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2013年08月12日 イイね!

三菱自動車 アウトランダー PHEV リコール 経緯 と 対策 の 詳細 を 発表 : レスポンス ・・・・

三菱自動車 アウトランダー PHEV  リコール 経緯 と 対策 の 詳細 を 発表 : レスポンス ・・・・











< レスポンス 関連記事 以下抜粋 >



三菱自動車 アウトランダー PHEV リコール 経緯 と 対策 の 詳細 を 発表


【 レスポンス : 2013年 8月12日 ( 月 ) 】



◆ バッテリーパック の 火災 を 含む 4件 の トラブル



8月9日 三菱自動車 による ジャーナリスト向けの

「 アウトランダー PHEV リコール 経緯 」 に 関する 説明会 が 開催 された。


まずは 騒動 の 成り行き を 振り返りたい。


騒動 は 3月27日 に 三菱 による

「 水島製作所 に おける 電気自動車用 バッテリーパック の 火災 に ついて 」 と いう

リリース から 始まった。


3月18日 岡山県 倉敷市 にある

同社 の 電気自動車用 バッテリーパック 組立工場 である 水島製作所 に おいて

バッテリーパック 1個 が 検査工程 の 中 で 発火 した。


また 同 27日 には

「 3月20日 に アウトランダー PHEV の リチウムイオン電池 の 電池セル

および 駆動用 バッテリーパック の 一部 が 溶損 」 という リリース も 発表。


三菱 は これを リコール として 「 アウトランダー PHEV 」 の 生産 を 停止 させ

原因解明 に 乗り出した。


そして 6月 に 原因 を 確定

すでに 生産済み であった アウトランダー PHEV ( 約 4,000台 ) の ほとんど は

電池交換 を 済ませた という。



◆ 不具合 の 原因 は 新しく 導入 された 検査工程 に あった



不具合 の 調査 は

三菱自動車 と 電池 を 製造 する リチウム ・ エナジー ・ ジャパン社 ( 以下 LEJ社 )

その 親会社 である GS ユアサ の 3社 に よって 行なわれた。


その 調査 で 原因 として 特定 されたのが

2012年 11月 に 導入 したばかりの 新たな 「 スクリーニング工程 」 であった。


スクリーニング工程 とは

完成 した 電池 に 様々な 方向 から 振動 を 与えることで

異物 の 混入 した 電池 を 洗い出すもの。


この 工程 が 新規 に 追加 されたのは

すでに 発売 されている 電気自動車 「 i-MiEV 」 で いくつか 発生 していた

電池 の 製品不良 ( 満充電 できなくなる ) を 防ぐのが 目的 だ。


製品不良 の 原因 は 製造工程中 の 電池内 への 異物混入 で あったからだ。


しかし 三菱 では この スクリーニング工程 を 完全 自動化 できず

手作業 で 行なわれること に なった。


ちなみに LEJ社 による 同 リチウムイオン電池 の 生産 は

同工程 以外 は すべて 自動化 されていた。


ここで ふたつ の ミス が 発生 した。


ひとつは 振動 を 与える 検査機 の 強さ の 設定 を 誤り

既定値 の 数倍 の 力 を 加えてしまった と いうこと。


これにより 電池内 の 負極板 の 一部 が 剥離

内部 の 微小短絡 を 発生 させてしまったという。


そして もうひとつ の ミス が 電池 の 落下 であった。


1個 の 電池セル の 大きさ は VHS ビデオ 程度 で

重さ は 約 1kg だと いう。


それを 手作業 で 測定機器 に 入れたりする 中 で 落下 させた と いうのだ。


落下 自体 は 数十件 発生 しており

その ほとんど が 取り除かれたが わずかな数 が そのまま 製造ライン に 残り

製品 に なってしまった と いう。


落としたのは 約 1.1 m の 高さ からで 床 は コンクリート。


調査 の 中 で 測定 したところ 落下 に よって

電池セル には 400 ~ 500 G もの 力 が 加わる と いう。


これにより 電池内 で 正極材 と 負極材 を わける セパレーター が 傷み

その後 の 販売店 による 充電 に よって 内部ショート = 電池 の 一部溶損等 が

発生 してしまったのだ。


「 アウトランダー PHEV 」 の 電池 の 筐体 が 丈夫 な ステンレス製 であり

落下 により 外観上 の 傷 が つきにくかったことも

問題 ある 電池 が 製造ライン から 取り除かれなかった 一因 でも あった と いう。


ちなみに 電気自動車 などに リチウムイオン電池 を 搭載 するときは

交通事故 による 衝撃 に 耐えること が 求められる。


しかし 三菱自動車 による テスト によると

時速 55 km による フルラップ 前面衝突時 に かかる 搭載電池 への 衝撃 は 約 53 G。


時速 50 km での フルラップ 後面衝突 でも 約 32 G。


つまり 約 1.1 m の 高さ から コンクリート床 へ 電池 を 落とす 衝撃度 は

車両 搭載時 の 衝突実験 の 6倍 以上 もの 大きなもの で あったのだ。


また 水島工場内 で 発生 した 電池パック の 火災 の 原因 も

落下 による 内部ショート で あった。


検査工程 の 作業性 向上 の ために 実車 搭載時 には

密閉 される パック の フタ を 開けていたため

密閉状態 の 実車 であれば 加熱 ・ 発煙 で 済むところを

空気 が 流入 したため 火災 にまで 事態 が 悪化 してしまったのだ。



◆ ヒューマンエラー を 防ぐため 工程 を カット



調査 の 結果 原因 は ヒューマンエラー に あった。


製品不良 を 減らすために 追加 した 工程 が

逆に 足 を 引っ張ってしまったという なんとも 皮肉 な 騒動 で あったのだ。


そこで 三菱 と LEJ社 は いくつかの 再発防止策 を 導入 した。


まずは 問題 を 引き起こした 「 スクリーニング工程 」 を 廃止。

製造ライン に 人の手 が 介在 しないように した。


また 運搬 などの 作業 を ビデオ で 監視 することに。

万一の 落下 が あれば すぐに 分かるよう に したのだ。


また そもそもの 課題 であった 異物混入 による 製品不良 を 減らすために

製造スペース に おける 集塵機能 を 強化。


空気中 の チリ などを 減らすこと で 電池 への 異物混入 を 減らす。


そして 完成後 に 行なう 異物混入判定 の ための 観察時間 を

従来 の 6日 から 2倍 となる 12日 に 延長。


これにより 判定 の 精度 を 高めて 製品不良 を 減らそう と いうのだ。


また 製造現場 の 安全性 向上 の ために

燃えた 電池 を 消火 するための プール も 新規 に 用意 された。


水没 させて 酸素 から 遮断 することで 電池 を 鎮火 させるためだ。


今回 の 騒動 は 結果的 に

3月18日 の 水島製作所 での 火災 を 頭に

3月21日 / 3月23日 / 3月27日 と いう 3件 の 販売店 での 不具合

つまり 合計 4件 の トラブル で 収束 した。


1件 が 工場 で 3件 が 販売店 での 発生 であり

ユーザー の 元 での トラブル は ゼロ。


人的被害 の 発生 も ゼロ ということで ギリギリ の ライン で 踏みとどまった。


アウトランダー PHEV は この夏 の 夏季休暇後 から 生産 を 再開 させる と いう。



≪ 鈴木 ケンイチ ≫



この 記事 の ソース は   こちら




Posted at 2013/08/12 13:36:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 三菱自動車 関連情報 | 日記

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