2018年11月18日
・今日は天気が良い日曜日で、温室を開放したらまた寝てしまった。昼頃、直売書の振る舞いに誘われていたので出かけてトロロ芋と芋汁をごちそうになり、トロロソバをソバ買って作ったりちゃんと買い物もしておいた。なんか振る舞いだけ食べて帰れる人の神経がわからんわ。普段しゃべらない直売の人とも話して、意外と面白い事言う人なんだなぁとか思ったり。
・昼間はやる仕事はあるけれど、どこかぼんやりしつつタイヤの組み替え一つずつやっておこうかと思ったら、いつのまにか全部やり終えていた。多少面倒ではあったが、一つやると次はもっと上手くやるぞーと言う気になってくる。タイヤはこの手の乗用にしてはやけに硬かったが、ホイールが2.5kgも軽いので良かった。足下2.5kgはやっぱりすごい差だ。これで日没でお休み。明日は簡易ホイールバランサーで取ったバランスが正しいか一つだけチェックしてもらってからタイヤ交換とブレーキOHらへんかな。あとクラッチスタートシステムの不具合がまた出ているのと水温計の電源を取らないといけない。クラッチスタートはスイッチ交換するぐらいなら短絡でいいかも。
・夕方にショッピングモールの定点観測、お子様ラーメンうまうま。人がね・・・少ないのね・・・とうとうパン屋も閉店してしまったし。次はメインの建物からどこが抜けるかだなぁ、100円ショップでソーラーライト購入。あとはミスドとコーヒー豆。店への要望掲示板があるのだが、接客への不満がかなりの頻度で登場しているのが気になる。○○の店員の態度が悪かった、××の店員が影で客の悪口を言っていたなどなどが頻繁に出てくる。個人的にはやや画一的だけれど親切で丁寧な店員さんが多いと思うので被害妄想ではないかと失礼な事も思ったりするが、個人攻撃は避けた記述は理性は感じる。私だったら嫌な店員がいたらわざわざ投書するだろうか?あのモールはすべて代替可能な店が存在するから普通に行かなくなるだけのように思う。実際ネットに切り替えた所もあったような気がする、行かない店の事なんか忘れるし。
一方で接客チェックは店舗マネージャーのもっとも重要な仕事の一つだと思う。正直、客の投書は有益ではあってもお客様は神様ではないので基準統一は必要だ。時には従業員側に立つ事も今の時代は必要だ。それが頻繁に言われているようだと、統括マネージャーの管理不足で客離れになっているのでは?という疑いもある。
実は今閑散としているスペースは開店当初学生がたむろしてえらい騒ぎだった。勉強とか雑談とか、普通の客が使えないほどだった。それが一切いなくなったのは店サイドが学校や個別の生徒に対して何らかの対応を取ったのではないか?と私は思っているし、ある程度は仕方ない。しかし、そうやって学生を追い出したからか一番のサクラになりそうな層を滅多に見ない。チョコレート戦争じゃないが生徒の間で忌避されちゃってんのかもなー。確かに猿の巣になってるのもアレだったが・・・
・陳舜臣の中国任侠伝、一巻目で私が疑問におもっていた日本のヤクザとの違いなどがはっきり書かれていて苦笑、順番に読めばああいう考察も不要だったのにと。最初は始皇帝を暗殺しようとした荊軻であったが、有名な人物なので創作の余地はなさそうだったが、史記にはない人物が登場して創作っぽさもある。しかし、壮大な所や悲壮な所は見所があるのだけれど、一方でこの話はいろいろと抜けている所もあっってツッコミ入れたくなる。
まず、そもそも始皇帝暗殺の動機が燕の大子 丹の逆恨みに近い理由であり、荊軻がそれを請けた訳ではなく食客でいた田光なる人物の代理だったので、仁や義というより食い詰め食客が抜き差しならぬ感じになってという感じがする。また暗殺の出発に際して有名な「風蕭々(しょうしょう)として易水寒し。壮士ひとたび去って復(ま)た還(かえ)らず」のあの場面が来るのだが、見送りが全員白装束という喪服でおり、「お前らあんだけ秘密の暗殺計画やったのに派手に見送ってどうする」と突っ込みたくなる。最後はつけた助手の不手際と本人の剣術軽視ですんでの所で事をし損じるのだが、なかなか教訓的だ。剣で倒せるのは10人にも満たないので政治で立身出世というか世直しを志した人物が、結局その剣の力量不足で暗殺に失敗した、という風な解釈はある。ただ、それを言ったのは剣客の一人である。もし剣術を修めていたら、そもそも暗殺者に選ばれなかっただろう。
むしろ陳氏が冒頭で述べた事が興味深い、中国では剣も儒家も世の中を乱すとして危険視されてきたという部分だ。乱世においては剣が物を言うと同時に法律論や道徳論を言う奴らも一種のテロ教唆や思想犯的な立ち位置にあった。実際始皇帝は焚書坑儒と言う思想弾圧を行っている。しかし始皇帝は同時に法治国家による統治をはじめ、やがて儒教などは国家体制側に取り込まれて行く。そしてやがて人民のための仁の体現者である任侠の正反対となってしまった。つまり荊軻までの侠客は刺客的側面と儒家的側面が無理なく両立しえたが、やがて剣客のみが侠客なり仁義として残されたわけだ。ここらへんはキリスト教が西洋での儒家の立場に近いと思う。
革命家と言うと発想は割とインテリ崩れが多いと思うが、結局暴力的な形になってしまうのは、法律論者がすべからく腐敗して体制側にたって世を直さないで来たという事だと思う。
・一時期多すぎた異世界転生物もやっと落ち着きつつある昨今、「一番の被害者はトラック」という発言で爆笑、いろいろ妄想。いやもう、都合良く人を殺すのにトラック使われすぎだろうと。今見てたら「やがて君になる」でも交通事故だったし、ゾンビランドサガも冒頭交通事故だからな。武田鉄矢を轢き損ねた運ちゃんもかわいそうだ、何が僕はしにましぇんだ!そんな死んだ側が大抵悪いケースばかりで、被害者が運送業者というのは鋭い。そう考えると、神様としては異世界転生者がごろごろ出てくる事に悩んで、逆に運送業者を異世界転生させてしまってパラレルワールドの肥大を食い止めるんじゃないかと。異世界運送、異世界を物流で救う、いい話になりそう。チートで満タンの貨物車両を一台召還出来る事にして、世界のあれこれを運送で解決、運送業界の啓蒙みたいになりそう。問題は異世界設定で貨物が走れる道路網が存在しているのが当然かどうかだな。
実際、道路網自体はローマがあちこちに整備してくれていた。しかし、当時の道路は一応陸送にも使われたが、基本は情報伝達や要人の移動程度、有事の軍隊派遣用であった。属州からの穀物なんか海路輸送の方がはるかに安上がりであり、またいくら街道維持がされていると言っても追いはぎ盗賊のリスクなどもあった。テルマエロマエみたいに風呂単体で真似すれば終わる話じゃなくて、その道路を使えるかどうかが掛かってくる。無論、何を運ぶかもだけど。一番需要がありそうで世界を変えそうなのは要人の輸送だが、それは貨物じゃなくて旅客の方なので異世界運送としては例外ケースとしたい。他はやっぱり食料、医薬品、貴重品なんかだろうかね。トラックが水牛の乳を保冷で運んだのでチーズが発見されない世界、とか。あれ、世の中がまた悪くなったような。
Posted at 2018/11/18 22:45:11 | |
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2018年11月17日
・今日はいろんな物の故障修理だった。夏場ノーメンテで無理に動かしていた物が次々と壊れるのでかわいい物ではあるが、理不尽なのもちょこちょこ。まずチェンソー、目立てしてたがやけにチェーンが重いのでブレーキ関係全バラして掃除、やはり木くずが全体に回っていた。これじゃ万一の時のブレーキ性能も逆に不安になるよね。エアクリ周辺も清掃。
次が刈り払い機で持って行ったら始動しないのでキャブ全バラOH、一発で動くようになった。まあ始動不良はトップキャップが緩んでいたからっぽい。一度目はオーバーフローが収まらなかったので再び修理する羽目になった。
最後は再びメイト、まず点火時期の疑いがあるので見て見たら、かなり簡単に調製できる事が分かった。ベースを緩めて回すだけでポイントさら回る構造だ。見たら目一杯遅角してあったので調製したのだが、進めてもそれほど差がない。低回転でのガッツはあがった気がするが最高速は変わらないのだ。結局目一杯進めてもノックも出ないが頭打ちも変わらない感じに。2ストって高回転は遅らせた方が伸びると言われているけど実用エンジンだとあんまり変わらないかなぁ、多少点火の歯切れがいいかぐらい。というか、これ純正出荷時であってたのかな?
あとはヘッドガスケットから多少排気漏れしている気がしてマシ締めしたが、10㎜とか小さすぎるだろ。これも大差無し。アイドルあがる現象はアイドルスクリュー下げて治ったが、ファーストアイドルがやりづらい問題は出ている。チョークでアイドルアップさせる発想ならそれでいいかもだけど、始動性は最近悪い。アースポイントやバッテリー端子など電気接点も磨きなおしたが大差なし。積み重ねで気持ち良く走るようになってはいるが、何かが決定的におかしい印象。
とりあえず2速までは40kmまで引っ張れるのでいいのだが、3速に入れるとトルク不足で失速、アクセルをあけてるのでやがてかぶり気味になって発進時にもたつくようになる、と分析はするのだが、プラグを外してもカラカラしてる。焼けすぎの白っぽいカラカラではない。オイル不足も心配されるが、とりあえずオイルポンプが作動しているのは確認している。キックは適度に重く圧縮はそこそこあるし、ブレーキ引きずりなども感じない。他に機械要素で考えるとマフラーの詰まりだが、出足などは結構いいので少し疑問ではある。あとは始動した直後の方が調子がいい気はする。しかし、何度も書いちゃうが、4.7馬力でシールド付けて重い人間が乗っているのだ、50kmも出たら正常という判断も当然なりたつ。
・カブの爺さんが配達でまた来て、片手だけハンドルカバーを付けていて、「ハンドルカバーを注文したい」と言う。バイク屋じゃあないんだけどなぁ、まあ手を入れたついでなので、ハンドルカバーとスタッドレスとチューブらへんを注文。出来ればリテーナー クラッチボールも交換してやりたい所。カバーは定番らしいヤママルトでいいし、タイヤはこれまたダンロップのS106。あとはハンドルヒーターでもついでに付けてやろうかとも思うが、これ電源とれるかが鍵だな。
カブはバッテリー充電には直流を使っているが、他の電装系は交流が残っている。ここがちょっとややこしいんだが、人の解説を信じるなら充電系が半波整流で、それ以前の交流状態がライトなどエンジンが回っている時だけ使える電源となる。で、カブは発電量がぎりぎりなので、バッテリーから取り出すと充電が間に合わずバッテリーが上がるとかなんとか。で、ホンダアクセのは無段階ボリュームを使う関係でDC化しているのでバッテリー上がり防止に電圧監視で保護回路がある。グリップヒーターは交流でも動くので、交流から取ればいいじゃんというのが旧型純正や社外品を流用する人の考え方。実際ヒーターは10~15W程度らしく、二個あると30Wにもなる。また発電量が下がれば自動で弱まるので都合がいいそうな。
ただ交流だから電気負荷を掛け放題という訳ではない。交流のうち半波整流された方はバッテリーに行くので、残りは自動的にライトなどが使えるが、発電機は一緒なので交流部分の電気負荷があがると整流される電気も減りかねない。絶対悪影響がないかは分からない。とは言え交流側で割り込ませるので多いのはホーンかスモールらしい。ライトは元から大分消費電力が大きいので、ここへの接続はライトがとても暗くなるとかありそう。ホーンなら分解も最小限だし外しやすそう。
・食事会だが、呼んである人がどうしてもあの家族のメンバーを入れたい、声をかけろと言う。遠慮がちではあるが絶対妥協しない感じだし、一応爺さんには連絡して筋通したんだからと言ってもしつこい。組合絡みなら別だが私的な食事会になんでこっちが我慢しなきゃならんのかと思ったら面倒になって、じゃあ中止するわって話になった。てか、なんか裏の事情がどうこう言っていたんだけど、そこらへんも言わないとかだし、本人が説明して謝罪しないのになあなあで通すとか落ちたもんだ。人数がかなり減ったけど、まあ普通にやろうかな。そして今期で部長下りて組織併合なり解散だな。だってもうまともにやってるの2件だけで、今年で出荷する量の生産するのやめた所が一つ、二つ、三つ、中途半端な所が面倒な事言い出した所一つだ。併合が嫌だと言っていたのもこの人だし、個人的にはもう消滅しても何にも困らない。書類は私書箱で来るし、技術講習会ももう栽培してない品種の物だし。食事会でそこらへん相談かな。最後まであそこの家族がトラブルの元だったよ。
Posted at 2018/11/18 19:02:44 | |
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2018年11月16日
・畑仕事は石灰と堆肥散布、水田をトラクターで起耕、農家関係の配り物をやって、講習会でやってた食事会を別の日にセッティング。 一人は義母が亡くなったそうで無理そう。もう一人は呼ばない、これは別に行事じゃなくて任意の集まりだし、もうあの家族は無理だ。夕方からは会議、何故か金融の人間が多かった気がする。雑談をしたという形がほしいだけでどうせなんも農協はしないのが分かっているので黙っているつもりだったが、誰も発言しないので全員に順繰りに発言させる形になり、最後の方になった。前半がほとんど農地を自分じゃ引き継がないし自分でも作業してない人間で、農協にもっと高く売れだの法人つくって引き継げだの農業やめて農地を宅地化して売り抜けたいみたいな事を言っていたので、唯一の引き受け側の立場として全部論理的に否定して空気が凍って終了。無論農協のやってる事の問題に対する提起要望も言っといたけど、予想より参加者側の意識の問題が高かった。
と言ってもけんか腰に話したとかではなくて、単純に参加者が持ち回りの強制参加者で事実が見えて無くて単純に事実確認をしたらそうなるという話で、凍ったのは空気読めないからじゃなくて、この問題の根の深さが深刻だと分かったから。まず法人化問題、一般企業参入の8割が撤退、会議で法人成功例と思われている地元組織は集落営農で補助金がつぎ込まれているから運営出来ているし作物も大規模機械で対応する物のみ。つまり集約的工芸品みたいなのを法人では受けている所はないし、仮にあっても補助金が無ければ地主持ち出しになるし、営利企業は条件が良い所から借りて個人農家と競合するだけで、親が汚く使っている姨捨山なんか受けないよと。またブドウは日本農業の中ではもっとも収益性が高い部類かつ単価もここは優良であり、これで収益が出ないとか抜かす奴は他のでも出来ないし、海外とかもありえない。というか、他の産地のブドウの食べ比べとかやって言ってるんかな?って人が多い。宅地化問題は例の話をしておいた。自分でも話していて思ったが、戸数減少を条件不利地だと誤認して山間地への投資という底の抜けたおけに水をくむような行為を再生と称しているが、実際は平坦地の優良圃場の減少の方がむしろ深刻であり、絶対防衛戦を引き直して損切りをしないと戦力の小出しの多方面作戦で壊滅するんだなぁと。また補助金があればいいのかと言うと、実際は耕作放棄地に限って農地整備を受けており、地主は資産はあるが後継者がいないため条件を良くするため投資を無駄にして死んで誰も引き継いでないのだと感じる。その投資は補助金がどぶに捨てるのと同様な使われ方をしている訳だ。参考資料のアンケもかなり楽観的な数字が書かれている事が気になったが・・・
ここらへんは木内さんの地方再生論と全く同じで、実は地方のシャッター街と荒廃農地は地主は生活には困ってないというのが大きい。本当に困っていれば再生のため知恵と努力を惜しまないだろうが、実際は困ってないのだ。そういう人達は困ったポーズをしていて、やがて大規模開発が来ればいいな程度に思っているんだろう。中には地元モールとバイトが競合して~とかへんな分析をどやってるしらんオッサンもいたが、モールの雇用の若い世代なんか元から農業なんかに来てないがな。
もし農地持ちを敵に回してよければ、ベストな施策は荒廃農地への重課税と農地転用の厳格な禁止取り締まりをするという本来の決まり事の強化だけでいい。そうすれば農地流動化が進み、また転用出来なければ地価も適正化し地域農業は活性化する。しかし、農協の最大の客は農家じゃなくて農地持ちの資産であり、また農家同士でも同じ事が言える。仲間割れになるにすぎない。
じゃあ将来どうなるのか?ここは中核都市なので大都会ほどではないが将来も人口流入は続くだろうから30年ぐらいのスパンでは住宅需要は手堅いだろう。宅建業界もカモになる地主を求めているし、立地的にさらなる宅地化がすすみ平地農地は減少してブランド維持出来る生産量はさらになくなってめでたく第二生産地に格下げになる。そういう将来において逆に農村はインフラの維持出来ない場所として捨てられて、一次産業従事者だけが住むような場所になるというSF的発想もある。しかし一方でオルタナティブを求めるコミュニティーが出来て時々問題になっているし、移民政策をとれば大都市の移民街化とともに移民コミュニティーが過疎地域に出来てしまう恐れも感じる。
・メイトのメンテナンス。今日は2次エアを探すべくレッグシールド外してエンジンかけたらキャブドレンからガスがジャバジャバ。オーバーフローである。しょうがないのでキャブまた外していじったけど、当時のヤマハの技術の低さでめんどくさい事になりかけた。カブのただのコピーつくってりゃいいのに。さてオーバーフローは治って走ってきたのだが、結局あんまり変わらなかった。高回転だと多少オーバーフローしてても消費量が大きいから気にならないもんな。そして最高速もさほど変わらなかったのだが、いつものテスト道はかるい登りであり、本当に水平な場所ならもう少し伸びる事が確認出来た。つまりトルクが足りておらず、これじゃ12Tで引っ張って乗ってた方がマシだったから今度戻そう。そして、最高速の後は激しいアイドル上昇がおこる。二次エア疑いの箇所にパーツクリーナー吹いていくが変化がない。ううううん?どういう事だってばよ。むしろファーストアイドルが異常に低回転で(オーバーフローでかぶるとか)、アイドルスクリューしめすぎかとも思ったが・・・セル始動も一発だったり全然掛からなかったり不安定。
・ホイール届いた。イングランドって書いてあるのにメイドインジャパンってなんだよそれ。そして重量だがネットでは4.2kgと書いてあったが4120gらへんだった。13インチとしてはまあまあ軽い方と思うしかないな。実際「軽量鉄ホイール」がここらへんの重量らしいし。
・少し前のニュースで成田賢さんという歌手の訃報が流れた。代表曲で「電子戦隊デンジマン」というのが出ていて懐かしくてYoutubeで見たらはまってしまった。子供の頃から大好きな戦隊の曲だったけど、改めて他の曲と聞き比べても完成度は高い。多分デンジマンとサンバルカン頃が歌手の力量と曲調の単調化のいい過渡期で両方のいい所がある感じがする。ダイナマンも好きだったが、改めて聞くとサビが強すぎるし歌はイマイチ。ゴーグルファイブは逆に歌は上手いけど、戦隊物というキャッチーさに欠ける。他の代表曲の「009 誰がために」は全く知らない曲だと思っていた。009は残念ながらあまり接点がなくリメイクはすごかったけどなんだったんかなぁみたいな感じだったが、アニソン詰め合わせに普通に入っていて聞いてた。
・COTYがマツダのCX8になったそうだ、とりあえずおめでとう。ここに来てマツダは大きな不祥事もなく、極端にスポーツやハイパワーに振った限定車商法もせず、市場に合わせて流行のSUVを多数投入するなど柔軟な展開、メジャーに対するオルタナティブを揃えてイメージアップも図ってきた。燃費不正が飛び火しないのが不思議でならないが、かつてのマツダ地獄とかは聞かない。企業戦略としておもしろみは無いけれど正しい方向の一つだったのかも知れない。
自動車メーカーの戦略としてはこういうジェネラリスト的な発展、フルラインナップメーカーになる方向と、その逆で少数のイメージリーダーを主軸にしたプレミアム化がある。開発リソースが限られる場合は後者が正しいとされたし、トヨタに同じ戦略で追随しても勝てないだろうとも日産トヨタ戦争が証明してみせていた。しかし、時代が過ぎてみると、後者を採ったメーカーや経営陣はことごとく敗退している。ランエボ頼みになってミラージュを失った三菱、GTR頼みになってスカイラインがはりぼてになった日産、そして今水平対向4WDのスバルが危機に瀕している(と言うほど心配はないのかも知れない。今回のも社長は急成長の歪みで片付けているし。でも不正の続いていた時期など考えるとむしろ不正したから急成長出来たとも思えるし、節々に無責任な感じを受けた)。苦しくてもフルラインナップを守り、イメージリーダーの失速をメーカーのファン層に糾弾されても放置する、まさにホンダの戦略がマツダにも当てはまったのである。何しろ栄光の89年ズには32GTR,セルシオ、NSX,ロードスター、RX7などがひしめき合っていたし、93年ぐらいまで広げるとスープラ、インプレッサ、ランエボなどもあった。しかし、成功したメーカーはこれらに塩対応であったことが分かる。まあロードスターは頻繁にFMCしたけど、実はNAとNBはマイナーチェンジ程度でシャーシは共通に近い。7の8になったけど、これはまあ商業的にも失敗になってしまったな。口惜しいが「ネットの自称ファンや愛好家の意見はいつも的外れ」というのを感じてしまう。
あとCOTYがメーカーの辞退を受け入れた事にメディアの一部で批判があり、不祥事ごときで辞退なんか認めずメーカーの意見に関係なく受賞させるべきだというのがあった。本当に任意団体の賞であれば、そりゃゴールデンラズベリー賞みたいに勝手にやりゃいいけど、COTYがそういうフェアで中立な性格なのかというのが一つ。も一つ、メーカーもCOTYがらみの負担に嫌気がさしてやめたいと言ってるのではないか?というのも一つ。つまり、どう回っても権威は落とす方向に来ているんじゃないかと。私も実際COTYに全然興味なくてニュースで大賞見るまで知らなかったし、見てもCX8がどんな車が全く知らない。
Posted at 2018/11/17 00:08:11 | |
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2018年11月15日
・今日はフルに仕事し一日中何かやっていた。朝からモアで草刈りG園とE園、Z園を行い、収穫残渣も処分。収穫忘れをほしいという人に差し上げたり。昼間には知り合いの伐採のお手伝いをしてタンク引き上げ。メイトのテストをして、夕方からは乗用モアのメンテだった。まあ夏場ならこれぐらい普通に一日でやってもっと働くのだから農家は冬は暇とも言えるが、むしろ夏働き過ぎで冬もやる事はあるという感じも。
・メイトだが、テスト走行やってても遅かったのだが、突然回転がなめらかになって良く走るようになった。オイルラインからのオイルが行き渡ったのだろうか?ただアイドルが暴れるのは相変わらず。スタッドレスのカブでは感じなかったが、メイトはコーナリングで荷重がしっかりかかるしブレーキもカブほど投げ出されないので使いやすい。にしても、アンチリフトという装備がカブにはあったのに、何故全部に装着されなかったのだろう?コスト?耐久性?確かにテレスコにしてしまった方が都合がいいのは分かるが。そういえばうちは前アドレスに乗っていたが、あれは逆向きのボトムリンクでジャッキアップ現象はなかった。トレールが逆向きとかいろいろあるけど、ボトムリンクに拘るなら逆向きってのはダメだったんだろうか?と思い調べてみると、いろいろ発見があった。アドレスのボトムリンクは確かに逆向きに生えているが、それだけなくブレーキドラムなりキャリパーなりの受けにリンクが生えていて、カブで言うアンチリフトと同じ感じに見える。そういう「ボトムリンク派生」と見られると同時に、ブレーキトルクロッドを一つのリンクとしたパラレルリンクにも見える。ブレーキトルクは垂直にフォークと平行になっているリンクで受ける構造なので上下の動きにはなりづらい。
ああ、なるほど、リンクのどこにどちらに入力するかでジャッキアップかノーズダイブか選べるんだと考えると、標準カブのブレーキの受けをリンクアームの支持支点より後ろにのばして受けてもいいんじゃないかとか段々訳が分からなくなってくる。結局スズキはこのシステムは12インチ化したセピアZZでやめてしまったが。
・乗用モアのメンテはオイル交換、エアクリ清掃、プラグ清掃、ヘッドライトスイッチの断線修理、エア圧補充とリフレクター貼り。ヘッドライトは以前から切れていて、夕方はちょっと怖かったので気になっていた。プルスイッチから見えてる配線が両方切れていたので故障箇所はわかりやすくテスターでライトのラインである事も確認して修理。ただ40Wのコテだと元の半田が溶けてくれなくて面倒だった。いずれまた振動や錆で割れたりとれたりはするだろうな。というか電子工作用のコテではな100Wぐらいの電気工作用のコテを買わないとダメだな。
オイルは補充しながら使っていたが、やはりオイル自体に汚れも溜まっている。ブローバイが多いのでカーボンも多いが、何故かプラグは座面含め綺麗だった。放置した後の白煙がかなり多いが、横置きエンジンのオイルラインがどうなっているのか分からないのでなんとも。縦置きならオイル下がりだと断言出来るが。それにしても温度が低い時はオイル消費は最小である。冷却も空冷は厳しいのかも知れない。
・カブのじいちゃんが作業中に来たのでチェック、タイヤエア抜けてる。アイドルが高くて下げたそうだが、使っていてあがったのだろうか?ハンドルカバーももう一度付けるべきと言っておいたが、先日の事故の影響かなんかイマイチ言語が明瞭じゃない。あんな薄着で配達続けていればこの時期寒さで思考も止まるか。
・先日買ったモッズコートのハーフみたいなのを試しに着て夜中自転車に乗ってみたが、かなり良かった。絹と綿の混紡って何がいいんだろうと疑問だったが、おそらくメリットは防風性の高さだ。絹の番手は3デニールかより細いそうだが綿はデニールに換算すると20綿番手で250とか、太さが全く違う。無論、それぞれ撚って使っているはずなのだが、絹の方が細いので綿の隙間を塞いでいるのではないか・・・と想像する。細くするだけなら絹の方が密に出来るが厚さがないし綿の方が丈夫なので骨格は綿という感じじゃないかな?天然素材で防風性があると言えばフェルトとかも思いつくが、織物なのでよりしなやかだし薄いので、中綿を入れられる。
・夜中は久々のセルフ散髪、今使っているバリカンはドライじゃないと切れないので乾いた髪の毛を刈ったら、案の定癖っ毛の部分が虎刈りっぽくなってしまったが、気にしない。今回11㎜に設定してみたが、ドライだと11㎜でもそれほど違和感なく刈れた。伸ばすと頭皮に脂分や汚れがたまるようで、普段より2回ほど丁寧に洗ってやっとすっきりした状態になった。これ、石けんより洗浄力が低いシャンプーで洗っていて長髪の人って頭皮の脂どうなるんだろう?合成洗剤だから案外平気なのか。
・明日は石灰散布とか伐採とかビーバーでの草刈りとか水田耕起を予定、メイトの二次エア疑惑もどうにかしたい。
Posted at 2018/11/16 00:00:35 | |
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2018年11月14日
・LLC交換二日目、ドレンしたLLCはまだ若干色があるので廃液に。再び水を入れてクエン酸さらフラッシングしようとしたが、これもエア抜きしないとうまく回ってない事が判明した。ほんとサンバーは繊細すぎない?エア抜きして再び走ってドレン。その間に途中水温センサーを取り付けたが、これもまあいろいろと問題があった。バンドが締める側はいいのだが広げる側が効かず手間。なんとか開いて取り付けたが、ホースの周囲のスペースが小さく差し込むのに手間取った。またセンサーからの配線が短いので結線にまたバッテリーおろし。毎度思うのだが、TTサンバーはトラックがあくまでベースでバンや派生なんだろうなぁと思う。そうでなきゃこんな配置しないだろう(それで問題ないならトラックで同じ配置してるはずだし)。LLCは古河の買い置きを40%で作ったが、内部に残っている分があるので実質30%らへんかも知れない。もう少し濃く作っても良かったかも。
さて、バッテリーは外してパルサーかけて多少復活しているが、毎度学習が飛ぶのが痛い。特にオーディオは社外品は何も考えて作られてないよね、そこらへん。どうしてこんな複雑な階層に時計設定入れるかなぁ。まあサンバーバンは後大きいのはブレーキOHが残っているぐらい。ディスクは簡単な構造だからいいとして、リアのOHが自分に出来るかどうかだ。ドラム自体はいくらでも触ってるんだけどさ。
・爺さんのカブの壊れていたパーツをPLで割り出し・リテーナー・クラッチボールだそうだ。一体部品なのでボール込みは間違いないのだが、なんか名称がリテーナーだけみたいだな。価格は当時で205円なので高いパーツではないみたい。
・仕事は乗用モアを出して草刈りをして回ったのだが、夏場は多少負荷が大きくてもスロットルあけてがんがん回っちゃうのを丁寧に回ってたらオイル消費があまりなかった。秋草は繊維質で硬いので見た目よりパワーを食う。日没ギリ前にB園の通路とA園は刈れたので、明日はG園とI園Z園かな。また袋を先に回収しないといけない。モアもエア圧チェックや刃を研ぐ作業やって終わったら冬眠だな。
・冬用タイヤのホイールも手配した。なんがグダグダ悩んであまり面白くない結論に落ち着いた気がする。
・陳舜臣の続・中国任侠伝を読み終わり、続じゃない方をネットで注文した。伴野朗(とものろう、だそうだ)の後書きが明快にまとめてくれてあって感心する。後書きというと作者本人の制作話や私生活近況が最近は主だろうが、昔はこうやって作家同士でエールの送り合い(と言うとなれ合いとの批判もあるのだが)みたいなのがあって、伴野氏は元新聞記者らしい読みやすく要点を捉えた解説で作品に対する読者の感想の答え合わせをしてくれる。下手な解説は逆に「あれなんだったんだ」みたいになるけれど(私がすぐ思い出すのは藤岡周平の「秘太刀 馬の骨」に対する出久根達郎氏の解説である。ただし、これは問題提起としてちゃんと解釈されうる話である)。
で、伴野氏が『誇り高き男達の物語である。潔く、勇ましく、なにより義と信を重んじて生きている男達の列伝なのだ。言葉を代えれば、男の生きざまの本質を追究しているともいえる。』というのは過不足なくまさにこの本や中国の任侠をとらえている。逆にここまで率直で直裁な要約が読者に出来ないのは、あまりに気恥ずかしいというか、当世に流行らない思想だからではないかとも思う。まあ時を問わずこんなのが流行ったら世が荒れる気もするし、あるいは中東紛争地ではごろごろしている話かも知れない。
伴野氏の解説は陳氏の指摘である司馬遷以降の歴史家は「侠のこころ」を軽視黙殺しているという事も書き記している。任侠自体が廃れたという訳ではない、のだろう。ただ司馬遷以前の歴史書が侠客を積極的に取り上げていたのか私には良く分からず、そもそも漢以前の王朝の歴史書の信憑性もあんまりないので、これはもう司馬遷が特殊だったと思った方がいいような気もする。つまり、「史書」の中で任侠として終われた人物は外伝で語る価値がない、と言う判断ではないか。それは何故だろうか?行為としての刺客列伝みたいな分類の方がいいからか、王朝の編纂する内容として「こういう任侠がいました」みたいなのは価値が低い、あるいは民衆娯楽として軽んじられたのか、あるいは義信という観念が広がる事を危ぶんだのか。
私は宮廷の史書たる司馬達がその対極にあったからではないか?と思う。ちょうど本の最後から一つ前に班超という西域制圧の将軍の話が出てくるが、これを最後に置いた所に陳舜臣の気持ちが出ている気がする。彼は文筆家の名門一族の生まれの文官だったが、その家風になじめず40を越えてから武官として出征、次々と武勲を立て理想とした「漢民族至上主義」を体現していく。正直、一番やっかいなタイプの国粋主義者で褒められる所はほとんどない。しかし、文官の保身や奸臣ばかりの中で武断である事、そこのみに陳氏は侠を見いだしたのではないか。逆に後の史書からすれば理解不能だったかも知れない。
では中国の任侠は儒教的道徳観の反対だったのか?もちろん違う。知行合一から見て仁の体現者は科挙で満点を取る事ではなく、仁を行う事である。しかるに文サイドのみ複雑高度化して、そうでない者を見下してきた。それに対する異論として「剛毅木訥仁に近し」の実例として「侠」があるのではないか。であれば史書ではなく民間信仰に近い形である事はむしろ自然とすら思える。
Posted at 2018/11/14 23:57:40 | |
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