内容は2か月くらい前の作業です。
施工後の状態を見てからのアップになるので、遅くなりました。
GSのフロントウインドウには撥水剤を塗布しているのですが、これによりワイパーがビビりやすくなってしまいます。これを解消するための商品がグラファイト加工されたワイパーゴムで、アコードの時から使っています。
グラファイトとは炭素の結晶で、摩擦抵抗を軽減する特性を持っているらしく、ワイパーゴムの表面にコーティングされているのですが、コーティングが薄いのか使っているうちにこのコーティングが落ちてきてしまうんですよね。私の場合半年に1回はワイパーゴムを交換しないとビビりが再発してしまいます。
そして今年も夏の終わり頃からビビるようになってきました。ゴム自体は傷んでいるわけでもないので、その都度交換というのはもったいない気がします。
そんな時にYouTubeで見つけたビビり対策がこの「モリブデンコート5555」をワイパーゴムに塗布するというものでした。あまり詳しいことはわかりませんが、モリブデンもグラファイトと同様に個体潤滑剤らしく、これをワイパーゴムに塗布することで摩擦が軽減されるらしい。
秋の長雨の時期でもあるし、値段もワイパーゴム1セット分よりも安かったので購入して試してみることにしました。
ワイパーゴムの先端に塗り付けるには、歯ブラシが最適らしいのですが、先端部分は細いので100円ショップで子供用の歯ブラシを買ってきました。
モリブデンコートはスプレー缶なので、いったん染み込まない適当な場所に吹き付けて、それを歯ブラシですくってゴムに塗布していきます。
私の場合、牛乳パックの裏を利用しました。
速乾性の潤滑剤のため、5~6分で乾燥して使えるようになるのですが、念のため吹き付けてから10分待って取り付けました。
実際、雨の日に使った感想ですが、確かに滑らかにワイパーが動くようになりました。但し何本か線が残ってしまい、完全なクリアな視界にならず残念な状態でした。
どうやら、モリブデンコートの塗布にムラができてしまい、ゴムの先端がカラス面に均等に当たっていない模様。
外して見てみると、ムラはもちろん塗布できていない場所もあり、手で塗り込むのは現実的ではないと感じました。
よく考えたら、モリブデンコートはスプレー缶なので、均一に塗るという点では直接吹き付けた方が良かったのではという結論に至りました。
ということで、前回塗布したモリブデンコートは、ジッポライターのオイルを使いいったんすべて落とそうかと思ったのですが、厚く塗ってしまったところもあってうまく落とせなかったため、ゴムを新しく用意しました。
ちょっともったいなかったのですが、また同じように線ができては意味がないので新たに購入することにしました。
新しいゴムですが、モリブデンコートが定着するよう、表面のグラファイトは思い切ってジッポライターのオイルで落としました。
続いて、ワイパーゴムの先端以外にはスプレーしないよう、マスキングテープで覆います。
スプレーのおかげで、均一に塗ることができました。裏面も同様にスプレーし、乾燥後にブレードに取り付け、車両に戻しました。
後日、雨の日に状態を確認したら、確実に視界が良くなっていました。耐久性がどれくらいか気になるところですが、従前のワイパーゴムよりも滑らかに動くので長持ちしそうです。効果が切れてもゴム自体が無事ならばまたスプレーすれば良いだけなので、経済的にも効果があると思います。
さて、折角なのでN-BOXの方にも施工することにしました。N-BOXのフロントウインドウはGSと違って角度が立っているので、ワイパーゴムがウインドウに押し付けられる力が弱く、ビビりは生じにくいのですが、滑らかに動くことに越したことはありません。
N-BOXの場合は、ゴムよりもブレードの方がボロボロだったので、ブレードごと購入しました。
すでにセットされているワイパーゴムをブレードから引き抜き分解します。
ブレードからゴムを外すときは、ゴムを傷つけないよう丁寧に引き抜きましょう。
ワイパーゴムの先端以外をマスキングします。
モリブデンコートを吹き付けます。
乾燥後、続けて裏面も施工。
今回用意したブレードは、元から付いていたものと同じNWBの商品でしたが、ブリッジの構造が違っていました。
元々のブレードは色褪せて、所々サビも発生していたので交換にはちょうど良いタイミングでした。
ちなみにリアワイパーのゴムですが、リアはほとんど使わないので今回は施工しませんでした。ブレードもプラスチックでそれほど劣化していなかったので新しいゴムに交換だけしておきました。
来年の梅雨が過ぎるまで、今回施工した効果が続くといいなぁ…
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2024/11/24 22:39:26