前ブログは、9月11日、大井川鐡道の千頭駅を10:10に出発した井川線(通称、南アルプスあぷとライン)に乗ったところまででした。
井川線の全体配置が判るマップを、
茶茗館でいただいた
川根本町マップから抜粋してみました。
マップのど真ん中に目的地の奥大井湖上駅が、そして下の方に始発駅の千頭駅があります。
←オリジナルの全体マップはこちら
何れの画像もクリックで
拡大します。
最初の駅は
澤間駅。。。右手には綺麗に手入れされた
茶畑があります。ここ川根本町は、
川根茶の産地です。ホームの駅舎(待合室)は、どこの駅もこんな造りになっています。
澤間駅を出ると間もなく、右側に見える
大井川に、左側から
寸又川とその支流?が合流する地点にさしかかります。ここは
三叉峡と呼ばれており、紅葉🍁が綺麗でした。
駅をひとつ飛ばして。。。
川根小山駅です。若い子の映え狙いでしょうか・・・
川猫山とも書かれていて、猫をテーマとした駅舎になっていました。私はむしろ、かつてここに
水力発電所があったこと、それも
大きく湾曲した大井川の(牛の首と呼ばれる部分の)
落差を利用していたことに興味を覚えました。
川根小山駅を出発直後のカーブを利用して、編成を撮ってみました。一番後ろ(写真の奥側)から
機関車が、5両の
客車を押しています。撮影者(私)は2両目に乗っています。
奥泉駅と
アプトいちしろ駅間で見えた
泉大橋です。やはり紅葉🍁が綺麗でした。
次の
アプトいちしろ駅では、これまでの機関車(DD20形)に加え、
アプト式電気機関車(ED90形)が
連結されて推進します。(ここの列車は下り線(井川方面行)では
押し、上り線(千頭方面行)では
牽引します)
アプト式区間をグイグイ上って行きます。斜度は何と
90‰パーミルです
! 90‰は1000mで90m上がる角度になります。
長島ダムが見えてきました。長島ダム建設が、このアプト式区間に関係していますので・・・
その概要を
Wikipediaから抜粋します。
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当路線は鉄道事業法および軌道法に準拠する鉄軌道としては日本で唯一のラック式鉄道(アプト式)区間のある路線である。長島ダム(1972年〈昭和47年〉着手、2002年〈平成14年〉竣工)建設に伴い一部区間が水没することになったが、補償金を受けて廃止することはせず、湖岸に新線を建設した。途中90.0 ‰の急勾配があるため、碓氷峠越えの国鉄信越本線で1963年(昭和38年)に廃止されて以来、日本では途絶えていたアプト式を採用した。なお、ループ線などを設けて急勾配を避け建設する手法も可能だったが、早期に建設できるという理由でアプト式のラック式鉄道となったといわれる。また、いくつか種類があるラック式鉄道の中でアプト式を採用したのは、レールの製造会社の都合によるものといわれる。
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その
長島ダム駅で、先ほど最後部に連結した
電気機関車(ED90形)を切り離します。
長島ダム駅到着直前 電気機関車切り離し
ひらんだ駅を過ぎると、間もなく目的地である
奥大井湖上駅が見えてきました。
奥大井湖上駅で下車し、列車を見送ります。
この列車の終点は次の接岨峡温泉駅。戻って来るまで
40分ほど時間がありますので、その間。。。
アプトいちしろ駅で買った
味ごはんと
かしわ餅を駅構内の待合室で食べました。 右側モニュメント上部には
変な駅名が。。。
湖上駅のホームを行ったり来たりしている間に見えた
旧線 ・・・2002年竣工の長島ダム建設の影響です。
丁度40分後に、
客車を2両、機関車を1両増結した列車が戻ってきました。
この写真を撮るために、次の列車が来るまで、
私だけ湖上駅に滞在する予定で、家内は既に客車内にいるようでしたが、団体客が右往左往している間に撮り終えたので、
急遽、この列車に飛び乗り、千頭に戻ることにしました。
真ん中あたりに見える
黄色の客車は、前後にデッキを有する珍しい客車です。
デッキ付き客車の拡大画像 同左、車内
帰路(上り列車)は、往路(下り列車)のような詳細な観光案内はなく、淡々と千頭駅まで戻って行きます。
千頭駅に到着しつつある列車から見た。。。
トビー号です。この日の運行はありませんでした。
千頭駅に佇んでいた
南海21000系 ・・・昨年の台風15号による土砂崩れで
不通区間の復旧目途は立っておらず、他のトーマスのお友達と共に、
千頭駅に足止めされているのですね。
その後、我々は
インプレッサで奥大井湖上駅展望所まで移動しました。列車では小一時間を要しますが、車だとK77→K388と乗り継いで20分ほどで駐車場に到着、そこから20分ほど
登山して展望所にたどり着きました。
この駐車場は狭くて台数が少ないので、しばらく駐車場入り口@K388で待たされました。
奥大井湖上駅が綺麗に見える
展望所からです
!
・・・が、列車(小さくて見えない?)が来ると、湖面にはさざ波が立ちます。
この列車は、先ほど我々が千頭駅まで乗った列車そのものが、接岨峡温泉行となって戻ってきています。左から
客車5両、機関車、客車2両、機関車の編成が良く判ります。
20分ほどかけ車に戻り、同じくK388で千頭方面に戻っていると、今度は、長島ダム駅で井川線の終点、
井川発千頭行きの列車に遭遇しました。この列車に遭遇することまでは、念頭にありませんでしたので、取り敢えず、こんな写真を撮ったものの。。。
せっかくの
90‰パーミルですので、駐車場の端っこまで追いかけて行って撮りました。降りていく模様なのが残念ですが・・・
ということで、この日の
乗り鉄、撮り鉄は終了し、宿泊地の掛川に向かいました。
おまけです。
千頭駅から掛川への移動の途中で立ち寄った
フォーレなかかわね茶茗館では、
川根茶の美味しい飲み方を体験することが出来ました。確か\300だったと思います。
お茶菓子の銘茶羊羹は完食しちゃった画像ですが、庭園を眺めながらひと息つきました。
つづく
【関連のブログ】
◇
井川線と天浜線(その1:千頭まで)
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Posted at
2023/11/15 20:10:23