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暇人ぶぅのブログ一覧

2018年11月13日 イイね!

堆肥受け取り・オーバーヒートしなくてよかった・

 ・仕事は堆肥受け取りと車の整備でほぼつぶれた。堆肥の配達おじさんは4年ぐらい前からお世話になっているが、当時から引退したいとぼやいていたけれど今年も同じ人で「やめらんないねー」「若い子やりたがんないからねー」みたいな雑談を。そういえば昨年も車のマフラーがうちでもげてるの発見して針金で吊って出たんだっけ。マフラーは交換してもらったらしいけど、今度堆肥製造プラントの攪拌スクリューが壊れちゃって、それを回るようにしたら今度移動クレーンが壊れたとかで、「堆肥が完熟じゃなくて水分がちょっと多いけど」と言っていた。まあ私は特に臭いなど感じなかったし、他の業者の方がとんでもなくひどい代物をよこすのでいいんだけど、ここも3セクで大々的に立ち上げてから年月がたち、人も機材も更新時期で大変みたいだ。堆肥がもらえないのも困るし、堆肥プラントが止まると畜産業者も困るそうだ。また堆肥の道への落下はすごい気にされていた。まあ当然ではあるんだけど。今の時期はすぐに配達してくれるし、本来なら品質も高いので、来年もそうしよう。その後はサンバーにかかりっきりだった。

 ・サンバーの水温計取り付けをしようかと冷却系に手を入れます。一度エア抜きで確認していましたが、今回は結構おおがかりです。LLCを抜いてサーモスタットを交換してフラッシングして水温計を割り込ませる。これが作業性がいい車(たとえばアルトあたり)だと小一時間だと思いますが、そこはサンバーとんでもなく手間を食いました。まずラジエタードレンの位置がきつい、というか場所は普通だけど商用車のくせにエアロリップがあってあご下に潜りづらい。外してLLCを抜きましたが、やっぱり色は綺麗で頻繁に交換されていたであろう事が分かります。抜けたらサーモ交換ですが、これが面倒でした。私はメンテハッチ側から作業したのでエアホースを切り離してハーネスを切り離してアクセスしたのですが、極力ハーネスは切り離したくなかった。しかしハーネスステーがサモハウジングと共締めなので、やっぱり外した方がいい。で、上のボルトは簡単に外せましたが下が苦労しました。作業スペースが少なく12㎜の12角の眼鏡でちまちま回すしかない。冷却水でさびてるので手では回せないし。さらに緩んでくると今度別の嫌らしい問題が。サーモハウジングに刺さってるホースとクランプボルト頭を干渉して抜けないのです。ええ・・・・・これ作った奴はそんな事も見てないのかよと。そりゃ先にハウジングに通しておいて回せるっちゃ回せるけど、今度ハーネスステーが邪魔してやりづらいったらない。ちょうど動画FJ20の開発の経緯でその前のエンジンがOHVからOHCになったのに改良が全然されてなくてFJ20を作らざるを得なかった話を知りましたが、スバルの中にはエンジン作れない設計士が混ざっていたとしか。
  まあなんとか外してサーモを見ましたが、一見普通。しかしジグルピンが二本あった温度が78度になっていたりと特殊です。てか、今は省燃費のためミライースなんか88度ですから、サンバーは10度も低いって事になる。普通は82度ぐらいなので5度ぐらい低い。RRの冷却のつらさと燃費の悪さを考えてしまいます。ただ、水温あがるのが遅い気がして交換を急いだのですが、サーモが開きっぱなしという事もなく、念のため鍋で煮て調べてみてびっくりしました。新品は70度あたりから少しずつひらき75度っちゃほとんど開いてますが、古い奴は85度あたりまで煮てやっと新品の70度ぐらいしか開きません。
  サーモが故障した時にオープンで死ぬかクローズで死ぬか、安全なのはオープンで死ぬ事です。水温が上がりづらいけどオーバーヒートはおこさない。今回は危険なパターンの壊れ方でしたし、改めて中古車はサーモ交換を真っ先にすべきだと思いました。あとは汚れ削り落として組み直して水にクエン酸を入れてミネラル分を溶かすフラッシングをしますが、このエンジンはLLC交換は頻繁にやっていたようで綺麗なもんです。サーモハウジングもラジエターも汚れが見られない。かろうじてドレンに多少堆積物がある程度です。しかし、このフラッシング、エア抜き作業が毎度入るのでこれまた面倒。実際エンジンブロック側のエアはなかなか抜けずにやきもきした頃、やっと抜けました。エンジンかけてても出てこないので怖いです。またヒーターは循環させないといけないので、走ってヒーターも回してやります。クエン酸は使い方が2L~3Lに50g入れて沸騰1時間らしいので、沸騰させられない車では一日ちょっと使ってみる事にします(その程度なら錆は問題ない)。
  走った感じですが、これまた不思議なんですが、水温あがる早い?って感じです。クエン酸溶かすのにお湯使ったから多少早い程度は分かるけど、あの感じだともっと極端に水温上昇が遅れそうなのに何故なんでしょうね。明日はLLC交換ですが、希釈に何使おうかちょっと悩み中。どうせなら精製水使ってみてもいいかもなーと。だったら希釈済みのLLCでも使えばいいだけか。それならいっそスーパーLLC・・・

 ・夕方からは会議、どうも体調が良くなくておとなしく話し聞いてましたが、資料によると今年の出荷量はトータルだと昨年比85%、昨年も多くはなかったので計画比だと75%(理想的な取れ高が100%ぐらい)だそうです。しかも在来品種は計画比70%、昨年極端に悪かった品種は90%でしたが、大きく伸びたのは新植のパープルとシャインぐらい。伸び率は高いのですが、絶対量はわずかなので切り替えが進めばみたいな楽観的な見方も出来ないのです。幸い単価が高く推移したので金額は多少補填出来てますが、人によって出来不出来がばらついたらしい。あとは新品種の話も出てましたが、元気にそれを楽しみにしている人はほとんどいないんじゃないかな。私は様子見です。

 ・夜中はストーブでパン焼いてお茶飲んで漫画読んでます。薪ストーブってやっぱり暖かいなぁ。お湯もじゃんじゃん沸くし、最高。オーディオで先日のビゼーの交響曲など聴きましたが、部分部分はすっごいアルルの女とかカルメンの片鱗が見られるし、全体的なオーケストレーションはチャイコフスキーに似ている。似ていると言ってもビゼーは1938年生まれ、チャイコフスキーは1840年生まれで、どっちかと言うとチャイコフスキーがビゼーを賞賛したらしいが、それも真似されたという話ではなく楽器や編成、和声がロマン派後期から民族派で似ているという所かも知れない。CDショップのオヤジが言うように、確かにいい曲、綺麗な曲だと思うが、一方でライナーにあるように地味で退屈というかサロン的な感じもする。
Posted at 2018/11/14 00:04:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年11月11日 イイね!

事故だらけ・うちのメイトはポイント点火

 ・最近交通事故遭遇率がすごい高い。カブの爺さん、ベンリーの新聞配達員と来て、今日はヴィッツとフィットの正面衝突の直後の現場を通った。数分前にパン屋に行くため通った道なので、すれ違いのタイミングで巻き込まれていたかも知れない。もっとも事故って現場を通っただけだと全く状況がわからんね。てっきりフィットが路側帯の仕切りに乗り上げただけかと思ったら、畑まで突き飛ばされたヴィッツっぽいのはエアバック広げてドライバーさん乗ったままだったし。まあ今の車がすごいと思うのは、あれでもキャビンは無傷だった事か。脇道から出てきた車を避けて対向車線と正面衝突?その後、400mもいかないうちに救急車とすれ違ったのだが、後ろの車が路肩にハザード焚いて寄せたら追い越そうとしてて草。まあサイレン聞き取りづらかったけど、状況から来るの予想しようず。
  まあ、教訓は2つあって、明日は我が身という事。交通事故は先日のバイクのもそうだが、自分が気をつけていてももらい事故もありうるし、むろん自分も原因にならないように十分注意する必要がある。というか仲間内では格言があって「事故は事故を呼ぶ」、事故を見ると自分もなんかしらの事故を起こす物なのだ、くわばらくわばら。もう一つは土日の外出はやっぱり嫌だなぁという所。運転に不慣れな人多いと思う。へんな所で曲がろうとする車とかウィンカー出しっぱなしとかノロノロとか一時停止無視とか見ると県外ナンバーとか県内でも違う市町村のナンバーが多い。運転下手で観光で来ているとかリスク高い所には近寄らないに超したことはない。観光バスの運ちゃんとか職業とは言えすごいな。

 ・ぼちぼち畑仕事、除草剤の残りを使い切ったり、ポンプ回収したり、苦土石灰を準備してきたり。まず雑草が多すぎるので、一度ホースやゴミを引き上げてから草刈り走らないとダメだな。今年は草がまだ青々としている気がする。背負い噴霧器、妙にノズルが詰まる。自作フィルターを外したらこの有様だ。

 ・ルーバーラティスで作ってた扉が壊れてきたので取り外し、見た目はいいけど強度がガバガバだった。ラティスは扉じゃないから、多少補強入れてもダメなんだろうけど10年以上使ったしな。ゼロから自作した方がいいとは思うが、どうしようか。フラッシュドアでもなんでも作れるが、通気性や自然な感じを考えると、あまり手抜きな作業場と同じ形じゃいけない気もする。

 ・カブの外したレッグシールドを踏んで壊して処分しようとしたが、全然割れなくてびっくりした。もう見た目ボロボロの10年・・・・いや20年に迫ろうかと言う古さなのにすごいなぁ。丸鋸だとスパスパ切れたので処分は出来た。タイヤもこれ切断すれば普通にゴミとして出せるのでビートだけグラインダーで切って残りはハサミで切ったが、やっぱりトレッドがサイドより薄くなっていた。IRCのSN12だが、一応溝がトレッドに残っていてもぺらぺらである。うーん、カブの重量ならこれでも大丈夫なんかなぁ。完全に下駄減りしているのであの安定性だったとは思うけれど、SN1の方がラウンドは自然かな。

 ・干しリンゴは今日の晴天ですっかり乾いて仕上がった。3日あれば干せるな。これもスライサーがあってのおかげだけど。網カゴに関してはちょっと高くても開口部が隙間じゃなくて一面開くタイプが良かった。入れるのも楽だし出すのも楽だ。真空パックはリンゴに関してはちゃんと効いている感じで保存性は良さそう。理想は脱酸素剤も一緒に入れてしまう事だろう。
  今回なかなか真空がかからない事があって、いろいろやって分かったが、真空になる部分のパッキンから空気が漏れていると真空が掛からないようで、周囲を抑えてやると気持ち良く真空になる事が分かった。リンゴなんかメキメキとつぶれて袋目一杯だったのが1/3ぐらいにまである。これも良し悪しで、さくさくした食感がつぶれてべたべたになりやすい。

 ・薪ストーブを出して今期初運転してみた。煙突をつなぎ火台を組み立てストーブの汚れを落として点火、最初はちょっと手間取ったけれど、安定燃焼がはじまったらいい感じだ。早速お湯を沸かしたりネギ味噌鶏肉を作ってみたり。今年は昨年やった床の断熱工事のおかげで一階でもそれほど寒くはなく暖房は必要でもないのだが、料理やお湯沸かしとしてはやっぱり優秀。パンもトースト出来るので、パリパリの食感が楽しめる。今年は薪が沢山あるので、これらを綺麗に乾燥させて良い燃焼をさせてやりたい。

 ・メイトの点火系がおかしいのではないか?という事でサイドカバーのメンテハッチを外したら普通にポイントが出てきました。ええぇ、これ80年代のエンジンじゃないんか?ポイント調整は久々なのでいろいろ忘れていて検索、ええとギャップは0.4ぐらいなのかな。当然コンタクトも磨きますが、サンドペーパーが入らない。ああ、手で広げないといけないのかと思いつつ触りますが、やっぱり入りづらい。こんなギャップ狭いのはおかしい。ただ接点が摩耗して広がるって話は聞きますが、逆は聞いたことがない。これでも動くので最初からこれって言われればそうなのかも知れませんが、どうなんだろうと思って検索すると「カムヒールが摩耗してギャップが少なくなる」という事があるそうです。ああなるほど、そっちが減るのね。ここは一応フェルトに油がしみこんで潤滑はしていますが、経年劣化で潤滑はなされてなかった模様、一応グリスを軽くさしておきました。で、ギャップですが、0.04になってました。え?桁が一つ違うんですけど・・・もちろんエンジンで異なるでしょうが、普通は0.4㎜だそうです。
  ということで0.4㎜に調整したのですが、火花の色が赤とオレンジから青白くなりました。これで本調子!と思ったのですが、乗った感じ差がほぼありませんでした。加速もかわらん。というか乗っているうちに逆にトルク感が抜け出して、これは焼き付きするんじゃないかとびくびくしながら戻りました。唯一変わったことはNでアイドルで信号待ちしていると回転数がびっくるするほど上がってしまいます。これはアイドルスクリューの調整じゃなくて二次エアっぽいな。ただプラグの焼けは微妙に温度が低くて濃い感じで、薄い感じはない。ポイントで点火時期もある程度ずらせるので高回転よりにする事は出来ますが、その前に吸気系を疑っている所。
  二次エアの可能性の箇所を探して見つかればいいのですが、一番怖いのはクランクシールあたりが抜けている事。全体的に圧縮が低く歯切れが悪いので、吸気になんか問題あるのかもなぁ、リードバルブとか?でもハスラーでも2スト50だと圧縮低いからこんな物と言われるとこんな物な気もする(NSR50が特殊なだけで)。というか、これ遠心ガバナー付いてるんか?少なくともエンジンにリミッターはないようで、2速で引っ張った方が速度出てしまってびびった。オイルポンプも信用していいのか分からないので、今度混合にしてオイルラインを別にしてテストしてみるか。

 ・エアキャリーも修理、まだメーターの動きが渋い。エア漏れしてたコネクターは交換、しかしまだ同じエアを足すスイッチから漏れてる音がする。分解してみるとなんと中に入っていたのは米式のバルブコアだった。これを押す事でエアを調整していたのだ。確かに目的と入手性からすると面白いアイデアだなーとは思う。実際、スペアのバルブコアで交換してエア漏れ音はそこからは消えた。しかし組み立てているとコネクター類のあちこちで漏れている音がする。そもそも強度がないアングルでのコネクター多用や、ホースの収まりが悪い所などは適当に作ってる感が否めない。せめて直線のコネクターだったらまだ信頼性があると思う。
 
Posted at 2018/11/12 20:53:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年11月10日 イイね!

チューブ交換あれこれ

 ・明るい色の服がほしいと書いたが、いろんな店回ったけれどいい物がなかった。というか改めて「服のジャケットは黒だけじゃないか!!!」と。せめて反射材とか貼ってあればいいのだけれど、無地の真っ黒のジャケットとかそれで道路歩くのってどうなのよと言いたい(昼の雪道だと目立つのかな)。スラックスも黒多いしね。という事で最後にダメもとで行った古着屋(ここ重要)で比較的明るい茶色のジャケットと、黄色のダウンジャケットを買いました。ダウンの方は汚れているという事で割安でしたから、やっぱり汚れは目立つのかな?私は全く気にならないレベルでしたが。ただダウンがすさまじい量入っているので着るとビバンタム君になります、真冬装備だなこっちは。やや軽装の方は地味地味の地味ーな服(踊る大捜査線の青島の奴みたいなの)で私らしいっちゃ私らしいなー、その割にちょっと高いかな?と思って帰ってみたら半分絹でした。いや、絹でこんな地味なオヤジ用アウター作るか?って表示に疑問もありますが、色味の割に明るく見えてるのは絹の光沢のせいも多少はあるのかなーとか(どうやら絹は裏側に回るらしいですが)。
  あとは反射材もちょっと考えてみました。いくら明るい色の服と言っても反射材は段違いに被視認性が高くなります。ちょっとしたタスキでも目立ちますし、靴についているしょぼいタグっぽいのだけでも夜道で見ればはっきりしています。しかし、この反射材、ライダーズジャケットとか交通誘導とかの服には採用されてますが、普通の服だとスポーツブランドやアウトドア系でちょっとあるかな?程度です。タスキの方が汎用性があるのですが、あれ面倒ですぐ忘れますんで、だったら自分で縫い付けてしまえば忘れないだろうと。どうせジャケットなんて数着しかありませんし。今はアイロン接着の反射材もあるようですし、少し工夫してみたいと思います。
  ところで反射材もいろんな物があり、性能が異なります。一番反射が強いのはプリズムリフレクタータイプで、車なんかの反射に使われていますが硬いプラスチックなので服飾で採用される事はあまりなさそう。柔らかいのもあります。他には球形レンズタイプで、露出タイプ、封入タイプ、カプセルタイプなんかがあるみたい。で、先日スーパーカブにはダイソーの2種類の物をテストして、片方を貼ってあります。一つは「高反射タイプ」で3.5cm×7.5cmぐらいの比較的高価な物。もう一つは2.5cm×7.4cmぐらいのが16枚も入ったお徳用です。当然性能は高い奴の方がいいことを期待しますが、侮れない性能を見せたのは廉価な方。高い奴と明るさではほぼ同じです。で、見たら裏に3Mの文字。てっきり両面テープの話かと思ったら3Mは反射材の大手でもあるみたいで、そうすると3M製品なのかも。通販だと普通にニセ3Mのコピー品が出てますが、いくら100均でもニセブランドは扱わないだろうし。高い奴は国産でORAFOLという会社(会社は世界規模っぽい)のJ701PSA、ここはマイクロプリズムでは最初の所らしいが、反射係数書いてくれてないのがなんとも。
  また、これを調べていてやっと雨の夜にライトが見づらい理由が分かりました。普通ライトで照らすと乱反射した光の一部が戻ってきて見えます。反射材はこれが再帰性反射で光源に戻るので良く見えるのですが、逆に整って別方向に反射してしまうと目立ちません。要はステルスと同じ事が濡れた物体で起こる訳です。じゃあ何故白いライトはより見づらいのか?検索すると「慣れ」「コントラスト把握しやすい」「光の透過性」という話が出てきます。私も最後の奴を一番物理的かなぁとは思っていましたが、確証がないです。理由としては波長が長い物は空気や水の中を透過しやすいので対象に届いて反射が得やすい、という物です。たとえば夕暮れが赤いのはこういう理由です。しかし、「そこまで水の幕が分厚いのか?」ってなるんですよね。対象の水の幕の厚さなんて1㎜あるかないかでしょ?
  コントラスト把握の高さはモノクロフィルムを使っていた頃はイエローフィルターというのがありました。これは青い波長をカットする事で風景写真のコントラストを上げる物で、あるいはアポクロマート以前の収差問題も多少絡んでくるかも知れませんが、コントラスト自体を上げているのかは微妙な所。屋外風景だと自然光で晴天から青い光が降り注いでいるため、それをカットすると空やその反射がカットされるのでぼやけた感じは消えます。結果的にコントラストがあがる場合もありますが、逆に空はロー落ち気味になるのでローコントラストと言えなくもない。雪みたいに白だと同じで見えづらいというケースではコントラストはあがりますが、濡れた物体がそうであるとは言えないような・・・という事で除外。
  反射率は波長で異なるのか?と言うと、確かに違うようですが、そこまで極端に・・・という事はなさそうでした。また波長で屈折率等が異なり干渉がどうこうという可能性というか研究もありますが私には良く分かりませんでした。まあ薄い膜に光があたると屈折率が低い相手で波長が短くなるみたいですが、可視光が紫外線領域になるほどって事はないんじゃないかなと。しかし反射率を調べていてびっくりしたのですが、水というのは反射率はかなり「低い」みたいです。土が30%~50%ちょっと、木が20%あたりだと水は10%だそうです(反射率なので多分厚さは関係ない)。そういえば濡れたアスファルトは黒く見えますが、あれは水幕が反射しないからなんでしょうね。で、ごく限られた方向に平滑に反射するだけと。まあ反射しないって事は透過する訳なので、濡れてても晴天なら普通に良く見えます。あれ、改めて振り出しに戻りました・・・
  

 ・じいさまはちょっと遠くから歩いてきて、カブの引き取りも終わった。一応クラッチの微調整とか最終テストをしておいたが、チューブに微妙なエア漏れがあるかもしれぬ。私は爺さんを70ぐらいだと想像していたが、計算したら80超えてて、さすがに意思疎通が結構苦しい。オイルも余分持ってけと言ってもアレだし、クラッチに破損箇所があると言っても良く分かってないような。
  さて、チューブの問題だが、検索したら良い交換方法が出ていた。それはチューブを真っ平らに畳んでタイヤのトレッド面に押しつけておき、そこをナイロンのヒモで4カ所ほど結んでおく。そうするとチューブがビート側に落ちてこないので噛まないのだそうだ。ヒモも挟んだまま組む事になるが、後から抜けるので問題ない。そういや、どっかで似た話を聞いた気がするな、車のガラスの羽目方だっけ?ある程度くっつくなら両面テープで貼り付けるとかでもいけそう。
  もう一つはタフアップチューブについて。最近は車でもスペアタイヤでなくパンク修理剤を積むようになってきているが、自転車などでもよく見たパンク防止剤は最近は見ない。スーパーカブの本で開発者の方の話が出ていたが、まず新車カブは100%タフアップだそうだ(2008年当時)。で、あれは修理剤のように硬化する物ではなく流動性があるままのスライムに繊維やらなんやらを混ぜてあり、それが詰まって漏れづらくなるという話。そしてトレッド面に防止剤が均一に行き渡っているように、防止剤だけ入った二重内部構造になっている部分があるのだそうだ。で、アフターマーケットでタフアップチューブが売られているかと言うと・・・一応あるんだけどあんまり使っている人がいない印象。理由の一つが上の組みづらさで、中身がある分噛みやすい。パンクしづらいチューブなのにパンクさせやすいというね。あとは値段がある程度するけれど、パンクしない度合いの期待値が低いかも?という所。まあ、もし本当にパンクしないチューブでも、お店としては入れたいか微妙になりそうだけど。そもそも特殊チューブにしてパンクに中途半端な安全を持たせるならチューブレスを選ぶべきだろうし。
  それにカブだとトレッドの厚さが問題かも知れない。本とかスタンドで雑談していても出てきた話だが、選挙の後に画鋲が落ちるとかその程度でもパンクが増えるそうで、古いカブのタイヤ触ったらほとんど厚さが無かった。車だと摩耗してもカーカス面がそれなりに厚くて、少なくともトレッドの摩耗限度あたりでは問題を感じたことはないが、ビジバイはそこが薄い。まあ結局チューブが空気をためているので、そっちと役割を分担しているってのもあるんだろう。チューブに金かけるならタイヤを適宜交換する方が有効という気にもなる。

 ・復活したメイトでちょっと走っているが、やっぱり最高速は50kmちょっとで伸びが止まる。ギアがロングになっているのに変わらないのはシールドの存在もあるだろうが点火系が怪しい。昨日も洗車直後に不動状態になったのでプラグチェックしたら、しょぼい赤い火花しか飛んでなかった。プラグは正常なので、疑うとしたらコイルかコンデンサーらへんか。点火系にリークがある事は疑いようがないんだが、こいつの電装はICをおそらく使ってない。サイドあけるとCDIみたいなブラックボックスはなく、日立の巨大ななんぞが鎮座しているぐらいである。あとはジェネレーターカバー内部もなんか関係あるパーツがありそうだけど・・・
  あとメイトのヘッドライトとカブのヘッドライトは大きな違いがあって、メイトはこの年式でもバッテリーでつくので直流である。というかセル積んでいるのでバッテリー負荷があるためジェネレーターを全波整流で発電させているのだろう。という事は直流用LEDが使えるという事になる。直交両用は高いのと中間に整流素子を入れるので、そいつが発熱する=エネルギーをロスしていると言える。まあ直流で使う場合はロスは多分ないのだろうけど、もう一つの問題はワットが高いのしかない。30Wはいいとして、40Wとかメイトにはいらない。15Wで純正と同等なのが一番望ましいが、そういう商品はないか、存在してもチープで信頼性が無い。あとは色温度も高すぎる。理想は3000Kで1000ルーメンぐらいで12Wとかそのぐらいなんだが。
Posted at 2018/11/11 19:09:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年11月10日 イイね!

バイク界のヘラブナ

バイク界のヘラブナ 欠点多く書きましたが、スポーツバイクは乗って楽しいのが一番で、カブはそれがすばらしいです、ビジバイのくせに。よくカブでツーリングする人がいますが、分かる気がします。速度出ても楽しくないバイク多いので。反面、支持されすぎて国内モデルの根本改良が進まないまま規制が進んで50ccの動力性能が厳しくなり110サイズの50とか出して信頼性も下がってブランド低下する前に穏便な改良とか対応モデルが出せなかったのかなぁとも。これも4馬力ぽっちで遅かった。
  てか修理車両で書いていいのか分からんが、タイムラインで常に表示されて消せないので書いてみました。
Posted at 2018/11/10 23:07:38 | コメント(1) | クルマレビュー
2018年11月10日 イイね!

リンゴ干し・カブ修理

 ・午前中はリンゴ干し、最初のロットを真空パックにして網カゴをあけて再び干しました。ブドウも一回目のはセミソフトでパックしましたが、すぐにふくらんでいるのであんまり意味なかったかも。ただ、微妙に新鮮みがあってレーズンより美味しいし、処理も上手く行った。
  午後からはカブの整備です。おっちゃん30分遅れで来て、「3時にあがるかい?」って、それスプリングの交換だけでもきっついわ。なんか仕事があるようなないような分からない感じでしたが、最速で10時まで8時間以上ぶっつづけで整備でした。いやー、カブを堪能いたしました、げっぷ。整備内容な整備手帳にあげておきましたが、カブ神話について考えさせられましたね。カブは熱烈なフリークがいるのはサンバー同様ですが、同時にそれが大きな改良をしづらいという足かせにもなっていました。たとえばホイール、カブはスポークで、これは耐衝撃性に優れるとか比較的軽いとかメリットもあるそうですが、新興国ならともかく日本ならキャストのチューブレスの方がいい。あるいはテレスコにディスクの方がいい。パーツ割も今ならもっと工夫してマフラーとかばらさなくてもクランクケースカバーあけられる程度には出来るだろうし、エアクリだって工具無しであけられるようになってるでしょう。半分ユーザーの支持にあぐらをかいちゃって改良されてないなー、みたいな印象を正直持ちました。
  しかし、テストランをやって調子が出てきた後半だと、カブってこんな乗るのが楽しいんだ!カブにはじまりカブに終わるというヘラブナみたいな格言や、レーサーコレクターの愛車がカブだとかが分かりますよ。正直絶対性能はこれかなり低いです、環境仕様で馬力落としているので。だって7馬力ちょっとのスポーツ原チャでも60kmあたり、カブでメーター振り切るって普通に聞くのでなんで5馬力そこそこの3速ギアで出来るのかと不思議でしたが、あれ平地の記録なんですかね?これは実用上は40kmちょっとが気持ちいい所で、そこからの速度は非常にゆったりとしかあがりません。
  ところが体感速度はもっと速いんですよ、60kmぐらい出ている感じ。そして常にエンジンが小気味良く回ってご機嫌です。分析的に見るとカブの気持ちよさの要素は「圧縮比はそこそこだが実圧縮が高い」「点火系が強力」「マフラーもキャブも細くしてレスポンス重視」ってな所だと思われます。特に最後の部分、スペックに拘らず一番にレスポンスを持ってきているので、ライダーの意図に忠実に感じます。あとは排気の歯切れの良さとかでレスポンスのフィードバックが多い。
  逆に残念なのはギアが何速に入っているのか分からなくなる事、エンブレが強くシフトダウンを活用しづらい事、ホールドが悪いシート、操作性が悪いシフト(アップはともかくダウンがやりづらい)、右手に集中させすぎて操作しづらいスイッチ類ですね。特にウィンカーを上下スライドにしたのはいろいろ失敗でしょう、まず直感的にどっちにウィンカー出すのか分かりづらい(前が左、後ろが右)、また人差し指操作なのでブレーキとの同時操作は無理です。なぜ普通のバイクのように親指の左右にしないのかと。

 ・ニワトリは日没過ぎまで私が外にいたので放し飼いしていたのだが、面白い事に全部まとまってカゴの中のニワトリの上らへんで寝ていた。ブルーシートの中に入ろうとするのもいるが、やはり集団で寝たいらしいし、こういう時は戻ってくる。捕まえてカゴに入れても(猫が出るといけないので)あまり騒がないし、なんだ自分で帰巣する分にはおとなしいもんじゃんと。近所で大根葉もらえるし、リンゴの皮もあるので青餌は十分。
Posted at 2018/11/10 01:14:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
何シテル?   10/04 00:00
 希に車の話しもしますが、ほとんどただの日記帳です
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