おはよう御座います!
本日の浦和は晴天ながらも寒い朝を迎えております。
さて、本日12月31日は2016(平成28)年の千秋楽で言わずと知れた『大晦日』で、大晦日の夜の事を『除夜』と呼称しますね。
嘗ては1年の神「歳神」を迎える為に朝まで眠らずに過ごす習慣が在りまして、日本仏教では年末年始に行われる年中行事の1つとして、除夜(大晦日の夜)の深夜0時を挟む時間帯に寺院の梵鐘、所謂「除夜の鐘」が撞かれます。
除夜の鐘は多くの寺で108回撞かれますが、此の理由は眼・耳・鼻・舌・身・意の六根の各々に苦楽・不苦・不楽が在り、此の(6×3)「18類」各々に浄・染が在って(18×2)「36類」を前世・今世・来世の三世に配当して(36×3)「108」となり、此れは人間の煩悩の数を表すとされて居る事や、1年の月の数(12)と二十四節気の数(24)に七十二候の数(72)を足した数が「108」となり、1年間を表して居るとの説も在りまして、寺によって撞く回数は108回と決まらず200以上の場合などが在ります。
因みに硬式野球のボールに於いて、球の回転を見易くする事から白色の牛革に赤色と定められて居る「赤い糸」の縫い目が108なのは「煩悩の数」と勘違いされて居る現役の大學野球選手も多い様ですが、米国からボールを持ち帰った野球愛好家が、東京で新橋駅の靴屋へ同じ物を注文した際に「縫い目は116個で」と指定した事から、日本で最初に作られた硬式ボールの縫い目は「116」でスポーツメーカーのミズノが大量生産を始めた時には縫い目が「112」になりました。
縫い目が多くなると、革表面に当然ながら糸を通す穴が増える為、プレー中に起きる摩擦などで表皮が破れ易くなると言うリスクが在り、逆に縫い目を減らすと表皮の強度は上がるものの糸が切れ易くなり、結果的にボールの寿命を縮める事になりますから、此れ等のバランスを考慮し最適と言う事で其の後、米国で「ボールの縫い目は108個」と公式に決定。
日本も其れに倣う形で「108」に固定した訳です!…って冒頭の論旨から論点が暴投しましたけど!…って澤村か?( ゜o゜)(笑)
論点を戻しまして(笑)…
日本に古くから伝わる年末の風習として「年越し蕎麦(そば)」が在りますけど、大晦日に蕎麦を食べる風習は江戸時代から続いておりまして、蕎麦を食べる理由は…食べて居る最中に切れ易い食べ物で在る事から「今年1年の厄を断ち切る」と言う意味に繋がった説や、細く長く生きられる様に「健康・長寿」を願うと言う説も在り、江戸時代には金細工師が散らばった金粉を集めるのに蕎麦粉を団子状にしたものを使って居た事から、金を集める=「金運上昇」の意味も込められて居るとも伝えられて居ます。
年越しそばを食べるタイミングは厳密には決まって居ないので、夕食として年越し蕎麦を食べる人も居れば、日付が変わる前に軽く食べる人など、各々が好みのタイミングで食べても問題は無いと思いますが、年越し蕎麦を食べる理由が、1年の厄を断ち切る意味合いを鑑みれば昼よりも夜が良いと考察します。
中には、年越し蕎麦と言うネーミングから「除夜の鐘を聞きながら蕎麦を食べるのが良い」と思われる人も多い様ですが、年が明けてから年越し蕎麦を食べるのは、金運や健康運に恵まれない言い伝えも在るので、年内(23時59分以内)には必ず食べ切る様、時間配分には注意が必要です。
除夜♪ 除夜♪ だ~れのもの~♪ 除夜♪ 除夜♪ みんなのみんなの除~夜~♪
なんて歌いながら食べてる余裕は在りませんよ~♪…ってヤクルト除夜か?( ゜o゜)(笑)
てな訳で、本日もボチボチと気合い入れて頑張ってみますかね~(^-^)/(笑)
Posted at 2016/12/31 10:28:07 | |
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