2017年03月12日
・車検のステッカーを貼ったのだが、今回はじめてクリアとの貼り合わせタイプを剥がす事になったので、その良し悪しが見えてきた。私が物心ついた頃から使われていた車検標識は黄色の一枚の奴だった。大きくて見やすいが透過するので裏面に印刷はなし、剥がす時にボソッボソになるのでベンジンやカッターを使って綺麗に剥がすのが手間だった。年式はポンチ穴でつぶしてあるタイプ。それがずっと続いて、つい最近になって貼り合わせタイプの物が出た。こいつはクリアの保護シールとセットになっていて、クリアが上からカバーするようになってついていた。小さくなって見づらくなったが、満了時がかかれだしたのと、クリアの強度があるので剥がすのがかなり楽になってくれた。このタイプは軽自動車では平成26年からの採用である。クリアをベースにして貼る事には最初違和感があって、「保護のために逆から貼るんじゃないのか?」と思ったのだが、実際剥がした奴で試すと印字された方は紙をラミネートサンドしたタイプで強度が弱く、おそらく直で貼ると剥がす時にはばらけて邪魔になるだろう。逆にラミネート側からの破損は認められなかったので、「細かい奴を印字してバリエーションを増やしたい」「でも強度が高い奴を作るのは大変」「じゃあベースクリアに貼り合わせよう」という所ではないかと思う。
ところで検索すると登録自動車ではこのタイプの車検票は平成20年から使われているそうだが、小さくて視認性が低いので今年1月から別の大きなタイプに切り替わった。なーんか安っぽい登録票あるなーと思っていたらソレだったのか。という事は軽自動車の車検票もいずれはあっちのタイプに切り替わるのだろう。というのは、最近報道にあったように、無車検車両の自動取り締まりのための読み取り装置を導入するそうで、まあナンバーにオンライン照会もするんだろうけど、車検票の年時読み取りも効率化するため、四隅に年式がローテで書かれるらしい。感じとしては
29 30
4(月)
31 32
この平成の年の部分がそれぞれの位置で表示されるのね(もちろん、違う年の部分は書かれない)。
・軽トラはステッカー剥がしなどやってるが、ミニキャブエンブレムがこれまた面倒な事になってるなと。ここだけマスキングテープ貼るぐらいなら全部剥がしたい。また場所によって皮膜の強度にかなりの差がある事が分かった。元からの部分もあるだろうけれど、やっぱりルーフやフロントの劣化具合が一番やばい。側面は比較的マシなんだが、軽トラだとフロントとドアにさしたる角度の違いはないので不思議っちゃ不思議。アオリ部分は数年前にローラー塗装してあったため、全然皮膜の劣化がない。ローラーなので平滑ではなく、汚い塗装ではあるのだが、塗装自体はかなり良い。たしかこの時はアトムのオールマイティーネオだったと思うけれど、ほんとローラーでもいいから良い塗装をしておく事はお勧め。良くウレタン塗料じゃなきゃダメという声も聞くが、15年超えたら一液シリコンの方がマシになる。
・会計の仕事はやっと終了、ギリではあるが少しだけ余裕があって良かった。まあきっと行列だろうけどな。会計をまとめあげて気がついた問題が沢山あるんだが、一番びっくりしたのは農協の購買の金額が間違っていた事だ。最後の通帳との照会をやっていてどうしても数字が合わない部分が出てきて、それが購買の部分らしい事が分かり、なんど項目を計算しなおしてもおかしいので、念の為購買の合計を出したら引き落とし金額と違った。あの手のは自動計算なはずなので、金額が違っているという事自体が信じがたい。まさか四則計算を電子計算機が間違えるか・・・どっかに見落としがある気もするが。他には通帳のコピーで計算してたら、一行だけ印刷される前の奴だったので、それでえらい混乱した。ただ行が足りないならすぐ気がつくんだけど、手数料が別ページに入っていたので、なんか飛んでても日付けがなくて分からなかったのだ。
他は補助金が半分終わったので、やっと実収益に近い数字になって、税金関係の負担が大分減ってくれそう・・・というかコレ、ちょっとやばくないか?実際にこんな物だとは思うけれど、税務署からなんか言われそうなぐらい低いんだが。あと、経費と貯蓄が大体分かったので、大きな買い物の予算みたいなのも立てやすくなった。実際にはあのクラスの購入をする場合は借金という手があるので、そこらへんどうなんだろうなぁ?もう一つは、住居にすると控除があるが、倉庫にすればしたで経費に出来るという所かな。もっとも、そこらへんもプロと、行政とに聞いてみるしかないんじゃないかとは思う。あとは定期貯金が通帳に入っている奴とそうでない奴があって、ああなんで別のがあるんだよー!って感じに。多分、通帳に入ってない奴は、単独の口座みたいな扱いだと思うのだけれど、証書式って何かメリットあるのかな?それこそ時代劇みたいに「この証文があればお前の土地は俺のもの、ぐへへへ」みたいな。ちょっと管理が怖いから通帳に一括してもらおうかな。なにしろ通帳には証書式で預け入れた金額は書かれてないので困る。あ、そういえば、これ満期だから、預金これだけあるんだわ。
そして最後にまた面倒な事に気がついた。印刷のプリンターのソフトをノートパソにもインストールしないとあかん。
・最近日光はかなり暖かくなったが、外気温が低いままで家の中が逆転で寒くて辛い。地温の上昇が遅れてくるという問題だが、冬至が12月22日頃なので、3月の日照は秋なら9月頃、まだ残暑が厳しい頃と同じだけある。なのに気温は軽く10度以上の差があるのだ。ハウス・温室だとその差はほとんどなくなるので、ますます家の中は氷室状態だ。ハウスというと暖気を逃がさない事が暖かさの原因だと思いがちだが、根本的には日照の対照性と気温の非対称性のギャップ利用だと思う。
会計やってて一階にいて痛感したのだが、どんだけ暖房しても床の温度が低いので足が冷えて不快だ。
・震災怪談の話をラジオでやっていて、ネットで検索していくつか見つけたのだが、リアル都市伝説が作られていく過程として興味深かった。まず、一次的な心霊体験については私は肯定派。それが現実であれ幻想であれ、作ろうとして作られた話ではないだろうと思う。その段階だとリアルな人物が出てくるので情報はごく限られた範囲でしか話されないし、その場合には恐怖感や興味本位な所はなくて、しんみりした良い話な気がする。これが伝聞を経て直接面識がない人の間で流布するようになると、段々オカルト要素が増えていき脚色も加わり、個別の名前が消えていくのだそうだ。そういえば霊界電話みたいな話もあったよなぁ・・・
一般化していく時に誰にでも受け入れやすい常識(やテンプレ)が付加されていくのは仕方ないし、東北だと元からある民話(遠野物語とか)などもあるので、段々まとめられていってしまうのだろうけれど、ちょっと「幽霊の真実」を見て見たいと不謹慎ながら思ってしまった。本当にあの世があって常世があるのなら、今のように現世の寿命だけにとらわれる事はないのではないか。確かに健康寿命は大事だけれど、それは物理的・科学的な側面での命であり、精神的な命まで担保してくれるわけではない。いずれは誰もが死ぬに、そっちは生臭坊主に丸投げで高い戒名つければおーるおっけーってのはどうなんかなと。常に死を思えというのはいささか極端というかアレだが。
・近所の婆様が防鳥ネット張りたいと言っていて、組合に頼めばとは言っておいたが、実際に来てつけてあるのを見てびっくり、5畝のサイズで全部鉄管で全ピッチに入れてある。こんな沢山入れる物なんか。あと金具止めじゃなくてパイプに穴あけてあった。摩擦切断が怖い所だが、横でも縦でもとりあえず穴通すというスタイル。またネットの親糸もステン線に直で通してあって、これ取り替えの時には新に線引くのかな。とりあえずは楽なシステムではあろうが。巻き上げ、巻き戻しの線がついていて便利そうだった。
・好きなモビルスーツは何かランキング、キュベレイ分かる、ケンプファー分かる、パラスアテネ?という事で検索したが、今一活躍を覚えていない。なんだこのイナゴ。別にワンオフ機体前部ダメとは言わないが、なんか木星の試作機ダラダラ出るのって、仮面ライダーのやられ怪人みたいで全然魅力を感じないんですが。Zも「ファーストは後付けがえらい事になってて迂闊な物あげられない」ZZはオモチャっぽいという中間ではあるのだろうが、あの暗い雰囲気とインキな主人公であんまり好きじゃないんだよな。まあ、あれがいいという意見も分かるけど。もし私がZから一機選ぶならマーク2、次点でリックディアス。
ガンダムはもうヒゲ以降UC以外知らないが、それらを含めると「マスターガンダム」と「プロトタイプリーオー」、「RTX440」あたりかな。それモビルファイターやタンクじゃねえか!というのは知らない。そもそもモビルファイターとモビルスーツに明確な区分は多分無いだろうし。Xは特に好きなのはないし、Wは上に挙げた。OOや種は見てない、ニューガンダムだとサザビー、0083だとGP02,UCはどれも魅力的に描かれていて捨てがたいが、バイアラン無双とジェガン健闘が印象的。バイアランは骨董品相手だから妥当という部分もある。UCでそれぞれが魅力的なのは、パワーバランスをしっかりと捉えているからだろう。つまり、「強い機体が強い」というのを表現するためには、「やられ機体もそれなりに強い」というのを描かなければならない。そじゃないと、幼稚園児相手に無双に見えてしまう。第一世代MS相手には圧倒的に強く、それでいて第三世代には相手にならない、第2世代量産機というのをしっかり活躍させないといけない。UCはそれが出来ているが、他の作品でガンダムが大量に出てくる作品はそこが弱い気がする。
もっともガンダムの場合、世代間格差よりパイロット技量という部分が多分にある。基本接近戦しかないし、装甲よりビームが圧倒的に強いので、現実の兵器みたいに一方的アウトレンジとか一方的に硬い、みたいなのが本当はない。でもサイコフレームとかサイコミュとかオカルトでへんな事になってるけど。
ところで、Z信者に一つだけ言いたい事がある。「Zガンダムって変形するとコックピット潰れるんですがそれは」。これ、プラモデルで変形をリアルにした時に指摘されたんだが、あれコックピットが空洞じゃないとなりたたないらしい。仮に頭の下あたりに無理にくっつけてあるとすると、変形でのGがすさまじい事になって滅ぶという話もある。それを避けるためには変形の中心がコックピットであるという「コックピット天動説」になる訳だが、機動中にそりゃ無理だろうと。空想科学読本でもコックピットの問題点は色々出てきているが、そもそもコックピットが劇中存在しないという矛盾は指摘されたんだろうか?ちなみに「耐G性能対策」としてエヴァみたいに溶液に浸ける方法があるらしいが、現実にも最近肺に溶液入れて直接水を入れるとか言う方法が出来ていたらしい。医療だったか深海なり宇宙での運用目的だったか忘れたが。
Posted at 2017/03/12 23:44:07 | |
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2017年03月11日
・車検通したので軽トラの塗装や修理が出来る。とりあえずキャブの調整をもう1度弄ってファーストアイドルを下げたが、ノックっぽさは変わらず。でも燃調が濃くなってノックっておかしいよな。トルクは確実に増えてて、以前は3速で回さないと登らなかった坂が4速ホールドで登るようになった。頑張れば多少は加速すらする。キャブ交換とオイルクーラー取り付け、点火時期調整ぐらいだな。
塗装だが、パーツは外した方が楽そう。そしてテープの糊残りがあちこちにあるので、まずはそこらへんを剥がし、錆の部分のケレンと補修が必要。荷台外しが一番やりたい所だ。外せば背面も塗装出来るし、フレームも塗れる。さっさと塗らないと、堆肥運びとか農機具運びとか出来ないままなので、割と優先度高い。どうせ塗るなら自転車のフレームも・・・とか思うけど。
・会計やってるが、つまらねえ・・・財務分析は確かに出来るが、個人事業主で家計混じってるのと、税金関係がやたら多い。特に国保税はほんとクソ。誰がこんな馬鹿みたいに保険財政垂れ流す市に納税するもんかと思う。老人は直接間接すべてで現役世代を苦しめている悪の存在なんだと良く分かる(まー、実際は老人を食い物にした医療業者だけどな)。
薪ストーブをずっと運転しているので、圧力鍋で鶏肉のトマト煮込みと、ほうれん草の卵スープと、カボチャのポタージュを作った。ほうれん草のスープはほうれん草を大量においしく食べられるのでお気に入りになった。カボチャだが、私が作るスープは見た目が緑で汚い。というのは、皮の部分をほとんど捨てないからだ。カボチャに限らず野菜は表面に栄養素が沢山つまっているので、農薬の心配がなければ食べた方がいいし、料理も楽になる。
・空調服のブルゾンだが、さすがに3シーズンも使うと性能はともかく色がやばい事になってしまった。漂白かけても消えない染みが多いし、白なので目立つ。これが黒とかならまだマシなんだけど、遮熱を考えると白の方がいい。以前から自作の方が安いなと思いつつ、昨年は安い社外品が出ていたので買ってお手伝いさんに回していた。しかし、その製品は現在は入手不可能になってしまっている。商標とかガバガバだったからなぁ。まあ前の製品も寿命は充分にながいので納得しており、決して割高ではないのだが。
さて、その話とは別に最近「空調ズボン」というのがラインナップされている事が分かった。調べると2007年の記事に登場しているので、もう10年も前からある事になるが、商品として見たのは今年がはじめて。ズボンだって空調服にすれば便利そうなのに存在しなかった事について考えて見た。
まず最初の問題は見た目で、ブルゾンもまあかなり賛否ある訳だが、ズボンだともっと違和感がある・・・かと思ったら案外そうでもなかった。確かに若干とび職のボンタンみたいにならなくもないが、割とスラッとしている感じ。胴体や上腕と違い、割と形が単純で動きも決まっているし。次は下着が見えてしまうんじゃないか問題だが、ポケットのちょっと下あたりに付けているので大丈夫みたいだ。まあブルゾンの時も特に見えたりはしないんだけどね。邪魔になったりぶつかったりしないかだが、ブルゾンよりは不利だろうけど、うちの環境だとブルゾンでも問題が出た事はないので多分平気だと思う。性能だが、発汗性能と通風性能で計算している関係で、カタログスペック的にはブルゾンとズボンで性能に差はない。が、もちろん人間の発汗機能とか様々な要素で異なるとは思う。少し問題なのは、ブルゾンはTシャツの上に着るので1着あれば着回せるが、ズボンの場合そうはいかないし、洗濯すると取り外すのが面倒そうではある。また、バッテリーやモーターを二セット持ち歩く事になるのも大変なので、常時使うというより真夏の一番きつい時期には使うという感じになるのではないだろうか?
一番辛い時期というと8月周辺および6月の梅雨前が辛い。そういう時、ブルゾンタイプでも回しっぱなし(うちはリポで電圧はいじってない)でも能率が下がる。私は特に収穫期が熱中症になって能率が大きく下がるのを感じている。そういう一番辛い時にズボンも空調服化すれば多少はマシになる。「ブルゾンの電圧上げて風量あげればいいのではないか?」という考え方も分かるのだが、2点問題がある。一つは電圧を上げて消費電力をあげてもファンのプロペラ効率に問題があって、思った程風量が増えてくれてないのが一つ。またモーターの寿命が加速度的に短くなるという説明もある。その点、ズボン併用ならその問題はなくなる。
・外仕事は会計やっているので基本できないが、耕運機が見えている事にちょっと話を振られたので、そっちを移動させるついでに少しだけ巨峰園の雑草の残りも叩いてみたが、ほとんどの部分が先日の下草焼きとトラクターかけで感動的に綺麗になっていた。あの後、低温と晴天が続いたので草が枯れやすかった模様で、やっぱり適期作業というのが効果は絶大だと実感。ただし、枯らしたい草No2のカゼクサの根が深い奴は大きい株で生き残りがあるので耕運機かけたけれど、あれ幅がないのでやりづらい。トラクターは120cm幅なので深くは出来ないが面を耕せる。耕運機は60cmあるかないかなので、深耕はいいけれどこういうの苦手。あと、トラクターはロータリーの脇に草が絡まりやすいが、耕運機はセンターに軸があるからか、草詰まりには強いのを思い出した。
Posted at 2017/03/11 23:15:50 | |
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2017年03月09日
・墜落した県警のヘリはベルのP214EPというモデルだったらしいのだが、見てからに「ふっるそうなヘリだな」と思っていたら、流れからするとUH1(ベトナム戦争で活躍したユーティリティーヘリ)だった。あの頃はベトナムの高地ですら降りられなかったが、今はエンジン2個で高度性能は全然余裕なんだそうだ。初期UH1の民生モデルがP205だったかな。逆に60年代のヘリの技術が未だ現役な事にはびっくりする。後継機もまだ存在するので機種転換しないでもパイロットが乗れるのがメリットらしいが、予算あってもなかなか元には戻せないだろうとも言われている。
ちなみに今回落ちたのは消防が運用する防災ヘリだが、県警が使っているヘリはもっとスタイリッシュで調べたらイタリアのユーロコプターとアグスタだった。UH1よりずっと洗練された外見なのだが、ヘリという物が速度出せない乗り物な事から、思っているほど巡航速度には差はない。まあ航続距離が800kmとか結構足が長いのはすごいけど、乗員数はむしろベルのP214の方が多い模様。
・今日は農協関係の会議があって出席してきた。まあ、みんなもうあまり期待とか無いし、平が何言ってもどうせ上や農協が好きにやるんだろうから、特に質問らしい質問もなかったし、あったのは要点が分からん演説だったりした。この手の組織って役回りだけはいずれ回ってくるような事になってるけど、であれば現状でもう手を引きたい。というかローテで回すような物でもないと思うんだ。若いのは会議中平気でスマホゲームやってるし。その後の懇親会の席で色々話していて、最近の老人関係の事故(火災とか交通事故とか)の話をしていて、割と深刻な事が明かになった。昨年は農協施設に利用者の車が突っ込むという事故があったのだが、ドライバーの老人が自分でそんな事をやった事にショックを受けていた、という程度しか情報がなかったので「普段まともな運転出来ていて失敗した事にショックを受けたんかな?」と思ったら大違いだった。
まずこの事故ドライバーは交通事故を繰り返しており、その事故の一週間前にも対向車の側面にガリガリと接触事故を起こしていたそうだ。で、事務所カチコミ事故も踏み間違いで後退で突っ込んだのではなく、前進して突っ込んでいたとの事。さらにATではなくMTだったそうだ。よく「ATは踏み間違いがあるからMTにしろ」という人がいるが、実際にMT乗ってる老人見て見ろ、クラッチ操作ができなくなってるからガックンガックンで、エンスト怖いからエンジンブン回していて、周囲の人がおっかなくて逃げ惑ってるから。さらにギアがどっちに入っているのかも分からなくなってるのが車転がしているんである。
さて、じゃあなんでエンジンをあんなブン回しているのかについて、核心的な話が聞けた。MT乗りの人達には説明もいらない話しだろうけど、停止状態からクラッチをつなぐ時はエンジンを少し吹かしてクラッチを繋ぐ。そうしないとエンストしてしまう。その時の吹かし具合は、初心者だとタコメーターで確認もするけれど、基本的には音で把握している。そもそも軽トラにはタコメーターなんて普通ついてないしな。で、「事故を起こしている老人は皆耳が遠かった」という話があった。交通事故も火災もそうだ。皆、耳に向かって大声で話してやっと会話出来る程度であったらしい。なので、彼らはエンジンの吹かし具合を全く把握出来てないか、聞こえるぐらいブオンブオン回してやっと分かるぐらいだ。いやね、ほんと農村の奥地は耳が聞こえない老人が鉄の棺桶でいつ突っ込んでくるか恐ろしいですわ。
もう一つの怖さは、彼らは「物理的に耳が聞こえない」だけではなく「思考能力的にも人の話が聞こえてない」事だ。上のカチコミミサイル爺さんだが、驚いた事に未だが運転しているのだそうだ。家族が泣いて頼んでもダメ、実際奥地に畑があると足がないので軽トラ乗らざるを得ない訳で、車に乗らなくなるという事は、そのまま離農して隠居する事なのではあるが。他にも「未だDって品種を超密植栽培していて人の話を聞かない」「90でまだ車乗ってる」「86で一人暮らしで車乗っててボコボコ」とか寒気がする話が沢山ある。ただ耳が遠いだけなら補聴器という手があるが、補聴器すら嫌がるからな。
都会暮らしなら免許返納してタクシーという事も出来るが、田舎の僻地ほど自家用車がないと生活がなりたたない(最寄りスーパーまで5kmで傾斜度が10%とかザラ)。そして残っているのは老人のみの集落で、バスは1日2本来るが、それも廃止されるとかである。そういう限界集落を延命させてる事はもう優しさでも思いやりでもないと思う。
・車検が思っていた以上にすんなり終わって良かったが、寝不足と筋トレのダメージで帰ったら寝てしまった。最近はデッドリフトが上半身に効く。反面肩のインピジメントシンドロームは気をつけてないとすぐになって困る。僧帽筋が強くなると、簡単に関節がズレちゃうんかも知れない。
・エアコンプレッサーのドレンが1/4のボールバルブでもいいんじゃないか問題、1度解決したと思ったが重大な問題があったのでご報告。普通のドレンは少しずつしか緩められないので、エアはゆっくり抜ける。一方ボールバルブはコック1/4回転で全開になる。内圧が高い時にこのレバーを操作すると爆音でエアが放出されるし、タンク内部の小さな小さな錆が高圧ですっ飛ばされて出てくる。指がドレンの前にあると、それらがサンドブラストよろしく刺さって入れ墨になってしまうので、注意してゆっくりあける事が必要という事を学んだ。
Posted at 2017/03/10 00:32:57 | |
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2017年03月08日
・今日は寒かったしリミットがあるので書類仕事、めんどい。作業内容は把握してるのでスムースにはなってるが、めんどい。明日車検だし総会だし、さっさとやらなきゃいけないと思いつつグダグダ。
・ヘリの墜落だが、映像や無線から直前まで異常はなく、高速で衝突している事が判明したそうだ。今はまだ断定は避けているけれど、可能性として考えているのはパイロットの操縦ミスで山に突っ込んだという事だろう。雪山は空間失調に陥りやすく、一方ヘリは対地効果があるので山に沿って登った方が良いという事情から、固定翼機のように同じ高さは飛びづらいとは思う。あるいは、そうやって登るのを想定して高速で突っ込んだら対地効果で登る前に激突とかかな。墜落時間や斜面からすると日照で斜面そのものが反射する事はないはずだが、逆に周囲が反射している中、陰で見づらい可能性はある。あとは電線架線の類だが、あればすぐに分かる事だし、バードストライクもあれば痕跡が分かるだろう。ともかく高い高度から垂直に落ちたとかではない模様(それならオートローテーション降下を宣言しているだろうし)。まあ機材不調で上がらなくなった可能性とかも考えられるか。ヘリの場合ラダーとかなくて、ローターの向きと回転数(あるいはピッチ)で調整するから、上がらなくなる事もあるかも知れない。戦犯探しにならないで欲しいが、一方でパイロット有責の場合にこれだけ大きな事件だとなかなか発表出来ないんじゃないかという不安もある。
・素朴ながら最近思った事。
1:流行の商品という物がなくなった
昔は世間一般が夢中になる商品という物があった。車に関してもそうだし、家電やゲームや音楽に関してもそう。しかし今は流行という物が無くなった気がする。あるいはブームが非常に短く、結局波及しないまま終わっていくというか。もしかしたら絶対数は以前と同じように売れているのかも知れないが(水素水とか)、広告の効果がなくなったか広がらないか購入力がないのか。商品が多岐にわたり選択肢が増えて分散した可能性はままある。昔のマイナー作品だと認識している物でも案外話が通じるのは、絶対的な数不足の中ではメジャーだったという事なんだろう。流行が持たないので商品寿命が短く刺激策が必要で目移りするようになったのだろうか。その分スタンダードな物に需要が固定されている訳ではないようで、なんか消耗戦?
2:貧富の差は少ない方が社会は豊かである
これは良し悪しとは別の話で、社会的な豊かさとかの話だと思うが、貧富の差は少ない社会の方が活発で健全であったように思う。絶対的貧困で見るなら現在の日本はまだ全然恵まれている方だとは思うのだが、相対的貧困があるとどうも社会の活力が失われているように思われる。じゃあ共産主義がいいのかと言われる逆だろうから難しい所で、むしろ自由競争主義であるからこそ相対的な平等が重要であろうという矛盾があるのではないだろうか?つまり、自由競争は社会の活性化にはとても重要なので、それを否定してはならないのだが、それで強弱が分かれて固定化すると社会の自由競争自体に深刻な悪影響がでる。
その解消方法としては、なんらかのリセットが必要になる。で、昔からあるのは戦争や災害、革命によるリセットなのだが、全部天井を切り取ってボトムに合わせる事しか出来ないので、社会全体は大変な苦痛に直面する。悪平等とでも言うのだろうか。切り取られるのが優秀な部分が多いというのも痛い。だから単純に「自由競争のために平等のためにリセットすべき」とは思えない。一方比較的穏便な「底上げ」という手法ですら、平和な状態だと過度な累進課税のように嫌われる要素になるだろう。社会が良くなる事と自分の財布事情というのはなかなか同調しないものだ。最低所得保障なんかはそういう点で意欲的な試みだとは思われるが、なにせスイスとか北欧ですらまだ実行出来てない訳で、上手く行くかは不透明。難しいのは、先進的な社会制度であっても、国内事情等の違いで同じような結果が出るかは分からないし、国単位でしか出来ない事も多いので、結局全面的に国にどう転ぶか分からない制度を施行するという高リスクが残るという事だろうか。例えば共産主義は20世紀の壮大な社会実験だったと言えるが、結果的にどこの国でも上手くは行かなかった。が、原始共産主義的なコミュニティーが全く存在してないかと言えばそんな事はない。アーミッシュとか未開の土人とかキブツみたいな所とかは存続している。それを日本全体に直に当てはめる事が間違いであり、結局国家制度というのは1個1個がオリジナルと言う事である。だから日本の自由主義と世界の自由主義もまた違って当然じゃないだろうか。
・土壁の家の断熱改修について調べて見た。っても予想通り「外断熱」か「内断熱」かになる。土壁を撤去しての充填断熱というケースは見あたらなかった。まあ技術的に不可能ではないんだろうけど。メリットデメリットも予想通りに近かったが、新たな発見もあった。私は土壁漆喰の真壁の家は外見は美しいと思う。味気ない金属サイディングや、周囲とそぐわない陶業系サイディング、すると怪我するヤスリのような吹きつけモルタルなどよりマシ。木質系外装も好きだが、問題は耐火性能と耐久性だった。そういう点で土壁は優れている。が、断熱性は論外で、今回の検索でもU値が出ているサイトがあったが、グラスウール100㎜の大壁の1/3以下の断熱性だった。さらに発見だったのがQ値で、一見詰まっていて隙間が無さそうなのだが収縮があるため四隅は逆に気密性が無いのだそうだ。これが発見1。
さて、もう一つの発見は耐火性だった。単純にDIYでも作業出来て見た目も良好な物に木質のサイディングが考えられるが、近年では耐火基準があるので外壁に使う事は住宅密集地ではダメで、多分単体でも推奨はされてないんじゃないかなぁ・・・だから外断熱にして外に色々出して行くとか、通気層を作るために外に何か付けたら自然素材は無理かなと思っていたら、下地が土壁の場合は下見板など木質素材でも耐火性がある程度あるという事だった。まあ通気層の内部で煙突になったり、そもそも外壁付近に可燃物があるという点で土壁オンリーの物よりは弱いとされているけどね。あと、外断熱だと足場を上まで組む必要があり、高い発泡系素材を使っても厚さに限度があり、窓などの仕舞が全部変わってしまうという欠点がある。まあ窓に関してはあっても無いような物なんで仕舞変えて付け直すのはいい事だと思うけどね。
内断熱のデメリットは狭くなる事、土壁の吸湿・蓄熱のメリットが無くなる事かな。作業は楽だし内装のリフォームにもなる。造作コストは安い。ただ両方の魅力を考えると「外側に通気断熱層」「内側に断熱層」「窓などは交換」というのがバランス的にはいような気がする。
もう一つ、土壁の耐震性について。調べたら土壁の壁倍率はたった0.5だった。びっくりするでしょ。これにはちょっと注釈が必要だと思うのだが、伝統工法では接合もゆるく筋交いも入れず、ゆれて動きを逃がす構造になっているので、元から壁倍率は低い訳。その分柱の太さや屋根の重さで対応していた(が、屋根が重いと耐震性は下がるジレンマ)。実際、地震の地区で見ると土壁は破損は酷いが倒壊してない事例も見られるのだそうだ。そうは言っても現代の社会状況でそういう家を修理して使う事はないので、壁倍率はもっと高い事が求められるので、それが良いって訳ではない。もっとも、既存の土壁でも筋交いを「たすき」で入れるなどすれば倍率は2ぐらいまで上げられるというか、工務店によって2.5で計算する所もあるようだから、もう少し太い筋交いを組み合わせるのかも知れない。また構造用合板ベタ打ちとかもあるので補強が出来ないという訳でもないみたい。
・筋交いについて調べていたら、その材がかなり細くても良い事も驚きだった。なんと1.5cmの厚さ、幅9cmでも壁倍率が0.5から1(つまり2倍)になっていた。1.5cmの厚さって、つまりフローリング材とか野地板のちょっとだけ厚い程度である。普通に考えると信じられないが、昔軽トラの荷台のアオリ板を立てていた時も同じような筋交い一本で格段に歪みがなくなったのを思い出した。この話のミソは壁への入力方向および引っ張り強度だろうと思う。
壁倍率のテストは壁を横に曲げる方向で行われ、平面方向に入力したり坐屈させる方向ではやらない。その方向に限れば板の厚さは比例だが、幅は二乗で効く。つまり仮に3cm厚にしても6cmほどの幅がないと同じにならない訳だ。調べると3cm×9cmで倍率1.5,4,5cm×9で倍率2と、ほぼ「筋交いの剛性が壁倍率のすべて」だと分かる。ただし、4.5から先は9cm以上の筋交いで倍率3となっている。つまり6cmでも8cmでも倍率は2止まりである。またたすきにかけても倍率は片側だけの2倍になるのだが、9cm以上は5でとまって6にはならない。
上の比例関係からすると、4,5cm厚で倍率2なら9cmは倍率4のはずだし、3だったとしてもたすきにすれば倍の6になるはずなのに何故か?まず上限5に関しては構造用合板でも上限で、以前破壊試験でCN50より遥かに強いビスを使うと柱が裂けるという事などから、フレーム側の上限なんだろうと思う。また常識的に考えて、普通の壁5枚必要な所を一枚の壁で代用出来てしまうという考えは違法建築になりそうだ。9cmの筋交いが4ではなく3なのは正直分からない。おそらく計算だけでなく実測やっての結果を踏まえているだろうから、別の要素があっての物だろうと思う。
また長方形の筋交いは引っ張り側で耐える構造でテストするだろうから、圧縮側よりたわみづらいんじゃないかなと思う。
壁に面と直行する力がかからないのか?というのは、壁というより家の筐体全体での設計で変わってくるだろう。上から見て正方形に近い真四角な家ほど耐震性が高いと言われるが、それは入力と平行の壁が耐えるからで、直角な力にはどのみち弱い。まあ敢えて言えば斜めに入力された時にバランスが悪いとへんな事になるかも知れないが。
とこんな事を考えていくと、一番いい家ってサイコロみたいな家になって私は嫌いじゃないのだが、現実には工務店はそういう家はやりたがらないから、建て売りの安い家ばかりで、他の仕様の違いもあり「ローコスト」って印象になってしまうのではないかと思う。
・もう一つ、昨日の会議室はいつもと違う場所にあって、隣りの家の屋根が良く見えたのだが、その屋根に換気窓がない事がずっと気になっていた。同じ敷地の屋根には妻面に換気があるのに、そこの屋根だけない・・・・暑くないんだろうか?が、今よく考えたら、その建物は米屋の精米所であった。恐らくネズミや小鳥などの衛生害虫の侵入を防ぐためにああ作ってあったのではないだろうか?となると床も多分なんかしらの対策がされているはずなので、今度行ったときに見て見ようと思う。
・ビブリア古書堂の事件手帳7
最近では珍しくシリーズ買ってる本、今作で最終のようだ。後書きだと2011年3月に一巻が出たそうで、まさに震災と歩を揃えて出てきたシリーズ。ちょっとだけ震災の影響が最初と方この巻に出てくる。私の中だと一般小説の範疇だったが、アスキーメディアワークス文庫は「ラノベではない」という編集の方針もあって、ラノベに限り無く近い一般、らしい。ただ、内容的にはミステリーが9割で正直主人公とヒロインの関係はどうでも良かった(失礼)ので、「これで終わり」と言われても、スッキリと終わった気はしない。ま、そこらへんスピンオフも刊行されだしているから、ひとまずの区切りなんだろう。
テーマの本は私の予想を完全に外れた。著者も言うように、完全に斜め上というか本場の話なので、少し背伸びした感もあるけれど、ちゃんとまとまっているのでそれはいいんじゃなかろうか。もっと驚いたのは、つい先日NHKのAMラジオでこの作家のこの作品の話(キーとなる作品がある)をしていたので、前半の話はまさにピンポイントで分かった事。もしかしてこの作品の刊行に合わせてラジオで話をしていたでもあるまいし、奇遇な事はあるものだ。後半はちょっと面白い趣向の推理だった。答えが限られており、その意味の多重性や、相手との駆け引きのような部分がかなり多い。それにしても作品の知的な魅力や分かりやすい表現、過去への適度な言及や印象的なキャラによって、これだけの厚さの本でもほんとすいすい読めてしまった。推理小説に関しては何度も見返して読む方がいいという考えもあるかも知れないが、本作はそこまで抵抗が高く無いのにミステリーとして成立しているのが素晴らしい。ま、この人はあまり無駄情報を入れないので、素直に引っかかる所だけ拾っていけば謎は分かりやすいが。
Posted at 2017/03/09 00:25:52 | |
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2017年03月08日
・昼間、会議をやっていたら外では雪が真横に流れていた。ここ一週間ほどは昼間も夜も暖かく春を感じていただけに、この寒さは辛い。この冬は温度の低さというストレスが実はかなりな負担である事を感じただけに、憂鬱になる。会議は1時間の予定のはずが2時間超えたけど、まあ外がコレじゃ特に何も出来ないという事で普通にすんだ。うちは堆肥の配送が早く来て、少し抜けるハメにはなったが、無事受け取れたので良かった。これが雪の後だとトラックが水田にはまるので入れないからな。トラックの運ちゃんはいつもと同じ人だったが、足が悪くなって引退するんだそうだ。結構な高齢に見えたししょうがないか。そういえば、この堆肥、配送料が200円だった。量が2tの4立米ぐらいなので、仮にこれが土砂でもあり得ない安さというか、実費ではないのは分かると思う。車もここ4年は更新されてないし、サービスでやってる事なのが分かる。
・ミニキャブは車検準備で荷台空にして少しだけキャブいじったら調子が変わった。具体的にはファーストアイドルアップを下げてスロー薄くしたら、再びノック気味になってトラクションがかからずリアタイヤが少し滑る感じがある。点火時期弄る必要があるようだ。それでも載せ替え直後よりずっと運転はしやすくなっている感がある。やっぱりアタリというか時々の調子が変化するんだろうか。ただ、少しオイル臭いのが気になる。燃料冷却しないとすぐにダメになるほど冷却弱いんだろうね、これ。
・食事会は人数確定で予約も終了、パスタを一組で1個にしろというので現場で迷いそうだが、事前に聞くのも面倒だしいいか。肉ダメな人がいるから、その間にスープ入れるのと、チーズ好きな人がいるから盛り合わせぐらいか。
Posted at 2017/03/08 05:14:42 | |
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