2015年08月09日
・今日は出荷はしたが収穫できなかった。荷造りが遅くなって、この時間に収穫すると水分が少なく温度が高く品質が良くないと判断したためだ。なぜ遅くなったのかと言うと良く分からない。そんな荷造りが面倒な房の状態でもないというか、あれだけ贈答用がないと嘆いていたのに、蓋をあけてみたら結局毎回10箱分(4kg)は出ているからだ。雨よけも潅水で大分粒が戻ってくれて張りが出てきたし、今年の基準だとこんぐらいかな?ってのも一応自分の中で分かってきた。種に関しては正直わからん。ま、収穫量は毎回かなり目一杯取ってるので、これまでの年だったら荷造りスピードは普通かな、贈答はそれなりに梱包に手間取るし。
・稲穂は大分伸びてきて、粒の元になる花が独立して咲こうとしているのが分かる。圃場は今日も暑かったので潅水してきた。人力だとどうせ降水ほどの感水量は稼げない(降水だと1ミリで1反1t、10ミリ程度やろうと思うと10t、毎分100リットルで2時間近くかかるので現実的ではない)ので、必然的に少量多潅水になり3日に一度は30分ちょっとは潅水してやらないとまずかった。幸い今のしなびは可逆的な部分が多いし。雨よけは張りが戻ったが、露地の奥のデラがちょっと弱り出しているので長いホースでこっちも全部潅水した。ここはパープルがあるので、そっちはかなりこまめに潅水している。
パープルの出来はちょっとやばいぐらい素晴らしい。中野に見学しに行ったとき、こんな素晴らしい房が量産できるのだろうかと思ったのだが、実際パープルは作業に応えてくれるブドウで、まったく同じレベルの房が出来ている。昨年伸ばしたばかりの新梢の房ですら、昨年までの一番いい房並に綺麗になっている。まあ、ちょっと潅水で伸ばしすぎたかもしれず、押し合う裂果が心配なぐらいだ。
この潅水、当然水路の水を使うのだが、今日は休日なので勤め人の人たちが貴重な休日を使って農作業をする。そうでない人たちも雨が降らないので使う。そうするともっとも町に近いうちの園では水路の水が止まってしまう。実際は水田はよほど上流になるので、そこの太い水路が完全に水が止まるという事は少ないと思うし、この狭い水路で水田に接続しているところは確か無いので、そこまで我田引水してしまうケースも無いはずだが、水路自体が細いので、何軒かのブドウ農家が潅水したりすると水路がすずめの涙程度の流れになる。それをためてポンプでまいて、エア噛むようになったら一度止めて再び水路にたまるのを待ったりして、結局潅水が終わったのは真っ暗になってからだった。まあ、最後は用水の流れが戻ったのでポンプ回し続けられたし、雨よけ(こっちも同じ水路で100mほど上流)の潅水の時は水が流れていてくれたので助かったが。
問題はカラス被害がある遠方園で、あっちは水源が無いので潅水のしようがない。山の傾斜の下なので、上の水は延々と出るが、それも止まって久しいから、大分しなびが発生しだしているんじゃないかと思うし、今年切ったとして潅水施設がないと皮ごと食べられる品種は辛いよなぁ。水出る時期にタンクに貯水しておくとしてもたかだか1t2t程度じゃ知れてるし。一応共同で水源からのパイプを通そうって話しもあったりなかったりはするんだが、それはそれで難しい問題が若干あるんだよなぁ。
・ソムリエが言っていたファミマのおつまみは、たしかに飲みたくはなるが、大量に食べると胸焼けするので注意。ガーリックバターのホタテ貝のだが、パクパク食べちゃ駄目だ。他は食事は食べているような食べてないような物だ。ラジオで「熱中症対策は規則正しい生活して、ご飯をちゃんと食べましょう」って言っていたが、暑いからそれが出来ないから熱中症になるというネガティブスパイラルなんだよね。また芋のポトフ作るか。
Posted at 2015/08/09 23:25:31 | |
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2015年08月08日
・子猫が大きくなってきている。一緒に暮らしていると少しづつ大きくなっているので気づきづらいけど、椅子に寝転がってるとぱっと見で先代の猫と同じぐらいな感じになっていてびっくりした。実際はまだ体重がちょい軽くて、骨格に肉がおいついてない感じはあるのだが、これ放置したら結構大きいサイズになるんだろうなって思う。まあ、うちで飼っていた猫はこれまでは雌で、その中で見ても小柄な方だったので、こいつは雄猫としてみれば一応標準の範疇だと思う。餌に関してはそれほどがっついてないのだが、与えるといつのまにか食べつくしている。
遊びの方は大分手加減を覚えてくれて、引っかかれることはまず無くなった。爪はちゃんとしまってくれるが、びっくりして後ろ足でけられると結構深く怪我する。噛む方ももちろん加減はしてるんだろうが、まだ犬歯が鋭くて皮膚を上手く挟んでしまうと痛い。肉を噛んでいるときは痛くもないので、多分猫の力加減は妥当で痛覚とか痛くなりやすい噛み方の問題なんだろう。もちろんヒートアップして噛んでくる時はその範囲外だけど。
・ラジオのニュースで伊402などの潜水艦が沈没処分されているのが見つかったというのがあった。海底探査していたらエコーで見つかり、調査したら米軍が戦後沈めていたのだそうだ。引き上げって話しになるかどうか気になるが、少なくとも海底探査はやって映像で見せてもらいたいところ。戦争による沈没じゃないし、元から潜水する船だから結構しっかり残っているだろうし(だからこそエコーで識別できただろうし)。もっとも、米軍の野郎も機密保持があるにせよ雑な処分したもんだなとは思う。
伊402は当時の世界最大の潜水艦で、晴嵐という水上機を格納できた潜水空母であるのは有名だが、米軍との関係で言えば核弾頭を装備した戦略潜水艦の参考にされたとある。メタルギアというゲームでよく出てくる「メタルギア」という「核搭載歩行戦車」というコンセプトは、固定式発射装置では場所が特定されてると先制攻撃の目標にされるし、ICBM登場以前のもう少し射程が短いミサイルで弾頭を運搬するため、移動式発射台という設定である。それなりに説得力はあるのだが、実際は陸地でそんなもん運用すればすぐに見つかってしまうし、特定されづらい地形を移動できる歩行機械技術は現在も実用化されていない。そのかわり、ずっと隠密性・防御能力・機動力が高い潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が運用されていた。コンセプトとしては伊402にとても近い。ぶっちゃけ、ドイツのV2と日本の伊402で冷戦のパーツは作られていたわけだ。面白いのは、ドイツからは優秀な科学者が引き抜かれて、戦後も軍事開発に従事させられていたが、日本の技術者がそうされたという話しは聞かない。
・まーた小澤征爾が土壇場になって仮病使って松本のコンサート欠席だとよ・・・なめんな!サイトウキネンに無理やり自分の名前ねじこんで、地方都市の経済力無視してベルリンでもあるかのようにホール乱立して散財する原因になって、珍しいというより駄作で他のところでやらないオペラの実験場に使いまくって、後継者もろくすっぽ決められずに音楽監督の地位にしがみついて、昨今は病気を繰り返したと言っては土壇場でチケット売れてから降板するとか、「老害」の一言に尽きる。これだから奇抜な髪型の野郎は信用ならねえ。もうくんな!松本市も東京の人間の聞くコンサートなんか一部の人間のためにやる必要なんかない。もっと普通のオケに費用割いて、小澤征爾を出禁に出来なければあんなフェスティバルやめてくれ。
大体、調べてみたら小澤がなんでN響(NHK交響楽団)の主任指揮者になれてないかと言うと、仮病と言い訳と虚言癖の塊の小澤をN響が見放して今後一切協力しないと強い態度に出たためだ。その当時から問題指揮者であったわけだ。一応後に和解され、30年後ぐらいに共演はしているが、80超えて再び幼児退行を起こしている小澤はどうしようもない。
・仕事はデラの収穫出荷作業だった。今回は贈答規格は地主さんの直売に回しているので、出荷はパック。2Lサイズで作ったのが摘粒やらなんやらで穴あいてるので、サイズが比較的大きい。と言ってもボリュームゾーンがほぼ170gあたりなので、2Lとしては非常によいサイズに仕上がってはいた。しなびている奴は小さくなってるけど、今年のような高温障害のしなびは正常な房は張ってるので、潅水しまくったらどうなったか分からん。ま、潅水の効果で明らかなしなびは消えて、軽く緩い房ってのが増えたから可逆性のしなびが多かったのだろうけど。ともかく、大きいサイズの房のパック作りだが、下手に切ったり調整するとろくでもないことになるので、500g上等な大盛りパックで出している。
そして、それでも出しづらい200g超えの房だが、私はSA規格に落としても2房にして出している。いわゆる2Lパックという奴に近い。確かに200gを150gに切り縮めて450gあたりにすれば、MAパックは出来る。しかし、そうすると端材の50gはSAの下になるし、下手したら売り物にならなくなる。2房SAはもったいないが、よく見るとSAとMAの価格差は1割内外なので、ぜーんぜん損はしてない。むしろ2房だと10g程度の調整が楽なので、サービスパックにしないで済む。あと、等級が高い。MAだと辛い評価になる房もSAならもれなく秀品だ。今年の検査基準がどんなものか分からなかったので、出荷してすぐ検査結果をもらいに行ったのだが、丸秀(秀品より下のランク)の印を鉛筆で付けた奴らも全部秀品の2には入っていた。
一つは品薄で荷がないこともあるだろうが、今年は実際高温障害で着色不良が起きているらしく、出荷商品を見てもあんまりいい色ではない。というか一番最初の出荷だから当然いい色のはずがないとも言えるが、これから待っていてもいい色にならない感じの色が多い。さらにブルームが少ない。撫で回したのかと思うほどぴかぴかの房が多い。成長がはやくて薬剤で落ちた可能性もあるけれど、まあ元のブルームを感じないよね(うちのも薄い)。
直売は結束機が大活躍で、これで出荷するだけにして持っていったところ、今年のヤマト運輸の荷受が7時30分だったのが7時になったので、会計中にトラックが到着するきわどいタイミングで出せた。明日からは6時30分には持っていくようにしよう。あと、荷物カバーがコンパクトで薄いタイプになった。以前からこれは邪魔だったので嬉しい改良かな。昨年はいい房が少なく直売の箱を作るのに大変苦労したが、今年は初日から4kg12箱も作れて、あと3箱でとりあえずノルマ終わる。他のところからも頼まれたのだが、あまり受けすぎるとよい房がなくなると困るので悩むところ。いいブドウ作れればいいんだけどね。まあ、最悪デラありませんでした>ナイアや巨峰やパープル出しますってことが出来るお客さんもいらっしゃるのでいいんだろうけど。作業スペースはたっぷり取ったので箱詰めを2度にわけて行えるぐらいになり、効率がよくなった。本当は全部仕分けしてからの方がパックの組み合わせの効率は上げられるが、書いたように「ある程度の品なら組み合わせうるさく言わない」「サービスパックの損より、出荷遅れのダメージの方が大きい」って事で、そこはあんまり関係ないし。ま、これまでのデラの出荷が異常だったのだ。それが分かるまで遠回りしたよ。
今欲しいのはしかし冷蔵庫。結露しない15度程度でいいから冷蔵庫に入れないと、真昼の選果スペースは32度程度(つまり外気温度)までは上がる。折角朝収穫しても、選果スペースで温度が上がってしまうことが歯がゆい。そうそう、ラジオでこの異常な暑さのネーミングが「猛暑」「酷暑」では生ぬるいって話しをしていて、漢文の古典では「毒暑」という表現があるのだそうだ。人が死ぬほどの暑さは毒暑とは、なかなかいいネーミングだ。
・ワイナリーの出店のメニュー制覇すべく、抹茶フラッペを頼んで、偶然来ていた知り合いなどと雑談、その人も薪ストーブユーザーで薪確保に苦労しているらしい。家族がチェンソー講習の上級資格まで取ったらしい。あとはジャガイモをまたちょっと掘って飯にしているのだが、芋も乾燥して成長が止まったっぽくて、皮が茶色く変色している。ジャガイモまで潅水なんて出来ないというか、普通やらないもんだろJK。
・明日も収穫出荷だが、ともかく昼間が人間が生きてける暑さじゃないので選果どころじゃなくて辛い。寝ることも出来ないし、肌がかゆくなる。空調服あってかろうじて汗ダラダラになってない(汗はかいてるが蒸発していく)程度だ。打ち水したが、雨水タンクももう残量わずか。そうそう、軽トラの後輪、エア抜けてるっぽいなと思いながら触っても分からないので放置していたら、本当にフラットにならんとしていて、急いでGSでエア入れた。全体的に空気圧落ちててほんとすまなかったが、空気入れる元気なかった。動きは軽くなったが、発進時は食いつきが悪くなった感もしないでもない。エアが抜けた原因は不明で、パンクなどではなく、最後の段階ではエアが少なくてビートの密着が悪くなったとかそんな感じっぽい。その前はなんだろう。TOYOだからスペックどおりに作ってなかったとかは言いたくないが。
Posted at 2015/08/08 21:59:19 | |
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2015年08月07日
・昨日は夜中に体がかゆくて風呂に入った。ずいぶん垢も出たので、前の入浴での洗浄不足もあったのだろうけれど、乾燥肌もあったのかな?と思う。暑くて扇風機に当たりっぱなしだったのだが、先日までほど気温は高くないので汗は出なかったというか乾いてしまい、脂だけ乗ってるけど乾いてかゆくなった感じだ。夏場のスキンケアというか肌の対策はほんと難しい。
・ジャガイモとたまねぎ、豚肉の煮込みは暑い中、なかなかのヒットだった。カレーやシチューの具にしようかと、とりあえず痛んでいるたまねぎ使って作ったのだが、カレーだとご飯が食べたくない、シチューだとルーがなかったので、じゃあコンソメ入れてあるし塩だけでいいや!と思って食べたら、実際美味くて一鍋一日持たなかった。まあ、外に出しとくと一日で腐るというのも大きいけど。
・ブドウはヒムロッドシードレスを食べたが、もう美味いブドウになれるとこれもさほど魅力的ではないと感じる。ナイアガラの種無しが欲しいって人にはいいだろうけれど、ラブルスカ系の肉の柔らかさ、果皮の厚さなどが気になる。ハウスだから露地だともう少し糖度があったようにも感じるけど、それだけ。一方いただいた桃はむちゃくちゃ美味しかった。桃おいしい桃おいしいって言ってたが、流通に載る桃ってやっぱりある程度硬くて追熟すべきだが、中には青すぎるのもある。その点樹上完熟のは糖度も乗り切っててジューシーで美味しい。あと、川中島白桃のなつっこ(?)というのもいただいたが、こっちはとっても大きく種が小さく果肉が沢山ある。まだ硬い状態でも甘くて、これまた熟したらさらに美味しくなるんだろうな、ぐへへへ。
・仕事は朝一で草刈やって、ネットやぶりつつも終了、やっぱり横方向に張るのは問題が多い。それから収穫かごを清掃したりウッドデッキスペースを整理してブドウの選果台を拡大した。これまで細かい板を足していた場所をコンパネ一枚にしたので、大分載るようになったし安定した。そこから収穫したが、昨日潅水したのに房張りがイマイチ。他のところでも話題にはなっていたが、しなびっぽい。うちはまだ潅水できる分、房は緩くてもしなびではないが、ひどいところは段でしなびたりしているらしいし、つるひけで園全滅とか言う話も聞いた。今年のデラは最悪の最悪である。作業は春先から思いっきり詰まって走らされて混入してんのに、収穫はしなびで急がされ、おそらくかなり破棄が出てる。あとは混入が表面化してからだな、もう部会長大丈夫じゃないんじゃないか?他には支所長が来てくださっていた痕跡があったので定期貯金、なんか昼間倒れている間にも来て下さったらしい。金利はもうタダ同然で、キャンペーンだけが唯一のメリットだなアレ。夕方までダラダラと選果したが、病気は無いので仕分けはスムースだが、ともかく不快な暑さが酷い。再び寝たが、もう寝起きがより熱中症が悪化したようななんとも言えないダルさがある。
暑さに関しては毎年暑い暑い言ってはいるが、さすがに猛暑日がこうも続くのは経験がないんじゃないか?今日も予報を上回る36度台後半で、温度計が下がっている状態でも気持ち悪くなるような暑さの断片があちらこちらから漏れ出てくるようだ。
・明日も収穫と出荷、書類仕事ぜんぜんできてない。
Posted at 2015/08/07 22:49:04 | |
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2015年08月05日
・昨日蜂に手の甲を刺されて、ワイン会だと問題なかったけど、翌日も貼れてた。あんな一瞬で、あんな小さい蜂で、こんな貼れるんだなーって感じだ。アルコールのおかげで良く寝られたので休んだ。ネットはカラスの生贄で急ぎじゃなくなったし。という事でカラスの犠牲になる予定だったデラに笠掛してたけど、改めてカラスを根絶したくなった。防鳥ネットに小鳥もまた当たったみたいだけど、残念ながら捕獲はされてなかった。よっぽどな勢いで突っ込んだんだろうな。そのまま刺されば良かったのに。
・自民党議員の傲慢な発言を見ていて、民主党も政権を取ったときに同じだったのを思い出し、権力を得ると人はおごりたがぶって、いずれ悪行三昧になるんだなと感じた。それこそ1000年以上昔の平家物語の冒頭で言われている通り、おごれるものも久しからず なのだろう。それにしても、今の政治家の程度の低さってほんとすごいね。そこらへんの社会人の方が道徳も能力も高いんじゃないかと思ってしまうよ。
・家探し関係で、その地区の町おこし運動をしている所のHPとブログを拝見、色々やってるがちょっと気後れする感もある。ああいうのって良い面もあれば悪い面もあるわけで、そっち経由で話をつけると必然的にそういう流れにも参加しなければみたいな感じになりそうで怖い。
あと、屋根の傾斜が怖いかな。古い家って必然的に瓦で、そうするとトタンにするとしても勾配がきつい。私は瓦があんまり好きではないのでそう思うのだが、涼しい所だと部に白いガルバリウムにしないでもいいんだろうが。グーグルアースで見ていて気がつくのだが、めぼしい家って結構前のデーターでも空き家っぽくて、痛みが大分進行しているんだろうと感じる。特に古い家は隙間があるからまだマシだろうけど、比較的新しい家は気密もそこそこある訳で、中がえらい事になってそう。
・国産ワインコンクールの2015年の結果が発表されていたので確認。まずびっくりするのが、ほとんどの参加が欧州系に集中し、しかも赤が白と同じ数だという事。これ2つでほぼエントリーの半分を占める。過去を見ても実はそういう比率だったのだが、改めて国産ワインコンクールの意識の高さを感じた。
次は昨年も書いたが、大手メーカーがますます上位を独占していて、時々小さい古いメーカーが割り込んでるという事。あと、知られているワイナリーが参加してなかったり、もっと上位でいいんじゃない?って知名度のが低かったりもする。まあ、最近はちょっとあそことかついていけないから、実態がそうなんかも知れないケド。
品種で言えば国産改良品種はもうベリーAばかりで、見直されているのは嬉しいが枠がどうなんだろうかなぁと。甲州は山梨の政治的な要素を感じるので見てない。
一番気になる欧州系白だと、昨年ソーベニヨンブランが金賞をとってポストシャルドネかと思われたが、今年は再びシャルドネがトップ。しかしソーベニヨンブランもビラデストさんのが上位にはいり、なんと北海道ワインのケルナーも上位になった。北海道ワインはコスパも良く、先日のコアラランチもそうだが同じ金賞ワインでも価格差が3倍ぐらいになると辛いなと。品種がメルロー一択になりつつある赤に比べ、白は品種の多様性が評価されているのは嬉しい。ただ、赤もルバイヤートのプチベルドーが一位をとっており、方向性は似ているが同じ品種って訳でもないか。大森リースリングはいなかったので、出品しなかったのかな?
・仕事はまず車を収穫に使えるようにするため、荷台の荷物をおろしてゴミを捨てましたが、それを行う畑の雑草が酷いので、とりあえずビーバー。ゴミを持っていって川の水を汲んで荷台とマットを洗います。また一輪車も回収してきて運搬車にしようとしましたが、タイヤがパンクしているのでウレタンで補修しようか迷うところ。昨年から借りている奴の方が専用の運搬車でいいからアレ使うか。どのみち補修は必要だけど。一輪車取ってくるついでにジャガイモ畑で飯にすべく芋とトマトとナスを収穫しましたが、トマトが非常に美味しくて冷やしラーメンにいれまくりました。アイコというミニトマト系ですが、大きさは中球程度あり食べごたえと味や食感がちょうどいい感じです。夏バテ対策は夏野菜食べることだったのかも。芋はやっぱり雑草に負けてたのと生育期間が短いのと水不足でずいぶん貧相な芋でした。キタアカリなので、元から大きくなる品種ではなく、そういう意味だと量は少なくても納得できる形ではありますが。これはマッシュドポテトとビシソワーズにして食べます。マッシュドポテトは割と上手く行って、濃厚なキタアカリの味が出たので、ミニトマトと食い合わせると最高、冷やしておくとなおさら食べやすい。一方ビシソワーズはまたしてもネットネットのおろした山芋みたいになってしまった。前回の失敗は「冷たい状態でやるとペクチンが結合してなる」って事だったので、今回はまだ触れないほど熱い状態でやったのに、またしてもトロロだと少し辛い。トロロはあの食感もいいのだが、暑い時期に冷やしたスープとして飲むには、もっとサラッとしたのみ味がいいんだが、もしかして濃いのだろうか?
・あとはデラ園なども草刈して運搬車が通りやすいようにして、暑さに備えて潅水を再び行って、選果スペースの掃除をしてたら日が落ちた。日没が早いのと、選果スペースが思っていた以上に熱がこもって不快なのと、蚊が多くて刺されまくった。また、昨年までは気にならなかったが、ウッドデッキから出たところの踏み石が斜めになってて踏み外しそう。明日、ユンボで石抜いて土盛って段差踏み外さないようにしたい。
・暑さは今日も温度は下がったらしいが、湿度が高くて辛かった。空調服でも湿度が上がると体感がかなり暑く感じられる。湿度って最高気温時の数値は発表されるが、それ以外の時間の予報も出ているのに気が付いたが、いつも90%程度あるのね。不快指数は80を行ったり来たりなので数値的には辛くはないらしいが、実際は日光が当たったりすると一瞬で条件外れるよね。
・明日は朝一で収穫スペース終わらせて収穫、草刈り、書類作りかな。できればボルドー散布やると作業がおいつく。さっそく贈答用も頼まれるし。
・現代農業9月号はこれまた微妙というか、最近政治的主張が多いので(それはそれで必要なんだけど)作物の話が少し寂しいし、直売系のアイデアが多くて、農協に大量出荷みたいな方面は果樹だとちょい少ないかな。シャインを保存して12月出荷とかは魅力的な話だと思うけど。設定温度5度の通風式冷蔵庫ってどのぐらいするんだろ?
Posted at 2015/08/06 22:33:22 | |
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2015年08月03日
・先日コンビニでレジに並んでたお姉さんが、「DTを殺す服」だった。それに似たファッションというより、コスプレでアレを着ている感じすらした。しかし、もっと驚いたのは、お姉さんが馬鹿でかかった事。180ぐらいはあったと思う。レジのバイトの子を見下ろすような形になっていたし、あの服ってサイボーグっぽく体型をかえるので、「これ女性を殺す服(物理)」じゃないのか?ってな感じが。
・資本主義経済では統制経済のように「これこれにこう金を使え」って事は出来ない。だから、あの手この手で間接的に消費行動を刺激する施策を採るわけだが、国が細かい手をさしのべるのは無理だし面倒でもあるので、どうしても大口相手に経済波及効果を期待した施策しかやれない。しかし、どうも最近の調査や研究を見ていると、波及効果というのは実態が無いという事が分かって来た。たとえば貧しい自治体で公共事業をやったとする。使わない施設が出来て自治体の経済に穴があいて、利用しないのに住民の負担は増え、建設費用は都会のゼネコンがピンハネしていった、みたいな。もちろん統制経済もいろんな問題があるけれど、とりあえず波及効果を救済策というかお金を必要な所に配る方式として採用する理由は全く無いと思う。たとえばオリンピックで経済が潤う、という表現は間違いで、あれで潤うのは元から潤す必要がないほど金貯め込んだ人達だけで、庶民は税金の無駄使いと建設後も金がかかる無駄な施設が残るだけだ。
一つ統制経済が日本で上手く機能していた例を出そう。国民保険制度だ。悪名高い岸信介がはじめたとして、ヒトラーのアウトバーンのように言われる制度だが、まあ昔は国民保険の掛け金見れば分かるように、全然高くはなく、きっと医療制度方面での権力を狙っての制度だったんだろうとは思う。しかし、国民保険のおかげで医療費が自由競争にならず、そりゃ医療団体から自民党が多大な献金をもらい、先進医療の認可が遅かったり様々な問題は産んでいるが、アメリカみたいに盲腸で1000万円みたいなアホな事にはならずにすんでいる。まあ、先進国でアメリカみたいなアホなのは例外で、大抵は逆に医療は統制を強くしていて財源は国庫だったりするが。カナダとかイギリスでは医療費はタダだと聞いている(もちろん財源は考える必要はあるが、医者や薬剤メーカーがぼったくりしまくってないって事が重要だ)。ちな、TPPはそういうアメリカの意向を受けている。
・仕事はカラス退治と対策のネット張り、思っていた以上に大変だった。葉っぱに絡むので、引っ張るのが難しい。張り線の水糸が弱くってたわみまくるのも問題だった。やっぱり高さ1Mは上に針金でやらないと無理だわ。カラスは生の生贄が手に入ったので吊したら、確かに全然来なくはなった。でも本拠地の隣りでは難しいわ。
・その後はワイン会、久々に良いアルコールを沢山飲んで幸せに疲労が出て眠くなった。業界裏話とか最新のコンテストの結果とか、本音トークも聞けて良かった。出たワインも無名の物が多かったけれど、味は結構はっきりしていて、ニューワールドって感じだったし。
マンズワイン 竜眼スパークリング
竜顔のスパークリングです(そのまんま)。スパークリングだと酸味がつよい事はメリットだし、補糖して発酵させるから味もふくよかになる。ただ、これ瓶内二次ではないだろうから泡の持ちというか泡泡はしてない。でも酵母の匂いは結構したように感じた。竜眼はとくに香りがする品種ではないが、ラブルスカ系の香りはしないので、酵母との相性はいいのではないかなと。
コアラランチ リースリング2014
オーストラリアのワインメーカーのチャリティーワインで、コアラの保護の寄附付き、リースリングはNZあたりの寒さが必要だと思っていたが、むしろアルザスより飲みやすい。酸味とか香りも残っているが、飲んだ時の味がまろやかで飲みやすい。同じメーカー(ブランド違い)がとあるコンテストでダントツでトップだったそうでソムリエがこのメーカー縛りでもってこられた。
コアラランチ シャルドネ2013
そのダントツトップだったというシャルドネ、皆「え!」って感じだった。特に香りにインパクトがあり、ナチュラルメイクなんだけど厚化粧って言うのかな、シャルドネのキャラがディフォルメされて強調されている感じ。たしかに葡萄の品質が相当良く無ければ無理だろうけど、ちょっとやりすぎ感もある(比較試飲だと目立つけど)。料理と合わせるにはいいという声も。
コアラランチ カベソー
赤も良かったです。こっちは素直で果実味を感じるタイプだったような。上のシャルドネが白のくせに強くて、ここらへんから感覚飛んでます。
コアラランチ カベソー&グルナッシュ
本来カベソー単品の方がグルナッシュ混ぜるより味が濃くなるのでワイン会なら下に来るはずが、グルナッシュがとても濃いので下に来たワイン。確かに強いワインだった。
シャンポールミュジュニー レ・フスロット・ルイ・ジャド 1999
ピノが締めでした。今から16年も前とは思えないほど溌剌とした青さと、ピノの複雑さが出ていて、ニューワールドとの対比を感じるワイン。日本のピノのレベルもあがっているが、これを飲むとまだ30年の差を感じるとはソムリエ談。ただ、16年も寝かせないと逆にルイジャドってキツイんだよな。果実味、ピュアさを追求するのと複雑さ、雑多さを追求するのは前者の方が方法論が確実とも言われた
安曇野ワイナリー 杏木花
杏のアイスワイン、デザートのアイスに完全に勝ってしまう強さがあり、正直ちょっと甘すぎるように感じた。半分に薄めても美味しく飲めそう。
Posted at 2015/08/05 10:23:14 | |
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