2020年07月09日
・仕事、雨が時々強く降る陽気だったが、H園とI園消毒、今回はコウモリガの食害が部分的に見られたので幹回りにパダンSGは散布しておいたが、パダンは結構高いので全体ならサムコルにすべきかなぁと思っている。それより、幹のあちこちから樹液が漏出していて結構びびる。場所によっては巨大なクラゲになってる所もあるし。気になってほじくってみても何もいない所もあるのだが、ただの傷でこんな樹液が出た覚えもないし、なんだかな。I園は他に先端の誘引、雨で伸びる。また園内の暗渠水路が抜けて水がどうどうと流れ出ていた。基本的には高い位置の水を抜くパイプを入れているのだが、その周囲は木材クズで暗渠にしてあるんだが、そこに流れ込む水が多すぎて水路が陥没してしまう。これはコルゲート管も埋めるべきだったな。
作業は湿気がすさまじい中でカッパ着て傾斜地で消毒してたので、熱がこもって危険を感じるぐらいだった。外気温が高い訳じゃないが、これは辛い。
消毒した後は接ぎ木、リースリングでついてるのはごく僅かなので、緑枝継ぎを再びやった。さすがにこれだけ継いでると慣れてきて沢山継いだけど、それが出てくれなきゃ話にならない。接ぎ木ってこんなつかないものだっけ?と思いつつ作業。戻ってからは暑さでダウンしつつも、G園のシャインで再び接ぎ木。今回は接ぎ木ハサミは使わず古典的なナイフで尖らせて割った茎に突っ込むタイプ。この方が固定は楽だし作業効率はいいが、密着はしてないし樹液がそんなでなければすぐ枯れてしまいそうな気もする。房作りしないでこんな事していていいんだろうかと自問自答。
・水田は水が来なくて上流の取水部分から止まっているらしくどうしようもない。ちょっとアイガモ心配だな、まだ雨が多ければ水位が上がるんだが。アイガモは成長すると目が相対的に小さくなってきて、もう大人だなと感じる。コールダックなど小型品種が人気なのは、そのサイズもさることながら、目がクリクリしてかわいいからなんだろうな。小屋によくいるようになった。逆に夜中はいつまでも外を回っているし、彼らの行動が良く分からない。まあ、満腹になってるんだろうなぁとは思う。
ニワトリは久々に小屋移動やったらおさえ板が外れていた。もう一年以上使ったから劣化もするわな、また修理しないと。近距離の移動なのですぐに小屋に入っていた。ヒナも立派になってきて、時々ケンカしている。今日は茶色の雄っぽいのが小屋に入らなかったので捕まえてあちこち触ってみる。この足のここの筋を切って股関節を外して切るんだよなぁ、羽根はここの肩関節を外してウィッシュアームも切って・・・などと解体を想定しながら触ると、まだ食べる場所がほっとんど無い事が分かる。
にしても思うのだが、10羽のニワトリを育てるだけでこんなに大変なのだ。10羽なんて食べてしまえば今日日1月分になるかならないかだろう。ブロイラーとは違うとは言えって感じだ。
・割れたアヒルの卵は代替品を送ってもらえる事になった。感謝。割れたというのは輸送とかうちの扱いではなくて、孵卵器の中で勝手に割れたという感じで、ヒビではあるんだが、内容物が出ているのもあるから。で、このヒビに関して検索したらすごい細かい孵卵のノウハウの資料を見つけた。ニワトリの物だが、多分鳥一般に使える。
で、このクラックだが、ヘアラインクラックは光で透かして見ると分かるそうだし、その程度のクラックでも細菌汚染がおこるのでヒナに悪影響が出て、それは孵卵器全体にも及ぶそうだ。他にも「転卵は最初の7日間は特に重要で、卵白の未使用部分が出たりするのは、転卵で胎盤(みたいなの)の成長が悪かったから」とか「39度を超えると成長は早いが養分吸収がまにあわず未熟になり成長が悪い、また色が白くなる」とか、こういう物だと言う事で理由を知らなかった事の答えが分かった。
この温度に関してはうちの安物孵卵器は気まぐれのサイコパスで、36度設定で37度だったのが、いきなり39度まで上がって慌てたり(他の温度計を入れてチェックしてる)、そもそも温度が均一じゃなかったりするのだが、確かに最近は温度が高くて予定日ぴったりに産まれるけど弱い子が多かった気がする。特にアイガモは不均一だったな。またふ化後に高温で長時間管理するのも良く無いそうで、これは夏場の方が有利かも。まあトータルで言えばニワトリに関してブロイラーみたいな短期決戦でなければ成長の差はいずれ埋まる気がする。現在、ほぼ差は見られないし。
・加工トマトだが、カルシウム剤を使うのわすれてた。何も考えず言われるままの製品を使っていたが、同じカルシウム剤にも濃度があり、銅材に混ぜるといいと勝手に思っていたが、銅材は中和しちゃうので(ボルドー液がまさにそう)濃度低め、他の剤には高濃度カルシウム剤を使うのだそうだ。ただ、カルシウムは葉面散布より茎や果実本体にかけた方が効果的だそうだし、それなら濃度面でもさほど難しくないから、果実への直接散布でもやってみるか。そろそろ葉っぱもよっけないといけないし。トマトは秀品率が下がると結構ロスが多いので、アイガモの餌にするよりは売り物にしたいし。
・リースリングはまた枝が伸び出したので剪定。房は今年はちゃんと立派なのが沢山ついているが、密着すぎで割れそう。これまで加工ブドウでの裂果は経験した事がないし、同様にそこから病気がという経験もないのだが、今年の密着度合いだとかなりその危険を感じる。とは言え、加工ブドウを摘粒というのは現実的ではない。やろうと思えば刃物でひっかいで一列すっこくみたいな事は出来るだろうが。
・今日もモズの高鳴きが聞かれたので、近くに営巣しているのだろう。うちの畑ではないっぽいが。
・明日 房作り 雨が強ければ草刈り
Posted at 2020/07/09 21:32:56 | |
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2020年07月08日
・仕事、朝からかなり強い雨でニワトリは出さず、アヒルも小屋にいたみたいだが、タイミング悪く防災の広報が大きな音で放送はじめたので飛び出して逃げていってしまった。まあ元気そうだし大丈夫だろう、後で見たらひなたぼっこしてたし。小さかったヒナも大夫がっちりというかモチモチしてきている。また、首を伸ばして稲の害虫を食べたり、周囲を観察してたりする事もある。ニワトリは普通、でも群れの暴力で成鳥の小屋を乗っ取ったりする。走る速度も速いし、今が一番活発な時期かも。畑もあちこちにクレーター出来てるし。
・サンバーバンもタイヤ交換して久々に洗車、右前ブレーキが引きずり気味だがブーツは大丈夫だった。今回はCCウォーターロータスでコーティング、ガラスもガラコ塗り直してピカピカになった。タイヤはこっちは異常はなかったが、ともかく重い!ミニライトの13インチの大きなスタッドレスより重いんだから、スチールホイールが丈夫すぎるんだろう。
トラックのドラシャブーツは工場で品番診てもらう事にして、そこで発注かけたのだが、「サンバーのこれは1種類のブーツしかないし、それで問題ない」とパーツセンターに問い合わせてもらってもそういう事で、なんか無駄に4000円ぐらいかかってしまった。まあ、勉強代だな、今度から複数の業者に聞くべきだ。という事でパロートの分割ブーツが届いた。交換は出来ると思うが、どこに馬かけるんだっけ?ジャッキアップポイントってあるんだっけ?フレームが腐ってるんで、下手な所にかけたくない。
・午後に雨が上がったので消毒、いろんなオプションが考えられたが、手堅くオンリーワンで行く事にした。機材トラブルもありつつ、全部の園を一日で行い、加工トマトもダコニールで消毒した。加工トマトは一部に明かな不調が見つかった。病気?整理障害?害虫?なんだろう。またアカザが伸びてきたので除去。コガネムシトラップは雨であまり取れてなかったが、コガネムシは多いので嫌になる。夕方には軽く誘引してたらあっという間に日没、夏至をすぎてから日が短くなったのを感じる。
・アヒルの卵は5個中4個が発生していたが、3個にヒビ、1個は内容物漏出と望み薄。とりあえずマスキングテープでこれ以上割れないようにしておいたが、膜がいずれ破れて雑菌汚染が出て死ぬのが多い。あるいは、成長した圧力かなんかで割れるとか。さて、どうしたもんか。
・明日はまた予報が変わって雨が午前中は降らないようなので、H園I園消毒して草刈って接ぎ木かな。D園の房作りが割と急務だし、Z園はさらに藪になってる。
Posted at 2020/07/08 21:01:54 | |
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2020年07月07日
・仕事、雨が断続的に強く降る陽気だった。軽く畦草をビーバーで刈ってても30分もすると強い雨みたいな。家でサンバーがかなり汚れていたので洗車して、助手席のゴミも片付けて、タイヤもスタッドレスからサマーラジアルにした。別に怠けていたわけじゃなく、スタッドレスはLTのM+Sなので泥仕事がある間はこっちのが都合が良かったのだ。また助手席の荷物台も作ってみた。
・そのサンバーのタイヤ交換をしてたら、前輪のドライブシャフトブーツがぱっくり切れているのを発見した。反対側も切れてたので、いいタイミングではある。以前ミニキャブでただのブーツ交換したら、ベアリング外すのにグリスまみれになって面倒だったので、今回は分割式の定番のパロートにしてみた。8000円もするけど(左右)、ベアリングダメにするわけにいかないからね。むしろ無交換で16万キロ持ってたとしたらたいしたもんだ。
が、ここで問題発生、注文出したら車体番号で2つのタイプが併存するので現物見ないと分からないんだと。ええ、スバルは車体番号で何使ってるかパーツを把握してないわけ?てか、同じ時期に2つの仕様があるわけ?と思うが、インプレッサが流行っていた頃やっぱりCPで同じ話を聞いたので、弱小メーカーあるあるなんかも知れない。一応、現物確認出来れば発注は出来るそうだが、潜って現物見た限り、品番の刻印は無い。良く分からない刻印はあるけど、直で純正番号ではないみたいだ。現物確認だけさせて発注は通販ってのも非常識だし、これは工場で注文するしかないな。
・あと、タイヤだが、かなりトレッドに深いひび割れが入ってるのがあった。ホイールも妙に変色してるし、オゾンでも発生してたのか?と思いたくなるほど。購入は2014年だから6年目で、そろそろ溝があっても交換してもいい頃合いだけど、5㎜残ってるから5部山で終わりか。あと155/65R13はちょっと小さい気がするので次は155/70R13にするか165/70R13にするか色々悩む。
・助手席シートの先のフラット台作り、割と小さい板でふさがるみたいで、先日電気柵ケースを作った残りパーツで一応作った。が、作ってフィッティングしてから逆に悩み出した。この台を付けると助手席の上は広いスペースになるが、助手席足元には物は置けなくなる。しかし台の足を遠くに除ければ、多少は突っ込めるようになる。使うのが限られるカッパや防除グッズなんかが良さそう。それには足の位置をもっと遠くにしたいけど、フロアは平面ではないので結構難しい。まあ、悩んでもしょうがないので、とりあえず足をフロアに光り付けしたら固定は割と良さそう。使ってみて様子見だな。とりあえずスピーカーがふさがって音がこもるようになったのは失敗だがしょうがない。
あと、作業していて気がついたのだが、スペアタイヤ降ろした場所も大きなデッドスペースになっていて、そこに50cm×50cmの箱が入りそう。でも、固定がかなり硬いので、日用使いには難しいかなと。引き出しみたなの作って、ロックをしっかり出来るようにすれば良さそうだ。
・まだバンの方は洗車もタイヤ交換も出来なかったので駐車場移動して準備しておいた。こっちもブーツチェックすべきだな。
・夕方アヒルはまだ泳いでいる、ヒナもぷっくり太って色も黒っぽく変わってきた。ニワトリは相変わらず、雨なのに棚に登って休もうとするのやめない?濡れるし外敵防御出来ないし、空からも敵ってくるよ?
・明日も一日中強い雨みたいだ。大雨ではないから梅雨っぽい雨程度で済んでるのはありがたいが、そろそろ作物の病気が心配
Posted at 2020/07/07 20:52:10 | |
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2020年07月06日
・予報通り雨なのでゆっくり休むが、家畜だけは確認。外に出してもいいっちゃいいが、後でまた回収するのが面倒なので餌入れて待機。小さいのも無事だった。ちゃんと並んで止まり木で休んでた。アヒルは小屋に上がって休んでたので、あそこで雨よけ出来る事は分かった感じ。餌は充分に水田にあるから、好きに食べるでしょ。電柵は漏電対策が面倒だ、もっと高い位置に張れば大丈夫ではあるが、そうすると侵入が怖いという訳だが、そもそも犬以外で水田の中の小屋のアヒルを襲う動物はいないし、野犬はここらへんはいないし。猫は水を極端に嫌がるし、キツネも多分同じ。あとキツネなら1mのネットぐらい楽に飛び越えられるので、電柵やってても水田を乾かしたら食べられたって話はある(キツネかどうか確認は出来なかったらしいが)。
・仕事はあまりやる気にはならず、料理と台所の片付けで終わった。マーマレードおいちい。あとは買い出しでショッピングモールを歩いて回ったが、ほんとヤバかった。まず飲食店が2つ潰れてた。昔から客が入ってないうどん屋といきなりステーキ、いきなりステーキは知ってたけど、うどん屋もとうとうか・・・という感じ。そして生き残ってる店もあやしい、次トブとしたらしゃぶしゃぶ屋だろうな。ミスドも棚がガラガラだし。
テナントも以前潰れてた場所の一つはプラモデル屋、一つは衣料品、一つはスポーツショップ、一つはガチャブースになっていたけど、どれも微妙。プラモデル屋は価格表示すらしてないのが大半で、表示があるのは正価より高いんじゃね?という。イオンの中のおもちゃ屋で足りますねぇという酷さ。スポーツショップは多分季節限定のブースだな。ガチャはそもそも店内至る所にあるんで、さらにまとめても・・・という気が。ドンキの入り口か?そして新たにネイルショップが閉店してた。客足も鈍く、期待していたであろう外国人は全くおらず空しく中国語が流れている。本体のスーパー部門は盛況だったが、モールとしてはもうオワコンとしか言いようがない。コロナが対策出来るようになれば多少変わるかも知れないが、基本的には厳しいと思う。他にライバル店がある訳ではなく、経済力の低下と出店見込みの甘さが原因だと思う。商圏を40kmぐらいに見積もって看板建ててたけど、そんな遠くから来たのは半年ほどだったし、冬場に雪道超えて来る人なんかいなかった。
・ちょっとした縁で買い物している所から、とある話が舞い込んできたのでちょっと期待。ずっと、こういう活用をやってくれないかなーとは思っていたが、なかなか無かったんだよねぇ。実はアイス系でも行けるし、商売にはならないだろうけど期待。
・大雨で大変な被害が出ているようで、被害に遭われている方の無事を祈るとともに、これ以上の被害が広がらないで欲しいと願うしかない。毎年のように大雨被害が出て、以前の復旧もままならないまま記念日にまた別の所で被害とか悲惨だ。この大雨は次どこに来るか分からないし、自分の家の備えはしても畑はやりようがないのが辛い。カモなんか増水した川で暢気に毛繕いしてたりするから、持たない生き物は楽なもんだ。そういや最近アオサギをよく見る。
・明日 午前中は雨は降ってないようだが、雨水はたまってるだろうな。畑仕事誘引ぐらいは出来るか。もし雨がこれからも大量に降り続くなら消毒前倒しする必要がある。あとは家の片付けだ。
Posted at 2020/07/06 23:32:06 | |
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2020年07月05日
・仕事、A園の房作りを終わらせた。結構時間掛かってしまったし、まだ大きい気もする。コガネムシがまだ多い、トラップの捕獲数もそこそこあるが、シャインの方は視認しやすいからテデトールするかな。その後、軽くD園に入ったが、奇形が多くて結構捨ててるし成長が悪い。これはちょっと処理が悪かったかも知れない。ニワトリは小さいのを大きいヒナのケージに入れてみたが、幸いつつかれたりもせず、なんとなーく群れに溶け込みだした感じ。このまま一緒になってくれればそれに越した事はない。親鳥は卵がほんとどこに隠れて産んでるのやら。アイガモは今日も無事だったが、探すのが稲にかくれるので面倒になってきている。彼らは行動パターンがあって、水田をぐるぐる周回しているようで、しばらく待つと現れたりはするんだが。水上小屋の餌は食べているのを確認出来たので上陸はしてくれてるし、陸に上がってるのは逆に見なくなったが、夜中でも徘徊してるのは心配。水が止まっていて水位が下がっていて、限界なので水門いじってきたが、閉じたら開けて欲しいわ。
・ガチョウの除草効果について研究資料があった。まず、ガチョウも家禽(水鳥の家畜の事)であるから水田でも使えそうだよなぁ、と思ったら、ガチョウはイネ科の嗜好性が高く稲をバリバリ食べてしまうのでダメだそうだ。というか大半の作物は食べるみたい。だから果樹園の下草除去には使えるけど、水田や普通の畑では使えないみたい。ただ、ジャガイモは食べないのでジャガイモ畑なら使えるらしい。飼育密度は10アールで10羽程度でも効果はあるのだそうだ。
ただ、ガチョウを除草目的で使えるかは環境要素が強そうです。まず警戒心が強く鳴き声が大きいそうで、人家の近くだとトラブルになりそう。じゃあ山の中ならどうかと言うと水利とか外敵防御が問題になる。何より、無農薬でやってるのならいいんですが、果樹園って農薬を使うので下草も当然かかってる。殺菌剤は比較的安全ですが、殺虫剤は有毒なのもあるし、ガチョウのために殺虫剤使えないのもなんだかなぁと。またガチョウは草食が強いので逆に害虫は食べてくれないようです。
じゃあうちのニワトリの効果はどうかですが、ある程度草が伸びてしまってると食べませんね。藁敷いた所はさかんにほじくり返して虫を食べているので、そこらへんは綺麗ですし、餌をぶちまけた所もほじくり返してあります。密度は所詮15アールに10羽程度でヒナはやっと大きくなりだした程度なんで、まだ当分は除草効果は期待出来ないかな。害虫に関しては良く分かりませんが、今の所目立った害虫はいないみたいです。トマトは食べるので収穫時期に放すのは無理でしょうね、米も食べます。ただ、アイガモを引き上げた後に放したらどうなるのかはちょっと興味があります。アイガモが食べない草を食べたり、稲への食害が遅かったりするかも。もっともアイガモよりは飛ぶ能力がまだあるので、ネットを超える恐れがヒナにはある。
・イージスアショアの計画中止でまたイージス艦を増やす方向で話が進んでいるらしい。深く考えるまでもなく、固定基地2つで日本全土がカバー出来るなら、イージス艦でも同じ事が出来る訳で、逆に固定基地だと有事に優先的に攻撃されるという弱さがある。逆に艦艇は船体自体のメンテが必要にはなるが、場所が動かせるのは強い。んで、固定式ならかなり安くなるのかな?と思ったが、それほどでもなかった。初期の建設費は1340億円で、イージス艦の1680億より安いっちゃ安いが、船に積んでないのにそんなかかるのかと言った所。他に様々な運用コストとかくわえるとイージスアショアが6500億円、イージス艦が8000億円らしいので、高い買い物ではありますね。イージスアショアの価格は2年前の改良前のです。
で、気になるのは、日本って今イージス艦は金剛・あたご・摩耶型の3種類(7隻)がすでにあるので、常時2隻ぐらいは常駐させられない?ってのが一つ。またイージスシステムも老朽化はして代替は必要なので、イージスアショアがあろうがなかろうが更新費用は発生する事、第三はイージス艦はミサイル防衛専用ではないので対空防衛なり空母護衛なりに使える事です。つまり、今回たまたまイージスアショア中止でイージス艦に戻って高くなったと言われるだろうけど、それはフェアな比較でも分析でもないのではないかと。
むしろ、空母増やすとイージス艦はもっと必要になります。よく「いずも」に続いて「かが」も空母になるぜー!って声もありますが、船一隻だけの投資じゃすまないんだよねという問題が。まず艦載機のF35B、まあこれ爆買いしちゃってんで誰も問題にしませんけど、これの購入費がかかってる。そして機動艦隊の編成をしなくちゃいけなくて、空母中心に膨大な数の護衛艦が必要になります。アメリカの原子力空母は艦隊の中核にいるわけですが、その本質はそれを護衛するための補助艦艇が随伴している訳です。
この1ユニットを空母打撃群と称している訳ですが、アメリカの場合、空母1・ミサイル巡洋艦1~2,ミサイル駆逐艦2~4,原潜3から4、他に補給艦隊です。このミサイル巡洋艦および駆逐艦がイージス艦ですね、巡洋艦はタイコンデロガ級で駆逐艦はアーレーバーグ級、日本のイージス艦はアーレーバーグ級に準じるのでミサイル駆逐艦扱いでしょう。ただ、タイコンデロガ級は旧式(初代イージス)で別にアーレーバーグ級とサイズにそんな差がないので、そこは問題じゃありませんが、護衛対象に3から6隻が随伴してるよって事です。日本のイージス艦は7つ、今後はぐろが就航するので8つですけど、2ユニット同時に護衛するとちょっと手薄で手一杯かなぁという感じがします。むしろ、空母打撃群を2つ持つならイージス艦増設が必要だからイージスアショアやらなくてもいいし、予算的にもやるべきではないという判断だったんじゃないかと。
・もう一つようつべ見てたら自衛隊がパワードスーツを開発試作してました。よくある足腰強化タイプで、若干機動力に振ってますが、基本的には重量物アシストと言った感じ。ただ、軽減効果が30kgで、電池が持つのが4km/h歩行で2時間らしいです。うーん、微妙!バッテリーは4つ積んでるそうなんで、決して充分だとは思ってないでしょうが、それ以上積むとコストとか充電とか色々あるんでしょう。この手のアシストスーツは介護とか物流でも売り込みかけてますが、施設で使う分には設備改善や機械化で出来るので、下手するとフォークリフト並のコストになるアシストスーツを使う意味って薄いんですよね。自衛隊の用法は多分一番期待されているはずですが、肝心のスペックが・・・という感じ。
あと、アシストスーツのもう一つの弱点は、装着が面倒でこいつの動きに制限されるって事です。ある程度は人間が妥協して付き合う必要もあると思いますが、装着が手間すぎるのは本末転倒じゃないかなと。まだ当分はパワードスーツは普及しなさそうです。
・今日もラジオを聞きながら作業していたが、子供電話相談で回答者が不慣れだったり子供もラジオ無理じゃね?というのもいたり、司会イライラ感もあったり。いや、私も介入したい気持ちは分かるが、スタジオじゃないから回答者にコンタクト出来ないんだよねきっと。あと、電話というのがいかに不安定なメディアか良く分かる。もはやアナクロと言える電話通話だが、NHKの放送で使っていてさえノイズ・断線・遅滞などがある。とは言え、質問自体は面白い物が多くて勉強になった。
一方ニュース解説は「それどうなんだ」ってのがまたあった。IT普及が遅れている原因についてだ。コロナでIT化が進んでるけど役所仕事がアレだったり利便性と個人情報保護の法整備がどうこうという話で、どこがネックかという分析だった。ところが、詳しい弁護士の話は改良してる少数の実例の後、個人情報保護がネックで役所が効率的なIT運用が出来てないから、法律を整備すればいいみたいな結論でそれは違うでしょと。
まず個人情報で言えば、もう役所が何言っても漏洩はします。何度も漏洩して口先だけの責任を痛感して遺憾のイという定型分で誰も責任を「取って」ない。日本の役所の個人情報管理は誰も信用してないですほんと。てか、個人情報保護法は民間の管理義務だけ定めてお上は別に強制する側だから罰則とかないみたいね、多分公務員法の方で特定個人が悪意をもってやれば処罰出来るんだろうけど。そんな所がマイナンバーと口座結びつけて補助金窓口もそれのみ受付にさせて、下手したら医療情報とか思想情報とか組み合わせて管理とかそれ怖いですよ。国家体制側すら覗けないような管理システムなら分かりますけど、今国がやろうとしているのは「国家(官僚)が国民を管理するシステム」でしかないですし。
そこらへん差し置いても、もっと基本的な部分のIT化、例えば未だFAX頼みの情報システムとかですね、そういうのが解消されない理由はもう法律論とかではないです。ただ老害天国になってるからです。極端な話、IT分からん老人を無視してIT化進めるでしょ?そうすると老人が仕事出来ない分が若い人の負担になるだけなんですよ日本って。だって、ITに対応出来ない大臣は罷免されるんじゃなくて周囲の人が助けてくれるでしょってそれが日本のITのレベルです。これで台湾のITはうらやましいですねって、あれ若いエンジニアをIT大臣に据え付けたのがすごいんですよ。それ分かってます?って言いたい。
今、日本の茹でガエル状態があとどんだけ持つのかっていろんな人の意見を見たり交換してますが、本当に色々崩壊してやっと建前を取っ払えるんじゃないか?って意見があります。でも、崩壊した時にはもう遅いよねってのも結論です。あと5年って思ってましたけど、コロナで前倒しされそうです。
・そうそう、2点ほど最近地元で出た時代逆行の膿の話。一つは前の老害市長が地元に無理矢理作ったあんまり出来がよくない短大の学長に天下りしました。国立大学には無理だからね、仕方ないね。なんで役人や市長が大学をあんな作りたがっているのかよーく分かりましたわ。もう一つは組織のトップがより上位組織のトップになりました、合併でさすがにやめるだろと思っていたら、そういう事になるのかと。実績的にあの人がトップでええんか?って思いますけどね、周囲人事見てるともう裸の王様というかもうなんというかでしょ。取り巻きがまた甘い汁吸うのかなぁ、後任どうなんだろ
・明日は雨の予定、片付けとか自分の事が出来る。
Posted at 2020/07/05 22:52:33 | |
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