
7月24日(日)は、前日の
利尻島鴛泊港から一晩かけて
8時に網走港に入りました。丁度、昨年の冬、
流氷を見た港です
今回は嫁の希望もあって、
遠く知床に出かけるのではなく
網走市・・・
特に網走刑務所を観る
ことになりました。
ということで、こちらは
博物館網走監獄というある種
テーマパークに設けられた
網走刑務所の正門になります。
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今回、午前中のオプショナルツアーの網走市内半日観光を選択しましたが、そこでは、
1.網走は、明治時代に設けられた刑務所の建設から運営に関連して発展した街であること
2.当時、ロシアの脅威にさらされていた日本は、その対応で北海道東部の基盤構築のための
国道39号線を僅か8ヶ月(通常は3年を要する)で開通させたが、その労働力は網走刑務所に
送られた囚徒によって賄われたこと、そのために
約2割弱(211人)の方々が命を落としたこと
をバスガイドさんと博物館のガイドさんの判りやすい説明で学びました。では、
網走刑務所から・・・
以降
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五翼放射状平屋舎房(昭和60年移築)
明治45年に造られて昭和59年まで使用されていた獄舎ですが、放射状に配置することで
・少ない人数で監視できる。
・火事になっても類焼リスクが少ない
という特長があります。
その平屋舎房にあった独居房に入ってみました。
廊下に面した木製格子は
10数センチの角材を、
斜めや
くの字状に組み合わせることによって、対面する部屋の囚徒と
目を合わせないようになっています。
木造建ての綺麗な庁舎、手入れされた庭など、とても監獄をテーマにした公園とは思えない環境に整備されていますが、よく考えられた
教育的テーマパークであると思いました。
その後、バスは一旦網走の市内を通過して、
能取岬に行きました。こちらは41年前に初めて道東をまわった際、時間の都合で立ち寄れなくなった岬なので期待してました
能取岬の灯台。
真っ白な冬景色の中でも目立つようにと
工夫された配色です。
訪れる人も少なく、
何もないところが良い
断崖の方まで行ってみると、
知床半島が
綺麗に見えました。
山々の形が美しいです。
少し山側に目を転じると・・・
斜里岳もちゃんと見えます。
この日は
朝の斜里岳を皮切りに、
知床に見入ってました。
半日観光ツアーでしたので、一旦は
飛鳥Ⅱに戻って昼食を取り、午後からはシャトルバスで
天都山へ行ってみました。天都山には、頂上に
オホーツク流氷館があり、
景色と流氷の両方が楽しめます。
ホンモノの流氷を零下ウン十度の中で展示してある
体感流氷テラス。
入口で渡された
タオルをブンブン振り回すと・・・このように
凍ってしまいました
流氷館屋上にある
天空テラスからの展望です。
オホーツク&知床を満喫できます。
知床岬 知床岳 硫黄山 羅臼岳 遠音別岳 海別岳 斜里岳
飛鳥Ⅱ オホーツク海 小清水原生花園 濤沸湖
網走市の歴史を勉強し、雄大なオホーツクの景色を満喫した一日が、最後は
東京農大オホーツクキャンパスの学生さん達による
大根おどりによる見送りを受けて終わります。
西日を受けて17時、予定どおり飛鳥Ⅱは出港しました。
このあと、本クルーズ
二度目の終日航海を経て函館に入ります。
【注】
冒頭にもリンクしましたが、博物館網走監獄のリンクはじっくりとご覧下さい。網走市と刑務所の歴史にとどまらず、明治以降に日本が置かれた立場なども含めて勉強になる資料が詰まっています。
つづく
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Posted at 2016/08/07 21:10:58 | |
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