シルフィが、7年振りに一新

それ迄「日産
ブルーバード・シルフィ」を名乗っていたのが、今回単に「日産シルフィ」となり、ブルーバードの歴史は終焉を迎える事となりました(尤も、元々は初めてシルフィの名が付いた
G10の時点で、「日産シルフィ」とする計画だったんだと)。
先代の型式がG11だったので、順当にG12へ進むものと思いきや
B17(B10台は
サニーの系譜)に。北米向け
セントラと共通モデルである故の流れですが、考えてみればG10も欧州向け
N16アルメーラがベースだった訳で。
外装はG11同様、“プチ・
ティアナ”といった風情で、好感が持てます。3No.化(巾1,760mm)に「
シルフィよ、お前もか」という声が上がってますが、私はやり過ぎない限り仕方ないと考えています、5No.サイズに固執するが故のビハインドも無視出来ないし。
内装は、デザイン/機能共G11に比べると少々普通になった印象。分かり易いのが駐車ブレーキで、ペダル式→サイド式に戻っています(2ペダル仕様としては、G10前期以来)。運賃メーター、何処に置きましょう。3No.化の恩恵を受けた部分の1つとして、室内巾がG11の1,395→1,460mmに拡大された点も記しておきます。
パワーパックは、新開発のMRA8DEエンジン+ジヤトコ自慢の
副変速機付CVTという組み合わせのみ。
K11マーチのモデル終盤に積んでいた(CG13改め)CGA3DEと同様、大凡の排気量をあまり変えずにボア×ストローク寸法を見直したエンジンですが、
J31ティアナのVQ23DE宜しく事実上の専用ユニットに終わりそうな雰囲気(汗)…。
しかし、1.8Lの1本しかなく、グレード編成も「松竹梅」に限られメーカーオプションは設定なし、終いには(減税の有無を以て善し悪しを断ずるつもりはないものの)減税がないとは、如何にも「
仕方なしに売ってる」と言いたげな仕様…事実、月販目標も僅か600台という有様。ここは
セレナのMR20DD+Sハイブリッド(“
ハイブリッド”と呼ぶには、少々ズルい気がしなくもないけど…)を積めば、箔が付く上にG10が持っていた環境フレンドリーなイメージの回復も図れると思いますが。
又、
ジューク16GTのMR16DDTを移植してセントラSRのエアロを身に纏い、
U14以来の
SSS復活も願いたい所です。そうすれば、古くからのブルーバードファンの反発も、幾らか和らぐでしょうし。
後は、サンルーフを始め、メーカーOpt.を充実させてくれたら(まぁ現状の仕様でも、Gでサンルーフが選べる様にさえなれば、検討に値するけれど)…。
国内では、
アクセラ・セダンや
フォルティス(セダン)、或いは
インプレッサG4らと渡り歩く事になりましょう。でも、特にコレと言えるトピックが見受けられぬ現状では、早晩
埋没するしか路がないかと。
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Posted at 2012/12/06 09:38:24 | |
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