新・クライスラー グランド・ボイジャー

ミニバンの元祖の1つ：ボイジャーの最新第5世代モデルが上陸しました。尚、クライスラー ボイジャーとして販売されるのは(北米から見た)海外市場で、北米ではクライスラー タウン＆カントリー/ダッジ グランド・キャラバンとなります(北米でボイジャーの名は、今は無きブランド“プリマス”で使われていた)。
この新型ではショートボディが廃止され(後釜はダッジ ジャーニー？)、ロングボディのグランド・ボイジャーのみの設定となっています。外装はキープコンセプトなワンモーションフォルムだった先代から打って変わり、明確なボンネットを持ったスクェアなスタイルに(初代-2代目への先祖帰り？)。300Cの要素を採り入れたというディテールと相まって、高級感やどっしり感は先代の比ではありません。ただ、如何にもアメリカンなサイズは日本で乗るには憂鬱になりそう…全幅はとうとう2m超え。勿論、買う人はその点を納得出来るんでしょうが。
内装は、写真で見る限りダッシュボード周りの質感が幾らか向上してる様子です。でもフロアシフト(左ハンはニューモードシフトなのに)なのはどうなんだ？勿論2nd・3rdシートは床下収納式“Stow'n Go”を踏襲、機能面では日本車とほぼ遜色ないと言えましょう。
パワーパックは3.8 V6(相変わらずOHV…)＋6AT。リアサスが、ようやくリーフリジッドから脱却しています。
先代同様、日本のミニバンに食傷気味な人・アメリカ的な大らかさを求める人には売れるんじゃないスかね？