2021年08月19日
・雨、雨、いい加減ウンザリだ。量はそれほどでもないが、不定期に嫌な強さで降るのでもう梅雨がまた来たかって感じ。作物にも良く無い。そして眠くなる。雨の低気圧は生理的に眠気を催すので、さっさと寝て仕事するかと仮眠するとまた雨。
・例の件について一言連絡入れたら期待以上のお言葉をもらってこれはもう勝てるなガハハ状態。それだけ先方同士の信用が高いという事だろう、私に関してはまあ原料がいいのかどうか問題なんだよなぁ。
・トマト、もう腐りがすごく、葉っぱが何も残ってない。軸だけなので収穫でどこを見るべきかはすぐ分かるが、ここまで何にも残らないもんとはなぁ。まあ機械収穫はこの状態でやってたから異常と言うほどではないにせよ・・・報告だと虫が食った穴が多いという事でオオタバコガが発生しているのだろう。今更消毒してもメリットないので放置。恐らくこの調子だとあと1週間でほとんどのトマトは収穫してしまうだろうし、20コンテナがあと3回とか4回で80箱ぐらいか。トータルで200箱をちょっと超えるかなぁと言った感じでこれもうやる意味ないわ。病気に弱すぎる弱すぎるレベル1のスライム以下のザコだ。いっくら消毒すればマシと言っても消毒しないとこんな貧弱なもん作りたくないわ。さっさと見切り付けて収穫片付けやって耕転かけて忘れたい。
あとは同じ地区の生産者さんの出荷伝票にコンテナ回収がなかった。つまりもう出荷しないという事だろう。今日の数見ても、待って色が来たら収穫って印象ではないな。お盆過ぎたから、そろそろ秋野菜の播種時期ではあるし、トラクターかける前に長い草だけでも刈っておくか。
・ちょっと嬉しかったこと、たくま朋正さんの漫画が連載されているのを見つけた。最初は全然気がつかなくて、絵が上手いし見せ方も上手いしかなりの手練れの絵師ガチャ当てたもんだなぁと思って見てた。キャラデザとかちょっと貞本風だけど少し癖があって、知ってる作家さんじゃないかなと思ってみたらそうだった。
絵師ってキャリアを積むとある所で自分の色というか限界みたいなのが出来るし、コアの部分はそれほど変わらないと思うのだが、彼は丁寧にネガ潰しして基礎的な画力から丁寧に上げているのを感じる。つまり、普通なら誇張した漫画的な表現で許される部分を普通の描写で仕上げている。まあ表情のパターンとかで思うけど、この人はおっさん書かせたら一流だな。
・自分の仕事を見直すにあたり、自分の作業分配時間を正確に把握しようと思った。これを手書きとかマニュアル入力でやるとかなりばらつくし手間なので、ずっとGPSデーターから滞在履歴を作れば作業内容は後からどうとでもなるのになぁと思っていた。検索するとなんとグーグルマップにあるタイムライン機能というのがそういうデーターを把握しているらしい。何やってるか筒抜けって怖いなぁとは思うが、有効活用しようと思って動かすもなかなか認識しない。
そして改めてもうグーグルというのは当初のイノベーターの集まりじゃなくて嫌々与えられた仕事を何にも考えないでやるだけの三流IT土方集団に成り下がってるんだなってのがよーく分かった。ヘルプで出てくる情報と現実のページが違う、現実のページに操作が出てこない(長押しとかで出てくるけど、それを事前に知る方法はない)、ピクトグラムメチャクチャ、ヘルプとか重複メニュー複数、数え上げればゴミみたいなUIとシステムになってる。そして場所の追加をプライベートにやろうとしても出来ない、なんかもうホットペッパーが飲み屋だけ登録出来るようになってる感じか。こりゃキャリアのサービスですら扱えないのも自然だわ。
一時期、MSが同じ感じで世間では「ゲイツ氏ねw」「MSとWinはゴミ」「IEまだ使ってるとかウププ」みたいな最低の存在になっていた。幸か不幸がPCは触る人が減って開発リソースも注目も減った結果、まともに動くようになって更新も減って安定版になってインフラになったと思う。皮肉だが無能が集まっていじくりまわしたスマホが一時期のWinと同じ事になってしまって、Winが逆にハード=OSのシンプルな世界に逆戻りした感じだ。
さて、これで分かる事は、グーグルの提供する不安定なサービスはいつ仕様が変わって扱えなくなるか分からないって事だ。出来るならクラウドを使わないローカルなシステムでGPSデーターをロギング出来るといいんだが。多分、アプリのディベロッパーからするとそんなメリットない事する意味がないんだろうなぁ。GPS打刻の勤怠管理が近いが、営業が外回りで使うようなシステムではなかった。私の欲しい機能はルートセールスで特定の場所回るのに似てるから、そういうシステムは需要あると思うんだが。
・IoTはムダ削除の手段なのに目的になっている。みんな分かってるけど、システムをインテグレートしてくれる企業がIoTそのものを売ろうとしているので、ついそれが先走ってしまう。だけど、全くIT化してない日本の企業だと、それでさえ有効に動いてしまうので費用対効果とか忘れて入れてしまう。という事で動画で見てたらラズパイとかArduinoを使って、リードスイッチや光センサーなんかを直で機材につけたシステムで改善している例が出てきた。こういうのをやって欲しい訳だが、実際それを作った企業ではシステムを外部にも導入手伝いとかやってるみたいで、すごいなーと思う。トータルで10万とか毎月8000円とか、これ丸投げでやってくれるんならほんと安いし、メーカーとしても普通にアプデしていけば必要なのを横展開してるだけだし。
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Posted at 2021/08/20 06:24:25 | |
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2021年08月18日
・仕事、昨日の鶏小屋掃除でやっぱり腰を痛めてしまい、安静にしていてあまり作業出来なかった。午後はそれなりに動いてトマトも運んだけど、斜めにしゃがむのが辛い。今の時期はブドウが垂れ下がっているので、棚下線をくぐる時には気合いいれないときつい。クソバードは相変わらず、今年の冬はもう徹底的にムクドリ狙い撃つわ、ブドウの恨みを100倍にして返すわ。カイト鷹は売り切れで無駄足くらってカインズも嫌いになったが、あの商品自体がかなーりぼったくりなんだよなぁ、原理は分かってるんだが・・・
・それでも実質作業が進まなさすぎるのはいらん事にリソース食われているからで、そのリソースに体力も含まれて作業が進んでない。最大の原因はアヒルなのは残念ながら認めないといけない。かわいいのもあるんだけど、最初の頃は水田に放して放置してたら勝手に大きくなってたような物なんだが、どんどん厄介になって、今年のは水田放置出来ずに引き上げる羽目になってる。それなのに成長悪いというね。ニワトリもタマゴ、どこかに隠して産んでるから、もう30個ぐらいの山が出来てるんじゃないかな、見つけたらニワトリの前で踏みつけてやりたい(古いのが混じると危険なので見つけても基本食べられない)。トマトも正直、手伝いの組織のためにやってる事業っぽいので、そこが手一杯になったら逆に意味がないので、面積的に適正なのはせいぜい5畝ぐらいで1反は多すぎた。トマトやると貧乏するってのもホントだろうなぁ。じゃあ有効活用する作物があるのかって話だが。
あとニワトリの餌が値上がりしててヌカで水増ししているが、これも良く無い。今はトマトが大量に出るが、これとて長期間は取れないし鶏の栄養素として見ると水っぽい。鶏の除草効果も微妙で、確かにまあ一度トラクターかけるとそこはほじくり返すので綺麗になってるっぽいが、ずっと管理がいらないってほどではない。
・サンバーのシートベルトがまた締まらなくなってきたので清掃、正常な助手席側と比べてもスプリングの劣化はそれほど感じられない。ほとんどがベルトと肩のスライダーとの摩擦増加だと思われる。スライダーはだんだん摩耗してきて、その形状変化が影響はしているのだが、とりあえずベルト清掃。しかし思ったほど汚れが出てこない。表面の毛羽立ちやよれよれで形状が変化しやすい事などだろう。清掃出来るだけしてからパラフィンを塗って表面をバーナーで軽く炙ってケバを焼くと共にパラフィンを定着させ、何度か動かしてスライダーとも馴染ませる。
これでかなり締める力は出てきて乗車時に緩む事は無くなった。しかし降りた時にしっかり閉じるかと言うと無理。スライダーの摩耗で形状に段差があり、それがベルトの変形になるのでスプリングだと戻せないのかな?パラフィン染みこませると新品ベルト的なコシが出てくるので、それがいいのか悪いのか。スライダーだけ抜いて交換は出来ないし交換はアッシになるが、これが見積もったらかなり高くて諦めた憶えがある。安全装置だから安くしろとは言わないが、ベルトのメンテナンス性とか考えて欲しいものだ。
・日産が新型Zの詳細を発表した。販売が2021年冬という事で、もう生産タイプだと思う。6MT,3000ccターボ、400馬力、400万ちょいという噂。まずこの時代に6MTを残してくれた事、やっとNA大排気量の税金増加が嫌われる要素だと気づいてターボ3000にした事、400馬力というFR純正で出していいか微妙なハイパワー、戦略的低価格と歴代モデルモチーフのデザインとかなり頑張ったと思う。GTRが旧式化して日産の顔ではなくなりつつある反面、新型の噂が出てこないなかで、Zが顔になるのではないだろうかと。
正直、シルビアの方が心情的には日本では求められていると思うが、新車でそのクラスを買う若者はいないし、高齢者には合わないし、エントリースポーツはスイスポとかヤリスとかロードスターとかがあるので、妥当な判断かも知れない。その下は新型86とかあるし、スポーツカー自体はみんな出してくれてる。それを買えないだけだ。なんだかんだ言って出してもみんなケチつけて買わないなら、買ってくれる人向けの物を作るというのはメーカーとしてももうしょうがないんだろうね。
ちなみに、ぱっと見で分かる点としてキャビンはものすごく小さい。ほんと2シーターなんかな、エンジンフードは高いがこれは対人衝突と空力要素、リアへの絞り込みは33以降のグラマラスラインだが、あまりお尻が大きくならないようなデザインをしているように見える。メーターはグラスコックピットにアナログ表示、純粋なアナログメーターも一部残り、操作系もコンベンショナルに見える。ターボはツインターボだそうでV6だとまあ標準的、バンク間シングルターボってないんかな?
・明日 説明会・袋掛け、房落とし、トマト収穫
Posted at 2021/08/18 23:20:56 | |
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2021年08月17日
・昨日はエアクリ交換した。効果はどうなんだろうなぁ、電スロCVTだから分からないけど、どのみちミライースは便利な乗り物という感じだ。速度は出るし燃費はやたらいいし静かだし乗り心地もいい(サンバー比)。親が相当リクライニングかけてて、どうして運転下手になるとさらにポジション取れなくなるんだろうかなって。
・大雨で鳩の雛がどうなってるか心配だったので見て来たが謎な状況だった。巣の中にはべちゃっとした泥というか糞みたいなのが溢れている。ヒナが死んで腐ったとしても、こんなんならないだろうという量と形でほじっても羽根や骨などはなかった。成長の記録を検索してみると、大雨前後でちょうどギリギリ巣立ち出来るぐらいなので、雨で濡れる中どこかに移動したと思いたいのだが、巣の状況だけは理解出来ない。成長速度からすると糞も相当な量になるはずだが、普通そんな状況にはならないわけで、なんなんだろうね。
・あとはB園で半分ほど食われたけれど残りに袋掛け、ここのパープルは全然伸びない上に着色も悪い。もう樹勢が弱いという事はないし、なんなんだろう。その後、D園の房作りすらできなかったのを切り捨て、あとわずか。トマトの出荷、目一杯積めて走り出したら妙に重い。考えたらこれ22.5kg×28ケースだから600kg超えてるわ。
・戻って鳥小屋の中が汚いので掃除して移動、アヒルはヒナが一羽弱いのでガチョウと一緒に戻してきた。はぁ、こいつらは人にあんまり慣れてない感じだなぁ。生意気なアヒルだ。かなり重作業で帰宅して横になったらすぐ寝てしまって、さらに腰に痛みが出ている。まあ当然だな。
・明日 房落とし残り、袋掛け、
Posted at 2021/08/17 22:27:44 | |
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2021年08月14日
・昨日は大雨続きで家で休んでいた。幸い畑は冠水する事は現状まだ無く、小屋も侵水はしていなかったが、モグラが何故か出てきていた。水を嫌って逃げ回っているのだろうか?その穴が結局水抜き穴になるので都合は悪くないが、モグラがこんな射る事は嬉しくはない。
今日も午前中は雨が降っていたが、午後はやんだので袋掛け、害獣対策、カメラしかけたりなんか一日中なんかった。シャインマスカットが大きくなりすぎて木の負担が心配で、普通なら十分売れる房も切り捨ててる。パープルの被害が酷くて心折れてる。順番から言えばこっちの方が当然害を受けるのだが、近年パープルの価格や作りづらさでがんばれなくなってる。どうせこの大雨でまた裂果とか出てるんだろうしな。アヒルは小さいの一羽消えた、調子が悪そうだったし成長不良だったから、なんかったのかも。
・3Dプリンター安くなったかなーと動画を見ていたが、やっぱりイマイチのままな印象。試作の用事はまず無いし、直接製品出力とか治具とかダイレクト出力もいらないもんなぁ、業務用は余程の大企業が自前でやるんでなければ結局既存の金型製造の流れの代替として受注している感じだし。地元企業が良く出てきていたが、そこはイノベーションコンペで出ているのでアイデアがあればいいんだけど。一つびっくりしたのは今のドリンクのペットボトルは全部違う物をデザインしているらしい。私からすると「そんな無駄なコストかける必要ある??」って感じなんだけど、まあパッケージデザインは重要なんだろう。中身より容器の方が原価高いだろうし、もっと高いであろうプロモーション費用に容器は含めて考えられるからもっと高くていいのかも。
・あとは3DスキャニングをiPhoneでやってる人がいて、それは特殊なデバイスが入ってるiPhoneでしか出来ない訳だが、従来なら3Dスキャナーを使ってやっていた事(多関節のステーがついたスプレーみたいなレーザースキャナーでやってる)を簡易的ながらiPhoneとターンテーブルとかで出来てしまうという恐ろしい物だった。実際、3Dを扱う時にはCADソフトなんか多くの人には使えないし、むしろ現物とのフィットを求めてそこを3D出力したいはずだ。例えば義肢の類のフィッティングは個人で違うのを作る必要がある。それを簡易スキャナーで取り込んで出力出来たらかなり便利にはなるだろう。もっとも生体はソリッドじゃないから、厳密にその形を出せてもずっとそのままついてる訳でもないから、どの程度のメリットがあるのかは分からない。
・改善活動の動画も面白いが、農業に直で生かせる感じのが無いねぇ。からくりとか手軽な部分から小さく真似るのはいいんだけど、前のイーロンマスクの話じゃないが、改善活動も目標と現状把握をしないと失敗するのだそうだ。何のための改善なのかは事業自体の見直しからだが、今からやれる事は少ない。いやまあやるんだけどさ。
2Sの部屋の片付けすらちゃんとやれてないのだが、まあ改めて見るとかなりの無駄があって反省。服も捨ててスペース作らないと。なんでこんなあるんだ?
・蚊が多くて刺されてつらい。空調服のおかげで上半身はいいんだが、下半身を中心にかなり食われた。がっつりじゃなくてつまみ食いでそれがまたかゆい。
・苗の注文どうしようか。植える場所はあると言えばあるんだろうけど・・・
Posted at 2021/08/15 23:45:28 | |
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2021年08月13日
・昨日も疲れて寝て、雨だからと寝てたら10時超えてた。肉体的に疲れてるというか精神的にも疲れてる。トマト収穫が予想外に遅くて、そこは受託作業者さんとも話をして手本でやったら2倍ぐらい速かったりしたのだが、消毒で回ったら大変な問題にがっくりしてしまい、ハチにも刺されて戻ってきたら、受託してやってくれてるだけでもありがたいなぁ!涙でるなぁ!って感じで、やっぱり人間は辛い事があった方が人に優しく出来るんだなと感じた。
・昨日の作業は他にはSSにリンゴ酢を入れて水田に散布した。これ、ずっと昔にやって、その時は米の味がとても良くなった。特に病気対策とかではなくて、恐らく酢によって出来る誘導物質が植物ホルモンになってデンプンの果実流転を助けるのだと思う。時期に関しては出る穂時期なのだが、要は秋落ちさせたいのを人工的にやるような感じ。農薬ではないので防護服もいらないし、SSのホースでほぼ全部出来たので、これは来年以降もやりたい。SSはジェットポンプが壊れていたのがなかなか直せなかったので本腰入れて針金できっちり縛って直した。まあこれでほぼ大丈夫だろうと思うが、ポンプ部だけ外すのは無理なんで結構面倒なのね。あとは消毒、雨の前にやって意味があるかほんと微妙だよ・・・
・改善活動は地味ながら劇的に作業能率を上げている。工具が整理しておいてあると目的の工具がすぐ出てきて作業に取りかかれるし、何が不足しているのかも分かる。ゴミも捨ててスペースが広くなった。ソケットの整理整頓では追加ホルダー買ってもなお刺さりきらないソケットがあったのだが、良く見ていくとものすごい数の重複があったり(3/8の14㎜のコマなんか5個もあった)、逆に滅多に使わないT40のトルクスがあったり、変換コネクターだったりする。そこで重複分は最大2個(両手で使うケースもあるから)にして余剰分は整理した。そして良く使う物はワンタッチホルダーに刺してそれごと持ち出せるようにして、大きいのは使いづらいホルダーへ。当然サイズ順で刺す。最初は入れ間違えて全部移動させるのにイライラしたが、ちゃんと入って見れば「どのサイズがどこにある」のが見えるのは当然として「どのサイズがないのか」「どこに戻すのか」も一発で分かる。見える化が自動的に達成出来る仕組みだったのだ。見える化と言うとどうしてもIT化になりがちだが、改善活動と同じで最初から機械化を探すのではなく要件を煮詰めてからIT化しないといけない。
最近テスラのイーロンマスクが物作り哲学についての動画をアップしたのの翻訳要約を見たのだが、彼はポイントと流れを5つの段階で分析していた。「要件定義を作る」「プロセスを出来るだけ削る」「最適化」「高速化」「自動化」だそうだ。これの順序の失敗例としてリポ電池に使っていたカーボンシートのコーティングの話が出ていたのだが、とても手間がかかるカーボンのシートを自動で作れるようにして、それをさらに高速化してみた。その後で「ところでこのシートって必要なの?」って聞いたら、それぞれの部門で必要性について言っている事が違う。なので、それぞれテストしてみたが、遮音性も耐久性もシートの有無で何の違いもなかったのだそうだ。つまり、プロセスを削る段階で削れば無駄な手間もコストも発生しなかったし、仮にある程度有意差があったとしても、要件定義で許容範囲かどうかが決まっていれば、削るのも簡単に判断出来ただろう。
翻って農業のIT化ってのは、もうIT化そのものが目的になっている。手段として何をやりたいのかではないのだ。それはもうIT企業そのものがビジネスとしてそれをやってるので効率とか現場は二の次な所がある、補助金もあるしね。しかしIT企業でもこのような事例の話を読んだことがある。あるIT企業がとある企業の商品受注システムの製作を受託した。しかし予定だと予算6000万、三ヶ月ぐらいのはずだったのが半年たっても終わらない。PLが見ると、このシステムは社内の人間の管理システムとか発注システムとか全部と宇インテグレートされてて、全社システムを組んでるような物だった。本来なら要件が違うからとはねつけられたのだが、曖昧な要件定義のままハンコを押してあって今更投げ出すことはまかりならないと上層部からも言われてしまった。結局1年半を3倍以上のコストを支払って有能な人材を擂りつぶしてシステムは納品されたらしいが、PLの最大の教訓は「要件定義をしっかり決めないうちにはハンコを絶対押さない」だそうだ。逆に言うとハンコ押さない業者との取引はやってはいけないって事でもある(自戒)。
とは言えスマホとかITは自動化とか高速化のツールであるので、どうしてもその末端部分だけ効率化したくはなるのね。ツール部分は他に実用化されていて慣れているってのもあるし。ただ、末端部分が感性されていても使うべきではないと思ったのが先日の富嶽のシュミュレーション事件。もうコロナ分析マッスィーンと化している富嶽君だが、やっぱりアホが使えば御用学者と同じで政府に阿った結果しか出さない。オリンピック会場でみんな座ったまま移動もせず会場の外も考慮せず「観客入れても感染者は出ない」とか言う結論を出してしまった。どういうシュミュレーションやったか知らないが、きっと会場モデルとか作って膨大な人員それぞれで計算したんだろうなぁ、アホな事だ(そうしないと感染者が出ないって言えないが)。
私は適正技術という言葉が好きで、要は宇宙で文字を書くのにボールペンが無重力で使えないのなら「加圧式ボールペンを作る」ではなく「鉛筆を使う」でいいじゃないの、って事である。今のIT化は適正技術ではない物を使っているから出ている問題が沢山あると思う。予約システムとかもうね・・・LINEとかなんで使うんだよアホか。PAYPAYとかなんで政府が手助けしんだよアホか。つまりIT化を仕掛けてるのは別に便利にしようとなんて思ってないし、短期的な金銭に吊られるとバカを見るのである。
・動画で岡田さんのガンダム完全講座でマクベをべた褒めしていたが、ガンダムってそこまで考えてモブキャラが座ってるかどうかまでやっていたのか!?とびっくりした。ガンダムの設定は割と「後付け」があるのだが、確かにこれは最初から設定されてたんだろうなぁと説得力がある。
そしてもう一つ感心したのは動画でフリップを使う事である。やろうと思えばキャプション入れる事は簡単だろうし、動画の方が資料としては一次資料でいい(権利とかあるだろうけど)。でも、そういうパワポいじりみたいな事よりフリップでいいから連続性がある説明を分かりやすくするという事にリソースを割いているのはさすがだなと思った。
Posted at 2021/08/14 21:25:11 | |
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