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暇人ぶぅのブログ一覧

2016年09月16日 イイね!

出荷頑張った・機材修理など・豊洲と築地と森ビルと利権

 ・今日は早朝というか夜からピオーネと巨峰の荷造り、デラは収穫してあったが結局間に合わなかった。ピオーネも私は大粒だと思っていたし、しなびは見られないのだが、重量計ると辛うじて14gらへんなので、出荷基準の玉伸び良き物という基準ギリギリ(14g以上の大粒だと多少色が悪くても等級があがる)。明日からは果物祭りなので、沢山のブドウを出せて良かった。ナイアもパックが全部出せて今年はおしまい。個人的に農家間の取引でブドウを融通。はねだし商品を酒屋や知り合いに配る。1日か2日で全部なくなっていて、ナイアの人気が伺える。

 ・そんなんで荷造りしてたら、梱包機のバンドが終わった。交換してバンド入れたらなぜかヒモを食ってくれなくて、無理するとエラーが出る。前のバンドを通して見たら、やっぱり幅が違うバンドだとガイドの位置を調整する必要があったみたいだ。ところが、そのガイドはアッシで1度外して調整する必要があり、その取り付けボルトがサビてて舐めてしまった。ヘクスで舐めたのは初めてだが、以前からすごいサビだと思っていたので納得。ヘクスの頭をドリルで揉んで外してユニットを取り出し、ボルト単体にしたらちゃんと緩んだ。座面がサビで広がり締結トルクが高すぎた感じ。ボルトを新しい物にしてガイド調整をして、新しいバンドでちゃんと結束出来る事を確認して終了。途中で6㎜近いボルトがスカンッと折れてびっくりした。無理なんかさせてないので、刃が何かを食って衝撃が出たのだろうとは思うが、折れた破片を見たら3,4つにバラバラになっていてさらにびっくり。どこで手に入れたドリルか分からないのだが、多分安い奴だったのだろう。太さで安心していたが、逆に太い方が熱処理がおろそかになるのかも知れない。

 ・そんなこんなで夕方頃にはもう疲れていたが、ワイナリーで今週はシャルドネ樽熟成2014のグラスサーブをやっていたので自転車で行こうとした所、ちょうど知人が軽トラで来てくれて親切にも送ってくれた。ワインはもちろん美味しかったし、ピノノワールの粒を食べるチャンスがあって良かった。ピノ・ノワールは渋くて長期熟成に向く品種なので、粒や皮や種もさぞ渋いのだろうと思って全部食べたのだが、拍子抜けするほど美味しくて食べやすかった。種すら渋くない。粒は見た事もないほど小粒だったので(敢えて言えばリースリングが一番近いサイズ)、果皮の割合が多くて色が出るのだろうが、それにしても皮もパリパリで食べやすい。醸造品種だから水分が多いと言っても程度問題だろこれ。糖度は多分21ちょうどぐらいだと思う。
  で、改めて思ったのは「ピノノワールは軸さら醸造しないとあの味は出ないんじゃないか」という事。赤ワインでは、軸から出るタンニンや青臭さが一種のハーブ臭やスパイシーさとして受け入れられている。全部軸を入れるかと言うと、部分的という人もいるみたいだけど、除梗して醸造すると綺麗になりすぎて物足りないのではないかと思う。今年はかなり栽培条件はいいのだが、糖度はそこまで高く無く、酸は全く感じられないので、このまま醸造するとフルーティーなだけのワインになってしまいそう(想像です、もしかしたらブーケが素晴らしく出る品種かも知れない)。スパークリングならこのままでもいいけどね。
  他に初物の松茸だの、ロッゲンブロードだの、少しいい物を購入。

 ・明日は果物祭、注文もあるので巨峰も取るが、なによりデラを来週で終わらせるべく頑張る。もうね、本当に透き通ったルビー色で、このデラはなかなか食べられない美味しさがある。労賃支払いとか連絡を忘れないようにする、自動車部品受け取る。

 ・豊洲の問題、そもそもあんなの使い物にならないヘボ設計(床の耐荷重、冷房範囲、海水が使えない問題、間口の狭さ)だという情報が出ていたが、小池さんが都知事になって移転中止になってから問題がうようよ出てきた。で、汚染土壌があると東京ガスが言っているのに高い値段で買い取ったり、土壌汚染の専門家が言っている方法を採らず役人が勝手に計画変更を行い、しかも予算はどっかに消えてたり、日本の恥晒しな訳だが、とある所で裏事情を解説していて全部が腑に落ちた。
  まず豊洲単体で見て、なんでこんあ酷い事がまかり通るのだろうと思ったら、本当の移転の目的は「築地再開発」だったそうな。で、あそこから水産業者を追い出して森ビルが新たな複合施設だのビルだの建てたがっているらしい。当然それが自民党の政治家や都議会連中に回っているので共産党以外皆反対しなかった。で、政治家は官僚や役人の天下り先の特殊法人や財団を作って媚びているという利権構造なんだそうだ。その場その場だと入札価格のありえない数値での応札など官製談合とジョイントベンチャーのゼネコンが悪なのだが、裏はオリンピック特需で税金に群がる森元総理なんかがガンなんだそうな(ま、森ビルオーナーが越前屋ポジ)。だから、小池さんが勝つと、そこらへんの不整談合の計画が全部ずれるので都知事選挙で自民党都議は元岩手知事の増田のような、公共事業の申し子のようなのを強く推した訳だ。
  今後のシナリオとしては、小池さんを都議会や民主のみならず自民も失脚させようとしてくるだろう。それで有耶無耶になったり、オリンピック問題が消えてしまったら森喜一郎の勝ち、ゼネコンと都議会の不正を小池知事が指摘してオリンピック前に不信任決議とかやって解散総選挙になれば小池の勝ちって所かな。
Posted at 2016/09/16 18:06:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月15日 イイね!

ピオーネ収穫

 ・通販を活用するようになると困るのが受け取り。全員が出払っている時とか、昼間寝ている間(夜働いているんだからね!)に来られると、再配送になってしまってとても申し訳ないし、資源の無駄使いである。再配送をしない仕組み作りが省資源になるのであれば、それはやらなければならないだろう。うちは戸建て住宅なので、宅配ボックスとかないが、マンションなどだとそういう仕組みもあるそうだし、個人で似たような物を使っている人もいる。ただ、ワイヤーで結びつけるような物はちょっと強度的に不安を感じるけどな。住設では戸建て用ボックスもあるが、おそらくとても高いし、過剰なほど安全対策をしてあるので、ここらへんだとそこまでは不要かなと。
  戸建て宅配ボックスの仕組みとして一番簡単なのは箱置いて中にハンコ置いておく事であろう。実際お中元とか玄関おきっぱとか昔はよくあった。ま、それだとセキュリティーもへったくれもないので業者さんが難色を示すとは思うので、最低限ロックがかかる仕組みを作る必要がある。もしボックスを際限なく大きくするとか家屋に備え付けにするのであれば、それこそ郵便ボックスと同じで片方から入れれば引っ張り出せない仕組みは考えられるが、郵便物は結構大きい物もあるので、へたな侵入経路になってはいけないし、場所塞ぎになってしまうので無し。
  そうすると、普通は空いていて、業者さんがロックだけかけられて、家人が解除出来る種類のロックを考えないといけない。ま、たとえば南京みたいな「ロックする時には鍵はいらない」物を使って、入れたら閉じてもらえばいいだけの話だ。暗証番号方式は、開放状態で暗証番号が漏洩しないタイプの物なら可能。ワイヤータイプだとあれわかっちゃうんだよねぇ。

 ・仕事でナイアのはねだしが12kgぐらいになったのでお裾分けしたらお砂糖2袋に化けた。他は朝スチューベンを出荷、はじめて市況に価格が乗ったが、割と値段が出ていて一安心。まあパックは恐ろしく安いが、2kgはちゃんとした値段と一応言える。巨峰は時々滅茶苦茶脱粒する奴があるが(今年に限った話ではないけど)、そういうの試食してもおいしくてびっくりする。一昨年の干魃の時と同様、歯ごたえや糖度が高く、しかも粒伸びはそこそこあるので、見た目が貧相ではない。そしてピオーネも明日の果物祭りに合わせて収穫したが、こっちは普通に粒伸びが良くて立派だ。しかし、葉っぱに病気が結構出ている。ピオーネは耐病性が弱い品種だとは聞いていたが、まさかボルドーを2度散布してある場所ですらこんな出るとは思わなかった。病気の枝は糖度も上がらなくなるので、そっちを先に収穫。こっちの園にもパープルがあって、こっちでもしなびや粒伸び不良があって「パープルは高温・干魃に弱い」と思ったのだが、味の方はもうこれ葡萄ってレベルじゃないな!巨峰でこの濃縮度は見た目が完全にアウトのしなびだが、パープルだと小粒かな?って程度で歯ごたえもしっかり、全部が濃厚な粒になる。大粒種は収穫も楽だしとても助かる。問題はデラで、不良品は増えているが、案外まともな房も多くて、酸は下がっているが糖度が残っていて、食感も悪くはない。でも、作業は繁雑だし不良品は多いし、収穫していてストレスで気持ち悪くなる。このデラが悪い訳じゃなくて、これまでの失敗が思い出されて身体症状になっているのだろうけれど。幸い2kg品のような大きいのは終わったので、残りはばらっぽく小さいのをパックにしていくだけだから、さほど頭は使わないですむはず。

 ・車関係の部品もこっちで注文する分、工場で注文する分も決まって発注かけた。クラッチ部品なんか1日で届くんだから偉いよねぇ。タイベル関係もヘッドカバーガスケットも安く同梱してもらえるので、予備エンジンを先にいじっておく事が出来そうだ。しかし、この忙しいのにエンジン積み替えで遊んでいると色々また言われそうだな。工場に任せっぱなしにはしたくないし。
Posted at 2016/09/16 03:47:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月14日 イイね!

昨日の日記

 ・ずっと「車の補強バーって丸パイプが多いけれど、角パイプの方がいいんじゃないかな?」と思っていた。断面係数だけ見ると、正方形の角パイプの方が同じ直径の丸パイプより1.7倍前後強くなるからだ。まあ、車の場合サイズだけじゃなくて重量の影響があるので、同じ重量で計算すべきかも知れないけれど、1.27倍なので、やっぱり1.3倍ほど角パイプの方が同じ重量でも強いと言える。しかし、よーく身の回りを見て見ると、一見角パイプにした方が良さそうな物でも丸パイプの物がある。たとえば自転車のフレーム、最近は角パイプ一本の物もあるけど、大抵は丸パイプだし、電柱やアンテナも普通丸い。
  で、調べて見たら、曲げ応力に対しては上記の通りだけれど、座屈強度に関しては角パイプは平面があるため、そこに応力が集中して座屈強度が低いのが一つ。また曲げ応力が平面側にかかると上の計算になるけれど、角っこにかかると弱いのだそうだ。たとえば自転車のダイヤモンドフレームはトラス構造であり、トラス構造は基本的には曲げ応力ではなく引っ張り・圧縮応力で力を受けるし、ヘタに方向性を作って限界ギリギリにすると想定外の横からの力であっさり曲がるという問題があるみたい。柱の類は座屈強度がモロに出るし、もしかしたら風なんかの空力性能の影響もあるかも知れない。
  そう考えると社外品のタワーバーは最近のはアルミパイプもオーバル化していて、角パイプと丸パイプのいいとこどりをしようとしているのが分かるし、3点式にしてトラス構造にしている奴なんかは案外細いパイプでもいけてるなーと感じる。純正でタワーバーついている奴の場合、逃げなどをギリギリでフィッティングできのと、コストダウンと軽量化のため、薄い鉄の太いパイプを使うケースも良く見られる。良く出来ているもんだと感心する。

 ・地元ワイナリーのHPで「ピノノワールの仕込みしました」という情報が出ていた。以前から試作しているのは知っていたが、難しい品種なだけにアイテムとしては販売せず仕込み情報も全然入ってこなかった(私も1度も飲んだ事ない)。でも、今回は樽単位での仕込みにはなるみたいで、いずれはリリースになるみたい。もっとも、ピノノワールは長期熟成に向き、最初はあんま美味しくない(カベソーにある意味似ている)傾向を感じるので、リリースはあと2,3年は待つ事になるんかもなぁ。以前はブルゴーニュの最高級品種として日本各地で試作され期待された品種だが、ワイナリーの経営的に見ても品種の魅力としてみても、かなり微妙で「試作はしたけどレギュラー化すべきか迷う」んじゃないかと思う。
  長期熟成という事はキャッシュフローの悪化や貯蔵施設の増設を意味し、その分のコストを上乗せしないと売れないのでさらなる高価格化になるが、ピノ全般がそこまで高い品種か(もっと言っちゃうと、その値段に見合う美味いワインになるか)と言うと、そうとも思わなくなってきている。もちろん日本で作っている生産者さんの技術の証明であり、それをそしるつもりはないが、世界的に見てもピノが成功している地域というのは限られ、その価格もブルゴーニュのグランクリュのような価格が許されている訳でもない。一言で言うと分かりづらいワインになる。日本でそこまでしてピノを作るとしたら、相当余力がある酒造メーカー(サントリーとかメルシャンとか)か、余程地域的にあっていると言われている所(北海道ですね)、そして小規模ガレージワイナリーとかである。中小はもっと注力すべき品種、ワインがある。その中でやっぱりピノを試作してみる、それはそれでまたとても大事な事だと思う。それで見えてくる地区の特徴もあるだろうし、客層とかも分かるだろう。

 ・どうでもいい模型妄想。マイクロモーターが届いて見ているんだが、やっぱりマイクロモーターは高回転すぎてスケールっぽくない気がする。他の人の作品見ていてもそんな感じだ。あとスイッチオンでいきなり高回転になるのも違和感がある。大抵の場合、ジオラマで離陸なり地上待機状態なので、なおさら。
  たとえば零戦のプロペラの定格回転は1500rpmあたりで、タキシングなら1000以下だろうと思う。しかしマイクロモーターは無負荷だと1万回転近く回ってしまいペラが見えない。あと回転にムラがないよね。ペラの負荷である程度下がるだろうけれど。そこで思ったのだが、ArudnuiのPWMで電圧をパルス的に加えて回転にムラと質感を出せないだろうかと。
  もう一つの問題はやっぱり音で、モーターのチュイーンという音は興ざめ。エンジン音をスピーカーから流して、それをモーター回転と同期させて、たとえば始動シーケンスを一連にして初爆音からゆっくり回す様をやったら面白いんじゃないだろうか。まあ、そうすると、モーターの振動ウェイトある奴を使ってグラグラ動かした方が楽しそうだけど、回転上がるほど振動を下げるという複雑な事をしないといけないので、やるならモーター二機積んで、片方は振動と割り切った方がいいのかもな。
  あと、ありそうで無いのだけれど、古い車のゲームだと路面がベルトで車体固定でハンドル切る物があった。たとえば航空機なり車なりのスケールモデルも、同じ手法で動いているように見せる事って出来ない物だろうか。円谷さんの特撮なんかだとたしか見た気がするんだが。
  もう一つジオラマでやってみたいのは、トヨタプリウスで、コンビニに突っ込ませたり893がベンツとかフーガと一緒に銃撃戦してたり、86あたりとバトルさせてるのを作って見たい。ジオラマなんかじゃなくて、ミニカーでやっとけって話か。

 ・昨日注文したスピーカーがもう届いたのだが、配線だけしてみても全然音がしない。ミライースの方がずっと良く聞こえるぐらいで、インピーダンスの違いとかバッフルの違いとかエージングの違いが考えられるのだが、どうしても気になって、この忙しいのにバッフル切り出してマウント作ってしまった。まずスピーカーの切り欠きを紙に写して、それを切ってから紙に貼り付けて輪郭をペンで書き、今度ジグソーで切り出し。インナーも定規だけで大体の形を書いて切り出し。耳の部分が厄介で、なかなかはまらなかったのだけれど、カッターで修正してなんとか。あとはビスを長いものにしたりしてユニットを配線、固定。
  これで音出しした所、以前より遥かにバランスがいい音になった。純正スコーカーと比べるとまだ若干ハイ下がりだし、紙のレスポンスの柔らかさも感じるけれど、ステレオで聞く分には全然分からない。というか良し悪しで言えば純正はちょっと神経質な感じもするので、モニター的に聞くのでなければコレの方が仕上がりはいい。これで色々な音源を聞くと、同じユーミンでも年代で音の作り込みが変わっているのが分かるし、歌そのものはあんまり上手くないなーとも感じた。これ、紅白とか生音聞くとはっきり分かるんだが、CDだとヘタなんだけどそうは感じない不思議さがある。また、レーベルによる音の違いみたいなのも感じて、「そう言えばユーミンの音って矢井田瞳に似てるな」と思ったら、案の定東芝EMIだった。器用貧乏な所とかも似てる。

 ・仕事はスチューベン出荷、ナイアを注文分なんとか発送出来た。我ながら本当に美味しそうなナイアの詰め合わせが出来て満足。スチューベンはあと少しで終わる。あと、巨峰の注文があり試しに収穫したが、真っ黒になっておりとても美味しかった。重さもまずまず。ただ、時々脱粒が酷い房があるし、バンプもそこそこ見られる。今週末は果物祭りでピオーネと巨峰の出荷要請があるので、明日は巨峰を朝少し取って出荷、明後日分はピオーネとデラかな。
Posted at 2016/09/15 18:30:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月13日 イイね!

ミニキャブのクラッチディスクの怪

 ・積み替えエンジンの交換内容がいくつか決まった。大きな問題としてはキャブレターがやっぱり違っていて、スロットルオフの時にじんわり閉まるパーツ(ダッシュポットと呼ぶ)がうちの年式のにはついていてドナーにはついていない。なのでドナーのキャブを使わないようにしたいらしいが、個人的には今のキャブは清掃したい所。ボルトオンで後から交換出来るならそのままで行きたいが、それなら逆でも可能っちゃ可能。
  それより問題なのはクラッチの形式で、「こんな違うのか!!!」と言いたくなるぐらい巷にはU42T用のクラッチが氾濫していた。メーカーが様々な型番のを乱発して、サードパーティーがそのコンパチを作ったり作らなかったり、そして値段が結構違ったりもするので腹立たしいし、アイシンのは適応がないような話にもなっていてますます混乱する。
  大きく別れるのは1997年(平成9年)の4~6月(資料で違う)。エンジンがMPI化され高出力になった頃、クラッチが別品番になっている。それはまあ分かるんだが、サードパーティーの適応年表が食い違っていて、モデル末期まで適応になってたりする。でもちゃんと違う。ディスクも当然変わっているはずだが、かえてないメーカーもあったりするし、不明な所もある。ほんといい加減だなぁ・・・細かく調整した三菱も本当に必要だったのかは疑わしい。明らかに違う品番が混じってる所などから、納入メーカーが違うという話もあり。という事でリスト

              純正    タクティー  アイシン   EXEDY
 クラッチカバー  MD741588                   MBD060U
            MD731235   V9116-M021
            MR305893         CM-034
   MD731235 MD731294 MD732787 MR232255 MR357164
               →             CM-021
  MR305893 MR477367              CM-034
  MR305893,MR477367      V9116-M034
  MD731235                              MBC557 
  MR305893                              MBC602
   


 ディスク  
            2300A016         DM-064
    MR305894 MR453304 MR483367    DM-064
    MD741588           V9115-M037
    MD731978 MD741588 MR196608 MR741588
    →                        DM-037
     MR196608 MD741588                    MBD060U R 
    MR305894                            MBD080U
 
 スラストベアリング 

                                      RCT2812SA
                       V9125-R001
                       V9125-P002
        MR357926            70143

 なるほど、わからん。一つ分かる事はタクティーの品番はアイシンのそれと末尾が同じなので、おそらくOEなんだろうなという事ぐらいか。でも、どのカタログも適合モデルイヤーがあってるのに、同時に外れているというへんな表記になっている。これが併売していたグレードでの違いなら問題ないのだが、マイナーチェンジで変わっているのに一緒ってのはいかがな物かと。ちなみに、後期はU61系と共通なので、やっぱりエンジン先行搭載なんだろう。
  
  とりあえずカバーから見ると、インジェクション前のは代表純正品番がMD731235でアイシン・タクティーが021、エクゼディが557と呼んでいるタイプだと思われる。モデルチェンジ後は純正がMR305893、アイシンの034,エクゼディの602。ディスクはMD741588が037とMBD060,MR305894が064と080に集約されている感じ。スラストベアリングに至っては何にもわからん。
で、単品注文だと021と037を買えばいいわけだが、021が5800円、037も5800円ぐらい、スライストベアリングは1000円以下なので、セットにしても13000円ぐらいだと思われる。
  ところが、だ。普通はディスクとカバーとベアリングはセット交換なのでキットが存在するのだが、前期型のキットはアイシン・タクティー系列にはなく、エクゼディのみで価格が16000円ぐらいする。後期型だと単品価格は全部500円ほど安いとは言えエクゼディで10000円、アイシンで8500円とかなり安いだけに、セットでアイシンが前期型のを1万円ぐらいで出しててくれるのがもっとも望ましいのだが存在しない。しかも検索すると、過去には前期型も9000円以下で発見でき、これ純粋に値上げだよね。どうやら製造中止部品がすでに含まれているようなので、こればっかりは・・・って感じだ。あとタイベル関係も工場の方で言ってた値段がこっちは工賃だと思ったらパーツ代でそのぐらいで出るみたいなので、そうであれば工場で取りたい所。
  他はプラグコードで、以前からはまりが悪いと思っていたら、あれはオイルでゴムが膨潤した結果らしい。オイルが漏れていたのは事実なので、これも交換しときたい所。幸いこっちは以前より安くなってた。なんでだろ。プラグはすでに準備してあるのでテーパーカットするだけ。ミッションとエンジンオイルも持ち込みなので、ペール缶でSveltを買った。一時期敬遠していたけれど、最近値段が落ち着いたし、悪く言うとその下のエアリークラスとの差があまり無くなった。エアリーは逆にあれベースオイルをグループ3にしてないような感じなので、単純に見劣りするし。あとNNL690も無くなっていたので購入、散財すごい事になってる。クラッチキットは結局エグゼディが安い所で、怪しいサイトではない所から購入。概算だと
 クラッチ14000円、エンジンオイル17000円、プラグコード5000円、プラグ2500円、添加剤12000円なり。トータル5万ぐらいか。LSDも入れたいナァ・・・そうするとホーシングからハブを抜くのでハブベアリングの交換もしたいなぁ・・・

 ・サンバーの印象をミニキャブのリコール作業の時に書いた日記が出てきて、それを読んだら今と全く同じ事が書いてあって笑った。「フロントが曲がらない、CFが出てから重い」「リアが曲がりたがらない」「ホールド甘い」らへん。もしかしたら同じ個体かも知れないな。この時はトラクションの良さは書いているが、しゃくりの問題は書いてないので、あれからマウント類がへたったのかも。乗り比べて見ると、確かにU42Tの方がアクセルのオンオフにリニアに動く。これはロングホイールベースになったU6系でも同じだった。逆にサンバーの場合ホイールベースを旧規格から変えてないショートホイールベースだったそうで、そのためにあんまり過敏にならないように安定に振っているのかも知れない。「そんなのホイールベース延長すりゃいいじゃん」と思うのだが、なんでもホイールベースを伸ばすと直安は出る訳だが、重量配分は逆に悪くなるのだそうだ。いや、元からセンターに重量物が固まっているとか、前後に上手く振り分けてあればいいんだが、RRのように重量物が片方だけに乗っていてホイールベースだけ伸ばすと、よりその傾向が強く出てしまうらしい。

 ・他の仕事は特に無し。注文しておいたスコーカーユニットとマイクロモーターが届いた。マイクロモーターは初期不良が多いと報告されていたので、全数チェックしたが、幸い全部動いた。ただ、動き方が全部違い、中にはブルブルと不整振動したり、回転音がやけに甲高い奴があったりと一定ではなかった。まあ、しょっちゅう使う物じゃないからいいんだけど。ユニットの方はバッフルをMDFから切り出して中間を埋めてやれば良いみたいだ。で、純正のように納めるなら切り欠きまで綺麗にほじってやる必要があるし、適当にやるならボルトを長くして大きく切ってやればいいだけの話だった。もちろん、厳密にはユニットは同一平面におくべきだけどね。不思議なのは、ユニットを9㎜以下のMDFにマウントする時には内径60㎜、それより厚い板だと内径58㎜に端子部分だけ切り欠きをして入れるという指示があった事。
  端子部分に関しては別に疑問はないのだが、厚い方が後ろまでカバーするので振動の抜けが悪くなるから、広げる方向だと思ったが違うのだろうか?でもサイズ的にきっちりなのは58㎜なので、60㎜というのが簡易的に逃げられる限界なので楽が出来るという事だけなのかも知れない。この2㎜の差は端子とマグネットの干渉があるため、半田付けだと全部58㎜+逃げで組めとなっている。あるいは、60㎜だと逃げがない分保持強度が充分という判断なんだろうか?
  とりあえず突っ込んでみた感じだが、正直芳しくない。一つはスピーカー一般に言える事だが、最初は鳴りが良く無い。エッジが硬かったり振動板が分割振動したりエージングが進むまで急速に音が変化する。また、バッフル無しだとミライースの純正にも負けるのだが、それはミライースのはふかし枠のため純正でバッフルがついているような物なので回折が無いのと、車用オーディオは4Ω設計なので8Ωのホームオーディオより電流が多く流れるというのが考えられる。つまりミライースのは他の倍の電流でドライブされているから、相対的に音が出ているのだろう。まあ、うちのは利得も低いので、それも影響しているだろうが。まるで音が出てない感じすらする。こりゃダメだったら車用の4Ωのスピーカーに適当な抵抗かませた方がいいかもなぁ・・・

 ・さて、音源は古いCDを聞いている。実はDS1000ってこんないいスピーカーだったんだと認識を新にしたのは松任谷由実の一連の作品だった。ユーミンの曲は打ち込みでビートがきいていて、中間も上も音が洗練されている。安いスピーカーで聴くとこれがドンシャリに感じられるのだけれど、音をいじりまわして聞きやすくしているけれど、それでいて安っぽくはないっていない。深く聞けば奥に色々入っている楽しさがあって、それを引き出してくれるというのか、積分していった先に音楽があるというのがマルチのハイファイとの相性がいい。一本フルレンジ一発はもっと大まかな結論で「音楽は楽しくきくものだ」と言っておいて、それを実現するために多少の嘘は受け入れているような感じがある。もちろんマルチにはマルチの嘘というか、一つ一つは小さい嘘なんだけど積み重なって逃れられなくなるような嘘はある。マルチは帰納的・積分的でワンウェイは演繹的・微分的と言うのかな、もちろん片方をやっている時にはもう片方が裏で動いているとは思うけれど。
  で、音源的にもユーミンは前者なのだ、私の中では。昔は時代時代でスタイルをかえるユーミンはどこか軽薄ではやりすたりの中にいるように思えたが、その中で器用に泳いでいるユーミンはちゃんと一つの軸はあると今は分かる。荒井由美時代の繊細なエキセントリックさも、中期のメロディアスなJ-POPやエキゾシズムも、後期の少し悟ってしまったような郷愁もいい。で、それらを軽佻浮薄と断じていた私が子供の頃聞いていたのは中島みゆきなのだが、これが今聞くとヘタなんだよなぁ・・・ヘタっていうか不器用か。彼女は軸足がしっかりとフォークソングに取られているので、あんまりバリエーションは無い。音に関して言うと作り込みも何もかも松任谷由実に大きく劣る。それが悪い訳ではもちろん無くて、「あー、今日も中島の姉さんが酔っぱらってくだまいてギターひいてらー」みたいな安心感がある。こっちはどうしようもなく芯が強いので、バリエーション作るとどっか嘘っぱちっぽく聞こえる。これはマルチで細かい部分部分を描き出しても良く無い、ワンウェイでまずは大きく捉える必要があるだろう。

 ・天気は雨がけっこう降った。パープルはまさかはしけやしないだろうが、そうなったらもうあの品種はダメだな。スチューベンは個人的にはあまり感心する出来ではなかった(大房で着色悪い)のだけれど、まあまあのグレードで取ってもらえて良かったというか、直売所に積んであって少し焦る。もっといい物扱って欲しい反面、この時期にこれだけ出している人はあんまりいないからなぁ。病気が出ない保証があればもっと待ちたいし、来年は房作りの時点でもっともっと小さくやっていいだろう。
Posted at 2016/09/14 10:28:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月11日 イイね!

ミニキャブ工場入り・出荷頑張ってる・サンバーTT2

 ・仕事はスチューベンを2kgで40箱近く出した。2kg限定で言えば記録、と言っても巨峰5kgはパックではなくて実質バラなので、そっちの方が出しやすいけど、ともかく頑張った。スチューベンは半分パックを想定していたけれど、400gパックが11箱(概算44kg)、2kgが40箱で80kgと、大体2:1で2キロだった。もっとも、これから選果場でグレード付けられてみないと、あれで良いのか分からんけどね。その後大急ぎでナイアガラを収穫して、すでに組んであった箱分だけはなんとか出荷、あとは注文分が出るかどうかだが、今になってもナイアの注文が追加で来るぐらいである。個人的にはやめたい品種No2なんだけど、直売価格だとそんな悪くはないのでなんとも。あと、とある組合のブドウの注文価格を見たら大体うちの1.5倍ぐらいだった。とくにパープルが超強気で2倍だった。実際地元直売所は戦略的に安くしているだけで、本来あんな値段で出る訳じゃないんだけど、どうしてもその価格を参考にしてしまう。
  その後はとりあえずナイアを収穫して、ミニキャブを工場に入れて、夜寝てないので雨の間寝て、夕方からスチューベンの収穫に出かけた。代車でヘッドライトを積んでなかったので、夕方薄暮になってからの収穫は面倒というか怪しい。それでも残り6ケース程度までは収穫出来たと思う。工場からの連絡で仕様違いのパーツはなんとかなりそうという話だったが、またエンジンオイルとかフィルターとかいらんもんをデフォで入れようとするのと、クラッチ交換をすっごい推される。5万キロの車の使えばいいじゃんと言ってるのに、なんか錆がどうこう言ってうちの車のクラッチを使いたいとか言ってるが、こっちこそ11万キロ無交換で、重い物積んで半クラ使うとジャダが出てる。エンジン好調とか言ってるが、本当に自走して走って来たのか不安になってきた。長期放置って感じではなかったけど・・・正直ドナー車からの提供は安いが工賃はかなり高くトントンになると踏んでたのに、後からメニューを要求されて困る。他にもリコールの点検や対策も受けてないみたいで、これ系列どこから引っ張って来た車なんだろう???リコール対策ってあれ期間とかあるんだろうか?降ろした単品エンジンにも適用されるのかほんと不明。一応市価の2.5倍だったパーツ類に関しては持ち込みでもいいような話になったが、なんかこっちが遠慮しててストレスたまった。リコールの情報も調べてなかったし、忙しい中こんな手間だけかかる作業は申し訳ないが・・・

 ・結局スピーカーユニットはフォステックスのP650という一番安いフルレンジを入れる事にした。ミライースの暫定入れてあれだけ聞こえるんだから、これならいいんちゃう?と。それにしてもオーディオオタはほんと終わってるなぁと某SNSコミュ見て思う。高齢者が多いんだろうけど、文章読まなかったり、思い込みきつかったり、意見ゴリ押しの自分の経済力自慢とかで、そりゃ若い人がオーディオなんて敬遠するわと。
  ちょっとワインで喩えてみると良く分かる。ワインの飲み慣れている人は、ワインというのはサーブの時の状態(温度やグラス、付け合わせ、ビンテージ)や飲む人の好み、体調によって全然違ってくる事が分かっているから、絶対評価でワインの良し悪しはあまりしない。もっと別の喩えを使うなら、短距離走者とハンマー投げ選手を比べて優劣は付けない。同じハンマー投げ選手で競技すれば優劣は出るだろうが、日常生活の中でハンマーをホイホイ投げているのか?って話で、これだって商業的コンペか広告のための企画で分かる話だ。もちろん、良し悪しが無い訳ではないけど、おおよそで言えばニューワールドで1500円、フランスで2500円ぐらい以上で論外のハズレは無い。
  実は昔はワインもオーディオのような曖昧模糊とした評価がまかり通り、愚昧な商業主義が支配していたのだけれど、ニューワールドとオールドワールドを商業的コンペでブラインドテストしたら偉そうな評論家が全員間違った判断を出してしまって一気に垣根が無くなった。あれを「フランス中華主義ざまぁ」と言うのは簡単だし、「アメリカ合理主義の勝利」と言う人もいるだろうけれど、本当に重要なのは素直にそのものに触れて権威主義に陥らず、何より楽しめばいいのだという当たり前の事だったと思う。我々も最近は日本製品が言う程良く無くなっているという事を痛感しているし。
  ワインはそれでもソムリエという資格があり、知識試験と官能試験をクリアした人が導いてくれるのでまだいい(パリテストはどうなんだよ!ってお叱り受けそうですね、すみません)。オーディオはそんな人ほとんど居ないし、特に官能試験(聞く能力)と科学分析力がほとんど相反する物になっているように感じる。例えば、どんな音楽をどんな場所でどう聞くのか、現行のシステム構成がこうでどういう感想を持っているのか、それすら聞かずに○○がいい、××はダメだとかさ・・・そのアドバイザーにどういう資格があるかすら分からんし、低い所から意見されているとしか思えないような情報の欠如があったり。

  さて、うちで一番使っているスピーカーは実はモニターのスピーカーである。一時期PCからサラウンド経由で使っていたし、その方が音ははるかにいいのだが、サラウンドが電気馬鹿食いで電源オフでも入力が止まるだけでアンプがアイドル電力食いまくるので外していた。でも、液晶になってからスペースがなくなってほんと音悪くなったよね。うちのもアンダータイプなんだが、ラジカセ以下の音しかしない。
  さて、ここから外部スピーカーを使う方法だが、一つはPCアウトをアンプに入れて使う方法で、これは前のサラウンドと一緒。サラウンド電源がPCと連動してればまだしも、一々電源切るのも面倒だし、こいつは入力切り替えを毎度失敗するので使いたくない。次はPCスピーカーのようなパワーアンプ内蔵の物を使う方法、安くて手っ取り早いが性能的には不満。となると、パワーアンプに直でアナログ出力を繋げて手持ちのスピーカー(腐るほどある)を繋ぐのが手っ取り早いか。最近のデジタルアンプは消費電力も少ないし音質は結構いいし。最後は物理的にテレビのスピーカーを交換してしまう手もある。実際はエンクロージャーが存在しないので、アンプからの出力をそのまま出して別のスピーカーを駆動させる形になるかと思う。アンプも不要だし電源切り替えも不要、音量調整もリモコンで出来るが、アンプそのものの性能がどうなんかな。

 ・今期アニメはほっとんど見てない。前からの続きでリゼロ、今期からだとNewGame,そして作画が微妙すぎるけどクオリディアコードぐらいだ。で、NewGameは面白おかしく描いているのだが、素で見ると笑えない内容で「いつ歯車がずれて全部が反転するのか」気になってしまう。「くまみこ」が糖質主人公視点で日常が狂って見える事を描いて問題になったが、NewGameはまともな主人公視点で狂った日常が狂って見えてないという真逆ベクトル。多分誰も望まないと言われても、私はNewGameの世界が破綻するのが見たい。先輩SEがリタイヤしてニート化してたり、仲間内でギスギスしだしたり、ゲームが諸事情で発売停止になったり。アイドルアニメでもリアルを追求して酷い内容になった物(ワキガ)とかあったように、あの手の労働アニメも本当の事を書くべきじゃなかろうか。

 ・ミニキャブが検査のため入庫したので、代車でTT2サンバーを借りている。4WDの5MT(EL付き)のNAである。以前もサンバーを借りて、思ったよりパンチがないなと感じていたが、この車はエンジンはアタリみたいでかなり瞬発力があるし、トルクも充分すぎるほどある。厚いというより、粘る。が、足回りを中心にかなりへたりが見られ調子が良くなく、それと関係あるのか期待したような走りはしてくれなかった。
  サンバーと言えばRR,RRと言えばトラクション、その通りである。確かに直進発進だとトラクションの係りが良くて気持ちよく加速してくれる。しかし、逆を返すとトラクションがマイナス方向でもかかりすぎる。定常運転でエンジンがしゃくるのだ。マウントが動いてるのか、エンジン自体の特性か分からないが、軽いエンブレと加速を繰り返す感じで5速でもギクシャクする。4発の回転馬力を狙ってクロス気味なのも影響しているだろう。ちょっとした凹凸でも何かが派手に暴れている音がするので、ラックなりアームなりのブッシュかジョイントにガタが出ていると思われる。ドライブシャフトブーツは新しいっぽいので、そこらへん見た上でコレだとアームの基部側かボールジョイント(ナックルの)。
  ステアリングはタイヤがスタッドレスな事もあるのかノンパワなのに感触は特に良く無く、切るのにえらい力がいる。サンバーはRRだからフロントが軽いのは事実だろうが、車検証を見るとフロント430kg、リア340kgのトータル770kgもある。うちのU42Tは710kgなので60kgも前が重く、新規格なのでなおさらフロントオーバーハングが長い。55:45ぐらいではあるが、人間がかなり前に乗るので、80kgが一人乗るともう少し悪くはなるだろう。ハナの入りはU42Tのほうがはるかに軽快である。ミニキャブが手前から少しずつ舵を足して姿勢を作るとしたら、サンバーは何も考えずコーナーのクリップ直前でアクセル抜いてハンドル切った方が曲がる。ともかく、1発目でどんだけ舵を切り込めるかなんだが、ノンパワーでロックトゥロックが長いのか、結構回さないといけない(据え切りも辛うじて出来るほど)。あるいはスタッドレスのホイールのオフセットが悪いのかなぁ?ノンパワの車はオフセットが違ってスクラブ半径が大きくなるとてきめんにハンドル重くなるから。
  でもRRなのは立ち上がり!と思ったのだが、このサンバ-、立ち上がりで踏んでもアンダーステアが出て外に直行してしまう。つまり徹頭徹尾アンダーなのだ。安心してRRに乗れるのを裏返すと、RRの特性を押さえてしまう事になるが、ここまでアンダーだと車任せで曲がるの待ってるだけのえらい詰まらない感じになってしまう。トラクションだけに関して言えば重量がリアにあるんだからしっかりかかっているのは間違いない。しかし、踏んで曲がるためにはもう一つ、リアサスのジオメトリーとかそういう物に工夫が必要だったのではないだろうか(あるいは、この車のアライメントがおかしくなっているか)。過積載上等のサンバーのリアの足が弱いとは考えづらいので、考えられるとしたらトーインを強くつけてリアが外に行ってしまっているのかも。サンバーのリアサスはセミトレなので、ストロークするとキャンバーがつきつつトーインになるので、安定ではあるが回り込む感じはない。それよりトラクションのありがたさを感じるのは実は坂道の後退、軽トラは坂道の後退が苦手で、簡単にホイルスピンしてしまう。4WDに入れないと戻れないので、2WDは使い物にならないのだが、サンバーだと2WDでも結構下がってくれる。
シートは広くてゆったりとしているし、低いので乗り降りが楽なのだが(腹下にエンジンがないため)、ドラポジに関しては案外違和感があった。うちのはセミバケ入れているってのもあるのだろうけれど、ホールド性が無いのはともかく、ペダル位置に疑問がある。何より、ステアリングシャフトがクラッチのすぐ近くにあり、その基部に無駄な盛り上がりがあるため、長靴で運転しているとクラッチを踏み込む時にカカトがあたってしまい操作しづらい。カカトが上がらないぐらいシートを下げて足をまっすぐに投げ出すようにすると(サンバーはそれが出来るぐらいキャビンが広い)、クラッチストロークの最後の方が遠くなるし、アクセルなども遠くなる。乗用車のようにクラッチをカカト支点であおるように踏むのではなく、トラックのように上から踏み込むような使い方を想定しているんじゃなかろうか。 
  視界はとても良好で、座席位置が低いはずなのに見通しはかなり長い。ミラー類はやや小さいかも知れないが、グラスエリアが広く四角いので距離感は使い見やすい。ミラーは連続変化曲面だそうで、結構歪んで見えるが死角は少ない。ライトはこれ結構暗い感じがする。色温度が低いのでバルブか電圧の問題だろうか。そういえばスピードメーターも40kmあたりでハンチングしていた。
   ブレーキは特にテストしてないので分からないが、まあ不可はないかな。ミニキャブはつんのめるとノーズダイブどころか後輪浮くらしいけれど、そこまでやらない場合にサンバーもミニキャブもそんな違いは感じない。その手前の小さい速度調整やコーナーの荷重移動だと、ミニキャブの方が動きが大きい分調整しやすい。逆にサンバーはとても安定している。

  総合として、昔はRRに絶対的なアドバンテージがあっただろうけど、FRモデルが着実に改良されて価値が見いだしづらい気がした。トラクション関係は4WD化で実用上どうとでもなるし、むしろ横置きのデメリットを感じる。RR特性を安定させたため、通常アンダーが大きい。静粛性は確かに高かったが、一方でマニュアルで運転しているとエンジン音を結構頼りにしていたんだなと気付かされる。反応が遠くて運転している実感が薄いのだ。というか、老人の乗っているサンバーはエンジン回しすぎでクラッチミートとかしているのだが、あれってエンジンのレスポンスが感じられなくて不安があるんじゃないだろうか?だからクラッチあんな滑るんじゃ。実際は充分トルクはあるので、ミニキャブの感じで繋ぐと全然エンジンは回してないので無音に近い。たとえば現行ハイゼットあたりは、コンサバな作りだが、日常的には充分静粛だし乗った違和感はミニキャブからだとさほど感じなかった。新車だったんだから割り引く必要はあるが・・・もしかしたら、サンバーも旧規格の頃の方がRRっぽい動きをしてくれるかも知れないけれど、あっちもほんと古いよなぁ。
 
 ・明日は雨の予報だが今晩は注文のナイア仕上げて、スチューベンと両方出せるようにする。ノバエースかっとけば良かった。明後日は休みなので収穫は無理にする必要はないが、雨上がりだからやるとしたら大粒種、パープル苗の残りやるか。


Posted at 2016/09/12 21:08:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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