話すと長くなってしまうのですが、いろいろあって最近ストレスを抱えていたんだと思います。
平たく言えば、自分は何のために生きているんだろう…などと、マイナス思考が頭の中に巡っていました。
最近の唯一の楽しみは寝る前に確保した15分間くらいの自分の時間にYoutubeを見ることです。主に動物系や旅系のチャンネルをみて、ペットを飼ったり、どこかへ旅行に行った気分に浸って、何とかオンオフの切り替えができている感じでしょうか。
冒頭から暗い話で申し訳ありませんが、ある日Youtubeを見ていたら日本の酷道についてまとめたチャンネルが目に留まりました。その中に長野県の松本から上高地方面へ向かう国道158号線のエピソードをアップした配信があり、思わず見入ってしまいました。
現在の158号線からは想像ができませんが、釜トンネルや安房トンネルが完成するまでは通行するのが困難な道路だったんですね。
158号線といえば、以前から山登りやスキーに行くとき良く通っていたなぁ… 山の景色はきれいなんだよな~
はい、前置きが長くなりましたが、憂さ晴らしに急に登山に行きたくなりました。
次の休日の天気予報は曇りでしたが、雨は何とか大丈夫そう。雨が降らないのなら決行あるのみ。目的が定まると行動は早い方なので、ささっと準備を整えました。
ひとりでの登山はいろいろリスクがあるのですが、ひとりになりたいし、まぁ初めてではないし!
当日は深夜1時に出発です。
経験上、山の天気は早朝が一番安定しているので、深夜から出発になります。
現地で登山バスに乗り換える必要があるため、事前に時刻表をチェックし、その時間までに到着しなければなりません。
直前の天気予報でも晴天にはならずご来光は望めませんでしたので、2番目のバスの出発時間前に到着を合わせます。
中央自動車道にのって長野方面に向かいます。
山岳地帯をとおることもあり、照明灯がない区間も存在しますが、コーナーが続く区間もあるので照明がないと不安な場面もあります。
そんな時こそハイビーム!
この時間は対向車も少ないので気軽に使えます。
途中、何やらまぶしく光っているライトが見えたので、何かの信号かなと思っていたら…
自分のハイビームが反射していた標識でした。
前回、LED化したハイビーム。やはりルーメン値が高いようで、ハロゲンよりは確実に光量があるみたいです。
もう少しだけ色温度が低いともっと見やすくなると思うのですが、H1に対応しているLEDバルブはほとんどないので贅沢は言えません。
ちなみに、ハイビームのオンオフの違いは下の写真が分かりやすいです。
上の写真:オフ
下の写真:オン
1秒しか違わないのでほぼ同じ位置です。
こうして比べてみると、ハイビームの有難さが良くわかります。
そんなに変わらないと思われる方もいるかもしれませんが、この区間はめっちゃ暗くて、反射するものもないのでカメラ写りがあまりよくないのです。
睡眠時間が3時間しかとれていないこともあり、運転で疲れないよう、あまり飛ばしませんでしたが、時間的に車が少なく順調だったため、一気に諏訪湖SAまで来ました。
昼間なら諏訪湖が見えるのですが、真夜中なので真っ暗です。
おかげで反対車線のSAの照明が煌々と輝いています。
岡谷JCTから長野自動車道に入って、松本インターへ到着!
ここから、国道158号線を走っていきます。
上の写真は、トンネル内に分岐があることで有名な入山隧道です。
このあたりの国道158号線は11か所ものトンネルが続く区間です。
トンネルはどれも狭くて、大型車とのすれ違いに苦労します。特に大型バス同士はトンネル内にコーナーがあるときにはすれ違い不可なので、どちらかが出入口付近で待機しなければならないほど。だから大型バスの後ろについてしまったら、なかなか前には進みません。
この日もまだ夜が明けぬ時間でしたが、大型バスがいて追いついてしまいました。対向車が来ないとしてもそれほどスピードは早くないですし、狭くてコーナーも続くので追い抜きは不可能。次第に他の車も追いついてしまい団子状態になってしまったのですが、途中でバスが道を譲ってくれました。
今回の登山バスは岐阜県側から乗るため、安房トンネルを通っていきます。
場所は、上高地へ向かう釜トンネル入り口の交差点のすぐ先です。
安房トンネルはそれまでの隧道とは違い、高規格道路でとても走りやすいです。
ただし有料で通常は片道790円。今回はETC割引が適用されましたが、それでも550円で結構高いです。
しかし、かつての安房峠越えを考えれば、時間も苦労も桁違いに楽になったはずなので妥当な値段かもしれません。
活火山をくりぬいて作られており、突然の水蒸気爆発で犠牲者が出るほどの難工事だったそうです。今でもトンネル周辺では硫黄の臭いが立ち込めています。
また長野側の入り口付近には当初使われる予定だった橋脚が放置されるなど、計画変更もやむなしという状況だったことがうかがえます。
安房トンネルを通って、岐阜県側の平湯に抜けましたが、トンネルはまだ続きます。
岐阜県側にも平湯トンネルという長いトンネルがありますが、こちらは無料です。
ものすごく長い直線が続くのと、車線も広いので走りやすいです。
登山バスの出発までには余裕がある時間に到着できました。
到着後に日が昇ってきました。明るくなるとすでに多くの車が止まっていることに気が付きます。
万が一、満員で登山バスに乗れないと困るので早々に準備をし並びます。繁忙期は何台もバスが増便されるのですが、今の時期は増便が期待できません。
そうそう、今回登るのは北アルプスの南端にある乗鞍岳というところです。実は何度も登っていて今回は2年ぶりくらいです。
乗鞍岳は標高が高いのですが、登山バスで一気に上がれるので、実はかなり登りやすく、初心者向けの山です。
ところで、なぜ登山バスに乗り換える必要があるかというと、一般車両の通行が禁止されている道路を通って行くからです。
乗鞍岳に向かうためには、長野県側からは乗鞍エコーライン、岐阜県側からは乗鞍スカイラインという道路を通って登って行かなくてはいけませんが、どちらも一般車での通行は不可なのです。
今回なぜ長野県側からのバスに乗らないかというと、下山後の予定を考慮したからです。
バス乗り場の前に本日の天候が表示されていましたが…
まあ、雨ではないからいいか。
登頂までに回復することを願いましょう。
標高からして、9℃はそれほど寒くないですね。一応ダウンジャケットは持っていきますが。
ちなみに、バス乗り場となっているこの駐車場ですが、ほおのき平スキー場の駐車場でして、目の前には雪のないゲレンデが広がっています。
実は私も何度か来たことがあります。大きくはないスキー場ですが、雪質はサラサラしていて、新潟の方の重たい雪よりは滑りやすかったです。
どーでもいい話ですが、バスの行列で私の前に並んでいた見た目チャラいオネーさんがゲレンデを見ながら小刻みに腰を振っていました。きっと頭の中でショートターンをするイメージをしていたのでしょう。そのリズムから察するにスキー上級者っぽかったですね。
無事にバスの乗車券ゲットできました!
ちなみに往復券なので、記載されている2,500円は往復料金です。
乗車率は8割くらい。
コロナ第7波だから間隔をあけて… というのはなかったです。
その辺気になる方はあきらめましょう。
終点の畳平バスターミナルへ到着すると、天候は思ったより良かったです。
剣ヶ峰(頂上)方面も青空が見えますね。
さっそく登りたいところですが、まずはバスターミナル内で朝食を済ませます。
ターミナル内で朝から蕎麦が販売されているは知っていましたが、私は朝はパン派なので事前に用意していました。
私がすぐに登らないのは、体を高地の環境に慣らしたいのと、他の登山者との間隔をあけたいから。
皆がバスで上がってくるので、一緒のタイミングだと登山道が混んじゃうんですよね。
なので、ご来光を拝むとか特に時間の制約がなければずらします。
朝食後、体操をし、トイレを済ませてから登りますが、バスターミナル内のトイレは有料です。100円玉が必要なので注意しましょう。
もちろん外に行けば無料の公衆トイレはありますが、たぶんいろいろな面でおススメできないです。
ここは標高2,700mの高地で、大自然の真っ只中です。蛇口を捻れば普通に水が出るなんて考えてはいけません。ですので、普通に水洗トイレが使えることを考えたら100円は高くないと思います。特に大自然に慣れていない女性には。
準備万端で登山開始です。
天気がさらに回復しつつあります。
と、思っていたら一気に雲の中に…
山の天候は変わりやすいというのは本当です。
雲を抜けたら、眼下にきれいな景色が…
谷の向こうには雲海が見えます。
これだけ見ると、まるで空に浮かんでいるようですね。
しばらく歩くと肩の小屋が見えてきました。
バスターミナルがある畳平から肩の小屋まではこんな感じの平坦な道を上っていきます。
距離的にも全行程の1/3くらい来たことになりますので、これを見ると誰でも気軽に…と思ってしまいますが、高地をなめてはいけません!
高地は気圧が低く空気も薄いので、高地での呼吸が慣れていない人は高山病になりやすいです。
ちなみに私は耳抜きがうまくできないので、いつも耳が猛烈に痛くなります。
例えば、前に高齢者の団体がいて追い抜こうと駆け足をしようものなら、一気に酸欠になてって顔が青くなり、立ち眩みを起こします。
過去にお誘いした同僚の何人かはこのパターンでした。
このため、ここではマスクをしたまま登山をしてはいけません。
ただでさえ空気が薄いのにマスクをして体を動かしたらあっという間に酸欠になってしまいます。
このご時世にノーマスクは危険と思われるかもしれませんが、ここではマスクをする方が危険だと思います。
実際、マスクをして登山している人は誰もいませんでした。
さて、左の方に目をやると…
剣ヶ峰がはっきり見えております。
これは眺望が期待できそうですね! テンションが上がります♪
さて、肩の小屋から先は本格的な登山道になります。
肩の小屋までとは違って、それなりに斜度があります。
道はできているので、迷うことはありません。
一応、初心者用の山なので、手の力を使わなくても登れますが、たまに段差の大きなところもありますので、その時は迷わず手をついて登りましょう。
この時になって、軍手を持ってくるのを忘れていたことに気が付きました。
乗鞍岳はもう何回も(10回以上?)登っているので、余裕のはずだったのですが、すぐに疲れて動けなくなりました。
でもすぐに回復するのでまた登り始めるのですが、それも長くは続かない。すぐに息が切れて貧血で倒れそうになります。体力が落ちたというよりも、呼吸が合っていない感じです。
おまけに、なぜか暑い! 曇って湿気があることと、時折さす直射日光のおかげで汗が止まりません。
ダウンジャケットが不要などころか、Tシャツ1枚でも良いくらいです。
とにかく、無理をしないで登っていきます。
尾根まで登ってくると、斜度はゆるくなり一気に楽になります。
気も緩んできたのか、私の耳抜きも一気に進んで、耳の痛みも消えました。
いつもなら尾根に上がったら強風が吹き荒れているのですが、この日は穏やかでした。
尾根の向こう側には池があります。今年はまだ干上がっていませんでした。
ここまでで、2/3くらいは来ています。
尾根から剣ヶ峰を見上げたところです。
尾根に沿って、右が岐阜県側で左が長野県側です。
長野県側は完全に曇ってしまっていますね。
肩の小屋から見上げた時は雲なんかなかったのに、本当に山の天気は変わりやすいです。
くらべて岐阜県側はきれいな雲海がのぞめます。
剣ヶ峰が近づいてきたところで、また斜度がきつくなります。
頂上まであと一歩というところで、またもや酸欠に見舞われたので小休止。
無事、頂上にたどりつけました!
文明の利器(バス)のおかげではありますが、3000m級の山を制覇すると達成感があります。
標準タイム1時間30分ですが、そこまでかからずに登れたので、体力はまだそれほど落ちていなかったようで良かったです。もしかしたら、体重が増えたからすぐに疲れたのかも…
頂上は雲の中ではありませんでしたが、木曽の御嶽山が見えない…
頂上から尾根を見下ろしたところ。
相変わらず長野県側(右)は雲に覆われています。
右下に見えるのは頂上小屋です。
雲の切れ間から、かろうじて槍ヶ岳の矛先が見えました!
些末なことですが、頂上の標識とかの写真スポットの周りに長時間居続ける人がいて気になりました。
誰もが写真を撮りたがる場所なのですから、さっさと退いてほしいですね。ピントさえ合えば数秒しかからない作業のために何分も待たされるは気分が良くないです。
帰りのバスの時間だってあるのですから、さっさと写したいでしょうし、みんながそれを意識すれば順番待ちも短くなるのにと思います。
頂上が溢れるくらいの人ごみの状況ならともかく、この日のこの時間の頂上はそれほどではなかったので、早く別のところへ移ってほしかったです
こうやって、他人が映り込まないよう角度を変えたりする方をみると可哀そうだなと思います。この方の撮った写真、他人は写りませんが、おそらく後ろの風景は雲で真っ白のはずです。
今や誰もがSNSで投稿したりする時代ですから、多くの方が順番待ちをして写しています。見ず知らずの人が映り込んでいる写真なんて“映えない”でしょうし、仮にそれがアップされたら、写された側も自分のあずかり知らぬところで自分の姿がインターネット上で晒されてしまう危険もあるわけですから、そのあたりについては思慮を巡らしてほしいものです。
今回私は一人なので自分の写真なんて取りませんが、頂上の景色は撮りたいんです。
別に誰もいない風景じゃなければダメとかではないのですが、カメラに近い位置にいられると後ろの風景が映らないので、台無しになってしまうのですよね。
まあ、決まりがあるけではないので良い悪いもないのですが、周りへの配慮はいつどこでも必要かなと思います。
山の天気は変わりやすいを信じて待っていたら、少しだけ雲が晴れました~
乗鞍岳とほぼ同じ高さの御嶽山も、雲の上に見えました!
この景色が見たかったんですよね。
そういえば、8年前にもこの位置から御嶽山を眺めたのですが、その1週間後に噴火したってきいて当時びっくりしました。
無事に写真も撮れて目的が達成できましたので、早々に下山します。
本当は、頂上で食べるカップラーメンが最高なのですが、今回はひとりなのでなしです。
この時間(9:00頃)になると登山客も多くなり、途中の離合で譲り合う場面が多くなります。
そして、雲がますます厚くなっているようです。今回私も遅かったですが、やはり早朝の天気が一番ですね。
だいぶ下ってきたところで、登山道の整備をされている方々がいらっしゃいました。
もしかしたらボランティアかな?
こうやって整備してくださる方々がいるおかげで安全に登れるのだから感謝しなくてはいけませんね。
無事に肩の小屋まで戻ってこれました。
登りと比べてだいぶ楽で、やや小走り気味に降りてこれました。下りは体重が足にのしかかるため、ヒザに来るかなと思っていたのですが、痛めることもなく快調でした。
登山道は石とかゴロゴロしていて滑りやすく、人によっては下りの方が怖いと感じる方もいますが、危ない目に合うこともなく、以前の感覚が鈍っていなかったのがうれしかったです。
朝は雲に隠れて見えなかった雪渓です。
なんだかだいぶ小さくなってしまっていましたが、やはり今年の猛暑のせいでしょうか。
よ~く見ると…
雪渓の上に人がちらほら。
夏スキーでも楽しんでいるのでしょうか。
途中からこの虫にまとわりつかれました。
ペットボトルのキャップがお気に入りらしく、何度か振り払ってもキャップに寄り付きます。
このくねくねした道路は長野県側の乗鞍エコーラインです。
エコーラインも今は一般車の通行はできませんが、通行出来た頃は無料でした。
長野県側からエコーラインで上って、岐阜県側のスカイラインで下っていくのは最高でした!
当時はプレリュードでしたが、アコードでも走ってみたいです。
ちなみに、当時、エコーラインからスカイラインを走り抜けた時に撮った写真です。
畳平近くにある桔梗ケ原という直線が続く場所で、夕日が奇麗だったので、夕日をバックに撮りました。
スカイラインの閉門時間が迫っていたので、焦って写したのを思い出します。
バスターミナルがある畳平が見えてきました。
予想以上に頂上で時間を取られたので、予定していたバスには間に合いませんでした。
幸い30分後にもあったので、そちらのバスで帰ることに。帰りのバスはガラガラでした。
ちなみに、今回スタンプラリーなるものが実施されていたので、参加してみました。
場所は、ほおのき平バスターミナル、畳平バスターミナル、肩の小屋、頂上小屋の4ヶ所です。
それぞれに掲示してあるQRコードをスマホで読み取りダウンロードしたスタンプをそろえるとピンバッジがゲットできます。
頂上付近で電波が届くのか心配でしたが、何とか大丈夫でした。
もし電波が届かない場合は、QRコードで読み取ったダウンロード用ののURLを保存しておけば問題ありません。
せっかく岐阜にまで来たのですから観光も楽しみます。
一旦平湯に戻って温泉に入った後、高山市方面へ。
国道158号線沿いにあるお店で高山ラーメンを食べました。
高山ラーメンは麺が独特ですよね。ぱっと見インスタントラーメンの麺みたいなのですが、しっかりと美味しいです。
疲れた体にしょうゆ味が沁みます。
高山市内に着いて向かったのは、飛騨牛で有名なお店。
本当はここで飛騨牛を食べたかったのですが、一人だし、今回は生肉を買って自宅で楽しみます。
ちなみに購入したのは100g800円のお肉です。関東で買ったらきっと1,000円以上すると思います。
高山にも何度も来ているので、飛騨牛だけ買って早々に退散します。
帰りの高速は絶対に混むので早々と帰路に着きます。
しかし高山市内は暑い。快晴で気温も30℃を越えていました。
帰りは明るい時間帯ですし、せっかくなので旧道をつかって安房峠を越えていきます。
旧道に入ったころから、雨が降り出してきました。
乗鞍岳はどうだろうと、雨レーダーで調べてみたら降っているようです。
登山道は完全に雨ですね。やはり朝に登るのが正解です。
高山市内は晴れていましたので、北アルプスを境に天候が大きく分かれるみたいです。
峠を越えて長野県松本市側に下ります。
峠を越えた先に上高地乗鞍スーパー林道へ分岐する箇所があるのですが、閉鎖されていました。
あとで調べたら、ここから白骨温泉までの区間は復旧の目途が立っていないようです。
グーグルマップ上でも点線になってしまっています。
(画像はグーグルマップより)
長野県側の旧道は何度もヘアピンカーブが続く道路になっております。
こんな感じでコーナーが続くのですが、安房トンネルができる前まではこの道路を大型の観光バスが通っていたというのですから驚きです。
岐阜県側もそうですが、大型バス同士がすれ違えない箇所がいくつもあり、当時の峠越えは大変苦労されたのではないかと思います。
普通車同士ならなんてことはないのですが、それでもバスの後ろに追いついてしまったら同じですね。
松本インターへ到着です。
途中、上高地から帰る旅行者の車の集団に阻まれ、予想よりもだいぶ遅くなってしまいました。
途中、諏訪湖SAと…
釈迦堂PAで休憩。
渋滞につかまる前にしっかり休んでおかなくてはと目を閉じるのですが眠ってくれません。
前日ろくに寝ていなく、登山とロングドライブで疲れているはずなのですが、興奮状態が治まらい感じです。
とりあえず疲労は溜まっているはずなので、じっとして体を休めます。
寝落ちする気配がまったく感じられなかったので、これなら明るいうちに行けるところまでかっ飛ばした方が楽かなと、短い休憩にして車を走らせました。
ついに渋滞につかまりました。
談合坂SAよりも前からの渋滞なので、大渋滞ですね。
八王子JCTまで90分か…
諏訪湖SAで売っていた峠の釜めし弁当、親の分まで買って、待っていてもらっているんだよな~
事故か…
渋滞の直接の原因はこれではないと思うけど、車線規制しちゃっているからこれも影響しているな~
いわゆる事故見渋滞も引き起こしていそう。
オカマ掘ったのかな? 渋滞って事故を引き起こしやすいんですよね。
イライラするのも分かるのですが、気を付けないといけませんね。
渋滞のなか進展の遅い時間を過ごすことに我慢できなかったので、談合坂SAにあるスマートICから高速を降りてしまいました。
下道を走るのは高速よりも疲れるのですが、頭の中がON状態で冴えまくっていたので、時短にチャレンジです。
でも、このIC利用するの初めてなんですよね。
帰りもETC割引が効いて良かったです。
案の定、道に迷いました。ナビ使っていなかったので…
標識どおりに走ってきたはずが、方向がなんかおかしい。
ここで初めてナビをON!
とりあえず目的地は自宅で良いでしょう。
しかし街路灯もない道なのであたりは真っ暗!
こんな時もLED化したハイビームが役に立ちます。
そして緊張感からか完全に頭がフル回転状態です。
結局、道なりに進むしかなく、そのまま走っていったら国道20号にたどり着きました!
ここに出てくるのか… 標識どおりで合っていたようです。
迷ったけど、新しい裏道を発見したと思えば結果オーライです。
あとは知った道なので、時間的な最短ルートを突き進み、目標時刻よりも少し遅れた時間に帰宅できました。
帰宅後、さっそく峠の釜めし弁当をいただきました。
いつも通りの味でしたが、完全に冷めきっていましたね。売れ残っていたのかな?
やはり、本場の横川のお店で買わないと回転が悪いのかもしれません。でも美味しかったので買って良かったです!
その夜はぐっすりと深い睡眠がとれるかと思ったら、興奮冷めやらぬ状態でよく眠れませんでした。
どうも副交感神経が鈍っているようです。
運転も登山もひとりで、どちらも気を抜いたら大事故に繋がることもあるので、ずっと緊張していたんですね。だからすぐには緊張がほぐれないみたいです。
思えば、今回は出発から帰宅まで気が休まる暇がないほど、ある意味とても充実していたドライブでした。
仕事の事とか抱えていた悩みとか、もう完全に忘れていました。
少々大袈裟ですが、山に登って限界まで自分の体を酷使したことで、まとわりついたストレスとか負のエネルギーも吹っ切れた気がします。
そして、よく眠れなかったはずなのに翌朝も寝坊することなく、気持ちよく目が覚めました。なんだか体が軽くなった感じです。
翌日は、汚れた登山靴をきれいにしてあげました。
そして夕食は、高山で買ってきた飛騨牛でしゃぶしゃぶです。夏だけど…
うまいお肉をたらふく食べたら、今度は寝落ちしてぐっすり眠れました。やっと体が元に戻ったようです。
今回の登山で、体を動かすことは健康に良いということが良くわかりました。
これからもお仕事頑張れそうです!
最後までご覧いただき、ありがとうございます m(__)m