継続は力なり。そしてキーワードは、脾臓。

1日10時間、年間2000時間の練習。
継続は力なり。









女子シンクロナイズドスイミング、世界最高峰チームの強さの秘密に迫る。

最新の撮影技術を駆使し、医学的、生物学的見地からわかりやすく分析、解説。
ぐいぐい引き込まれていく内容でした。

7月16日、土曜日、たまたまついていたテレビ、興味深く見てしまいました。

※写真18枚です。

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ナタリア・イシェンコ、スベトラーナ・ロマーシナ。（憶えられそうにないわ）

オリンピックと世界選手権で、44個の金メダルを獲得したのだそうです。
（全く、知りませんでした。）


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これまであるようでなかった？水上と水中を同時に撮影するシステム。


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実力向上に繋がると判断し、番組制作に積極的に協力。

それにしても、お化粧でこんなにも変わるんですね・・・。
本題と離れたところにビックリ。


さて、この２人が抜群のパフォーマンスを発揮することが出来るのはなぜか。
数分間、ほぼ無呼吸の状態で、素晴らしい演技を可能にする秘密はどこにあるのか？


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特に肺活量が並はずれているわけでもないそうです。


いずれにしても、肺から取り入れた酸素だけでは足りない。


そこへ、全く知らなかった新たな視点。


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水生ほ乳類は、体内に追加の酸素タンクを持っている。

何じゃそりゃ？


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アザラシ、脾臓から酸素を含んだ血液が心臓へ送られ、全身に広がるイメージ画像です。
脾臓が酸素タンクの役割を果たしているのだそうです。

その他、クジラなど、水生ほ乳類はこの機能が特に優れているため、長時間水の中で
過ごすことが出来るのだそうです。


「脾臓」がキーワードでした。


人間の場合、どうなのか？

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呼吸を止めた時の脾臓の様子をMRIで確認します。


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自分の仮説通りになることを期待する学者センセイ。

息を止めると、脾臓が収縮する。
すなわち、血液が心臓へ送られて小さくなる。
（脾臓にはもともと造血の機能があるそうです。）


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他選手に比較して縮小率が高い。
センセイの期待どおりの結果となっていたようです。

もう１人は確か、29％くらいで、スペインの2人は10％台だったと思います。


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酸素が欠乏した時に、脾臓の役割を最大限に生かしている2人。


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まさに水生ほ乳類と呼ぶにふさわしき体内活動。
とは言え人間ですから、10分も20分も水中にいることが出来るわけではありません。

僅かの時間だけ他者より優位に立てる、そのレベルなんだろうと思います。
この２人は、ここで最大限の力を発揮するのでしょう。


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変化した、と結論づけるのはどうなんでしょうか。
ちょっと先走っている感がありました。

変化した、と言うよりは、ハードな練習によって、人間として持ち合わせた機能が強化された、
そう考えるのが自然のような気がします。
（お前は学者か、と言われそうですが）


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パッドカーチカ、水中でさかさまになり、その姿勢をキープする。
シンクロナイズドスイミングで最も重要な基礎的技術なんだそうです。


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これを幼き頃から、毎日毎日繰り返し練習する。


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厳しい指導。


ちなみに、両選手、ベテラン、スターとなった今でも、練習は全ての泳法を使って、
500メートル泳ぐところから始めるそうです。

冒頭書きましたように、1日10時間、年間2000時間の練習。
まさに継続は力なり。


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耐えた者だけが生き残る。
生き残ったとしても、勝ち残ったわけではない。


またこの２人、メンタル面でも一般の人とはかなり違った特徴を持っていることがわかりました。

困難を克服することに喜びを感じる。
そのために、自ら困難を求める、そのような精神性を持っているというようなお話でした。

「世界」で戦う人たちは、身体能力のみならず、途方もない優れた精神力を併せ持っている
のですね。

わかりやすい構成で素晴らしい番組でした。

ドーピング問題はこの２人にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

以上！です。