2016年08月17日
・「奇跡のみかん農園」谷井康人
図書館に返しに行く直前に大急ぎで読んだのだが、大変刺激的な内容だった。六次産業化へのプロセスが「非農家の世界に入ってたけど後継者になって農業経営して、日本の見てくれだけの農産物に疑問を持ち、味で勝負するのと同時に評価されない規格外品の有効活用のため六次産業化に取り組む」という絵に描いたような典型的な形になっている一方、日本一と呼べるレベルまで上げた商品力と、経営への情熱、良い物を探るための努力や信念、特に掃除の大切さなど、まさに考えている農家の理想像だと思った。あと自社開発の農機具やシステムなども面白い。そのシステムを売れば莫大な利益が出るだろうに。
と、べた褒めしたいのだが、所々に出てくる投資金額の大きさに「これを零細農家とかすべての農家が目指すべき六次産業かの流れとしていいのだろうか」という考えが沸いてくる。この人自身の経歴見ても、実は相当のボンボンである。オヤジも株など副業で儲けてたようだし、自分も億単位の投資をやってた(結果的に失敗して軽い損失で済んだと書いてある)。数百万のシステムに投資し、数千万円を宗教につぎ込める人である。決定的なのは一流のブランドをべた褒めしたり、孫正義を具体名で出して一流に数えてたりする。ソフトバンクを崇拝する人って私は好きじゃないんだよな、成金的というか功利的というか。他にも永田農法の会長とかの鞄持ちやってた事などを持ち上げて書かれると、ああそういう人かと思う。もちろん、その手の人も努力はしているのは分かるけど、なんていうか方向がなぁ・・・違うんだよなぁ・・・そもそも書籍タイトルからある程度分かる事だけどなぁ・・・という事で、中小企業の経営者の一成功例として見る分には全く問題ないんだけど、ちょっと真似はしないし出来ない方向の話だったと思う。でも20代で1000万円の食事をして舌を磨くとか、そこらへんは分かる。一流はぼったくりだが、やっぱり他にないレベルに達しているからそれが出来るというのは分かるし。
・ブドウは出荷・収穫。箱に入れるシールがなくなった。あんだけあったのに、早い。収穫は木の一部がしなびだしているが、大半はまだ元気。ただ、バラ房なので大半パック。やばいのはパープルで、乾燥続きとタイベックの影響でかなり焼けてるし粒が小さい。ここから大量に潅水する事は出来ないが、2Lにもならないような粒になってしまっているし日焼けが酷い。傘やってもこれはなぁ・・・というか傘必須とかもうそれ品種としておかしいと思うよ。どんだけ手間食うんだと。味はいいんだけどねぇ、もう真っ黒だし。また、少しでも個人売りの関係で動いていると昼間に仕事終わらない。もう少し出荷しない休みの日が欲しい。
・最近、黒プリウスのDQN率が高いという話や映像が出ていて、ある人が「今はヤクザが黒プリウスに乗っている」と聞いて突然思い出した。以前山口組と神戸山口組の抗争がこの地方であって、高速道路で撃ち合いやったり通行止めやったりして、最終的に高速降りて一般道を信号無視して暴走してたのだが、その時に確かに黒プリウスも一緒に走ってたわ。ずっとクラクション鳴らして赤交差点に突っ込んできているベンツやレクサスに混じって黒プリおったなーと。という事で、黒プリウスのマナーが悪いとかなんとかは、半分はあれヤクザ御用達だったんだと把握。DQNだと思ってヘタに絡むな。
あと、黒プリ同様近づかない方が無難だと最近思うのが中高年のスキンヘッドかショートであごひげだけ少し伸ばしている奴、高確率で性格がおかしい。ツバ長のハット被ってたらさらに確率高いかな、黒プリやモンモンと一緒で分かりやすい記号を自分で発してくれているので、もうそりゃそういう物だと理解するのが手っ取り早い。ちょっと考えて見たが、帽子あごひげはハゲという事で、ハゲという事は男性ホルモン過剰で攻撃的な短気って事なのかなぁと思ったりもする。じゃあハゲ全員が危険かと言うとそういう訳でもないんだろうけどさ。車運転していて明らかにハゲで危険と言えば坊主で、お盆の間にスクーター坊主を何人か見たが、普段乗らないからかウィンカー出さない&引っ込めないので、そのまま仏様にならないか心配だったよ。
・窓ガラスのミラーフィルムだが、確かに日光に対しては相当効果を発揮したが、同時に換気も悪く熱がこもる(放射も妨げるため)ので、日陰になったらある程度あけた方が涼しい時もあるのが分かった。エアコン使うなら全然問題ないんだけれど。あと、電波時計が反応しなくなった。元から電波拾いづらかったけれど。時々時計を外に出してやらないといけない。
・アマゾンで買ったドラレコが届いた。そのあまりの多機能っぷりに驚いたし、ボタンが増えると混乱するのも分かった。以前のボタン省略したモデルは操作性が悪いながらも押せるボタンから消去法的に操作方法が推測出来たが、今のは沢山の機能を突っ込みすぎで分かりづらい。特にマニュアルが英語と中国語で、操作設定のみ日本語にデフォでなっている感じなので、その日本語呼び出すまでが迷った。
さて、画質とか性能なんだが、恐ろしいねぇ。普通にこれアクションカメラとして使えるな・・・ってぐらい高画質。Gセンサーもついてるし、監視録画も出来る(バッテリーが持たないって話だが)。光周期も調整出来るので信号が消えるとかもない。また、昔っから安いカメラでよくあった、「音声に乗る高周波ノイズ」もない。本体はかなり軽量で、衝撃で動いてしまうという事もないだろう。ただ、常時ディスプレイなので助手席に人が乗る場合はうっとおしいかも。起動も速いし、電圧の瞬間的なドロップでエラーは出さない。
唯一の問題は夜間。以前のカメラは夜間になるとモノクロになるかわり感度が上がって、6つもの赤外線LEDによってナイトビジョンになっていた。まあ、LEDライトなんて範囲が知れているので除外しても、夜間感度がそれなりにあった。今のは同じようなレンズで画素数が30万から300万画素(アマゾンの表記、入ってた説明書だと1200万画素ってなってる、多分嘘だろうけど)と10倍になっているので、感度はその分下がっているはずだけど、ついているLEDはIRではなくただの白色LEDで、モノクロにもならない。感度はかなり低くヘッドライトがあたってないと真っ黒である。ただ、ドラレコとしては、走っている時にヘッドライトはついている訳だし、画角が広い分遠方はどのみちさほど映らないので、割り切る必要があるかも知れない。ただ、夜間が事故が多いだけにもう少し改善出来ると良かったかな。
これを軽トラのカメラにするのはいいのだが、問題は親の車に今のドラレコを移植する場合のステーで、前の奴は吸盤が壊れたのでビス止めしてあるからそのままはつかない。雲台は違うタイプなので互換性もない。正直、この画質と価格を見ると、古い奴を無理矢理付ける必要もないというか、使うとしたら今の軽トラの後方用にでもした方がマシな気もする。
・核の先制不使用に阿部が反対しているとか言う話で、まずヒロシマとナガサキはオバマの前に阿部をどうにかした方がいいんじゃないかと思ったりする。整理すると問題点は3点
1:唯一の被爆国として核を使うべきではない・核を廃棄すべきだという立場のヒロシマ・ナガサキがある国家元首が、核の使用を肯定するのがまずおかしい。
2:100歩譲って冷戦時の核の傘という報復核攻撃というドグマによる平和を肯定したとしても、「先制攻撃」というのは肯定しがたい。唯一核戦争にならないケースは相手が核を持っていない(あるいはICBMのような報復運搬手段がない)場合だが、核を持たない国に一方的に打ち込むという考えが許されると思ってるんだろうか?
3;日本も核を持たないが打ち込まれないのが日米安保のように、北朝鮮にうちこんで中国が黙っていると思うだろうか?それこそ日本に打ち込む口実になるわ。
で、私が申したいのは、核の傘という消極的平和に頼らず、もちろん通常兵器でも戦争を起こさず、国際社会に反する国に圧力を加える事は可能だという事だ。本当は国際社会が協力して北朝鮮に経済的圧力を加えればいいし、日本が現時点ですら充分に北朝鮮に圧力を加えているとは言えない。それは政治・マスコミに浸透している彼らの活動の結果でもあるが、表向きは最大限圧力かけていると言いつつ、実際はまだまだ経済圧力は足りてない。もっと同様なのは、中国から安く色々買っといて領土問題騒ぐ事だよな。
確かに拉致被害者や家族の事を思うと国交断絶的な行動には批判もあるだろうが、核兵器開発やさらなる人権弾圧を思うと、完全な国交断絶と二重国籍の奴らの強制送還、資産凍結や没収、第三国経由の輸出の取り締まりの強化、国境警備の強化などやるべき事は沢山ある。また、協力的な第三国への圧力だって行える。もちろん経済戦争が全く被害がないかと言えばかの国においてはそうもいかないだろうが、正面戦争おこせばさらなる悲劇が起こる。
で、そういう地道で国内から嫌われる政策をとらず、核兵器使えばいーじゃんみたいな議論はどうなんかと。特に原発の話やトランプの話以降、日本も核武装すりゃいいんじゃないかみたいな感じがしていて気になる。そりゃ日米関係が変化する中で、日本が単独核武装したら抑止力もある程度担保されるかも知れないし、西欧諸国中心の国際社会様の二枚舌の中だと結局軍事力というのが物を言うのも分かるけど、庶民感覚での核武装した国への感情ってのはどうなんだろうね。
じゃあ日本が核武装すべきじゃないかと言うと、もうこれほのめかしがあるって事でいいんじゃないかね。欧米軍事アナリストの日本の核武装への技術ハードルってのはリップサービスじゃなくて本当なんじゃないかと最近思うし。また、良く見ると核兵器持ってる国が意外と上手く行ってないのも気になる。例えばドイツなんか持ってそうだけど、あれはNATOとアメリカが置いてる感じで、ドイツ自身は核兵器を持ってない。公式持ってる米ロ中国イギリスフランス、小規模持ってるイスラエル・北朝鮮・インド・パキスタンあたりか。小規模持ってる奴らの心と平和の貧しさや、大国の混乱っぷり見ると、正式にリスク負って武装する意味なんてあるのかなぁ?と思う。
・一輪車のタイヤの凸凹が耐えられなくなったのでノーパンクタイヤ購入、硬くはなるけど楽になる。でも思ったより安くなかった。系列店舗で値段が違うんかな。あと、防音タイルというかマットを売っていたので購入。車のMP3プレーヤーは、昔の奴が出てきたので挿して聞いているが、こっちだとレジュームもしっかり動作するので、やっぱりプレーヤー側の問題だったみたい。懐かしい曲が多かった(特にボカロ)。
Posted at 2016/08/17 20:42:58 | |
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2016年08月16日
・テレビのリモコンを紛失する話を聞いて一つ思いついた。今のテレビでも本体にスイッチはあるので、そっちで操作する事は出来る。そして、リモコン紛失したらリモコンにつけておいて反応するチャイムみたいな製品もある。じゃあ、テレビの本体のスイッチにリモコンに反応するチャイムをつけておけば、リモコン紛失して本体触ればリモコンが発見出来るじゃないか!俺天才!と思ったんだけど、本体を直接操作したらリモコンの出番はないのかも知れない。あ、特許料とかいらないので、製品化してください、私はテレビ見ないんで。
・ミライースを夜中乗ったら、フロントガラスが脂ぎって滅茶苦茶になってた。逆転結露で水分がうっすらつくとさらに見づらくなる。以前こんな事はなかったのだが、考えられるとしたらムクゲの花が大量に落ちた事ぐらい。でも花ってこんな脂あるのか???と思いつつ除去したが、ダイヤモンドスポンジでも落ちないので金剛液でやっと落とした。ムクゲはもっと強い剪定して小さくしないといけないな。コーティングはするか迷ったが行った。再びこの手の脂がついた時に落としやすいだろうし。
さらに問題だったのは窓の内側で、以前ダイソーの窓クリーナーティッシュで綺麗にしてそこそこ見やすくなっていたのだが、妙に拭いた跡が浮き出て気になるので確認したのだが、このクリーナーは脂残りがすごい。界面活性剤が大量に含まれて、それが一種の曇り止めになっていると思っていたのだが、ちょっと耐えられないぐらいギラギラになってしまった。たまたま濃度が濃い所があたったのか、使っている時になんらかの原因で脂がついてしまったのか分からないが、これも耐え難いので普通の中性洗剤で何度も拭いて除去したが、一体なんだろう。タバコ吸う人とか室内に原因があるなら分かるが、特にタバコすったりする家族もいないし、そういう客を乗せたという事もない。全部メンテして見やすくなったが、最大の問題は母親は以前の状態で運転のしづらさを全く感じてなかったと主張している事だ。こいつ前見て運転してないのか?
・仕事は選果・出荷・ハウスのは大半がパックだが、市場がパック有為になっているのでこれでいいみたい。なんと2kgが1500円切り出しているからねぇ、昔スチューベンがそのぐらいの値段の時があって「これからはスチューベン作った方がよくね?」と思ったが、すぐにスチューベンは1000円切るようになった。で、今年はスチューベンが滅茶苦茶良い。手が入った事が最大の要因だろうが、自分でもびっくりするぐらい見事な房で着色も良好だ。そのまま全部2kgに入りそう(スチューベンはパックと贈答の差が少なく、梱包も楽なので)。私は何年もスチューベンを失敗してきているので、今年こそしっかり出荷したい。
そうそう、他にスチューベンが失敗してない理由として「ポートランドを切ったので吸虫昆虫が来ない」「鳥も何故かいなくなった」「雑草対策が上手く行ってる」というのもある。ポートランドはほんと酷いので、あれは植えてはダメだった。雑草問題は結局後半の葉っぱのしげり具合が良かったので出なかったという感じ。摘芯も出来たので葉層が厚くて暗くなった。でも果実の着色には関係ないみたい。
Posted at 2016/08/17 06:38:00 | |
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2016年08月15日
・今朝はブドウ収穫、ハウスのはとてつもなく甘く仕上がってきた。粒は小さいが糖度は24前後あり、舌がしびれるような強烈な甘さとしっかりとした歯ごたえが楽しめる。これが正しいデラと言う気は全く無いのだが、改めて「水太りして房だけ張ってる日持ちが悪いデラ」と「小粒だけれど甘さがしっかりしているデラ」、どちらが「ブドウの適地」という意味で特徴的なのかは言うまでもない。ところが、現在の市場流通だと前者の方が評価されるので、本当に美味しいブドウの圃場はワイン用に活路を見いだす状況だと思う。まあ、それでいいと思うんだけどね、水太り出来る圃場は大粒種の方が向いてるし、デラそのものは今後も減少すべきだし。また、甘いだけがいいのか?って当然の疑問も分かる。ジベがはじまる以前の香りがいいデラが好きとか、酸っぱいデラが好きって人も当然いるし。
・あとは除草剤散布を行ったが、雨が降る予報通り、すぐに雨が降ってしまったので効果はお察し。それでも安いモノなので、ダメもとで一度やっておく事に意味はあるはず。曇っていても暑かったのと、背負い散布機の作りが良く無いので疲れた。また、クモの巣が多くて、帽子が真っ白になるぐらいクモの巣に絡まれた。途中から腹がたって、片手に棒切れ持ってクモの巣を全部巻き取りながら作業した。右手でノズル、左手でクモの棒とポンピングで忙しかったが、クモの巣が取れるほど次の巣も巻き取りやすくなって、最後は面白かった。クモ自身はクモの巣に絡まらないらしいが、さすがに綿飴みたいになったクモの巣の棒で絡め取ると、どんどん巻き取られて身動き取れなくなっている。クモは特に悪い虫ではないが、これだけ出て来られると邪魔。除草剤はちょっと配合を変えてみたので、効果を見たいが、基本的には使用条件の方が重要かも知れない。前の除草剤は結構前だが、ピーカンの時に高濃度で使った所は今頃やっと雑草が生えてきている程度で、これなら低濃度でも効きそう。あと、雑草で水分が良く分かる。やっぱり水が多い場所は雑草が暴れるように生えて来ている。
・あとは久々に古本屋で色々本を買った。お盆のセールだったのもあるが、先日から新書に興味深いタイトルの物を見つけたので、気になっていた。見つからないタイトルもあったが、しばらくは楽しめそう。反面、新書は当たり外れというか、タイトルと序文あたりでレベルの低さが分かるのもあり、値段が高い割になぁ・・・とも思う。
・今日も雨が降ったお陰で湿度が高く、車なんか乗ると結露してたりもする。当然不快指数が高く人間はとても辛い。以前からデラの出荷時期にもっと働けたらいいと思いつつだれてしまうのは、私が特にこういう気候に弱いからかも知れない。食べ物を工夫したり規則正しい生活を送ったり運動したりすべきだろうけれど、根本的にはエアコン以外じゃどうにもならんかも知れない。選果してても頭がボーっとしてしまう。空調服と氷枕を併用してやっとだが、それでも汗が皮脂も出して体中が痒くなる。それで風呂に入るが乾きやすくて再び皮脂がべったりという感じだ。運動すれば皮脂やミネラルの分泌は減るそうだが、その運動をする気になれない暑さ。
Posted at 2016/08/16 00:11:59 | |
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2016年08月14日
・仕事は直売会だった。で、貴重な出荷休みを1日使ってしまい、弟とも盆休みの骨休めが出来なかった。まあ私はかき入れ時だからしょうがないんだけど、デラの売れ行きはあまり芳しくなかった。贈答の方が売れ行きが良かったのはいいのだけれど。私はポカミスが多くて直接迷惑にはならなかったけれど、気が弛んでいるというか、暑さで頭がボーッとして働いてないのを感じる。
昼過ぎに解放されてから少し休んで、夕方からは潅水だのなんだのしたのだが、ポンプのガソリンがすぐ切れる。コックが完全に死んでて全部捨てるのも問題し、タンク内のガソリン取り出し口の設計がまずく、少しの傾斜ですぐにエンストするかと思えばギリギリまで長時間持ったりする。近くだったのでガス作って持ってくる間にタンクに給水させておいたのだが、やっぱり中央のデラは房のびが著しく悪い、。他の木は触ってみた感じ、そこまでしなびはなく、むしろ玉張り良好でまだまだいけそう。
あと、昨日の収穫の残りで自家用の贈答だのパックの端数を人にあげたりしてまわってきたのだけれど、「玉張りがすごい良いと思っていた園のデラはしなびるのも早い」というのが気になった。ハウスのデラは玉張りが悪いバラ房だが、収穫後の変化は僅かだし、痛みも少ない。一方露地のは腐敗が結構出て広がりやすく、一部が腐り出したら捨てた方が早いぐらいだ。腐汁が軸につくと軸さら枯れる上に、収穫後1日で結構ダルンダルンになる。思うに、この産地の自慢の品質のデラは、あまりに玉張りを欲張りすぎて水分で太りすぎているのではないだろうか。
あと、贈答の価格下落は、そもそも出荷数が記録的に多かった事による物だそうで、そりゃ市場にだぼつくわと言う話。これまでちょっと乾燥気味だったが、しばらく雨が降りそうで、露地ブドウの皮が弱い奴がやぶれないといいのだが。
・ミニキャブの廃車が入庫したそうで、いずれ積み替えの予定。良かったぁ。さて、カーオーディオなんだが、改めて社外品のオーディオの操作性の悪さ、見た目のどぎつさが非常に気になってきた。複雑な作業が出来る事自体は否定しないが、通常操作のコマンドのすぐ下にそれらがある必要は全く無い。走りながらちょいちょい触るボタンでそんな事やらない。むしろ、オーディオの操作もシンプルにISO標準にしていいぐらいだ。最低限守って欲しいのは、ボリュームはダイヤルにして、オンオフスイッチは分かりやすくワンタッチにする事、原色系のバックライトは使わない事、DINサイズに隙間なく入る事(これは純正オーディオが守ってない悪癖だ)。ところが、これで見ると、KENWOODにもカロッツェリアにもアルパインにもそういうオーディオがもう無い!ミライースの純正オーディオとか聞くに堪えない音なのに、これがどうしようもないとは!いっそ純正オーディオで評価が高い奴を移植した方が楽だが、ダイハツに音がいいモデルなんて無かったはず・・・と思ったらダイハツとトヨタはオーディオカプラーが共通なので、トヨタの純正オーディオで高音質のモデルがあれば簡単にミライースに取り付けられるという事になる。とは言え所詮純正なのと、「高級オーディオが付けられる価格帯の高級車が1DINオーディオを採用している訳がない」という矛盾がある。仮に出てくるとカセットテープがついてた頃とかの骨董品だ(でも音は割といい)。
・ミライースのブレーキパッドだが、ディクセルのアタリが少し出てきた。現時点では純正とは違って、むしろ昔のブレーキパッドの延長上のモデルって感じだった。中間インプレで書いたように、このパッドは初期でキュッと止まる純正パットのような感じではない。ただ、滑り込みはアタリが出たら少し改善されて、奥で効く感じになっている。で、その「奥」は滅茶苦茶深い。以前書いたようにミライースは車体自体の作りがブレーキが良く効く構造というか形になっていて、アッという間に減速して止まるし、ノーズダイブなんかもしづらい。純正パッドでブレーキロックさせようにも、ロックに持ち込むのが難しいと書いた。意図的にロックさせるつもりじゃないとABSが割り込まない。
ところが、ディクセルのパッドは踏み込んでいくと割と簡単にABSの領域まで突っ込める。踏力がどっちが上の段階でなるのか正確に分からないが、ロックに持ち込みやすいのはこっち。純正だと1発目のタイヤ鳴きは「キュッ」って感じでABSが割り込むとガッガッガッガッって感じになるのだが、ディクセルのは「キャオ!」って感じでロック1発目は明らかに強く効く。その後は何故か分からないがABSのポンピングの周波数が高いというか、あんまりゴツゴツしないまま「ゴーゴーゴー」って感じで止まる。
実はテストのため何度かブレーキをやったのだが、最初のうちはまだ中間部分で滑り込む感じがあって「あれ?良くなったと感じたのは錯覚だったのか?」と思ったのだが、段々効きがシャープになってきて踏んだ瞬間の立ち上がりが急な感じになってきた。パッドの成分付着が進んだのか、温度が上がってパッドの摩擦係数が上がったのか良く分からないが、相変わらず官能テストというのは難しい。
ところで、この暑い時期で一つ気になっている事がある。それはタイヤのグリップだ。昔のカーボン・ゴムコンパウンドの頃のタイヤは温度が上がるほどベタベタというかモッチリな感触でグリップが上がっていた。ところが、最近のは低燃費を追求してシリカ配合を増やしている。これは高性能タイヤでもそうなのではあるが、転がり抵抗を減らしたタイヤに関してウェットグリップはラベリング制度でわかるが、ドライグリップに関しては表記がないので気がつかないが、実はドライグリップを犠牲にしてあの性能を出しているらしい(って言うと昔のエコタイヤのようなヨレヨレのフニャフニャの腰砕けのように逃げるタイヤを想像しちゃうけど、今のエコタイヤでもそんなのは少ない)。絶対グリップで見ればウェットよりはドライの方が高いので、安全性のボトルネックであるウェットを上げる事は意味があるのだが、ドライに関して思ったよりグリップしてないなーってのが実感なのだ。
ミライースのタイヤ(横浜のブルーアースだったか)はそれでも必要充分なのだが、ミニキャブが履いてるトーヨーのトランパスは暑い時に走ると結構コーナリングで鳴くようになった。別に攻めている訳ではなくて空荷でトラクション不足で小回りしたりするケースなのだが、「おや?」と不思議に思っていたのだ。むしろ温度が低い時の方が鳴かないし、エコタイヤは今の時期の昼間が案外グリップ落ちているかも知れないなというお話。
・明日は朝、収穫、昼に草刈や除草作業を入れて、昼間に荷造りだ。やすめねえ・・・
Posted at 2016/08/14 22:26:52 | |
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2016年08月13日
・昼間の暑さが戻ってきた。昨晩は曇っていて温度が下がらなかったけれど、昼はピーカンに晴れて憎い太陽が戻って来た。そろそろブドウのために水が欲しい、とも思うが、一方で今出している園だと玉がかなり伸びて裂果と思われる腐敗が見られるので、そこまで伸びて欲しくもないという難しいライン。とりあえず明日は少しだけしか要らないので、注文分消化にいそしむ。あ、宅急便の情報はもらえた。潅水しようと思ったら水路が干上がっていた、ピオーネにメリット赤散布は出来たが、散布量が正しいのか分からない。散布濃度は書いてあるけど、量が分からなきゃねえ・・・というか、これで分かる事は「メリット赤には効果があまり期待出来ない」って事だろうな、処方箋になってない書き方している時点でお察し。
・スーパーカーの本を読んでいると、往年のスーパーカーがスーパーカーであった理由はスペックもさることながら、車好きが趣味丸出しで作ったというのがスーパーカーなのかなぁと思ったりする。例えば「レースに勝つ」という目的のために車作るとかだと、どこかビジネス要素が入ってくるし、「純粋に速い」であれば「レーサー作れよ」って話になる。もちろん、レースはレギュレーションがあるので、それを無視出来る公道用の無差別級ファイターが欲しいというのなら分かるけど。なんか今のスーパーカーって「お金持ちのためにやってるビジネス」って感じがするんだよねぇ。
ちょっと意外だったのはガルウィングについて。あれ、見てくれで作っていると思ったが、実は低い車高の車で様々なフレームをよけて乗り込むのに都合が良かったからという理由で作られたらしい。それだったら戦闘機みたいにキャノピー開閉でもいいんじゃないかと思ったら、実際そういう車もあった(OX99)。今はフェラーリも採用しているが、昔はガル=ランボのV12シリーズというお約束があったらしい。今でもベビーランボと呼ばれる安いV12以外のは横開きだとか。そもそもV12に今は実用的な意味はないかんじで、むしろ「面倒で高いから高級やろ」みたいな。
そうそう、先日読んだ本で面白い話が出ていた。車のエンジンというのは単気筒、二気筒、4気筒と来て次はV8になったらしい。直6に長くするより、クランクが短いV8を直4をくっつけて作ったそうな。認識として、V6は直3を斜めにした訳ではなく直6を互い違いにしたという感じだが、その先は直列を斜めにしてくっつけてる。で、そのV型のデメリットとして排気管の集合問題があるのだそうだ。本当ならくっつけたい爆発順序で左右を集合出来ないとか、爆発のタイミングとかなんとか。確かにスバルの水平も排気管の取り回しは汚い。もちろん、それを諦めてツインターボにして左右バンクは別々ってのも多い訳だが、最近になってバンクの中央側に排気させて集合させる手法が出てきたのだそうだ。そうすると排気速度を落とさないまま集合させられる。逆に吸気は外バンク側になるのだそうだが、コロンブスの卵だ。確かに排気管だけ近づけようとVバンクをいじると、バンクが180度超えて逆バンクになるから、そりゃそうなる。
・明日は朝、パックの販売分をちょっと作る。潅水。その後直売に出かけて、多分すぐに終わるので草刈りなりなんなり。パープルが2kg一箱分ぐらいあり、パックの端数もあるので、どこかお世話になった所に持っていって処分したい所。酒屋・食堂らへんか。パープルは先生の所でもいいかも。
Posted at 2016/08/13 22:14:07 | |
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