2020年09月26日
やってくれるぜNISSAN
前回までのあらすじ
最強のセキュリティをインストールして安心安全なFDライフを送っていた時、ふとした時に運転席側のドアロックのノブが硬いというか渋いことに気が付いた。
イヤな感じがする・・・
以前にも同じような事があった。
それは社外キーレスを付けて数年後に、それが原因でドアロックワイヤーが切れ、室内側からロックができなくなった時だった。
ノブを下げてドアノブを引くと、案の定ロックがされていなかった。
またワイヤーが切れたーーーっ!
前回の時は製造から20年近く経ったクルマだから、経年劣化でワイヤーが切れたと思っていた。
このワイヤーは厄介なことにドアロックアクチュエーターASSYじゃないと出ない部品。
これが当時でも1万4000円ほどしたから、こんなワイヤーのためにこんな金額払うのバカらしいと色々試したのだが、どうしてもうまくいかないので結局新品のドアロックアクチュエーターを購入することにした。
まあこれで問題は解決だし、新品に交換したせいか外側からドアノブ引いて開ける時にスムーズな感じになったので、これはこれでいっか、と思うようにした。
しかしまたワイヤーは切れてしまった。
自分は全然知らなかったのだが、どうも社外のキーレスユニットをFDに付けるとワイヤーが切れやすいらしい。
FDのトリム内側はスペースがあまりなく、社外のキーレス用アクチュエーターは決まったところにしか付けられない。
で、そこだとドアロックワイヤーに負荷がかかって、L型になってる部分の根本近くの部分から切れてしまうようなのだ。
まったくもってがっかりだ・・・
しかも新品にまた交換しても根本的解決にならないので、また近いうちに切れてしまう。
ワイヤー切れる度にドアロックアクチュエーターを買うのは耐えられん!
解決策として後期型から用意された電波式の純正キーレスユニットが有効だが、残念なことにこのキットはもう絶版らしい。
一応、純正キーレス用のドアロックアクチュエーターだけはまだ新品が出るのでこれを使って色々やる方法もあると教えてもらったのだが、それでも数万円の出費は免れない。
ここ最近、FDのリフレッシュ化計画を進めていて、トーコンのピロやイグニッションコイルを3点、スロットルセンサーやイグナイターも購入しているので、あまり予算がかけられないのだ。
(まあ、ピロは2ピースから3ピースにしたり特に問題のなかったタイロッドエンドまで交換してるのでこれだけでも数万円以上余計に使っているのだがw)
なのでどーにかして直せないものか・・・
゜∀゜!!
ホムセン行けば何か代わりになるものとかあるんじゃね?
そんなわけでホムセン通いが始まった。
それはもう色々買ってみた。
細い編み込み式のワイヤーを買って、そこに絵画なんかを吊るすピクチャーレールとか付ければいけるんじゃね?ってことで買ってみたり。
まあ、結局ピクチャーレールだとドアノブの先端部分に付けられないし、ステンレス製ってこともあって自分では加工ができない。
ワイヤーも純正のは固定されたホースの中に通っていて、その中でワイヤーが押されたり引かれたりして稼働しているもんだから、丸められた編み込み式のワイヤーだと用を成さないのだ。
一瞬だけ「また純正のドアロックアクチュエーター買うか」とも思ったが、以前購入した時よりも値上げされていて2万近くしたので「やっぱやめよう」と、いう結論になった。
何より材料で多少なりとも費用がかかっているので、ここまでくるともう後には引けないw
もう意地のレベルであるw
結果的に言えばホムセンの材料で何とか修理できた!
自分はマメではないのでみんカラに上げるように写真を撮ったりはしなかったが(正確にはすげえ大変だったのでそんな余裕がなかったw)。
簡単に使った材料を紹介すると、まずワイヤーの代わりに使ったのはピアノ線。
これの1mmの物を使用した。
純正のホースは再利用しないとうまくいかないとわかっていたので、まず純正のワイヤーの径を調べたら約0.8mm。
この太さのピアノ線を使えばいいのだが、折れるということなので少しでも太い方が良いと思い、ホースの中でスライドしてなおかつ一番太いとなると1mmの物になるのだ。
そして先端部分。
純正のワイヤーはドアロックのノブに引っ掛けるために先端がL型になっているのだが、これの代用品としてアルミ製の中空パイプを用いた。
これをパイプカッターを用いて適当な長さに切り、それをピアノ線に通す。
そして根元をかしめた後に適当な長さに曲げる。
これで代用品の完成。
しかしここに罠があった。
ノブの穴に引っ掛ける時に茶色のプラスチック製の部品を使うのだが、これをノブの穴に入れると先が貫通していないために、曲げたパイプが長すぎるとうまく取り付けられないのだ。
このパーツを使って穴にはめ、そのパーツを回転させてパイプに引っ掛けるのが(説明が難しい)長すぎるとうまく引っかからないのだ。
これが意外と苦労した。
しかしそんな苦労の甲斐もあり、見事ドアロックが復活した!
しかもラッキーなことに、ただかしめるだけではすぐにピアノ線がパイプから抜けてしまうのだが、L字型に曲げることによってまったく抜けなくなったのだ。
まあ機構自体は同じなので完全解決にはなっていないのだが、径は太くなったので純正よりは長持ちするだろうし、もう修理方法も分かったので、再度破損した時はまた作成すればいいやという結論になった。
これでドアロックは修理完了した。
その次は社外キーレスを機能するようにしなくていけない。
社外キーレスの仕組みとしては信号を受けたキーレスのアクチュエーターがその先端に括りつけられた太い針金を押し引きして、根本で固定されたその針金の先端とドアロックアクチュエーターのワイヤー部分を動かしている。
この時にドアロックアクチュエーターのワイヤーの動きと針金の動きが平行して動けばいいのだが、角度的にどうしても針金の方が斜めから動かす感じになってしまい、これが元でワイヤーに負荷がかかり、折れてしまうみたいなのだ。
まあ、キーレスのアクチュエーターの位置はスピーカーが付いている以上変更できないので、これはあきらめることにした。
少しだけ太くなったピアノ線に頑張ってもらうことを祈って。
このワイヤーと社外キーレスの針金を固定しているのは、3ヵ所ほどネジ穴が開いている金属の部品だ。
まあ、これは社外キーレスの種類によって微妙に形は異なるが、概ねどれも同じ形をしている。
最初は元々付いていた部品を使おうと思っていたのだが、みん友さんのタカヒロさんがいらなくなったその部品を捨てるから持っていっていいと言ってくださったのでそれを使用することにした。
これはかなりの優れもの!
少しでもL字型部分に近づけて固定した方が負荷が少ないと考え、部品を限界まで削り、極力根本部分で固定できるように工夫されたものだった。
このおかげで何とか無事にキーレスも復活させることができた。
前置きが非常に長くなってしまったので、ここらで一旦区切ることにする。
そしてこれだけ長々と書いて今、気が付いたのだが、前回までのあらすじと書いておきながら、その経緯をブログに一切書いていなかった(爆)
「何してる」でドアロックアクチュエーターのワイヤーがまた切れた!と書いていただけだったと今更ながら気が付いたwww
続く
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Posted at
2020/09/26 23:46:27
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