それだけホームセンターの利ざやがあるんだろうが。
・アマゾンの温度計データーロガー遅いナーと思ったら今月末だった。出荷した情報はかなり前に来ていたのだけれど、到着日時表記がなくて、最近になって国外輸送だと知った。それにしたって、中国と日本の間をなんで移動したら半月以上かかると言うのだろうか?出荷したって書いてあるけど生産してたんじゃないのか?と疑ったりする。もちろん、安いしいそがないので全然いいことではあるんだけど。
・山辺ワイナリー メルロー樽熟2011購入 試飲した感じだが、2007が薄いエビ色になってきてまろやかになってきているのに、2011は現時点で割と飲んだ感じは2007並に飲みやすいのに、タンニンとかしっかりしていて高級なワインだなぁってのが伝わってくる。栽培や醸造の技術向上が生きているのだろう。2011はそんなビッグビンテージではないと思うが、逆に畑の番人に使うつもりの原酒がブレンドされるので、ある意味お得である。以前は塩尻の丸いボルドースタイルのメルローの包容力に圧倒されたが、山辺のメルローは山辺のテロワールをあらわしていて、酸味や芯が一本通っている感じがあって好きだ。辛口でも全然嫌味がないので、辛党の人や強い肉料理にはたまらんだろうなぁ。霜降り牛をシンプルに塩コショウガーリックで焼いてメルローで食べるなんて考えただけで涎止まらないぜ。この酸味には少しレモンを搾って、ミディアムレアあたりで楽しみたい。あー、頬が緩む。
・晴れて温室の温度がダダあがり、やっぱり太陽の力は偉大だ。ずっと床下にサーキュレーターで太陽熱暖房送れないか考えていたのだが、よく考えたら別に床下に送らないで直で室内に送ってもいいんじゃないかって事に気がついた。FBとかOMとかも実際は床下が一番低いからそこに送っているだけで、床から温風吹き出し口を設けている。気密を上げると対流だけでは引っ張れないて事情もあるのだろう。本当は台所で薪ストーブ焚いたらその暖気を寝室に送りたいし、日照時間はその逆をやりたいのだが、通気で使うシロッコファンは構造上完全にワンウェイ送気なので、それは無理そう。気密が高ければ特定の所から吸うとかで移動出来そうだけどね。
寝室の二重窓化ははたして最低温度がかなり上がった・・・と言いたいが気温も高かったのでそれだけではなんとも。ただし、昼間の温度の上昇は遅くなった。やっぱりダイレクトゲインで東側の窓から入ってくる熱量が大きかったという事だろう。でも昼間は温室開放でどのみち温度があがるし、最近はダイレクトゲインは色々問題があるので頼らないのがトレンドかな。
・サイクロンクリーナーのコアであるパイロンが安く売られていたので買ってしまった。でもメインで使っている奴は吸い込み口にモーターがあるタイプで接続が面倒かも。また、この手の自作系を見ていて気になるのは、サイクロンと掃除機が別々で移動が面倒そうな形している点だ。もう少し調べたら自作系でも一つの架台に乗せるタイプはあったが、掃除機を立てて置くので固定が面倒とかそれなりに問題がある模様。さらに調べたら、ユニット型フルカバータイプで自作している半分プロの人はいた。フルカバーフレームにするメリットだが、カバーフレーム自体で気密を取るとペール缶とサイクロン部の接続はいらなくなるらしく、ゴミ処理が大変楽そうに見えた。
・奥地の蕎麦屋に行ってきたが、お店は半分工場にしか見えないと思ったら、先代が裁縫工場で蕎麦屋をはじめたのを引き継いでいるのだそうで納得。話に聞いていた店主はおらず、そのお母さんが一人でいたが客が私だけなのでのんびり食事しながらよしなごとを聞けた。干し柿の話やら工場の話やら。この人の家はもっと奥地にあるそうで、「空き家ばっかりだ」と嘆いていた(別に土地の話を私から振ったわけではなく)。聞いてみたら、奥地は過疎化がさらに進んでいる感じで、売り物件があるというので検索して不動産屋に確認したらもう売れてしまっていたみたい。
ただ、価格は一般論でしか教えてはもらえないので大まかな話「よほどの古民家以外評価はゼロかマイナス、底地だけの値段」だそうだ。その底地も地理条件や水道条件などがおかしい事もあっていちがいには言えないそう。しかし、国交省の地価評価額や取引実績などのデーターから大雑把に出たデーターは「これが適正値だよなぁ?」って値段だった。時々とんでもない値段つけてる所あるけど、ありゃやっぱり嘘だわ。
阪神淡路大震災で明らかになった耐震基準の話もちょびっと。昭和55年基準の話をラジオでもしていたが、あそこらへんが欠いているのは「倒壊死はなくても、家が修繕できないほど破損したら経済的な損失でもって結局住民は死にます」って話だった。震災での直接の死者は6500人台、家屋の全半壊は25万件を超えた。そして未だ3万人もの人が仮設住宅や避難住宅にくらし、孤独死が社会問題になった。つまり、家がなくなる経済的なダメージも致命的だったという事だ。それを受けて支援策がかなり整備されたが、それでも再建にはなかなか厳しい物もあるし、コミュニティーが崩壊してしまう。
耐震でガチガチにかためると、ぎゃくに梁とか柱など重要な構造材が大きなダメージを受ける事から、衝撃を少しでも逃がし部材を壊さないようにする制振構造になっていくらしい。免震という概念もあるが、制振という方法論が独立して論じられるようになったので、免震は基礎部分を切り離して地震エネルギーを入力「させない」という部分に重点がおかれる考えになっているみたい。で、すべての共通しているのは「家は軽い方が良い」という事である。なんの事はない、車と一緒なのだ。
家が重ければ、大地から受けるエネルギーも増えるし、自身のモーメントで自分を破壊してしまう。重量バランスも悪いし重力の影響も大きい。極端に言えばテントなんかどんだけ揺れても問題ないわけだ。家が軽いという事は熱容量が小さいという事で冷暖房の応答性もよくなるし、建築時のコストも一般には安くなる。そういう点で見ると瓦屋根の地震への弱さは相当な物で禁止してもいいレベルだし(実際、瓦屋根がおっこちて怪我する事例も多い)、モルタル壁もあれ良く無いよねぇ。モルタルも重いし、それを支えるために下地にラス葺いてやってある。目くじら建てるほどでもないかも知れないが。何しろ自然素材の外壁は耐久性がかなり低いし耐火性能に問題がある。そう考えると金属外板の方が軽いだろう。
・頓挫している200Vコンセントの増設案で、当初の店が仕事しないので別の業者に聞いたらすぐに来てくれて、大体の部分は全部分かったのだが、最後の見積もりで「うちは高いです」と。会社経営の場合、会社経費をかけるのでお高いと言われるし、価格決定権がある社長がこの値段と言ったらそうなのだそうだ。それで仕事があるうちはいいんちゃう?とは思う、個人の所はピンキリだから。でも、簡単に見積もれないほど価格設定が客の顔見て行われるような所、要は作業が標準化してない所もダメだろうなぁとは思う。すでに部材は流用しても個人経営の店より高いような事言ってるから、8000円超えたら別の人探そうと思う。それにしても、会社があるから工賃高いってのは理由としてはどうなんだろうな。個人店舗で法人化してあるのが一番節税効果はあると思うが、個人事業主の場合に経営費用が安い理由はないと思う。本質的に会計も営業も全部一人でやってるってだけだし、同じ作業に経営母体の違いで価格差があるって言い分はなぁ・・・
Posted at 2015/01/20 18:51:22 | |
トラックバック(0) | 日記
2015年01月19日
・仕事は苗の注文、今年は11箱も余らせてしまったが、結局疎植にすると雑草との競合に負けるので、やっと素直に標準密度の3,4本植え(これまでは疎植の2本植えぐらい)でやる事にした。他にお世話になっている人の近況を聞いたが、壮絶すぎて下手な事いえねえ!そこから提出書類仕事したり、部屋の断熱やったり。寝室の窓は外が単板アルミ、内にガラス障子があるのだが、結局ガラスなので断熱性は低い。なので障子同様ダンプラで断熱してやろうという試みである。ダンプラ切って貼るだけで、先日片付けておいたのでタッカーも簡単に出てきたのだが、4㎜のダンプラを使った所引き違いに障害が出てしまった。障子だと桟は平面だが、ガラスだと中にガラスを入れるため太い奴があるのだ。しょうがないので、頻繁にあける奴だけ2.5㎜のにして他のを4㎜にする事にして、すでに貼ってしまったのはまだ貼ってない奴と入れ違いにして使おうとしたのだが、大問題発生。同じ規格の窓なのにガラス障子が入らないのだ。こういう適当な現場調整やってるから日本の家嫌いなんだよ・・・外したら裏側に戸車入る穴開いてるしさ。しょうがないのでリューターで溝になる部分掘り上げて、丸ノコで短縮したが、無理矢理入れたらガラス割れた(元々あちこちヒビ入ってる消耗品)。効果は割とてきめんで、温度が全然下がらなくなった。
部屋も暖房いれまくったので温度計ではかってみたが、床が冷たいのもそうだが、外壁より内壁の方が冷たい事が分かった。外壁は紛いなりにも断熱材(当時だからグラスウールの30㎜だろ、しかも低性能10kgだ)が入っているが、内壁は空洞で反対側は冷たい廊下で壁体内部の気流止めも上だけだ。面白い事に増築部は断熱材が入っている事もあり、ストーブから遠いにも関わらず温度が全体的に高くなっていた。
・電動工具は最近のは掃除機が接続出来るようになっている。今のプロ用の集塵機は電動工具の電源コンセントがあって、使うとスイッチが入るという連動タイプもあるそうだ。安いのは連動ではないが、ゴミが飛び散るのは辛いのでかおうかなぁ?と思っていたが、調べると困った事が分かった。奴ら消費電力大きすぎる。1000W超えてるとメインの電動工具を使いながら回すにはきつすぎる。それ単体で使うなら分かるけど、電動工具との接続だと300Wぐらいで回ってくれないと辛い。でも集塵機は大抵がオンオフ二択だ。
で、以前は掃除機使って後から掃除していたが、こっちはゴミがすぐに一杯になるという問題があった。それでも飛び散るよりはマシなんだろうけどね。そこで昔調べて居た事を思い出した、サイクロン集塵機だ。これは木工所とかの屋根にある巨大な遠心分離筒を小さくした奴で、これで遠心分離して吸い込むとゴミだけ落ちるので普通の掃除機をパワーソースにして汚れ物を吸ってもいいし、ゴミ箱はペール缶なんかが使えるのでいくらでも吸える。集塵機って一見するとタフなんだけど、実はモーターがゴミ箱の中に入っているのでフィルター類の負荷がきついらしい。パワーが低くても分離は出来そうだし、これ自作すれば理想的だな。というか、既製品でこういうの誰か作ればいいのに。
・とある用事で町内の人から連絡くれと伝言されたので電話したら、録音メッセージで「まず名前を名乗って下さい」って流れた。名前を言ったらすぐに出たけれど、あれは特殊詐欺防止の装置なんだろうか?老人世帯なら分かるけど、もうそういう人もいなければ子供とも同居している訳で、もっと深い理由があるのかも知れない。てか、話していてもすごい暗くて、「あ、こりゃなんかやばいなぁ」って感じがした。色々難しい事があった家だとは知っているが、ああいう予防線を張る内側もまた地獄なんだろうな。私が怪しがられているだけかも知れないけど。
・パイプ倉庫を置く場所とパイプをハウスを改めて見てきた。パイプハウスはやっぱり柱ピッチを40cmとか短くしてある所があり、筋交いだと思っていたアーチパイプもあり、それで短くしているようで、本来の長さは10mらへんだと思われる。パイプ径は残念ながら最低の19㎜でおそらく苗間ハウスだったんじゃないかなぁと。苗間は時期的にそれほど強い風や降雪はないから、それで持つだろう。育苗を委託するようになっていらなくなったので移築なんだろうと思う。幅は4.5mだ。
畑は縦横13mぐらい、異形で一辺だけ15mぐらいある。グーグルアースの定規だと縦横16mで長変20って出たので、歩数より正確にはそこらへん。設置の自由度は高いが、西と北は小さいながら畑に囲まれているので日照を考えるとギリにはしたくない。南は川で東は耕作放棄園だが、地主は同じで共同棚で色々もめてる場所で、入り口が施錠されている。でも、このサイドは鋼線張ってないので、自由に使える入り口にもなるわけで、東側ピッタリというのも微妙ではある。入り口は南西側に橋があるので、東側に設置すると通路になるデッドスペースは増える。そうすると南側の川沿いがいいように思われるが、南側は川挟んでちょっとした台地になっているので、強い風が吹いた時に横風で潰されないかは心配ではある。妻面は単管パイプで組めば強く出来るが、側面の補強は割と厄介そうなのだ。でも、通路側をハウスで塞げば内側スペースへの目線も遮れるし妻面がゲートも兼ねるのでセキュリティー的には強い。
しかし、この畑、わずかだが西側に傾斜があるので、ハウスを建てる時に真っ平らにすべきか迷うな。いや、むしろハウスは高い方が乾燥していいだろうから、盛り土してでも高く平らにすべきかも知れないが。またハウス以外の部分をどうするか?って問題もある。大半の部分はハウスじゃない土地になるので、今後中古ハウスを持って来て倉庫拡大するか。
現状必要な倉庫スペースだが、トラクター、SS3、ハーベスター、乗用田植機、ユンボ2台、乗用刈り払い機、バインダー、ハンマーナイフモア、運搬車×2,他雑品は買ったハウスには到底収まらない。
・ふと、ずっと昔にあった事件を、とあるスレを見ていて思い出した。山の中で迷って見つけた家に、なにか目印になるもの(スレではバナナだった)を結びつけて出たのに、翌日探してみると目印だけ落ちていたという物。いつの経験だったが、夢だったのか分からないが、そういえば母方の実家の木曽に遊びに行ったときにそんな事があったような・・・で、ソレで「それ迷い家」じゃね?という指摘があって、はじめて「マヨイガ」が「迷い家」である事を知った。マヨイガは同人ゲームでそういう作品があって、遠野物語のモチーフでそういう民話系の物だろうとはおぼろげながら分かっていたが、具体的にドレの事というのは説明がなかったので分からなかったのだ。
民話のマヨイガは一種のパターンで、山の中で迷って裕福な豪宅を見つけるが、そこには住人の姿が全く見えない。そこから椀など何かをもらってくると長者になれるのだが、意図的にその場所に行く事は出来ず、再び行こうと探しても見つけられないという。そんな訳で楽園像としても語られる事も多いのだが、その名前に出ている本質は「迷い家」の名の通り、異世界にある家という事の方だと思われる。鬼や天狗などと言った人格の存在の怪異ではなく、家という非生命体・非人格の物が迷っていると言っているこの民話は面白いが、映画「シャイニング」など、家そのものが持っている記憶や人格性を認識させてくれる。
でも、ネットなんかもそうだけど、マヨイガというのは魅力的な幻想郷なんだよねぇ、目印もなく桃源郷なのだけれど意図的にたどり着けず、目印をおいても失われる。
Posted at 2015/01/19 22:56:53 | |
トラックバック(0) | 日記