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暇人ぶぅのブログ一覧

2019年08月23日 イイね!

裏「天気の子」(ネタバレ)

 ・昨日はポジティブに捉えた「天気の子」への思いを綴ってみたのだが、今朝起きてみると胸のあたりにつっかえている物が思っていた以上に大きいのを感じた。それは決して明るい物ではなく、むしろドス黒い物だった。作中意図的に避けられた言葉、それによって明らかになる監督の真意、社会の悪意と罰、半分夢の中で繋がった事を忘れないうちに書きたい、これじゃ夢日記レビューだな。

  作中、陽菜は母親の看病の途中で光の階段を見つけて廃ビル屋上のお宮にたどり着く。帆高は「伝聞」としてそれを「母親ともう一度晴れた外を歩けますように」だと伝えているが、それの本当の意味はなんだっただろうか?あの場面をちゃんと覚えていないのだが、母親のバイタルはちゃんと動いていただろうか?天気が晴れますようにと祈ったのではなく、また祈りに廃ビルに登ったのでもなく、限りなくやけっぱちな死を願っての行動だったのではないだろうか?あるいは本当に死のうとした事が結果として生け贄として彼岸に行く鍵になったのではないだろうか。足下のお供え物が示すのは、これがお盆であるという事であり、立花家で彼岸に立ち上る煙で示される伝承は彼岸には階段を上り下りして死者がこの世に戻ってくるという設定だ(私はそういう話しは聞いた事がない、迎え火はあくまで死者のガイダンスであんな煙は上げない)。
  その後の陽菜はバイトをしながら凪と暮らすが、それも限界になり水商売に身をやつそうとしており、それを助けてもらっても最初は怒るなど大人びている反面どこか投げやりだ。自分が無価値であるという認識が染みこんでいて、普段の気の強さに対してどこか捨て鉢な感じからやっと立ち直っていくのがアルバイトである。しかし結局もう一度自分を犠牲にする事で大多数の幸せを求める事、悪く言うと自分の価値を捨ててしまうような行動に出る。確かに幸せすぎて人生を終わらせてしまいたくなるというのも、青少年では時々ある話しだ。
 
  さて、作中、天候神社で神主が「天気の子は人柱であり、異常気象をおさめる」と言いながら一方で「森羅万象が自然であり自然に異常という物はない、少なくとも短期間の気象変動なんかは異常ではない」という見解を示している。例えばグスコーブドリの伝記は寒冷化は異常、と定義出来る。妹のネリのために自己犠牲になって火山を噴火させたブドリはまさに「天気の子」である。しかし、天気の子の世界の異常気象は異常ではない、という認識が示される。人間世界での「異常正常」と神の、自然の「異常正常」が異なるという意味が一つではあろうが、「天気の子」は自然の方の異常を正している、という見方である。
  良く考えてみると、天気の子の世界の異常気象は実は陽菜の心象の反映であった。それで自らがより困る状況になるというのもメタファーじみた物を感じるが、陽菜はあの世界では自然の神、その巫女(巫座=サニワ、よりしろ)の方に近く、荒ぶる神そのものである。両者は同一になっているので、どうしても陽菜の感性で見てしまうが。で、最後の3年続いた雨、良く考えるとあれもへんな話しではある。雨が3年続いても陸地が水没はしまい、海面が上昇したのだろう。でも伊豆諸島の帆高の街でその描写はない。でもまあ、物語的に考えればポニョのようなファンタジーでなければ、あの雨はノアの大洪水を思い出させる。「子供は何をやってもいいというメッセージを監督は伝えたいのでは」と私は考えたが、その子供が望んでいるのは人類社会への罰ではないか、監督は背後でそう考えている。あるいは神が、自然が考えているのもそうなのではないかと。雨は浄化の炎に限りなく近い。

  あと、凪と陽菜の家庭環境や帆高についても考えてみたが、両者とも母親は死亡で父親が生きていてDVなのではないか?と想像してみる。陽菜の方の推理は楽で、あの世帯は元から一人親世帯であり、位牌やら仏壇やらもないので父親とは死別ではない。凪が自分のせいと言っているのは、陽菜の場合養護施設か何かに逃げる事は出来ても凪の場合離婚した父親に養育責任みたいな物があって連れ戻されるみたな恐れがあるのではないだろうか。それを杓子定規に解消しようとする警察に「自分達は誰にも迷惑かけてないのに」というセリフには、そういう響きを感じる。まあ他にもいろんな考察があるが、印象がまだリアルなうちに書きたいのは「あの世界の大人は子供をやさしく守る」ように感じていたけど、実はまったく逆で弱い立場の子供をとことん食い物にするきつい連中ではなかったか?という事だ。それに対する天罰、復讐、その権化である東京を大洪水で滅ぼすという、一種のソドムとゴモラなのではないかと。そう考えると舞台が東京なのは別に東京の子供へのアピールではなく、ただバビロンを焼きたかったかのようだ。

  なんでこうネガティブな裏解釈みたいなひねた見方が生じたのかと言うと、ちょうど「夜回り先生」こと水谷氏が「疲れた」とのセリフをのこして自らのブログを閉鎖されたからだ。「夜回り先生」には不当に扱われ、食い物にされた子供達が悲痛な言葉や悲惨な最期が沢山出てくる。あの中で水谷氏が繰り返し訴えてきたことがあるのだが、世の反応は「子供達が水谷氏の著書を読まずに同じ質問、過ちをしているのに疲れたのだろうが、どん底であの本を読む人がいるのか?」と冷ややかだった。あるいは、あそこで厄介になる精神をやられた子供が相移転したのだろう、とか。そういう見解を見るたびに「それは水谷氏もがっくり来るわ」と思った。あの本が訴えているのは周囲の大人が子供達を食い物にしないようにしよう、健全に育てるようにしよう、悩みを聞いてあげよう、そういう輪を広げよう、そういう事であった。逆境にある子供が本を読む訳がない、そんなの分かっている、そういう事を期待している訳じゃない。日本は今貧困化が一層進み、ドロップアウトした子供が天気の子のように犯罪に巻き込まれたり裏社会の大人に食い物にされたりする現実が本当に増えている、それを新海誠がきれい事で済ますだろうか?子供が世界を変える、それは主観の変化でありうる事だが、けっして客観の変化ではない。最後の「それから数年」みたいな部分は幻想で、やはり二人はあの時に亡くなっていたんじゃないか、そんな事をどうしても考えてしまう。人に見せる作品が全てハッピーエンドでもなくてもいい、それはロミオとジュリエットが何度も何度もリメイクされている事でも分かる。

  そうそう、すごい疑問だったのは、帆高は手錠を片手かけられていて、あの状況ならもう片方を陽菜にかけるのが物語上美しいと思ったのだが、最後までそうはなっていなかった。そりゃ相手の手がすり抜けるとかそういう設定はあるにせよ、あの無駄設定はなんだったんだろう。あと、エピローグで再会前に陽菜が祈っていたシーンも、あれなんだったんだろうなって思う。街を滅ぼした事への謝罪?世界を変えてしまった事への感謝?再会への祈り?でも祈る相手っているのだろうか、あれだけ祈る事の危険と無意味さを描写しておいて。再会場所が同じなど、エピローグは全体に都合が良すぎる。

  もう一つ、君の名はラッドの名曲、「前々前世」で大いにヒットした。映画を見ると、あの曲が使われた場面はそれほど多くなく、他にもいい曲が多く挿入されていたと記憶しているが、CMのイメージの他に物語りの核心に迫る歌詞のため、そして歌詞が覚えやすいため今も覚えている。一方「天気の子」のテーマソングはほぼ「愛にできることはまだあるかい」だ、他もいい曲はあるが挿入歌はラッドが作って別の人が歌っているのがあるぐらい(あとは秋元の流行歌とか雨をテーマにしたクラシックとか。雨だれはちょっと嬉しかった、私が一番好きなショパンだ)。今回はラッドメンバーが映画の製作過程から関わってお互い意見を出しながらオーダーメイドしたという話を先日やっていた。にも関わらず、この歌の歌詞や言いたい事は印象にない。歌のための映画ではないと言っても、ちょっと上滑りしちゃったかなぁって感じはする。しかし歌詞を見ると言ってる事の内容はかなり私の感想に近い、ネガティブで内省的で諦観で限定的だ。別に愛で全て解決したぜ!的な前々前世ではないし、具体的な出来る事に言及はない。あとはやっぱり歌の完成度は低いと思う、テーマと歌手の方向性とのかみ合いに齟齬がある。まあラッドがどういうバンドか良く知らないけど、私らの世代だと尾崎豊とか森田童子とか中島みゆきとかヤマザキハコとか、好き嫌いは別としてそういう事を歌う奴は沢山いた。今の歌手ってあの当時で言えばユーミンとか桑田とかドリカムとか渡辺とかTMNとか、そういう方向の発展系で、こういう歌に向いた人が残ってない、のかも知れない。あるいは知らないだけ、商業に乗ってないだけかも。
 
  作画で今作一つだけ気になったのは表情のディフォルメが結構進んでいた事、一番端的だったのは猫のアメで、場違いなディズニーっぽい描写だった。どこか天気を連想させる名前の中でもど真ん中の名前だし。アメは猫のように気まぐれだからかな。人物も基本はリアル寄りだが、帆高の照れ表情差分は漫画的表現が多く見られてかわいかった。まあ帆高のは分かるんだが、猫だけはどうしても違和感がぬぐえなかったな。



Posted at 2019/08/24 13:05:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月22日 イイね!

冷えのぼせ・「天気の子」

 ・仕事、雨が降り続いてて外仕事は断片的に。片付けやったりF園剪定というか鎌で藪切り払ったり、誘引したり。でも基本良く寝られるので寝てた気もする、やっぱり眠れてないわ。夕方から出荷説明会で、その前に提出書類作成して防犯カメラ渡す人に色々渡したりした。加工トマトも持っていって、はじめて使うスタンプで一気にラベル作成、楽だ。ちょうど担当の指導員がきていたのでちょっとお話しするが、もう少し世界の事情を教えてもらえると嬉しい所。夕方からは外出、長崎ちゃんぽん食べて映画見る。ちゃんぽん食べただけですごい汗がいきなり噴き出したり、まだおかしい。映画の感想は後で。

 ・毎年なる「暑いんだけど冷える、冷えるんだけど暑くてたまらない」というのを調べたら、「冷えのぼせ」という冷え性として世間では認知されているみたいだった。自律神経失調が原因とされ、冷え性が問題になる女性関係で言及が多い。肝心の対策だが、「一時的に冷やして熱を逃がすには、顔、頭部、わきの下など、を冷やします。決して冷やしてはいけないのは、おなか、腰、お尻、足首です。ここは、常に冷やさないように温めるようにしてください。」との事。うーん、そんなスポットな冷やし方ないよぉ、と思ったが、大まかに言うなら「下半身は冷やすな、頭は冷やせ、腹は冷やすな」だと理解した。私は扇風機なんかは足に当てておくのが好きで基本足はガンガンに冷やす。逆に頭はそれほど冷やしてなかった。頭に当てるのはうっとうしいし、上半身にも同時に当ててしまうから腹が冷える。
  しかし、着る服でお腹をまもって頭に風をあて、足は冷やさない事で大分良くなった気がする。あと25度を切ると扇風機を止められるので格段に過ごしやすくなる。頭寒足熱という言葉があるが、あれを「冬場にも足を冷やした方がより冷える」と解釈していた訳だが、自律神経まで含めて考えると夏場も同じなんだなと感心した。

 ・今期アニメは気がついたら見てるのは「魔王様リトライ」「ロードエルメロイ二世の事件簿」「変態だけどかわいければry」「通常攻撃が二度攻撃で範囲攻撃ry」「ダンベル何キロもてるかな」「ダンマチ」ぐらいに絞られてきていた。ダンベルとロードエルメロイ、ダンマチはまあ王道の覇権だから特に言う事なし。他の作品が結構それぞれ癖があって面白い。
  「変態だけどかわいければ」はまさかのお助けサブキャラの恋愛話に2話も割き、しかも本編よりシリアスでぐっと来た。大抵ギャルゲーの主人公の親友ポジションは有能でいい奴だけどライバル関係にはならない親友以上ホモ未満みたいなのが多いし、変恋もそうだ(ロリコンだから被らない)。主人公と険悪になる事も多分ない、群像物だとまあ別だろうけど。ところが本作だと主人公が恋のキューピット役をやらされて、しかもそれが失敗して、その理由がダメだと友達に割とマジにダメだしするシーンがある。いつも軽薄で流されている主人公がそれ言うかってのはあるんだろうけど、友達だからこそ許せない物があるのを見事に演技で示した主役声優さんは上手かった。全体は作画エコノミーで着色もフィルターでごまかしてるんだけど、ストーリーは全員が割としっかりした大人っぽい中身で好き。表面が固い設定の割に中身がゆるい「なろう系」とは真逆。
  「通常攻撃ry」は正直、つまらないフルダイブハーレム物っぽい顔をしているが、奥にある「毒親と子供の葛藤」というテーマが重すぎる。てか、政府がこのシステムを運用している背景は恐らくその問題の解決のためという理由があるはず。ところが、その解決方法をシステム設計側が設けて無くてテストプレーヤーの主人公(これも良くも悪くも過保護な親に困っている)達が解決していく構図。ただ、それが弱いので、行き当たりばったりにプレーしているように見える恐れはある。難しいのは、このアニメの視聴者層は恐らく主人公サイドだが、解決するべきは毒親サイドであり、仮に現実に他人の毒親であっても剣でぶったたいて解決とかは無いので、どういう答えを出せるのかが興味ある。あと作画が全般に三白眼なので、全員がなんかイッテる狂人っぽくて怖い。実際親は狂人が多いのでなおさら。プレーヤーメンバーの子供が依存症で自立心がないとかなら分かるが、わりとしっかりしてるぶん、中途半端で終わらせたら設定倒れになってしまうが。
  「魔王様リトライ」はさすがにちょっとつまんなくなってきたかな、キャラ増やしすぎ、サタニスト多すぎ。主人公が中身開発者、外がオッサンの魔王で声優も渋いので比較的マシだと思っていたが、さすがにプロットがなろうテンプレだと嫌になる。こういう「王道に対するアンチテーゼ」は、さっくりと短く鋭く皮肉を込めて作らないとダレるのに物語を畳む気配すらない。

 ・「天気の子」見てきた。一言で言えばジュヴナイル小説の欲張りセット、でもメッセージはすごい優しい、です。「空から降ってくる少女」「生活の目処もない逃避行」「やむを得ず入ってしまうラブホテル」「不釣り合いな武器」「年上の憧れの女性」「カーチェイス」「秘密の隠れ家」「都市伝説」などなど、それぞれが何の不自然さもなくプロットとして配置されているのは、もう監督の脳みそ思春期の少年ですね。一方メッセージは若者に対してはシンプルでしょう、「やりたい事をやるのに誰に遠慮する事はない」です。そして大人には「そういう子供達を守ってあげよう」ってメッセージもちょっと感じます、やっぱり見るのは大人も多いので。
  この作品に関しては感想として「最後が賛否両論」というので実はちょっと身構えて見てました。これ見ると、「君の名は」から入った新海誠のニワカファンがバッドエンド的な展開をさしてそう言っているんじゃないかと。アイツは「星の声」の頃からバッドとハッピーを分け隔て無く出してくるから、いいんだよ、メジャーになって予定調和や同調圧力に屈するなよ、って気持ちと、そうは言ってもエンターテイメントに作家性強すぎるのをジュヴナイルジャンルでやるのはどうかなぁ、って。でも見ていくと、「ああ、神様!」って祈る気持ちになります。そんな訳で私的には最後の締めまで全部好きです、全然日和った感じがないし、メッセージになってる。
  あとは事前情報で声優関係がありましたが、大人がみんな魅力的です。意味が分からないカットにもいろんなつながりがあるので、これはディスク化されてから分かるでしょう。あとすげーファンサービスがあって涙が出そうになります、彗星どころじゃなかったよ・・・先輩のナンパ力はすごかったです、先輩と呼ばせてください。
  と割と絶賛中で、勢いで押された君の名よりむしろ高評価にしたいのですが、疑問なのは前作ほど世の中での扱いが小さいというか、多分ヒットはしてないのかなぁ?という印象。ちょっと考えてみましたが、一つは舞台です。新海監督はこれまでリアル寄りの自然描写、田舎の原風景のような物を得意にしてきました。しかし、この作品はほとんどが都会の猥雑な風景の中で進みます。一部では都会を新しい視線で、みたいな評価もありますが、ぶっちゃけ小汚い狭苦しい世界なのは否定出来ません。唯一花火のシーンはほんと良かったですけどね、あれはアニメでしか不可能なのにこれまでやった人がいないんじゃないのかって新鮮でした。個人的に地方の人間がみんな東京に憧れるみたいなワンパターンにはかなり気持ち悪さは感じましたけど、それ描写すると細野監督になっちゃうからってのも分かる。新海監督は大多数の首都圏の子供に、田舎の原風景がない子に、2019年の今の世界を肯定的に示したかったんじゃないでしょうか。出てくるバイク、車、スマホ、広告、建物そこらへんみんな実在だと思います。それがお客さんには異国情緒が無いように思えてしまう、あるいは出されている情報が多分少なすぎる。
  もう一つ、君の名もそうですが、大ヒットの割に新海監督作品は二次創作が少ない、気がします。今は二次創作による波及効果はかなり大きいのに。その理由ですが、恐らくキャラデザで、分かりやすい記号性が無い。リアルな中高生にへんな髪の色した子やへんな語尾がつく子や極端にでかかったり小さかったりはいないでしょうから、それはいいんですが、ヴィジュアル的なキャラの立ちが弱んでしょうね。別にサイドストーリー作れるような世界観でもないですけど。

  以下ネタバレ
 「自分だけは彼女の事をずっと覚えていてやろうだなんて、そんな浅はかな事を考えていたんだ」  これ、監督の初期作品「星の声」の男の子の独白です。リステアでタルシアンを求めて旅立ったヒロインは次第に忘れられていきますが、平和の影で犠牲になって忘れられているヒロインは監督のテーマの一つです。どの作品も男の子が女の子を助ける、そういうドラマとしての構造はあって、それだけ見ると「結局アニメって男の子が見て女性は守られているだけで感情移入出来ないんだろうか?」って思います。監督作品でアクティブなヒロインっていないんじゃないかな、瀧君IN三葉は例外として。でも、それは表面的な事で、どの作品もヒロインは守られていると同時にもっと大きな物を守っている存在でもあるんです、多分。なんか他のアニメ作家さんって、そういう社会的な差を無視して両方活躍させたれ、なんなら見栄えがいい女の子に戦わせたれ、それが社会進出だ!みたいな感じがありますが(無論本作でも女性でばりばり活躍する人います)、新海監督はある意味保守的なまでに性差はそのままです。
  例えば作中、警察が良く出てくるのですが、婦警さんがかなり出てきます。でも、彼女達は児童保護とかそういう役割として男の警官が出来ない事をやってる。あるいはキャバクラでもホステスとスカウトマン、あるいは編集長と部下、それぞれの領分で協力してるんですよね。違う領域に無理に自分をはめようとして苦戦している人物も出てきますが、そういう皮肉を感じます。警官と言えば割と失態続きでかわいそうな役回りです、まあ東京に他に大きな権力ってないからね、しょうがないね。少年が東京で暮らす厳しさみたいなのを描くというので不愉快な展開が続くんじゃないかと心配しましたが、そこらへんは思ったよりは軽いので・・・

  さて、ネタバレ:ゲストで君の名はのキャラが出てきます。二人は明かですが、四葉もクレジットされていますが気づきませんでした。探すのが楽しみですね。成長した四葉はどうなってるんでしょう。
  もう一つの謎はそれぞれの家族です。新海監督はあまり両親は描写しません。死んでる事も割と多い気がします。祖父母の方が多分出番が多いぐらいですが、今作主人公ズは片方は多分DV親、片方は片親で、しかも死んじゃうという散々な設定です。その後、施設に入らない理由とかは良く分かりません、なんか児童保護施設が見たら怒りそうですけどね、どうなってるんだろ。君の名はでも三葉の母親は亡くなっており、父親とは仲が悪くて別居だったような。主人公に自由に、でも真剣に庇護者をアテにせず動いて欲しいのかな。でも別のキャラも奥さん亡くなってるし、ちょっと安易に殺しすぎじゃないすかね、監督ぅ。

 ・明日 消毒 できればまた映画、なんか映画沢山みてると、嫌な事あった後みたいだけどそんな事ない。あと打ち合わせ。加工収穫は来るので草刈りとかやる仕事はある。  
  
Posted at 2019/08/23 00:34:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月21日 イイね!

袋掛け終わり・

 ・仕事袋掛け終わり、雨が降る。加工トマト収穫は順調で今日も14ケースもいけたみたい。ちょうどトマトジュースの作り方の動画がようつべにあって、まさに出荷先のメーカーのだったので興味深く見させてもらった。なるほど、こうやって作ってたんだ。ただ、収穫楽にならないかと事例探したが、小型のマシンでもコンバインサイズでとても小さい圃場に持ち込むような物じゃない。以前もう少し小さいのを見た気がするが、見つけられなかった。そして海外どうやってるか疑問だったが、これがもうね・・・ハーベスタが走ってグレンタンクのシューターみたいなのでトレーラーにとんどん入れてた。もう比較になりませんわ。
  一方であのやり方は疑問がある。一発収穫なので熟度が問題になるが、見た感じ完熟近くまで畑で放置して葉っぱが枯れたあたりで収穫している。恐らく全体のうち7割が商品になるあたりで収穫して過熟や未熟は後の選果の段階で捨てているのだろう。選果も恐らく工場でやっているはず。積んでいる量がすごいので中で割れていると思うが、すぐに洗って加工加熱するから問題ないのかな。それでも日本で真似したら痛んでいる物が多くて歩留まりが半分ぐらいになってしまうだろうし、あれが出来る気象条件、インフラが整わないと無理っぽい。とりあえず考えられるとしたら、ローラー台に株さら引っこ抜いて乗っけてふるい落とす事か。試しに早い株でやってみるかな。あと、ラベルのスタンプを先にやっておいたので少し楽になる。

 ・チキンラーメンのポーク味が良かったので、同時リリースのビーフ味も買ってみた。普通に考えるとずっと変革しなかったチキンラーメンにいきなりレギュラーで二品種増やすというのは戦略的に見て攻めてる印象を受ける。よほど味に自信があるのだろうが、ビーフラーメンというのがそもそもあまりメジャーじゃないような・・・と思って食べたが、味自体はどこか懐かしいなじみのある味だった。ちょっと辛い気がするが、後入れの脂を使った液体スープで脂がいい甘さだ。麺はまたしても味付け麺で共通だと思うが、チキンラーメンにあった癖を感じない。チキン・ポーク・ビーフでローテーション組めるって意味でも画期的だし、卵の消費が捗るのでいい。あと、自己責任で生卵食べてみたが、ほんと美味しいな!濃厚トロトロで、ちょっとびっくり。

 ・いくつか修理、リモコンは何度目かのOH,ベンゼンで一発だった。リザーバータンクはボルト見繕ったので取り付けるだけ。掃除も多少やれたかな?体調は関節痛が残るのと、体感温度とコア温度の逆転があって辛い。扇風機止められないのに風呂入ると冷え切っているのが分かるし、布団入ると震えが出たりする。でも暑くて溜まらなくて布団かけたくないというね。図書館で面白そうな本借りてカード更新、古本屋も久々に行った。

 ・明日 午前中消毒と書類作り、昼から出来れば映画見に行き食事、戻ったら説明会だ。
Posted at 2019/08/21 21:23:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月20日 イイね!

加工トマト重い

 ・一日ほぼ休んで様子見、関節痛や微熱などあるが喉などに痛みはなく自律神経の方だと思うが、かなり休んで気温も低いのにあまり改善しない。というか毎年こんな感じで消耗が続いている気がする。発汗がほんの少しの運動でも起こるが、扇風機あてると冷えすぎるような感じでバランスが取れない。ついでに睡眠時間は取ってるが寝付きが最近悪くて早く寝ても寝られていない。その分、読書だきゃはかどる。

 ・加工トマト出荷、23ケース、さすがに運搬とラベル入れるのがきつい。ラベルはスタンプで量産しておいたほうが良さそうだ。収穫やってもらえるだけで全然違うな。パンを持ってきてもらったが、特に可もなく不可もなくという印象、ソフトで柔らかいのはいいんだが、すぐ袋に入れるとシナッとなるよね。それを嫌うとハード系にするか油塗るかとか対策が必要だろうし、あまり方向性があわないかも知れない。
  あと収穫の終わらせ方だな、二番果が着色しだしているが、さらに3番も取れる。今までおおよそ50ケース出したとして予定では200ケースだった気がするからまだまだか。最後に株を引っこ抜いてやる収穫機を使ってみたい気もするが、あれの手伝いは難しいだろうし、似たような簡易台でもあればいいんだが。

 ・ニワトリ、アヒル正常だと思う。まだ名古屋と後藤の確執は感じる。アヒルの餌が問題でトマトも食べたり食べなかったり、ブドウも同様。米もイマイチ。

 ・お隣の塩尻のイベントに行きたかったが、体調不良のままお邪魔しても良く無いだろうからキャンセル。でも、とても楽しそうだ。
Posted at 2019/08/20 19:37:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月20日 イイね!

調子悪いまま

 ・温度は下がって過ごしやすくなってるはずなのに体調が悪い。トマト収穫、除草剤散布したが、本当にダルい。夕方から雨降って戻ってすぐ寝たが、暑いのか寒いのか良く分からない。食欲はある。
Posted at 2019/08/20 00:48:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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