2018年12月02日
・昨日はワイン会、6ヶ月ぶりなのでとても楽しかった。二次会、三次会、四次会まで行って興味深い話を沢山聞けた。やはり、普段接点がない人との交流はいい刺激になる。また、このワイン会も会を重ねて人材の濃さがすごくなっていて、内容も高度になっている。
・今回はブドウ品種当てクイズだった。私はこういうのをあーでもないこーでもないと言いながらやるのが一番勉強になる。今回は白と赤、3種類ずつをそれぞれ5種類の品種から当てるという物。白はシャルドネ、リースリング、ソーベニヨンブラン、ピノグリ、アルバリーリョ、赤はカベソー、メルロー、テンプラニーニョ、サンジョベーゼ、ピノノワールから当てるという趣向だった。私はシャルドネ以外全部外した、えっへん。でも、間違える前に偉そうにうんちくたれるのがいいのだ、こういうのは。リースリング外したのは痛恨ではあるが、ほんとNZのソーベニヨンブランとの区別が難しい。意外だったのはアルザスのリースリングが変わった香りだった事とピノノワールがこれまた分からなかった。良く知っているはずなのに分からない、ほんと奥が深い。
・あとは知らない人との相席がまた面白かった。セミナーも常連さんは知っているので安心感があるが、全く接点がない人もまた楽しい。結局四次会はその人と出かけて、バイクや写真の話で盛り上がった。またお店も新規のお店一軒開拓、自衛隊の航空写真が飾ってあって、話を聞いたら自分で撮影している人だった。撮影技術の話やデジタルとアナログの話でオッサン達で懐古的な話から現代の話までいろいろと。今の日本の産業がどんどん技術移転で空洞化している部分とかも聞けた。
他は二次会の向かいの人がこれまた新規ワイナリー立ち上げの人とか塩尻に詳しい人で、実情や裏話などを伺う。やはり外から見てどんな良さそうでも、市民からすると不満や裏話が見えてしまうようだ。特に多選政権の弊害はね・・・
・あと、ちょっと義理が出来てしまったので、ユンボで穴掘りに行かなければならない。そっちの話も面白かった。面白い事を失敗を恐れずやる人は若い人の文化に詳しくて舌を巻く。新規店舗開拓の方も二三、興味深い店を教えてもらったので是非行かねば。最後に二次会のお店で「ぶぅさんは夏場ははきはききりきりしているけど、冬場はほんわかぼんやりしてますねー」とか言われる。もう気が抜けているな、いかんいかん。
Posted at 2018/12/03 18:27:05 | |
トラックバック(0) | 日記
2018年12月01日
・今日は昼間、妙なカラスを見た。カァカァ鳴いて真っ黒なのでカラスなのは間違いないのだが、飛び方がヒヨドリなのだ。一瞬羽ばたいて加速上昇したら羽根を畳んで滑空というよりラグビーボールみたいに飛翔、再び再加速というあの飛び方。あれで比較的低空を飛び回っていた。カラスの飛び方は力はあるが比較的遅くて、加速時は羽ばたいて加速するか位置エネルギーを落下で替えるという感じだったので驚いた。しかし、生物学的には楽しくても人間的にはカラスがまたさらに進化への糸口を他の生物から得ている訳で脅威が増え嬉しくない。ゴブリン共に学習をさせるべきではない。
・ひさびさにガチャを買ってしまった、今回はSJ30ジムニー。この手のは普通にミニカーを買ってもいいような気がしてきていたのだが、かなりレベルが高い造形と塗装でどこが出しているのかと思ったら青島文化社だった。さすが青島だわ、チョイスの渋さから出来映えまで完璧。何しろランプやサイドミラーまでちゃんと着色されているし、フロアはマフラーはもちろん肉抜き穴やペラシャまで再現、そして室内にはハンドルや座席も見える。ちょっと残念なのはサイズがかなり小さく中途半端(多分1/80ぐらいだと思う)な事、500円で72か35ぐらいのサイズで欲しい。
ただ青島はこれを出す前に、T系サンバーのフェイスの前期型を出して欲しい。せっかく別部品になっているんだから、そのパーツさえあれば(他にも細かい差はあるだろうけど)前期型の顔になるのに。後期型の今のスバルっぽいガンダム顔もいいんだけど、初期の丸っこヴィヴィオ顔っぽい癒し系も作りたいって人は多いと思う。まあ、作れる人はスクラッチするんだろうし、もう前期型の顔も大分少なくなってしまっているけど。
・日本が貿易摩擦回避でF35を100機ほど購入するというニュースが飛び込んできた。先日F35Bを追加購入するというニュースもあったので、それともかぶるのだが、まだF4の置き換えも完了していない。あと、ここで懸念していた「F35のサブタイプをごっちゃにする」という問題が出てきている。F35Bを100機入れるのか、F35AとB併せて100機なのか、おそらく後者だと思うが価格が100億と出ているとBはきついんじゃないかとか思ってしまう。軽空母だとジャンプ台を利用してもF35Bが必要だと言われているし、F15SJの代替であればF35Aがまだマシと言えるからだ。Bは開発が先行しているが、結局各国でBを中途半端に入れる必要は感じなくて導入はAに変わったりしているから量産効果もイマイチな気もするし。またAにしてもF15SJを全面的に陵駕しているのか疑問は残る。Aを多少入れるにしてもF15SJを独自改修とか考えてもいいのではないか?それが高いなら独自開発をいい加減やってみたらいいのにと。
もっとも、F35はどの型もスーパークルーズ能力があるそうで、案外要撃機としてやっていけるかも知れない。またB型であれば空母ではなくて陸地ならどこでも発進着陸は出来るはずではある。陸上基地は固定されているため弾道弾やGPS誘導ミサイル等で容易に破壊される事が分かっており、航空機発進能力が失われてしまえばどれほど優秀な航空機があっても意味がない。だから各国陸上機でもSTOL能力の向上をはかっているが、VTOL機であればさらに良いだろう。
またF35Aを導入した空自が既存の機体との模擬戦をやらないはずがなく、おそらくステルス機の威力について相当な手応えを感じたのではないだろうか?実際F35シリーズが広がるにつれ模擬戦でのキルレシオが伝えられるようになってきたが、タイフーンやラファールに対して18~19:0,F15Eに対して16:1という情報がある。F15EとF15CやJとの間にもまた性能差はあろうが、それでもキルレシオがここまで違うとF15なんか改修している場合じゃねえ!って事になろうか。
あとは価格である。F35も近年の期待開発のご多分に漏れずダラダラと不具合つぶししている間に開発費が高沸してしまった。これからは量産課程だから下がる事が期待はされているが、今の戦闘機はラインで量産というほどタクトタイムが速い量産ではない。一応ラインだが、ほとんど手作業で作っておりパーツもカーボンのように量産効果が出づらい物のため、数がまとまったからと言って安くはならない(たとえばプレスパーツなら金型と原料があれば、価格の大半は金型なので、1個作れば金型代全部が製品代だが10個作れば1/10になる。極端に言えば相当数作ればコストは原料と製造費だけになる訳だが、カーボンは原料費と製造費が高いので、どこまで行っても安くならない)。同じ事はF2でもあって、結局あれも120億ぐらいはしているから、F35が本当に100億で導入できるんならいいんじゃないの?という所ではあるが。
対外的にはソ連はステルスをあきらめてIRSTで対抗をはかっており、彼らのIRSTがF35にどの程度通用するのかはちょっと気になる。自衛隊もIRSTのテストは一時期していたので、その脅威度を探っていたとは思うが、模擬戦にIRST装備機体はないので、現在どうか分からない。ただ、早期警戒機はレーダーだろうし、IRにパルスドップラー対応のルックダウン能力は無いだろうから、ステルスが不要というのはない。でも最近イスラエルのF35がソ連の赤外線誘導ミサイルのSA5で損傷したのではないか?という話もあり、やっぱり気にはなる。
・と、最新のそこらへんを考えていると、頭にぼんやりと「枯れた技術の水平思考」という言葉が浮かんできた。コンセプト自体は知っているが由来を知らないので調べたら、横井軍平という任天堂のゲームデザイナーさんが最初発した言葉らしい。普及した既存技術が安く安定した頃に導入して、違う使い方に発展させられるという物らしい。一方で最新の技術スタンダードの方が洗練されていればそれを使うにやぶさかではないので、枯れた技術に頼るという意味では現状には合わないだろうとも。むしろ、あらゆる設計開発の自由度のうち、最新鋭でとんがって専用の技術を使う事を除外すればおおよそ合っている気もする。
軍事で言えばCOIN機あたりはそれに近いかなー、一方でコストが下がってコックピットは全部がグラスディスプレイ化している、そんな感じ。用途を非対称戦で対空ミサイルが無い相手に限定すればありうる選択だろう。車で言えばEVやHVではなくガソリン車にアイストと充電制御だけ入れてる軽とかか。そこらへんを見ると、枯れた技術の水平思考が通用するのは「ターゲット層、使い道が明確かつ限定されている事」「プロダクトデザインの基本の基本がまず徹底されている事」ではないかと思う。たとえば軽のエコカーが成立する大前提は素が軽いという動く機械としての基本が守られているためだし、高速道路は考えていない(でも結構良く走るけど)。軍用機だと第二次大戦中の最優秀戦闘機の一つに数えられている5式戦闘機はまさにそれだ。枯れた空冷エンジンを三式に積む事で中高度までなら非常に優秀な戦闘能力を獲得している。
・マガジンXのザ・総括を斜め読みしてたら、スバルのフォレスターについてスバルは軽量化技術や志向がないからベアリング精度を上げて燃費を稼いだ方が云々と出ていた。ベアリングの精度を2ランク上げて四輪で40kgぐらいの抵抗を減らす云々。うーん、識者が混じっているからきっとある程度根拠がある事なんだろうけど、ベアリングの精度でそこまで差が出るのだろうか?というのが私の感想。単位がアレなので分からんけど、40kg軽量化した分ぐらい、と理解すると一輪10kg軽くなるぐらいという意味だろうか。私がいぶかしく思うのは、ベアリングの精度に関しては日本は世界一で普及品でもそこまで悪くはないし、それを2ランク上げるほど余地があるか分からないし、仮にあげても燃費にそんな影響があるのだろうか?と思うからだ。そもそも精度の意味が「ばらつき」だったらコスト面で採用しない理由にはなるが、実際はベアリングの精度等級はクリアランスの意味である。それは発熱変形や吸収性を考えてメーカーが決める事で、たとえばピストンクリアランスが狭いほどいいなんて事がないのと同様である。無論、海外製の安物プレスベアリングなら精度が本気で悪い物もあるけど自動車だとまず使われない。またクリアランスを詰めると(いろんな条件があるけど)抵抗はあがる。ガバな方が良く回る=燃費は良くなる。
では一周回って、それでも精度をあげて~の部分が事実だったとすると、どういう意味なのか考える必要がある。一つはボールベアリングではなくてジョイント類なども含めた場合で、これはあまり詳しくないが、まあ高品質の抵抗が低いジョイントは存在する。特にAWDのスバルはそれらの抵抗が高い事は予想されるから、それらにコストをかけるべきという意味なら分かる。ただ、それを四輪で何キロって言い方をするのか分からん(文脈でフォレスターがインプに対してでかいタイヤを履いてるのを相殺するという意味だったのかも)。もう一つは精度を上げるの意味が「でかいベアリングを使う」という意味の可能性である。ハブベアリングにクリアランスが必要でなおかつそんな燃費に影響しないのは重量変形が結構あるからである。それらを解決するにはより大きく耐荷重量が大きいベアリングを採用すれば精度と変形を両立する事が出来る。あるいはボールを小さく沢山使って接触面積を増やすとか複列にするとかもありうる。ニードルは高速ベアリングには使わないからダメだろうが。
もっとも、これらのベアリングの強化は元がよほどダメだった場合以外、何故か燃費にあんまり差が出ないのも事実だ。乗ってみると明らかに軽く回っていて抵抗が減っていると分かるにも関わらず、だ。理由は良く分からない。回転系の全抵抗に対する割合が元から小さく改善度合いが小さいのは分かるが、体感ではやけに差を感じる。だから回転系にはつい投資してしまうけれど、というのは自転車業界の方が深刻かつシンプルなので科学的な解析が進んでいる所だ。彼らはセラミックボールを調整可能なハブを使ってまで導入したりするが、それで稼げる駆動抵抗は2Wとか5Wとかで、ウェアを低抵抗素材にしたりハンドルを低くした方が効果的なので「はまってはいけない泥沼」と認識されている(と思う)。思うに、回転系抵抗はほぼ速度に依存しないので、ごく低速ではかなりの改善割合をたたき出すため体感で動きが軽いと認識出来るからではないだろうか?実際ハブいじると高速より低速、走り出しや止まる時なんかで体感しやすい。
もう一つハブ改善を体感するのはブレーキ時で、これはハブにブレーキトルクの負担がかかるからだろうが、これが燃費に影響しないのはブレーキでどうせエネルギーを捨ててる時なので、それがブレーキ経由だろうがハブ経由だろうが車にとってはどうでもいい。人間はよりブレーキに力をかける必要があるから体感しやすいのではないか?とずっと昔考察した事がある。
・届いたカオスバッテリーを交換したついでにミライースのバッテリーのチェックをしたら11.7Vまで下がっていた。これは危険水準なので補充電をかける。またELM327の暗電流が気になるので取り外し。サンバーの古いバッテリーは12.35Vあったが、CCAは175でこれも割と危険水域、パルサーかけるもすぐ13Vまであがってしまうのでそろそろ寿命か。パナのSBの40B19なので、一番安いランクだから良く保ったと言えるだろう。問題はカオス、CCAが補充電しても340台だった。パルサーで12.9Vまで入ってしまったので電圧との関係で低く出ているかもだが、ネットで見るとCCA370あたりの人もおられるので、これは外れかテスターが辛いか、使っていれば戻るのか。48B19がJISでCCA330らしいので、コンスタントにそれを越えているのは偉いが、やっぱり60と言うにはかなり見劣りがする。
Posted at 2018/12/02 20:23:25 | |
トラックバック(0) | 日記