昨日のドライブの様子をまとめた内容です。
タイトルは大げさですが、知らない人も多いのではと思ってブログにアップすることにしました。
写真たっぷりの長編になりますので、お時間がある時にでも最後までご覧いただけると幸いです。
秋の長雨という言葉がピッタリの季節になりましたね。
先週もぐずついた天気が続いていましたが、昨日は天気に恵まれ、絶好のドライブ日和となりました。
今回訪れたのは、島しょ地域を除いた都内唯一の村、東京都檜原村になります。写真の場所は、檜原村の中でも奥地にあたる場所で、道も狭いことからN-BOXでの来訪となりました。
さて、檜原村といえば釣りやキャンプを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回の私の目的はモノレールです。

※ 画像はインターネットから拝借
モノレールといえば、まず思い浮かぶのは「東京モノレール」。
羽田空港へ向かうのに利用されている方も多いと思います。

※ 画像はインターネットから拝借
あとは、都内の多摩地域を南北に結ぶ「多摩モノレール」。
東京都内にあるモノレールといえば、通常はこの2つくらいしか思い浮かばないでしょう。
どちらにしても、檜原村はモノレールと関係ないでしょう?と言われそうですが、先ほどの駐車場から道沿いに少し歩いていくと…
見慣れない工作物が見えてきます。
ここが今回の目的のモノレールの駅になります。
せっかくのモノレールなので、今回のドライブに職場の鉄オタの先輩をお誘いしてみたところ、二つ返事でOKでした。
このモノレールは、「小林家住宅」へ向かうためのモノレールになります。
「小林家住宅」とは、国の重要文化財に指定された古民家で、山の上に建てられている建造物となります。このため、このモノレールは来館者を山の上まで運ぶために整備されたものになります。
詳しくは、「小林家住宅」の
ホームページをご覧ください。
予定よりもだいぶ早く到着したため、モノレールはまだ駅に到着しておりませんでした。
モノレールがいない時は立ち入り禁止になっているので、外でおとなしく待ちます。
モノレールがいないと、真後ろから軌道の様子が見られるのですが、こうしてみるとモノレールというよりは遊園地のジェットコースターのレールのように見えますね。
しかも、出発してすぐに急傾斜になるようで、遠くから見ても結構な勾配です。
視線を上に向けて、よ~く見ると、上の方は勾配がさらにきつくなっているようで、この傾斜を本当に昇れるのか?と疑いたくなります。
パシャパシャ写真を撮っていたら、モノレールが下りてきました。
方向転換はせず、下りはバックで降りてくるようです。
まあ、その方がきっと安全ですね。
駅に停車した様子です。
これを見ると、立派な交通機関て感じがします。
下りのお客さんもすべて降りたので、早速駅に入ってみることに。
許可を得て、レールの位置まで入らせてもらいました。
まず先頭にエンジンがあって、運転席の後ろに乗客席が配置されている構造ですね。
このモノレールは、元々保存修理工事の時の資材搬入用として整備されたもので、その後来館者向けの乗客用に転用したんだそうです。発車を待つまでの間に運転手さんから色々教えていただきました。
乗客席の様子はこんな感じです。
定員は6~9人といったところでしょうか。人数よりも重量によるんじゃないかと思います。
特にシートベルトとかありませんが、もしもの時のためのSOSボタンがついています。
運転席は客席と比べて狭いからかシートベルトがあります。
じつは、我々早く到着しすぎて予約よりひとつ前の便に間に合ってしまい、それに乗れないかと相談したところ、ひとり運転席になるけどそれならOKとのことだったので、同行した先輩に運転席に座ってもらいましたが、鉄オタの先輩には特等席だったらしくとても喜んでおられました。
で、実際にモノレールで上ってみた感じですが、動きはとてもゆっくりなのでそれほど怖くはありませんでしたが、急傾斜のところはじっとしていないと危ないかなと思いました。あと多少エンジンからの音と臭いもありますが、そこまで快適性を求めてはいけません。
運転手さんから伺った話では、最大傾斜角は41度(HPでは43度)。アプト式のようにレールの突起部と車体の歯車が嚙み合っているので、急傾斜でも下に落っこちる心配はないとのことでしたが、それにしてもよく持ち上げられるなぁと感心してしまいました。
山の上に到着した様子です。同じように駅があります。
ちなみに、このモノレールへの乗車は上下便とも無料なので、改札はありません。
一応、モノレールを使わずに自力でも登ってこれるのですが、傾斜を考慮すると体力に自信がある人以外はやめた方が良いと思います。
これが「小林家住宅」の母屋です。
かやぶき屋根が歴史を感じさせますね。
反対の山側から見た様子です。
開館日なので母屋の中に入れます。
季節によって、開館時間が異なるので注意です。
趣のある室内ですね。
当時の生活の様子が伝わりやすいよう、ちゃんと釜に薪が焼べてありました。
床板は景色が映るほど黒光りはしていませんが、板の間はとてもきれいに保たれています。
囲炉裏にも薪が焼べてありました。
ここでイワナとか焼いてみたいですね。
長い縁側もいいですね!
山の中だからか、薪は十分にあるようです。
生活感漂う別棟を発見。
これは薪を入れるためのハッチですね。
ということは…
その上はお風呂の浴室。
檜風呂かと思っていたら、まさかの五右衛門風呂?
今は倉庫を兼ねているようで、見栄えが少し残念。
浴室の隣は、炊事場でした。
さすがにお湯は出ないでしょうけど、今でも使えている様子。
水回りは一か所に固めていると思いきや、便所が見つからない。
もしかして、これが便器?
よく考えれば、昔の山奥で水洗はあり得ないし。
特に説明書きは見つかりませんでしたが、もしここが便所だったら、ここで用を足すのは勇気が要りそうです。
山の上なので眺望はとても良く、遠くの谷間にある集落まで見えます。
空にはこの季節らしいウロコ雲も少し見えますね。
奥の方に続く山道がありました。
どこへ繋がっているのか、確かめたくなりますね。
もっと上まで登ってみると、「小林家住宅」の全貌が良く見えるポイントがありました。
この景色を見ると本当にここが東京都なのかと疑問に感じます。
まさに秘境というべき場所ですね。都内にこういう場所があるなんて、きっとみんな知らないんだろうなぁと変に優越感に浸ってしまいました。
限定の木札ストラップが売っていました。
売り上げの一部が管理団体に寄付されるそうなので、協力金としての気持ちも込めて一つ購入することにしました。
一つ1,000円ですが、モノレール代と入館料と思えば十分安いです。
見本を見て、青いストラップのを購入しようとしたら実物は紫で、見本は日光で退色してしまったみたいです。
さて、帰りもモノレールを使って下りていきます。
本当は下りくらい歩いてみたいところなのですが、登ってくる途中で見た登山道も傾斜がきつく、場所によっては苔で覆われているところもあり、滑って転倒する可能性もありそうだったので止めておきました。
下りのモノレールはバックでの運行となるため、最後列に陣取り、軌道の様子を撮ることにしました。
しかし、出発直後からこの急傾斜のため、振り向かずスマートフォンの自撮りモードで自分が映らないように撮影しました。
右に並走している軌道は、過去に地元住民が実際に生活の移動用として使っていたモノレールの軌道で、今は使われていないとのこと。
樹林帯を縫うように軌道が敷設されている様子が良くわかります。
この撮影地点の傾斜も結構きつかったです。
無事に麓の駅まで戻ってこれました。
「小林家住宅」の運営やモノレールの運転は地元の方々が行ってくださっているそうです。今回見学させていただいてあらためて思ったのは、こうした方々のご協力があったからこそ、我々はあのような山奥にある古民家を見に行くことができたんだなぁということです。すべて無料でしたから感謝しかありません。
今後、管理を担う者や必要な機材が揃わなくなれば現状を維持することはできなくなるでしょうから、ご興味がある方は早めに見学に行かれた方が良いと思います。
「小林家住宅」を後にしたのがちょうど昼飯時でしたので、往路で見つけた手打ちそばのお店に立ち寄りました。
外観からして独特の雰囲気を醸し出していますね。
古民家を改装した店内には、いろいろな調度品やら骨董品が飾られておりました。
なんとなく、昭和のレトロなイメージかな?
注文したのは、おすすめの「もりおまかせ膳」。
配膳時に料理の説明があり、お蕎麦はその日打った蕎麦しか出さない、炊き込みご飯は釜で炊く、付合せの野菜は自家製とのこと。
そして、お蕎麦がすぐに乾燥してしまうので、先に食べきってほしいとのご案内もあり、店主の強いこだわりが感じられます。
というわけで、一目散にお蕎麦を啜りましたが、なるほど、確かにとても美味しいお蕎麦でした。
13時前には売り切れるそうなので、並ばずに入店できて美味しいお蕎麦にありつけた我々はラッキーでした。一つ前のモノレールに乗れた幸運が、ここにまで響いてくれたようです。
昼食後、同行した先輩がまだ「払沢の滝」を見たことがないというので、見に行くついでに、豆腐屋「ちとせ屋」さんで卯の花ドーナッツをゲットしました。
私にとって「払沢の滝」は10年ぶり以上でしょうか。
滝までの小道が整備されて、以前より歩きやすくなっていました。
「払沢の滝」は、冬季に滝が凍ることで有名なのですが、最近はあまり聞かないですね。
写真は、2006年の凍結時に見に行った時のものです。
時間があったので、もう一つ寄り道をします。
「小林家住宅」ほどではありませんが、こちらも檜原村の山奥にあるため、こんな風に採石場のような場所をくぐり抜けていかなければなりません。今回は真ん中のロックシェッドを抜けていきます。
険しい道を抜けて辿り着いた先は、「大岳鍾乳洞」です。
東京都内にも鍾乳洞が存在するのってご存じでしょうか?
一応、都内だと日原鍾乳洞が有名なのですが、あちらは檜原村の山々を越えた奥多摩町となるため今回はパス。
本当は、檜原村にはほかにも鍾乳洞があるのですが、時間の関係でいくつも回れないので、比較的見応えのある「大岳鍾乳洞」に絞った次第です。
この場所も私は初めてではないのですが、もう20年以上前のことなので、どんな様子だったか完全に忘れていました。
少なくとも、観光洞なので特別な装備は必要なく、洞内もしっかり照明があります。
同行の先輩は初めてなのですが、それほど心配なことはないでしょう。
入場料(700円)支払い後、ちゃんとヘルメットも貸してもらえます。
洞内に入ると、すぐに「通常コース」か「チャレンジコース」かの選択を迫られます。
以前にもあったのか覚えていないのですが、私は2度目なので「チャレンジコース」を選択。初心者の先輩には「通常コース」で進んでもらいました。
すぐに洞内で合流できるので、それぞれ別ルートに進んでも問題はないです。
「チャレンジコース」といえど、順路はしっかり示されているので迷うことはありません。
未発掘のルートでしょうか。
こういうの見てしまうと、冒険心が芽生えて行きたくなってしまいます。
洞内は立体交差している個所があるので、先に通った通路が見えたりします。
「チャレンジコース」最大の難所はココ!
比較対象が映っていない写真だと、穴の大きさが伝わりにくいのですが、四つん這いにならないと通れない穴です。
「ハラスリ」の名の通り、多くのチャレンジャーがおなかを擦ってきたため、下側の表面はツルツルに磨かれていました。
幸い、比較的小柄の私はおなかは擦りませんでしたが、四つん這いは必至でした。
これで「チャレンジコース」は無事にクリアで、「通常コース」に合流します。
一応「大岳鍾乳洞」という名称なのですが、このような鍾乳石らしい個所はあまり見られません。逆にそういうところだからこそ観光洞として開放できるのだと思います。
仮に珍しい氷柱状の鍾乳石なんかあったら、厳重に保護されて、決して近くでは見られないでしょうね。
これが一番鍾乳石らしかったですかね。
もしかしたら、他にもあったかも。
鍾乳洞ができるところは大概水が湧いており、「大岳鍾乳洞」も洞内にきれいな水が湧き出ていました。おかげで、洞内は11℃~13℃と涼しいのですが、湿気が充満しております。
そのような状況で昇り降りの運動の連続に加え、ヘルメットもかぶっていたので全身汗ビッショリ。
鍾乳洞から出たあと、洞内からの湧水を放水していたところがあったのでがぶ飲みしてしまいました。一応ちゃんと受付の人に飲料可である旨確認したので大丈夫です。
色々まわって疲れたので、最後にコーヒータイムを設けることにしました。
帰り道の途中にあるカフェに立ち寄ったのですが、このお店ではコーヒーカップは自分の好きなものを選ばせてもらえるのでこちらの柄を選択。こういうのって性格が出そうですね。
甘いものが食べたかったので、レアチーズケーキも追加しちゃいました。
本格的なカフェのコーヒーはずいぶん久しぶりにいただいた気がします。
帰りの運転に備えて目を覚まさせるはずが、美味しかったのですっかりリラックスしてしまいました。
いい歳したオジサン同士が居座り続けるようなお店ではなかったので、暗くなる前にお店を後にしました。
こちらの古民家風のカフェ、おそらくみん友さんがたまに行かれているお店だと思います。とても居心地の良いお店でしたのでリピートも納得です。
思い返すと、ほとんど同行した先輩のために檜原村の名所を案内していただけのようにも思えますが、自分が一番行きたかったところは行けたので満足するとします。先輩も初めてのところだらけで終始楽しそうでしたので、大いに満足してくれたことでしょう。
こんな感じで、きっと東京にはまだみんなに知られていないところが沢山あるんだと思います。そういうところを発見できると良いですね。
長文、最後までご覧いただきありがとうございます。