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2024年05月20日 イイね!

ロータス エレトレと「三体」

ロータス エレトレと「三体」日本では、5月16日から受注開始されましたロータス エレトレ。
スーパーカー世代な私は、実物を前に単純に(多少癖はあるが(笑))「恰好良い車だ」と。
同じ英国ブランドのジャガーI-pace(2018年デビュー)を更に強力にしたみたいな車だろう、と高を括っていたのですが、しかし、下記の通りちょっと調べましたら、その進化スピードには驚かされました。
ちょうど、Netflix版の「三体」(全世界3,000万部の大ベストセラー。中国の作家・劉慈欣によるSF長編「三体」が原作)を見終わったのですが、「三体」の中で印象に残った人類の進化スピードについて考えさせられました。な~んてな(笑)

さて、ロータス エレトレは、親会社である中国の吉利(ジーリー)汽車のEV専用プラットフォーム「EPAプラットフォーム」を使用。生産は中国の武漢です。
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デザインは、フォードやボルボのデザインを担当し、ジーリーでは上級副社長を務めたピーター・ドリッチ・ホルバリー氏。残念ながら昨年急逝されましたので、エレトレが遺作になりますかね。
※2002 年、ジャガー、ランドローバー、アストンマーティン、ボルボを含むプレミアオートモーティブグループのデザインスタジオの責任者としてフォードに入社。
デザインの特徴は、ロータスのハイパーEVである「エヴァイヤ」や新型スポーツカーの「エミーラ」にも取り入れられたポロシティデザイン。
ポロシティデザインとは、空気は車を通り抜けるだけでなく、車の下、上、周囲にも流れるという空力学的な理論です。
エレトレの場合、車の前縁の下に空気が流され、ボンネット上部に組み込まれた2つの出口から排出されます。また、フロントホイールアーチの前方や後方、リアホイールの後方、Dピラーの上部にもポロシティが設けられ、これにより、空気抵抗が少なくなり、航続、速度、性能の向上など、より効率的な走行を可能にするメリットがあるといいます。
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全長5,103mm 全幅2,019mm 全高1,630mm
価格はELETRE 15,059,000円 ELETRE S 18,161,000円 ELETRE R 22,154,000円
発表された時は、円高や世界賃金高前という事もあり1000万~位を思わせるお値段予想でしたが、蓋を開けたら思いっきり円安の今、1.5倍になってしまっておりますな。しかし、お値段に対しては、かなりのハイスペックな車になっております。
パワーは通常モデルは603hp。エレトレRの方は905hp。SUVにも関わらず0~100km/h加速2.95秒。最高速265km/hの化け物(笑)
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↓運転席乗ってみて気づいたのですが、この画面にいる人がワラワラ動いているんですよね。
これ、見比べたら、ちゃんとそこにいる人でした。
調べましたら
2つのNVIDIA DRIVE Orinチップ、12カメラ、18レーダー、4LiDAR、合計34センサーなど、最新の最先端技術を搭載。4つのLiDAR搭載は世界初だそうです。
説明に
「センサーが収集した膨大なデータは、毎秒500兆回の演算処理能力を持つDual NVIDIA Orin X Chipsが処理することで、常に360度を監視できるほか、ADASをいつも最新の状態にアップロード」
とあり、これにより、エレトレにはレベル4の自動運転機能を実現できる機能が備わっているとのこと。日本はレベル3まででしたかね?当然に日本仕様は、相当な機能殺しが行われているでしょう。
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KEFのリファレンスオーディオ。23個のスピーカーを2,160Wのハイパワーで動かし、ドルビーアドモスにも対応するシネマサラウンドシステムを備えているようです。
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また、アーキテクチャーには新開発の800Vシステム搭載。メルセデスのEQSおよび、EQEが400Vですから、さすがEV大国の中国。相当進んでいますね。
これにより、超高速充電が実現。わずか20分で400km分が充電されるようです。海外では30分あれば、600km分は入りますね。つか、0-100%充電って滅多にないと思いますが。
日本ではテスラ除けば、150kW機が最速ですが、これだけの受電性能があれば、日本でも30分あれば余裕で400Km分は回復するでしょう。1日で往復1,000km走るとして、そんな時行き帰りに30分位の休憩時間って取りませんかね?(笑)
エレトレに搭載されるモーターとSiCインバータはZF製とのこと。
この値段で、これだけ最先端の部品・技術を組み合わされたEVは・・現時点では中国にしか作れないでしょうね。

最後に冒頭の「三体」の話に戻ります。
三体星人は、現時点では地球人よりも3世代は先のテクノロジーを持ち、現在、地球に向けて大艦隊が侵攻中。光速の10分の1位のスピード?である時速1億キロ以上で移動できるテクノロジーを持ちますが、それでも地球に到達するまでは400年以上。
そうした背景から
三体星人が人類科学の発展を阻害すべく、量子のもつれを利用して地球に送りこんだ、原子よりも小さいAIの智子(ソフォン)が、人類に、こんな事(うろ覚えですが(笑))を言います。
「人類は10万年の歴史の中で大半を類人猿のように過ごした。狩猟採集時代がきて、農耕時代までが9万年。農耕時代から産業革命までが1万年。上記の時代から原子力の時代まで200年、高度情報化時代まで50年。次はどうなる?あと400年もすれば我々を凌駕する文明を持ち、艦隊を滅ぼす。そして二度と侵略しないように我々を滅ぼすだろう。だから今のうちに科学の根を摘むのだ」と。

EVの歴史は100年以上経つかも知れませんが、新世代EVの登場が日産リーフやテスラだとすると10数年前位ですかね。そして、ここ3年位でのバッテリー、モーターを含めてのBEV、BEVと相性の良い自動運転技術の進化は速い。また、コスト面でも例えばバッテリーは1W=6円の時代にもう間もなく(今年の夏)突入する。
2035年までは11年もありますが、そこまで待たずとしても次の3年ではどうなる?・・と思わざるを得ません。「黄色いロータス見た」位で何を大げさに、とやはり考えすぎですかな(笑)
Posted at 2024/05/20 17:05:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | EV | クルマ

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