おはよう御座います!
本日の浦和は晴天で蒸し暑い朝を迎えております。
さて、本日5月26日は1969(昭和44)年の此の日、大井松田IC~御殿場ICが開通し、東京から愛知県小牧市まで346kmに及ぶ東名高速道路が全線開通した事から『東名高速道路全通記念日』です。
小牧ICで此の4年前に完成して居た名神自動車道と接続し、関東・中京・関西を結ぶ日本の大動脈となりました。
其れにしても、何時かは高速の通行料金が無料になると言われ続けながらもアップの一途を辿り、世界一高い高速料金と化して居るのが日本の現状で自分はアップアップしてますが(笑)、何故に高速道路料金は無料化どころかこんなに高いのでしょうか?( ゜o゜)
其れは2005年の小泉純一郎政権時代…当時の日本は有料道路の建設及び管理に於いて、天下りや談合の隠れた利権の温床として世論の非難を浴びる様になり、2001年の小泉内閣発足に伴い民営化の計画を始め、猪瀬直樹氏を中心とした道路関係4公団民営化推進委員会(民営化委員会)が設置されました。
しかし、其れまで旧道路4公団が積み上げた43兆圓もの借金は、新設の独立行政法人「日本高速道路保有・債務返済機構」へ移されると言う、民営化委員会の実態はあまりにもお粗末なものでした。
此れに因って民営化会社は新しい高速道路建設の借金も背負わずに済み、全て実体の無い独立行政法人が借金を背負ってくれると言う便利なシステムになった訳ですが、高速道路の無料化に反対する猪瀬氏がリードする民営委員会の下、長年に亘って償還主義をベースとした道路整備が行われ、莫大な借金を抱える事になりました。
つまり、2005年の道路公団民営化とは、以前からの利権の構造は温存した上に、以前よりも無責任な特殊法人を幾つも作っただけに終わると言う中途半端な民営化で、更に45年と想定されて居た返済期間は、2014年に高速道路老朽化等の修繕等の為、返済期間が最長60年に見直されました。
此れ等の借金を2060年まで通行料金収入で返す事になって居る為、世界一高い料金が続いて居る訳です。
日本の高速料金が高い理由は、土地代を含めた1km当りの建設費用が高い事や、高架構造の様々な部分で工事費や維持費が嵩む道路整備をして居るコスト高に在り、資金を潤沢に使える日本の高速道路各社に、コスト意識が欠如して居る点は否めません。
此れ等は、高速道路の民営化に因ってインフラ整備や保安コストが妥当か否か?を外部からチェックする事が事実上、不可能になって居る事が斯様な事態を招いており、高速道路の民営化の大目的は無駄なコストを省く為だった筈が、民へ移行してから会社としての決算は透明化されたものの、事業コストについては寧ろ不透明になり、新たな利権の温床にすらなって居る訳です。
斯くして、長文になりましたが『東名高速道路全通記念日』に因んで世界一高い日本の高速料金は「不透明」と言う事で…落ちが付いたでしょうか?(笑)
あっ!💡…其れと本日より
伊勢志摩サミットが始まりますね。
日本にとって有意義なサミットになる事を期待します。
てな訳で、本日も落ち着いて、ボチボチと気合い入れて頑張ってみますかね~(^-^)/(笑)
Posted at 2016/05/26 06:54:55 | |
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