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暇人ぶぅのブログ一覧

2017年01月06日 イイね!

スチューベン剪定終わり・飯テロDVD

 ・仕事はスチューベンの剪定ほぼ終わり、あとは棚下線張らないと出来ない場所なので後日。あとは巨峰園で剪定してたが、スチューベン触ったからか大分スムースに出来るようになって進んだ。今年は枝が切りやすくて、片刃のラチェットもないようなのでスパスパ切れてる。

 ・ソーラーパネルの発電量は相変わらず低い感じがする。AC型につけるWメーターで見ても100Wほど使っていて充電電圧は下がっている。インバーター効率80%でも120W程度のはずだしバッテリーは並列状態だから充電ロスは無視してコントローラー効率を90%(MPPTとしては控え目な数字)と考えても130Wいくかどうか。逆にコントローラーの4Aを27Vで計算した数字が大体そんな感じかな。

 ・昨晩は北海道ワインのDVDを見ていたら、めっさ美味しそうな食べ物が並んでいて飯テロ回だった。つまり、いい番組だったという事で、有名タレント呼んでスタジオでレストランをやるのもいいけれど、ロケやって現地グルメを食べる方が空腹を刺激される。ワイナリーは大手から小さい所までやっていて、個人的には北海道は大規模ワイナリーの方に魅力を感じた。本州だとマイクロワイナリーとかガレージワイナリー的なカルトタイプはそれなりに魅力があるが、北海道だとスケールメリットや大規模に売るにはどうするかみたいな次元の違う、言ってみればフランスのボルドー的な志向がある。あとは品種かなぁ、山ブドウ系を否定する訳じゃないけれど、あれ連続は結構辛いぞ。ラベルも注目していたが、センスがいいのも悪いのもごちゃ混ぜな気がする。詰まる所、北海道はワインの勢いがある分、結構当たり外れが出そうだなという印象。あとは就農希望者と就農している側との表情の差が気になった。北海道、と一言で言っているが実際はかなり広いので、旅行で回るのはセレクトが問題だったが、今回の番組でどこに行きたいか具体的に決まったのはいいんだが、いかんせん今から行ったら冬期休業中だろうな。

 ・体温低かったのは風呂と筋トレで解消した。体温低いと免疫力落ちると言うし、コア温度って意外と上がらないんだよね。久々に汗が出てすっきりした。筋トレは腰の具合はかなり良くて一安心だった。スクワットやってたら、やけに腰に負荷というか荷重がかかるなーと感じて、やっと腰ベルトしてない事に気がついた。逆に言えばベルトなくてもやれる程度になっているんだなと。デッドリフトも出来ているし、順調。逆にダメなのは肩で、左肩はベンチプレスしてても40kmあたりですでにかなり痛みがある。肩上げて作業するから仕方ないんだけど、トレーニングで関節保護の筋肉を付けてやりたい。

 ・グラスホッパーは大分走りをイメージして操縦出来るようになってきた。今はラジコンでもオンボード映像をバイザー型モニターに伝送してFPV(FirstPersonView?)も出来るようになっているし、マルチコプターレースなんかだと操縦者が見えない場所も飛ぶので必須なんだけど、カーモデルの場合でもイメージとして自分が乗っている感覚が段々発達してくるのが面白い。あとは意外とリアが滑っている事が分かった。砂が浮き気味の所だとオーバーステアで曲がれるのに、綺麗な所だとアンダーとかね。バッテリーは冬眠から醒めたのか本当にいくらでも走れてしまうのが怖い。人間の方が棒立ちで疲れるぐらいだ。
  さて、もう一つ倉庫にある方のラジコンの具合はどうかなと(というかTT01があるはずなのでそれも探している)調べて見た。HPIというメーカーのビッグフット・モンスタートラック系のGPマシンという事は分かっているが、どのぐらいダメージがあるのかなと。で、見たら結構ダメージが入っていた。HPIは世界的な展開をしているが、日本は撤退したとも聞くし、パーツ手に入るのか調べるためにも製品を知りたいのだが、何にも書いてない。分かる事は「ビッグフット」「紫色のアルマイトパーツがダンパーやエンジンに使われている」「ダンパーは8本で、フロントは折れ曲がっているのが多い」ってな所。で、HPIのモンスタートラック系はサベージというのが有名らしく、おそらくその系列であろう事は分かった(バージョンが多数ある。ちなみに10万円前後)。で、ダンパーに関しては互換品っぽいのが沢山あるので純正にこだわらなければ探せそうだ。他にターンバックルも折れてるが、アッシで探す事も出来そう。説明書やパーツリストを見るより現物で拾っていってアマゾンで探した方がよさげ。あとはエンジン関係が生きているのかどうかと、プロポ関係や駆動系がどうなっているか。しかし現状他の仕事もあるし、別にGPのモンスタートラックに思い入れも何もないので余程暇じゃなきゃ優先順位は低いかな。スターターどうやるかと思ったら外部始動セルだった。本格的すぎるわ。

 ・二号戦車はほぼ素組は終わった。ジャッキやスコップ類などデザートイエローではない色のパーツを外してある。銃身だが、20㎜機関銃はデザートイエローでMG34がガンメタのようなので、これも後から接着。分からないのはライト関係かな。箱あけた時から気がついて居た事ではあるが、この二号戦車に入っている歩兵はかなり大きい。というか多分二号戦車が小さい。全長4,8m、全高1.9mはおおよそだが現行ハイエースやランクルと同じ、戦車なので横幅は20cmほど広くて2.2mあるけど、全高1.9mのうち二号戦車は1/3は砲塔である。こう考えるとテロ組織や民兵がランクルあたりに機関砲乗せて運用しているのはサイズ的には二号戦車より大きいとさえ言える。まあ元から二号はマメタンだったからなぁ。あそこに武装や装甲込みで3人が乗るんだから居住性はそんなに良く無かっただろうと思う。

 ・今日はホウレンソウを二把茹でてハムと味塩胡椒で絡めて食べてる。薪ストーブの窓ガラスは時々清掃して綺麗にしてやると気持ちいい。
Posted at 2017/01/06 20:32:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年01月05日 イイね!

昼寒し・

 ・畑仕事はスチューベン園の剪定続き、大分トラカミや食入害虫が目立つ。またボーボーに伸びた徒長枝も多い。一方で弱くて欠損した基部も結構ある。特に一番下で太いのに成績が悪い木の根本確認したら虫にがっつり入られてたorz。夕方は色々買い出し、長靴を簡易型ビーンブーツみたいなので更新した。防寒性はかなり高そう。昼間は風もあり寒くて、帰宅後なんだか底冷えに感じる。温度はそんな低くはないはずなので風呂で暖まろう。

 ・接ぎ木はトップジンMコートをしておいた。あとはフレッシュボックスにどうやって入れるか。ビニール袋に水苔に包んで入れて、水を張ったフレッシュボックスに入れようかとは思っているが、ヒーターの熱がちゃんと回ってくれるのかが問題。断熱が水槽とは桁違いだから多分そんな対流がなくても電熱だけで平気だろうとは思うけれど。また古いフレッシュボックスでやろうかと思っていたけれど、蓋がないので、蓋作る事考えたら新しいボックスでやった方がいいのかな?とは思う。古い奴はどのみちソーラークッカー用と思っていたし。ガラスの二重蓋はほぼ出来たけど、今の時期ソーラーじゃなくて薪があるので出番無し。

 ・渡り廊下に通じるドアのガラスにプラダン貼り付けたらまた暖かくなった。前前からこんな所ガラスにしやがって!と思っては居たのだけれど、やっぱり相当な寒さだったというか、渡り廊下が断熱全く出来てない事が分かって笑う。ペアガラスの大きな引き戸とかあるけど、壁は素通しなんじゃないかな。もう1個のドアも改良しようか検討中、フラッシュ構造なので分解するのは簡単なんだけど、木目の化粧合板が結構高い割に微妙なんだよな。ともかく言いたい事は「家の中の仕切にガラスは使うな」という事。重い、割れる、寒い、良いことない。

 ・剪定ハサミを先日のリポで動かしてみた。適当にコネクターつけただけだが、回路等いらずに動いた。あとはどれだけ稼働時間があるかどうかなのと、スロットインコネクターをどう自作するか。合板を積層してスリットをつけ、折り金具でも端子にしようかと思っている。

 ・猫がまた大きくなってる。家出してすこし小さくなったと思っていたが、逆にフッサフサになって体も幾分大きくなった気がする。人の前だと小さく丸まっているから気付きづらいし、野良で遠出してくるのは本当に化け物みたいに大きいので比較しちゃうと普通だが、雄猫だなぁってサイズだ。甘噛みされていると時々「こいつ本気で噛まれたら指とぶんちゃうか?」って思う。

 ・地元新聞に地元企業のピボットが「みんカラ」のパーツ部門で3年連続一位を取ったとか報道されていてびっくり。そうだったのか。ピボットは岡田神社の参道の脇にあって、最近も社屋が綺麗になっているのを見たばかり、きっと売れているのだろう、良い事だ。ただ、うちの車にはアクセルコントロールを付けるような端子も、燃費を測れるインジェクションも、回転を取るタコメーターもついてないので当分は縁が無さそう。

 ・同じく県内新聞、昨年の交通事故死者は121名というのの下に「登山の死亡事故は43名」ってなっていた。この121名というのは通常よりかなり多い数字で平年は100ぐらいだそうなので、登山死者は交通事故の1/3~2/5程度という驚きの高さになる。しかも交通事故は生活圏で高齢者も巻き込まれているのに対し、登山は非生活圏で健常者が主体的に落っこちているんだからたまらないわな。まあ全国的に見て登山のメッカではあるので事故が集中してしまうのは分かるが、地元民だけじゃないのでいい迷惑ではある(でも観光収入でもあるか)。検索したら登山人口は860万人ぐらいで、似たような数字である野球サッカーバスケ自転車らへんの年間死者が5人に対して登山は400人だそうだ。人数は1200万人いるゴルフ人口では200人と登山に次いで多いが、これは高齢者がプレー中に心不全おこすんだそうで。そう言えばゴルフ場が率先してAED入れてたのはコレか。
  ただ、夏場に登山ルートをちゃんとした装備で登っていて死ぬという事は滅多に無い、と思う。余程無理な計画を立ててバランス崩して落下するか落石に当たるか程度だ。そう考えると危険なルートや冬期登山、あるいは軽装で準備不足という二つのケースが考えられる。後者も同情の余地は少ないが、前者は確信犯な訳で、美談にしたがる傾向も感じるけど、ほんと意味がない事やって世間に迷惑かけてろくでもない趣味だなと思う。そう言えば山小屋に居た頃、山小屋の古参従業員が植村直己をすっごい嫌っていると聞いた。今調べたら昭和53年に北鎌尾根の遭難者を救助に来たバートルV107が山小屋におっこちたとある。ヘリは固定翼機よりはるかに高度制限が厳しく、飛んでるだけなら3000mは結構きつい。実用上限あh5800mで地面があれば対地効果で上がるらしいんだけど、ホバリング限界が3300mあたり、当然だが荷物積んでればそれも厳しくなる。なので荷物上げてるのはSA315ラマってフランスの機体で、高度記録12000mという記録を未だ持っているすごい機体だ。通常だと1t程度のペイロードがあり、乗員2名と120kgの燃料積んで高度7500mで離着陸してみせたという記録もウィキにある・・・んだが7500mのヒマラヤの場所ってどこなんだろうね。話戻して、何故植村直己を嫌っているのか関係が分からんが、彼が呼んだとかなんとか聞いた。もちろん植村さんが遭難した訳じゃないんだろう、あるいは航空救助とかそこらへんの助言したとかかも知れない。ただ、世界的に有名な冒険登山家でも死亡したりするのはレースと似ているかも知れないし、個人的には素人に真似してほしくないなと。

 ・2号戦車作っているが、思っていたよりずっと難易度が高かった。誰だよ、こんなの簡単とか言ってたの・・・細かいパーツが特に噛み合わせる部品もなく接着剤止めとか指示されてて、ピンセットでやっと貼り付けていくんだけど綺麗に止まらないうちに接着剤乾くみたいな感じだった。またパーツのバリ取りがイマイチ上手くいかない。ホイールとかさ、なんで側面にライナー来るんだろうね。丸く切るのは難しいから裏面にでもすりゃいいのに。あとはセメダインの接着剤が妙に垂れて使いづらいのでタミヤのを買ってきた。まあ長期保存の影響もあるかとは思う。部品の欠落もなく組めているのは良しとしよう。今回は砲身やマフラーに穴も掘ってみたが、ピンでセンターを出しておけばピンバイスでもドリルでも穴はあく。しかしスケール的には20㎜機銃の1/35は0.6㎜あたりのはずだが、それだと全然銃口に見えない。プラだからなのか砲身全体が太いのか、高射砲砲身はそんな物なのか分からないが、見栄え重視で1㎜(スケール換算35㎜)にしておいた。0,5㎜のバイスだと同軸機銃のMG34、7.92㎜機銃(スケール通りだと0.2㎜ちょい)がちょうどいい感じ。もっともMG34はマズルがラッパ状なので、オーバースケールでも間違いではなさそう。それにしてもMG34ってあちこち使われているんだなと感心した。確かに対人機銃として車載されていたのは知っていたが、車載型はMG34Tと言うモデルで歩兵用とは色々違うらしい。銃身が分厚く放熱ジャケットも穴が少なく、当然だが銃床はついてないんだけど、外せば普通の物が使えるそうだ。塗装は後からでいいと言われたが、確認してみると銃身は当然ながらガンメタルだし、予備履帯も黒だろうし、やっぱり塗り分けはある程度やってから組んだ方が良さそうだ。
Posted at 2017/01/05 22:41:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年01月04日 イイね!

セプテットの舞じゃぁ!・接ぎ木の研究

 ・昨日の東方M1グランプリのネタがツボにはまって仕事中に思い出す。ああいうシュールなの、嫌いじゃないぜ。

 ・接ぎ木の技術で島根県だかの農業試験場が面白い方法を開発していた。それは穂木だけじゃなく全部をパラフィンテープ(メデール)で巻いてしまうという物。どういうメリットがあるかと言うと、普通なら加温過湿管理が必要なのだが、こいつはこのままロックウールに直刺して管理すれば癒合活着するのだそうだ。発根に関しては私も100%に近い成果が出ているのでいいとして、問題は癒合の方だ。これまでの結果から癒合の生理活性が出ないまま(要はカルス成長しない)台木だけで発芽発根してしまうのが問題なのね。じゃあ台木を芽欠きしておけば癒合するわけでもないのだけれど。で、農試のいい分は「表面からの蒸散を完全に抑える事で癒合が進む」という物で、確かに加温しない場合でもパラフィンテープ全巻きは有効ではあると思う。少なくとも穂木を全体巻くのは良さそう。良さそうだが、パラフィンテープって結構高いし巻き付けるの面倒なので、確実なのかテストしてみないとなんとも。また加温も今年試すので、加温で活着するならわざわざ全部パラフィンでやる必要もないと思っている。もう一つはパラフィンではない蒸散防止で、これはトップジンMで実際やっている事なので、病気防止と蒸散防止を同時にやってしまうのも手かなと。ただトップジンMは木工ボンドなので常時湿っている環境だとおそらく剥離しやすいのがどうなるか。これで効果があれば木工ボンドでもいけるはずなのでコストは恐ろしく安く出来るはず。そうそう、ダメな方法としてはパラフィンは私はあれダメだと思う。強度が低く追随性が無く作業性が悪い。パラフィンテープがない頃なら分かるが、今あれをやる意味はないと思う。よほど低温融解の物ならあるいは上の蒸散防止にも使えるだろうが、大抵のは芽が煮えそう。
  加温の方はフレッシュボックス(トロ箱)に電熱ヒーターを突っ込むやり方になりそう。その中に水とヒーター入れて接ぎ木は浮かせて水苔まきまきかな。

 ・グラスホッパーは今日はなんでかしらんが4回も横転してしまった。舗装路ですら横転するスタビリティーは380モーターでもスリリングさを味わえる。ターンより高速でのレーンチェンジ程度の動きで転びやすい。それにしてもモーターもアンプも全く発熱してないのはどういう事だろうか。ステアリング操作だが、私は曲げる方は人力で曲げるが、戻すのはステアリングに任せてしまう事が多い。その都度指を放すので時々ニュートラルが分からなくなる。でもずっと握っているとなんか戻すのが遅くなりがち。多分握りっぱなしが正しいとは思うのだが、どうなんだろう。あとは目標がないのでダレる。タイム取るとか無理だからなぁ。そういえばストップウォッチに光電管組み合わせて自作する物があったはずだけど・・・

 ・仕事はスチューベンの剪定、所々間柱が高くて疲れる。基本棚というのは下がってくる物だが、稀に上がる物がある。もちろん自分で上がる事は滅多に無く、地面が下がるのだ。地面が下がるなんて普通はなさそうだけれど、前の園主さんが地面に剪定枝を埋めるタイプだったりすると、結構そこが下がったりする。棚下枝の切り替えがちょこちょこあって、引っ張ってくるのが面倒だったりするし、ここは棚下枝が枯れ込む事が多くて困る。短梢は元から樹勢が弱くなりやすい欠点を抱えているが、スチューベンは特に芽座が簡単に死んでしまいやすい。強い所はとことん強いのに、弱い所に配分出来ないというか、ともかく”立ちが強い”。そう考えると、やっぱり短梢は4倍体の技術か、って気もするし、スチューベンなら平地でなおかつ樹冠を極力小さくするのがコツかと思う。うちの園は一番低い所から弱りだしているのが困るのだが。あと、毎年風で転ぶので、今年は出来ればネット張りたいし、棚下線追加したい所もある。それ以前に今年シャイン定植する所の棚下線が最優先だが。

 ・電動剪定ハサミ用に14.4V系のリポバッテリーが欲しかった。一応ステップアップコンバーターで12Vのシールドバッテリーを流用していたが、なにせ重いし、コンバーターで14.4Vにしておいても放電で電圧がドロップするとハサミが停止してしまう。コンバーターはレギュレーターじゃないので、安定電圧で設定すると今度高すぎるし。ハサミの元のバッテリーは4200mAhだが、そのクラスとなると日立になってしまうがおっそろしく高いしコネクターが特殊なので却下、マキタも新型はややこしいらしいが旧型は多分使える。でも高い。で、サードパーティーというかオリジナルブランドで安いのが共用バッテリー戦略で売るカインズとD2(中身は高儀って噂あり、とすればアースマンと同じ?)。カインズは電極がブラック&デッカー方式で、コネクターを作るのが面倒なのでD2の物で検討してみた。一応他のも比較

          バッテリー充電器   バッテリセル
マキタ      6000円ぐらい      11250円/3Ah
                        14000円/6Ah
                        4500円/3Ah 社外品
カインズ     1780円        3480円/1.3Ah

D2        1980円        3480円/1,3Ah

  マキタは論外に高いんだが、セル容量と信頼性から使用頻度が高いなら充分ペイするのが分かる。電池容量で割れば安物と同等(特に6Ahの)。しかし充電器たっかいなー。まあホームセンターモデルは1.3Ahで40分ぐらいなので、マキタの6Ahだと3時間半ぐらいかかってしまうか。これで流用出来なかったら痛すぎる。と思っていたら新春初売りでコンボセットで「インパクト」「掃除機」「バッテリーと充電器」のキットがかなり安く売られていた。インパクトは一応12V系で持ってるし、私はあれあんま好きじゃないんだけど、掃除機はコードレスのが欲しかったので結局買ってしまった。バッテリーには+マイナスも表記されているので、おそらく簡単にテストはできるだろう。あと、この端子形状はマキタの旧型にそっくりである。まさかポン付けは出来ないだろうが、上手くいけば大容量のマキタのバッテリーの互換品あたりが運用できるんじゃないかとか悪い事考えている。今のマキタのは放電しすぎて加熱するのを検知する機能がついているので、その保護回路次第かな。各ユニットでの感想だが、掃除機は強力だがダストカップというかトラップの構造が弱いし、全体的な作りも悪い。まあコードレスとしては優秀だがACあるならあんまりって感じ、インパクトもコンパクトなDIYモデルと言った感じがするが、軽くて取り回しはいい。
Posted at 2017/01/04 23:24:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年01月03日 イイね!

グラスホッパー続き・接ぎ木作業



 ・今日は朝寒いと思ったら雪が積もっていた。雪が降る日は暖かいとは言うが、うっすらと積もると逆のようだ。水蒸気が凍る時は潜熱が凝固熱という形で放出されるため温度が上がる訳だが、量が少ないとそれが少ない。だから内陸性気候はより北の海洋性気候より寒いのかも知れない。逆に薪ストーブでヤカンをかけていると感じるのは気化熱で熱捨ててるなぁという所。特に断熱が悪い家だと凝固熱として結露って形で現れるので最悪だ。うちは幸い内気燃焼をやめてから結露は窓でもほぼ発生しなくなっているが、実家は中途半端にセントラル化して結局販社ストーブに戻っているので、あの水分がどこに消えているかと思うとガクブル。木が多いから吸っているのはあるんだろうけど、人が来てセントラル稼働させている時は妙にモワッとしているのはそれか。
  今日の料理はクリームシチュー、ニンニクを上手く使うとコクが出る。今回は鶏肉が旨く出来てくれた。ほんとわからん。昼間から長く炊いていたので室温がコンスタントに高くて安定している。ちょこちょこと太い枝をそのままくべて熾火で暖まる。また、長かった薪をストーブに入るサイズにチェンソーで切って置いた。チェンソー台じゃなかったので薪が回って面倒だった。

 ・グラスホッパーの不具合解消、まずステアリングサーボのトリムニュートラルについて。うちのプロポはトリムが右一杯で切ってあったのだが、その状態だとサーボもニュートラルなんだけれど、トリムをセンターにすると当然ステアリングは切れた状態で止まってしまう。現状センターは出ているのでトリムなんて無かった事にしてもいいのだけれど、気持ち悪いのでセンターを出そうとしたら面倒な事になった。デジタルサーボだからなのか違うのか、電源落とすとサーボは自分のニュートラルの位置に戻ってしまうので、電源入れてないとプロポのニュートラルが出ない。電源切るとステアリング切った状態で止まる、なんか気持ち悪い。まあ、なんとかそこらへん割り切って取り付けなおし、あってないビスもサイズ上げて調整、配線も少しまとめて絡まりづらくしてみた。バッテリーコネクターも合いやすくしたけれど、まだまだ渋いので取り付け面倒。
  さて、調整後走らせて来たのだが、見た目微妙なトリムだが、本当に大きな影響があって、しっかり真っ直ぐ走るというのがいかに大事か教えてくれる。バッテリーの持ちは更に良くなっていて、20分以上走らせられた。さすがに今の時期の夕方は寒いので切り上げたけど、アンプもモーターもさほど発熱してない感じ。小回りは大分上手くなって、アクセルオフでくるっと回らせる事は自由になった。ただ、回った後ニュートラルに戻してアクセル入れて所定のラインに入れるのが難しい。得に左回りはドライバー側になるので、どうしても戻すのが遅れる。離れると見づらいし、近いと視界に車とコーナー両方が収まらない。またブレーキも使ってみたが、車体がその場でスピンするので面白いけど使わないかなコレ。もっと難しいのは大きなRのコーナーやスラローム。基本2WDのラジコンは直線で細かい修正は苦手で、コーナーで一発で決める方が綺麗に決まる気がする。大きなRだと4WDはフロントも多少巻き込むのでニュートラルステアに近いのだけれど、2WDだとパワーオンだと少しずつ逃げる。もう一つ、路面のギャップを拾って進路が乱れやすいかな。スラロームは言うまでもなくステアとハンドルの協調が大事なので難しい事難しい事。いっそハーフアクセルでステアだけで走った方が速いぐらいである。いずれステップアップしてアクセルも操作したい感じだ。

 ・新年っぽい動画で東方M1グランプリ11回大会があった。これぐらいしか新年関係ないなー、とか思いつつ見たんだが優勝あれレギュレーション違反だろ、むせたわ。しっかし東方は根強いねぇ。笑い自体はマシなのもあるけれど、そもそも漫才自体が尻すぼみというかそこまで笑えなくなっている気がする。別に東方が悪い訳じゃないけど。

 ・年末年始の株価の話見ていて思ったんだけどさ・・・株価っていらなくね?いやいや、株式までは否定しないんだけど、株価と景気が全くリンクしなくなってきていると思うの。政府与党は政策で株価が良くなった=景気が良くなったという一本調子だし、株価が景気に与える影響はある程度は認める。暴落時には前のサブプライもローンみたいになるからな。でも今年は株価が良かったと言うけれど、景気はどん底という感が否めない。悪い方の下ブレリスクだけあって、上昇や適価というのが見いだせない。何故か?
  1:今の株価上昇は金融政策やらカンフル剤うちまくっての演出なので、実際の価値がない。
  2:株価と景気には関連がない。簡単に言うとトリクルダウン理論に近いから。
  3;株価と連結決算と為替相場

  1はまあ良く言われている事なのだが、作り笑いでも笑いみたいな理論が完全に破綻している。株価が上がれば景気が上向くから財政出動やってるのに、景気が上がらないなら株価つり上げる意味がない。まあ終わり無きマネーゲームに付き合わされている側面もあるだろうけど、極端に言えばマネーゲームに別れを告げて固定相場や調停価格にしてしまって投資家閉め出した方が実はいいんじゃないか理論。という事で本題の2、株価が上がると企業の財務状態が良くなり資金調達もしやすくなって事業が拡大、景気上昇というのがシンプルな株価の話だと思う。でも本当だろうか?それって「景気が上向いている時にのみ当てはまる状態」であり、もっと言うなら「景気という経済現象があったときに観測される付帯現象で、その逆では間違ってもない」ではないだろうか。つまり「株価を上げたから景気が良くなる」じゃなくて「景気が良いから株価が上がる」んである。鶏と卵みたいな話だが、結構重要な順番だと思う。作られた株価は景気に寄与しない。
  では、もう少し株価と景気についてプロがどう考えているかと、乖離の原因について探ってみたのが3番。まず株は今は海外関連会社を含めた連結決算で評価される。一方海外の株価は為替変動の影響を受ける。良く「円安円高」で一喜一憂し、どっちが得なのかという話が出る。かつての日本は加工貿易が主体だったから安く原料を仕入れて海外で安く(国内では高く)売りたかった。輸入が安くなるには円安の方がいいが、輸出は円高の方が良くて、まあ加工製品の方が当然高いから「円高」が良かった(適切な範囲で)。一方内需が大きい日本で見れば食品やら半製品やら輸入品が安い方がいいので円安でも良かった。本質としては「どっちもどっち」なんだと思う。しかし連結決算の場合、円高基調だと海外の円建ての株価は低く、円安にした方が株価が「為替上だけ」高く評価される。なので政府与党は円安誘導して株価を高く見せていた訳だけど、当然国内ではほぼ関係ない話なのでメリットは少ない。確かに輸出関連企業や海外展開している企業にはメリットはあったが、それ以上に庶民の生活に直結する物資価格は上がってしまった。簡単に言うと為替操作による株価高の演出は国内の景気と逆の形になる、という事だ。
  そうは言っても輸出企業は業績が伸びるから、いずれ回り回って内需にもメリットがある・・・というのがかつての日本の経済モデルだった。しかし、輸出企業で海外展開している場合、金利がほぼゼロで大多数が貧困化していく成熟から衰退期の市場に出資するメリットは少ない。株価が上がって資金調達出来たら日本で投資するより海外で投資するよね?大企業が金貯めても使わなければ意味がないのだが、雇用含めてあまり回してない。ここはアベノミクスとか言っていた時代の終了の時に明白になったのだけれど、首相は経団連に(税金投入した為替操作や株価浮揚策の見返りとして)賃金や雇用増やせや!とやった訳だが、全然そうならなくてキレてた。まあ、そう見せていただけかも知れないけれど、ここだけはちょっと同情する。なんでか?グローバル企業が日本に投資して安定して見返りがあるのかどうかと言うと、いずれ為替誘導だのは破綻するし少子高齢化で企業重視の施策をした結果購買力が落ちており、将来的に有望な市場がそこにない。日本国内は庶民の税金が増えて将来的にはまだまだ海外の市場の方が人材確保の余裕がある。つまり、金融政策による景気操作は良いところ食いが出来ないばかりか、その資金源である人民を蔑ろにしたツケがそれ以上になって帰ってくるので意味ないのだ。あと、海外市場の企業が資金をどんだけマネーロンダリングだのタックスヘイブンにいれてるのかシラネ。
  一方で株価を放置、為替も放置すると投資家だの金融に群がるシロアリに蚕食されるじゃん!ってのもまあ分かるし、それを嫌って革命おこして国際金融にケンカ売った国はすべからく没落もしている。けど、順序として景気浮揚策があって株価があるのであって、株価操作があって景気が浮揚する訳ではない。そこんとこ間違ってるのが昨今の経済学なんじゃないのかなと。

 ・今年接いだ葡萄だが、やっぱり上手く行ってない気がする。水苔で巻いて湿度は充分のはずなんだが、根っこの部分からのカルス発生が見られない。ここでカルスが発生してないという事は、おそらく接いだ部分のカルスの発生もないであろう。うーん・・・本当にいい方法は色々書かれているけれど、結局25度ぐらいをサーモで加温する事で、実際それ可能なんだからやればいいのにって話にはなる。
  とりあえず仮植えのはずが定植になってしまったが、棚が粗悪なため収穫が連続して出来てない某品種を接ぎ木した。移植が大変になる前に苗を作っておかないと品種が絶えてしまうから。多分70本ぐらい作ったと思うけれど、さすがに疲れた。仕事で集中してやれば1日に最大500は出来るとは思うけれど、今度その管理が無理になるよな、今年もマルチ張る前に腰やって失敗してしまったし。







Posted at 2017/01/04 00:35:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年01月01日 イイね!

塗装って難しい

 ・仕事は巨峰とスチューベンの剪定をちょっとやっただけ。天気も良くていい年末年始だ。スチューベンは毎年何故か枝が伸びない場所があって、今年も何本か枝は取れそうなのだが、虫が本当に多い。他の場所はこんな入らないのに、延長枝伸ばそうとすると入る。あとスチューベンは昨年は割と良作年だった。収穫を早く行えただけでもあるけれど、それ以前は最後にして腐らせるパターンばかり。ここは水条件が悪くて天気が悪いとすぐに着色不良かはじけるかと極端で、昨年も後半の雨で枝が滅茶苦茶暴れてた。それ以前はそんな事なかったのに。消毒をマメにしないでも良く出来るし、簡単に言えば低投入、低利潤なんだけれど、収益性を考えるといずれは経営から切り離すべき園な気はする。

 ・グラスホッパーはあれからフロント回りも作りシャーシ部分は完成、試しに動作させてみた所、動く事は動いたのだがサーボが電力食い過ぎて、モーター回していると差動不良になる事が判明。Amazonのレビューでも当たり外れや電圧食い過ぎ問題は出ていたので懸念していた事ではあるが。このクラスのサーボって一応手持ちにもあった気がするのだけれど、積み直し面倒だから出来れば安くて反応が早いサーボを買って積みっぱなしにしたい所。そもそもバッテリーが古くて電圧が低いのもあるだろうから、バッテリー新調も一つの手ではあるが。
  シャーシの塗装はボディーはスプレーだったのでたいして問題なかったけれど、細かい所ははじめて筆で塗ったが大変だった。自分がアバウトな人間だという事を思い知らされる。それは単純な技術じゃなくて塗料の希釈とか筆の選び方とか諸々含めて。1/10RCカーなんて巨大なプラモでさえコレだから、もっとスケールモデルを精密に仕上げる人って人種が違うんだと感じる。まあ個人的な基準で言えばそこそこ見られるようにはなったと思うけれど、特に人形が難しかった。無機物はまだ直線平面などで塗料ののびがいいのだが、人物は形が凸凹しているので筆がひっかかりやすいし、境界が曖昧なのでそこも難しい。逆に言うと多少塗り分けが雑でも気にはならないが、それでも限度がある。
  また塗料も今回はじめて三種類使ってみた。まずMrカラーの水性カラー、それからタミヤのエナメル塗料、そしてタミヤのラッカー塗料である(下塗りのスプレーは車とか汎用ラッカーなど)。この中で使いやすかったのはエナメルかな、割と遮蔽力もある濃度でも伸びが良い。混ざりもいいが、筆を水で洗ってしまってベトベトになって慌てて溶剤で洗った。水性は乾燥が遅いという事だったので濃度上げたら粘度が高くて伸びが悪かった。薄いと遮蔽力が低く、中間が難しい。でも二度塗りなどで対応可能だし、水で調整出来るので作業性はいい。問題はラッカーだった。臭いはするが作業性はダントツで発色耐久性も良いと聞いていたのだが、さにあらず。赤という特に遮蔽力が低い色だったのもあるだろうが、伸びは悪いし発色もイマイチで素の塗装でも遮蔽力が低く筆跡がくっきりと残ってしまう。特に最後の筆跡は致命的で、根本的に筆には向かない気がした。また塗料が一番シャバかったのはコレで、他の塗料が多かれ少なかれ沈殿があってかき混ぜて使うのに、これは全く沈殿はなかった。なのにこの薄さ、なんか不具合があるロットなのか?とも思ってしまう。まあエアブラシ専用だと思ってベースに塗る分にはいいんだろうと思いたい。
  さて、ラジコンはほぼ出来上がったので、次はプラモデルなんだが、フォッケウルフにモーター積もうと思ったが結構難しそうだった。小型モーターはシャフトが短いので意外と納める場所までが遠くなる。フォッケウルフはまだ空冷ファンのパーツがあるため、それも一緒に回すのならバルクヘッドの内側に入れられそうだが、ペラにファンにとこの小さいモーターでちゃんと回せるのか?って気はする。また機体内部の塗装の指示が全く無いのも困る。とりあえず士の字にしてベースカラー吹きたいのだが、これじゃ足踏みだ。計器類もステッカーないので塗り分けしかないんだが、そんなの作れる気がしないし。



 ・一応作れたグラスホッパーはテストランをやってきたが、結構楽しめた。オフと行ってもクロカン的な走破力は無さそうだし、そもそも防塵性が皆無なのでやりたくない。校庭のグラウドなどは走れるだろうが、ほぼターマック向きだと思う。舗装路で走らせてみたが、久々でもちゃんとコントロールに混乱する事なく操作出来た。が、早速トラブル!モーターの結線が逆でバックに進む。これはAmazonレビューでも指摘されていたが、家でテストした時に気がつかなかったのは迂闊。残りはスイッチのビス穴がゆるいとか、バッテリーコネクターの合わせなどのマイナートラブルで今後対策予定。人形がアンプの上で放熱の邪魔になりそうというのも問題かな。
  加速力はなかなかで、最高速が低めな分380でもそこそこ鋭く加速する。ステアレスポンスは良好、慣れればもう少し上手くなるとは思うが、横転するような不安定さはない。グリップバランスが絶妙で、パワーがない分パワーオーバーにならずプッシュアンダー気味になるのだけれど、そこをコントロールするのが楽しい。アクセルのオンオフに忠実に反応するので、これはこれでいい練習になる。直安が想像してたよりずっと良かったのも印象的。リアがリジッドでローリングもしない構造のためスタビリティーが高いのだろうか。
  あとは走りが軽い。軽く充電した古いバッテリーでもかなり走ってくれて、遅くなったから切り上げたけれど、限界はどんだけ走るのか分からない。人によっては3900のバッテリーで2時間持ったと言う話もある。うちのは1300mAhで、実質1000以下ので15分は走るから4倍なら1時間は走るんじゃないかな。TT01でも新品バッテリーなら15分ぐらいは走るので、モーター消費電力だけ見ても30分は堅い。理由としては駆動系のロスがほとんど無いのが上げられる。フロントへの動力もないし、リアも独立懸架じゃないのでジョイントもいらず、ギアも全部平歯だ。一応全部ベアリング入れてるし。あとアンプがアクセルオフで積極的なブレーキは効かない感じなので、その影響もあるのかも。
  組んで良し、走らせて良し、飾って良し、グラスホッパーはなかなかいいモデルだと思うが、一方で少しだけ出せばデザートゲイターあたりは「オイルダンパー」「独立懸架」「540モーター」「バスタブシャーシにポリカボディー」「フルベア」など性能ははるかに本格的になっているので、思い入れが無ければそっちの方がおすすめ。


 ・JPホーガン「優しいガニメデの巨人」読了、ふう、長かった。今回は科学的な謎解きという「星を継ぐもの」の性質が少し薄れて、宇宙冒険物とでも言うようなファンタジー色が濃くなっていた。ガニメディアンという本命が出てきたのだから科学ベースが我々の知りうる物を越えてしまったのだからしょうがないが、星を継ぐものも未来技術ではあったので、読者をすでにこの謎に巻き込んでいるから飛躍も大丈夫という感じもあったのかも知れない。結局の所、後書きで「楽天的未来観」と描かれているように、この人の書きたい事は謎解きじゃなくて人類の未来についてだろうし。ただ、やっぱりすごいなーと思ったのは、作品冒頭でガニメディアンが特殊相対性原理によるウラシマ現象に陥る下り、本命のガニメデ人が現れたけれど全然謎の答えは持っていないという、一種の記憶喪失トリックを可能にさせている所だろうか。遺伝子操作の話は正直ちょっと分かりづらいかなー、特にトレーサーの話は言われて思いだしたけど。むしろAIについてこの時代にすでにかなり具体的な形での描写があって先見の明にびっくりさせられる。どうも古典SFだと人工知能は人工生命なり人工ボディーとセット(つまりロボット)でこういう知能のみのAIというモデルは見た覚えがないのだけれど、SFにおけるAIの変遷はどうなっているのだろうか?
   さて、明らかに続きを感じさせる終わり方であったし、実は1作目で提示された謎がこれで解かれたと言う訳ではない。またガニメデ移住者がどんな姿になっているのかも今後楽しみな所だ。訳者の後書きの2500万年前にガニメデ人がどうなったかより、私は1作目の所の方がより気になる。一応分かってない謎
  1:5万年前にいたであろうガニメディアンの由来や影響
  2:2500万年前のガニメディアンの最終的な行動
  3:現在のガニメディアンの姿
  4:なぜルナリアンがガニメディアンの移住先を知っていたのか
  5;ピットヘッドの難破船の由来、理由
  
  まず、5万年前のガニメディアンだが、考えられるのは「より後世のガニメディアンでウラシマ現象に巻き込まれた」と考えるのが妥当だろう。というか、移住したとして上手く行ってたら、やっぱり母星のその後を確認しに来るだろう。他にもシャピアロン号以外の避難船もあっただろうし、ウラシマ現象で言えば2500万年に対する5万年の誤差なんてわずかな物だ。
  それとは別にガニメディアンがミネルヴァにある程度の数は残っていたのではないかという気はする。恒星間移住を全員がやるのはリスクが高いし、他のテラフォーミングや違う移住先、解決策もやってるだろうし、中には残っている者もいただろう。そこらへんが4や5の答えではないだろうか。

  ところでガニメディアンのミネルバ脱出の原動力は二酸化炭素の毒性への耐性の無さの一方、他者(種)への攻撃性の低さと説明されていた。まあ後者に関しては再三示されているようにかならずしも善良とも言えない干渉があったとされている。遺伝子操作や惑星移住、絶滅への試行(これが大量絶滅の一つの理由とされている)、異なる生態系を無計画に入れて絶滅などなど。他にも二酸化炭素除去による惑星寒冷化対策で太陽の放射熱を増やすとか試みていて、それ成功したら地球は金星になっちゃうんですが・・・って気もする。つまり、作中言われているほど慎重かつ善良かは少し疑問もある。
  さて、ここらへんの話は現代の地球温暖化など環境破壊を先取りしていて興味深いのだが、「恒星間航行すら可能せしめている文明において二酸化炭素除去程度のテラフォーミングが出来なかったのか?」という所は気になる。正確には二酸化炭素濃度を下げる事は可能だが、それすると寒冷化という無理ゲーだった訳だが、現代人の我々はそもそも地球温暖化を効率良く行うには二酸化炭素じゃなくてメタンやフロンの方が良い事を皮肉にも知っている。つまり二酸化炭素への耐性が低ければメタンを増やして二酸化炭素を減らす、とか言う対策が取れたのではないかと思うのだ。フロンに関してはガニメディアンの紫外線耐性にもよるが、毛むくじゃらっぽい所や、そもそも極地はハビタブルゾーンじゃないので多少紫外線が増えても問題ないと思われる。確かに不確定要素が多いので試さない事にはなんともだが。二酸化炭素の増大に関しても多分ドライアイスみたいにして極地海中に蓄積させるとか、炭素同化して利用するなり出来ると思うし。
Posted at 2017/01/03 04:09:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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